ノーザンライツ2018にて。
監督と主演女優のご夫妻トークつき。
これはJALがヨーロッパの数カ国に就航した記念の企業映画だったそうで、JALが移動の飛行機代と1千万の出資だったと。当時の映画製作の>>続きを読む
ノーザンライツ2018にて。タイトルがかわいかったので選択。ジャームッシュ+カウリスマキ風味のモノクロ3きょうだいロードムービー。無愛想なのが逆にかわいい系。
冒頭、茂みに囲まれた荒れ果てたヘリポ>>続きを読む
仮釈放中の殺人犯達それぞれのキャラクターの良さや、出てくるオリジナルの奇妙なお祭りが興味深く(「見てはいけないから儀式の間は住民は家に入る」というものなのに、観客に直視させる構造も笑える)、面白く観た>>続きを読む
松坂桃李は旅人に続き、また目が光る役なのですね。
朝ドラの役があんまりだったので、口直しのつもりで観た。
松坂桃李も爆弾魔も高笑いしなかったし、緊迫した場面で誰かが演説を始めてその間、その場の全員が>>続きを読む
この作品、予告を作るのがとても難しかっただろう。すっごく良い映画でも、「こういう話だろう」と期待して観て全然違うと、あれ?とガッカリしてしまうことがある。これはとてもいい作品だし、できるだけフラットな>>続きを読む
予告編からの予想を全く超えてこない感じで、ギンレイで後追いぴったり物件だった。全ての出来事がほどほど。
でも、薬物依存の治療で使う薬にさらに中毒性が…みたいなことは知らなかったので、後で調べて勉強にな>>続きを読む
開始から秒でびっくり跳び上がる。
題材は韓国で実際にあった社会問題。本人に許可なく入院させることができる制度を悪用して、相続問題などで邪魔な人物を病院に放り込む事例が相次いだことに基づく(本作公開後に>>続きを読む
考えてみればそもそものことの起こりは、嫌がるビリディアナを「行くべきよ」とおじの元へ無理矢理行かせた尼さんで(あんな美人を!独身(変態)男の元へ!)。
「私、いつも神の御許で正しいことしてるわ!」って>>続きを読む
『砂漠のシモン』と2本立て。おっぱい2本立てかこれは。
有名な眼球プチッと切るシーンと手のひらの穴から蟻がうじゃうじゃ出てくるシーンしか覚えてなかったけれど(そこだけ紹介映像とかで見る機会が多かった>>続きを読む
宗教なんてアハハハハハハって感じが良かった。願う時だけ平身低頭、叶うと当然って顔する信者とか、奇跡に対して見る物見たから帰ろっかってだらっとしてる群衆とか、凄いおっぱいに抗うシモンとか。
やたら見事>>続きを読む
もう少しサスペンスフルなのを想像していたのだが、どちらかというと相手を思い遣れなかった感じの悪いキャリアウーマンの心の旅的な。こういうのだったのか!と思いながら観ていた。
カップル2人の生活ぶりは時>>続きを読む
ポーランド映画のつもりで行ったら、ん?英語?シリング?フットボール?英国か舞台は!ってなった。
主人公は公衆浴場で働き始めるのだが、男性女性に分かれてて、さらに個室なのね。で、係員が部屋に案内してタ>>続きを読む
レイプシーンこんなにあるし女性が殴られるのもつらいし、性癖が自分には理解しがたいジャンルで、もはやなんとも言いようがないが、フランスでは遺灰は撒いてしまってプレートだけ墓碑として残す(壁面にタイルみた>>続きを読む
「何故か」お屋敷から次々去って行く召使いたち。「何故か」お屋敷のサロンから出られなくなってしまう主人と客20人ばかり。屋敷の外では出てこなくなった人を案じつつ「何故か」誰も近づけない。理由はない(のか>>続きを読む
色使いから画面構成から脚本からキャスティングから、がっちり考え抜かれて作られていて、もうそのこだわりだけで嬉しくなってニヤニヤしてしまった。映画2本分ぐらいのみっしりさ。小説を読み進めるうちに主人公の>>続きを読む
2017年映画納め。
ユダヤ系アメリカ人ホロコースト研究者が著書で否定論者を批判したらイギリスで名誉毀損で訴えられた、実際の裁判を元にした作品。「相手の言ってることが滅茶苦茶である」ということを立証す>>続きを読む
かんぜんに松岡茉優目当て。
恋愛こじらせ脳内だけきゃーきゃーメンヘラ女子なんて、彼女が演じなかったら観てらんない(モテキが森山未來じゃなかったら無理だったように)。もう!ほんとに松岡茉優以外考えられな>>続きを読む
途中まで観た段階で同僚に「よく知らないおっさんが、玄関先にプレゼント置いてったり、昼間一人の時に親しげに訪ねてくる。テレビの配線もやってくれる」と説明したら、「考えてみるとサンタクロースも怖いよね、年>>続きを読む
