映画はなるべく映画館で観たい派。定位置は後方壁際。
何でも観てみようって心がけてはいるものの、たぶんどこかに偏っていると思う。
破滅的で不毛な感じにびっくりしたが、今や生半可な甘い希望とか描いていられない状況なのかもしれないな、と思って暗澹とした。
そして薬物ダメ!ゼッタイ!ろくなことになりませんがな。
これは明確に「社会派>>続きを読む
キルギスの、失われゆくものを惜しむ話なのだろうと思う。馬と共に生きることもなくなり、後から入ってきた(らしいよ)イスラム教に伝統文化が否定されたり。それに対していても立ってもいられなくなった主人公の衝>>続きを読む
親の代からラブレス…って感じで非常につらい話だったが、ロシアには行方不明者を本格的に組織だって探してくれるボランティア組織があるのを知って感心した(それだけ警察はアテにならない訳だが)。川をさらったり>>続きを読む
どうなるのどうするのどっちの味方なのえーー!そうくるーーー?と、長さを感じず楽しめた女スパイもの。ロシア人みんなずーっと英語喋ってたけど気にしなーい、エンタメだもーん!
悪者がプーチン顔だったのも面>>続きを読む
試写会にて。
ラッカの現状についてのドキュメンタリーかと思っていたら、ラッカについて国内外から情報発信を続ける市民ジャーナリスト組織についてのドキュメンタリーだった。邦題はその組織名まんま(RBSS:>>続きを読む
クオリティたけえ!と思いながら観ていた。
社会がどういう状況だとか、その裏で何が起きているか、登場人物の立場や事情がすーっと入ってきて分かりやすい。実に考え抜かれた構成だと思う。俳優陣の演技も素晴らし>>続きを読む
ギンレイにて。
徹底して俯瞰視点を入れず、現場のせまーい視点だけで繫いでいったのが、臨場感が得られて面白い。向こうでは有名な史実だから、それでも観客は問題ないんだろう。自分は『人生はシネマティック!』>>続きを読む
イスラーム映画祭にて。
モロッコの映画で、お家の中のタイルが滅茶苦茶かわいい!フードつきのコートかわいい!
若くて美人の第3夫人と衝動的に3回目の離婚をしちゃった男が再々々婚を画策する話。
そのために>>続きを読む
イスラーム映画祭にて。
善良で敬虔な貧しいイスラム教徒のご夫婦が、一生に一度のハッジへ赴くために奔走する話。初めての旅行会社、初めてのパスポート、身も心も清らかに行くために清算しようとする過去の小さな>>続きを読む
イスラーム映画祭にて。タジキスタン映画。
完成度高い!監督さんはどんな映画的バックグラウンドの方なんだろうと気になった。
斜面で上村・下村に分かれている小さな架空の集落の間に突然国境が敷かれてしまう>>続きを読む
ポケベル、公衆電話、ナチュラルボーンキラーズやレオンのポスターを部屋に貼る主人公…。「あの頃」の青春映画に郷愁を感じてしまって、ワシも年をとったのぅ、とつい。
あぁそれにしても、あのマンションのロケー>>続きを読む
キャスティングが最高で、前作からの間にさらに好きになったり、顔を覚えたりした人も多く、それぞれが生き生き描かれていて楽しかった。
メインキャストはみんなこれからも映画やドラマを引っ張っていくのだろう>>続きを読む
不穏でちょっとズレた感じが良い。
もっと理由なく不条理に巻き込まれる話かと思っていたら、案外筋が通っていた。医者に自分の家族があんな目に遭わされて、然るべき能力があったなら、あんなんじゃ済まないわ!>>続きを読む
パターソンのおじいちゃん版みたいで楽しかった。
デヴィッド・リンチがリクガメを愛するおじいちゃん役で出てきて、「turtleじゃない、tortoiseだ!」といちいち訂正していたので、もうカメの英単>>続きを読む
TOHO日比谷の試写会にて。
意味ありげに子猫が出てきたので、この子に何かあったらどうしようと気が気でなかったが、無事でした!なので安心して他を楽しんで下さい。
「俺たち友達だから」的な考え方は笑>>続きを読む
@イスラーム映画祭
戦死した男性の遺体取り違え疑惑の話。黒焦げで分からないけど、割礼の跡がない。異教徒では?誰なの?埋葬どうするの?と大混乱(あぁ…服で覆われてた部分はダメージが少ないのか…)。
コ>>続きを読む
@イスラーム映画祭
父親の死による経済的事情から、クリスチャンの私立学校から公立校に転校し、ムスリムの同級生に囲まれることとなった少年の苦労話。
シング・ストリートのエジプト版だね!これはどうやって>>続きを読む
苦手なタイプだろうなとは思っていたが、ここまでつらい思いをするとは思わなかった。
とりあえず上手くいかないことを東京のせいにする人は出て行けばいいのにと思った。ばっかみたい。
あんな風に世界を眺めて>>続きを読む
建造物の撮り方がとても美しい作品だった。観覧車のゴンドラの上の部分、主人公が左遷される倉庫の棚の列や階段、斜行エレベーター、線路と防音壁…。どれも物凄く格好良く見えてうっとり。
