窒素さんの映画レビュー・感想・評価

窒素

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

公開当初に観にいった友人からの評価は良くなかったんだけど、面白かった。

彼女は「男が見た女って感じ」って言ってたけど、むしろ劇中の男性が「女から見た男」って感じだなって思った。
子どもの頃は“Poo
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

展開が早くて緊張感が続くから助かる。
スピード感の中でも心情や性格の描写が丁寧で、それぞれのキャラクターが立ってるのが良い。
誰が死んで誰が生き残るのか、最後まで予想がつかなかった。

人体破壊がとに
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

映像や音楽、それにフレーズも含めて美しい作品だなと感じた。

エリオの両親が本当におおらかで見守ってくれる存在なのが救いなんだけど、逆に結末の残酷さが際立ったようにも思う。

エリオがオリヴァーの行く
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.9

単純明快、勧善懲悪の正統派ファンタジー。『チャーリー〜』のブラックさはないので、お子様連れも安心。

ネットで「全然違う」と言われている意味はよくわかった。でもたぶんそれはティム・バートン版が改変多い
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.5

試写会で鑑賞、IMAXとは太っ腹!
実はIMAX初体験。前方席で見づらいかな?と思ったけど、没入感がすごかった!
マッツガチ恋距離で息止まった。

世界的なシリーズ作品で、しかもブランクがあっての最終
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

何度もは観られないけど、多くの人に届いてほしいし、勧めたくなる。でも、信用している人にしか勧められない、そんな印象の映画だった。

時系列の構成が最大限活かされる演出がすごすぎる。
些細な一言が、行動
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

伏線回収が抜かりないの本当に好き。中盤ちょっとだけ冗長に感じたけど総じて面白かった。

途中の怪異描写、結構ちゃんとビビってた。ホラー系の耐性がまったくないので、、
七瀬にヘブンズ・ドアしようとしてや
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ楽しかった、仕事のストレス吹っ飛んだ。
初4Dだったけど、特殊効果になんか緊張してちょっと疲れたのでこのぐらいの尺でちょうどいいかも。

ちょうどゲームやってた世代なので思い出とともに刺さ
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ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.5

アクションシーンは良かった。異能力者バトルはやっぱりアガる。
ただ序盤〜中盤は中弛み感があったのと、テーマだから仕方ないけど「「「「「愛!!!」」」」」のゴリ押しがちょっとクドく感じた……
長くとも2
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アニメ観にいったと思ったらアクションだった。
特に試合シーンの音の表現・構成が最高すぎる。BGMも、効果音も、無音の瞬間も、臨場感と疾走感に釘付けになった。個人的にはベイビードライバー観たときに似た高
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

長尺だけどあっという間だった。
性・ドラッグ・暴力・下品描写の全部盛り、文句なしのR-18という感じ。
親とは見られないな(見なくて良かった)。
「映画ってここまでやっていいんだ」が最初の感想。
ネズ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

身内からの前評判は芳しくなかったけど、気になっていたので鑑賞。
アクションの基盤がカンフーなのもあり、全体的なスケールはほかのマルチバースものに比べるとそんなに大きくないけど、小さな世界・限られた人間
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

猫が理不尽に死んだのだけ許せないけど、全体としてほどよく力の抜けた空気感とハラハラするシーンの緩急があって、あっという間だった。
陰謀、殺人鬼(暗殺者?)、秘密結社とワクワクする要素がありながら、コミ
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Virginia/ヴァージニア(2011年製作の映画)

3.0

映像と題材はわりと好きなタイプだったかも。ただ、かなりの大風呂敷。観た後にスッキリはしない。
夢と現実を行き来する系のやつなので、どこからどこまでが夢で、どこまでが現実で真実なのか、すべて霧の中という
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

裏切らないハッピーさ!ご都合主義感は否めないけど、それはシリーズ自体のご愛嬌だし安心して観られるからそれはそれで良い。
何よりマッツデルバルドが最高すぎた……ずーーーっとクールでエレガントでスタイリッ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.4

試写会で鑑賞。
カジュアルに関係を持つのがわりと当たり前な中で、それでもそれだけじゃ終われない、埋まらない、通じ合えない愛のかたちを丁寧に描いていた印象。
お涙頂戴の演出もなく、綺麗事ばかりでもなく、
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.8

はいはい社会派社会派〜ぐらいの気持ちで見てたらじわじわ巻き込まれてく感じにハラハラしてきて「ウワ〜〜〜!!やめてくれ〜〜〜!!!」ってなった。ストーリーのエンジンかかってきてからは安心できるシーンが本>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