松田龍平が高等遊民みたいなキャラハマり過ぎて凄かったし、子役もかわいい。
しかし台詞回しが部分的にだけ昭和だったり、ハワイ編は撮ってる側が「わー!ハワイめっちゃきれー!」ってテンション上がっちゃった>>続きを読む
巨人の語る物語は、絵がとても綺麗だったし、矛盾をはらんでいて魅力的だった。が。
子供が見る幻が、子供に自分の中のダークサイドと対決させるというのは昔読んだ『かかし』と似ていたけれど、本作はもっと厳し>>続きを読む
事件を解決しているのはワトソン博士で、シャーロック・ホームズは雇われポンコツ役者が演じている、ワトソンが創り出した架空のキャラクターだった、というホームズパロディもの。
そのキャラの方が人気が出ちゃっ>>続きを読む
WOWOW録画。
単なる停電ではなく、電気で動くもの(電池も自転車のライトも)全てが使えなくなる話、だったとは。なんかある種の不条理モノコメディ的だった。「何故か部屋から出られない」とか「何故か渋滞が>>続きを読む
WOWOW録画。豪華役者陣。
とある精神状態で観たら死にたくなる人いそう。
ここに出てくる就活のシステムやTwitterやLINEが、あと10年したらどんな風に見えるんだろう?どんな風にその辺の世界>>続きを読む
映画撮影の現場の話かな?アメリカの夜みたいな?ビル・ナイが出てるし観てみよう、というノリで出かけたら、二次大戦中の英国でダンケルクの撤退を題材にしたプロパガンダ映画を作る話だった。へー、こうやって企画>>続きを読む
こういうの良い映画っていうんだろうな、と思った。一旦負った傷は忘れることはできない。なんとか折り合いをつけ、周りの人とともにそれでも生きていかなければ、ということを静かに描いた映画。所々コミカルな部分>>続きを読む
初期の短編フィルムとご本人の解説。
映像や内容の気味の悪さも独特なのだが、神経に障る繰り返し音の使い方が初期から際立ってる。
主演の俳優さんはインド人の良い役総取りみたいになってるけど、実績なのかエージェント力なのか発音なのか。きっとたくさんいるであろう他のインド系役者さんに、なかなかチャンスは来ないものですな。
構成>>続きを読む
前作に引き続き映像や色や言葉の響きにめくるめった(前作の方がちょっとスキかな)。
年をとってから「父親との葛藤」とか「父親との和解」とかを描く監督さん結構いる気がするが、男の子は父親との関係性をずーっ>>続きを読む
今更だけど観たことがなかったので、ネトフリにあった新しいバージョンを先に。真面目に作ってあるけど平板だなぁという印象。
神野三鈴っていう女優さんの声が良かった。舞台中心のひとらしい。
近いうちに喜八>>続きを読む
カウリスマキが描いた「今の世の中」。自分の国を出ざるを得ない人々、それを排斥しようとする人々、遠回り過ぎるルール、実情にそぐわない決定をする行政、手をさしのべる人々、暴力…。決して「悪い人もいるけど、>>続きを読む
今までいくらでも観る機会はあったのに、この度はじめて鑑賞。よかったわー。
あの時代、あの土地ならではの混ざり合い方をした、色んな状況の人々の間で、必死でむきになって墓穴を掘りまくる主人公と、ひたすら>>続きを読む
カウリスマキお薦めフィンランド映画特集にて。このトナカイ遊牧や綺麗な民族衣装…サーミ人の文化なのだろうか?
こんなにたくさんのトナカイが出てくる映画は初めて観た。
最近、ノルウェーのニュースで飼って>>続きを読む
デヴィッド・リンチの1話3分位の連続アニメ。ず、ずっとほんとにこのままの調子でいくのか?と思ったが果たしてずっとそのままだった。
あまりに突拍子がなくて、一度くらいは観て良かったとは思うものの、つかれ>>続きを読む
90年代、アパルトヘイト時代末期に活躍した、実在の南アフリカの報道カメラマン達を描いた作品。
パッケージの印象より内容は硬派でなかなか。内戦の描写は迫力があった。
「救助より撮影を優先するのか」と>>続きを読む
たまに外国の映画で「他人にあれだけのことをしてもらって、ありがとうすら言わないのか?」と思うことがあり、これにもかなりそれを感じたけれど、大きな文化の違いなんだろうな。もちろん不当な目に遭っているわけ>>続きを読む
自分の中でフィリピン映画が今一番アツいのだが、そういえば前WOWOWでなんかやってたの録画してたよ私!と、探してみたらこれだった。
ストーリーとか撮り方とか、割とリリカルかつ小綺麗にまとまってて、あ>>続きを読む