役者さんの演技も良か>>続きを読む
猫が死ぬのにびびってデルトロは観に行けないのに、ハネケが『ハッピーエンド』とか言うなら観ないと、と思ってしまう。全体的に不愉快なの分かってるのに。
序盤で「こんな匙加減」と、どーんと示されるので、な>>続きを読む
シェイプ・オブ・ウォーターは猫が酷い目に遭うから注意が必要で(お陰で迷っている)、本作は観光シーンがやたら長いのに注意が必要という予備知識を得て。
なるほどそうですな。
それはともかく。今時、テロリ>>続きを読む
ミュージカルは合う合わないがあるんだけど、これはノれた。サーカスは好きな題材だし、流れるような構成や華やかな見せ方が見事。ゴージャスな花火をうわー!と楽しんだ感じ。
テーマ的には、今になってもこれか>>続きを読む
色彩かわいい!この可愛さでキツい部分がかなり緩和されてて有難い。
色んな事情で親と暮らせない子供たちの施設が舞台というと、日本には松本大洋の『Sunny』があるので、そちらを思い出して、おおフランスの>>続きを読む
窪田正孝のキョドり演技が絶品だった。
それはさておき、面白かったりリアルだなぁと思ったところもあれば、えーやり過ぎてコントみたいって思ったところもあり、全体的な印象はビミョウ。姉のキャラが大袈裟過ぎ>>続きを読む
リリー・フランキーの「自然体」はもうお腹いっぱいだわ、とスルーする予定だったんだけど、お葬式の話だということで鑑賞決定。冠婚葬祭の話は好物なので。
無駄に豪華なキャストがバランスを悪くしていたきらい>>続きを読む
映像は美しかった。特に序盤のスケボーや自転車のシーンやサーフィンの波(サーファーってあんなに素敵な光景を見るのか!と思った)。あとは事故直前の風景。
それにしても群像劇って難しいものだったのだなと実>>続きを読む
WOWOW録画。
チアダンス部の鬼顧問が天海祐希で、ダンスは素人だが笑顔だけは最高な部員に広瀬すずっていうキャスティングは完璧。広瀬すずはほんとにキラキラしていて目を引くね。
実話だし、女子高生のチア>>続きを読む
Filmarks試写会にて。ありがとうございました。
宣伝のような騙される!系というよりは愛と狂気の物語で、騙されまいと身構えるよりも、じっくり小説を読むように観た方が合うのかも。後味はざらぁっとし>>続きを読む
編集の妙を楽しむ感じだった。考え抜かれて作られているものを観ると、そりゃあテンション上がる。人や車をどう動かし、どう撮影して繫ぎ、音楽と合わせるか、緻密な計算が成されているのだろう。あと20分位詰めて>>続きを読む
何故か今まで観たことなかった超有名作品。
「鳥が急に襲ってくる」という予備知識しかなかったため、最初の50分位、2時間しかないのにまだ襲ってこない…まだ来ない…(画面上はラブコメと男の母親問題)と、無>>続きを読む
私のレオ様はこちら。ああ素敵なおじいちゃんに…!
光いっぱいの中で、生も死も幽霊もごちゃまぜで、死は決してネガティブなものではなくて、とても気持ちの良い映画だった。
子供達の無駄なおしゃべりがとても>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。猫受難注意物件(あからさまにぬいぐるみだったけど)。
タイトルでまず「健康な心臓」を連想してしまって。そしたら主人公が心臓病でね(不健康な心臓…)。やっぱり心臓の話?つま>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。毎年楽しみなピアノ伴奏つきサイレント映画。今回は北極海で活躍する漁師兼猟師の話。船長の自慢の娘を取り合うおとこのせかい。
ストーリー自体はシンプルで、娘に片思いしてた船長>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。
妻の浮気でぎくしゃくした夫婦が、夫の父親の遺体を引き取りにデンマークからプラハにやって来る。そこでさらにぎくしゃくするわ、失踪して疎遠だった父親の新事実は判明するわで揺>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。
海外養子縁組でコロンビアから孤児を引き取ったノルウェーの夫婦。夫は仕事優先で子育ては妻に任せきりだったが、その妻が事故死。夫は子供を持てあまし、元の親に返せないか模索す>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。
監督と主演女優のご夫妻トークつき。
これはJALがヨーロッパの数カ国に就航した記念の企業映画だったそうで、JALが移動の飛行機代と1千万の出資だったと。当時の映画製作の>>続きを読む