錚々たるキャストで興味あったのと、実在のブランドに関する暗殺事件を取り扱うということで、どこまで切り込んでいるのか気になっていたので鑑賞。
突如として生々しいラブシーン(画角的には見えてないからセーフ
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.8

試写会で鑑賞。サブタイトルで結末がわかっているのでスリルは半減していたけど(タイトルだけだとちょっと引きが足りないのかなあ)、単純に“嘘みたいな本当の話”として楽しめた。
世界史の知識が乏しくても基本
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

ホラーは苦手だけど、エドガー・ライト監督ってことと、予告編見てイケそうと思って試写会に応募。
スクリーン自体も音質の良いところだったみたいで、音楽も存分に楽しめて満足。

ホラーらしいシーンやしんどい
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

出会えてよかったと思えた映画。

コメンタリーで「コメディーは観客が軽い気持ちで観て騙されるから良い」みたいなことを言ってて、まんまとその策にハマってしまった。
コメディーと思って観たのに、途中からず
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.4

知人から「音楽関係者が全員観るべき」と言われて観た。

単なるフェスのドキュメンタリーじゃなくて、社会情勢とか、人々の誇りとか、希望とか、そういうものに寄り添える音楽ってやっぱり素晴らしいなと再認識さ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。予告編見て興味は持ってたけど、正直そこまで期待してなかった……けど、よかった!!

もうアンジーが出てきた瞬間から「優勝〜〜〜!!」って感じ。カッコよくて綺麗でちょっとワイルドな強い女
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

ハーレイちゃんがキラキラしててよかった〜〜〜〜!!
前回よりも一見華のないメンバーだけど、それもまたよかった。ちゃんと作戦練るし、実行するし。
思ったよりグロは多かったから耐性ない人は注意必要かも。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

アベンジャーズシリーズちゃんと観てから観ればよかった。
「あ〜……多分、そういうこと?」みたいな感じになっちゃう。
でも強い女は好きだしアクションもよかった。満足はしてる。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.6

あっという間だった!!シリーズで一番好きかも……!
腹の立たないレベルでポンコツのおじいちゃんたちがちゃんとキメるところではキメる展開も最高!!

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ゲームの実写はゲームの世界観とリアリティのバランスが難しいと思うけど、比較的うまく構成されていたんじゃないかと思う。
グラフィックはさすがの迫力、クオリティだった。グロテスクなところとか含めて、絶望を
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リンカーン/秘密の書(2012年製作の映画)

4.0

グロ過ぎなかったし、アクション中に変な躊躇もないし、大統領としての姿の描き方も重すぎず、って感じでバランスが良くて個人的に好きだった。
ヴァンパイアの面々のキャラクターも好きだなあと思ったらエンドロー
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魔法使いの弟子(2010年製作の映画)

3.7

魔法使いの物語だけど魔法一辺倒ではなくて科学の要素も押し出してきてるところは設定として新しいと思った。
エネルギーとかプラズマとかそういう原理は全然わからないけど(ド文系なので)、説明自体はわかりやす
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.6

ストーリーはイマイチ理解できなかったがメッセージはなんとなく受け取れる不思議な作品。
わからないところが多いからすっきりはしないけど、余白がある分面白くもある。

現代の映画に慣れてるからか、序盤はか
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.8

メインビジュアルとはかなりイメージが違った。グロありホラーありのダークファンタジー+冒険アクションって感じ。CG凝りすぎてそのリアルさが結構キツい人にはキツいかも。

個人的に悪役のアン・ハサウェイは
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

当時は最先端だったんだろうけど、今見るとB級もB級のSFXで笑ってしまう。

ピーターの女好き描写がしつこくて中弛みした印象。でも後半にかけての展開は胸熱。
そして圧倒的スペングラー推し。

ホテルで
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.4

前作よりもややホラー成分多め、うるさいヒロイン追加でよりきらびやかな印象(個人的にはマリオンの方が好き)。
チビッ子だけどデキる親友のショーティーが良いキャラしてた。
ミッションの難易度が高くなりすぎ
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

序盤から「TDSのアレだ〜〜!」ってテンション上がった。
基本的に画面は明るいし、インディの無敵感はあるけど、遺跡の残酷な防衛システムやその犠牲者が容赦なく映されるところも好き。びっくりはするけど。
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。
小栗旬と星野源の映画初共演が前面に押し出されたプロモーションのように感じていたので、キャストありきの娯楽寄り作品ではないかと期待値はやや低かったが、期待以上の完成度だったと思う。
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

アクションがとにかく良かった。邦画だしあんまり期待してなかったけど、撮り方も動きもクオリティ高かった……!

ストーリーも変に凝ったりせず、わかりやすくてテンポも良かった。単純明快さがよりアクションを
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