nanamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ベレニス(1954年製作の映画)

3.0

従妹の歯に取り憑かれる青年の話。
全体的に暗く、
異常的な偏執に包まれた作品。

他の作品も観て感じたけど、
偏執とフェティシズムはロメールが映画を撮る上での礎なのかなと思った。

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.7

主人公のあまりの自意識の高さとラストのダサさに、
呆れを通り越して愛着湧いた笑

「今日はあの子にして、次はパン屋に...」みたいなことを、
1人真顔でブツブツ呟いて作戦会議してるところ最高でしたね。

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

3.0

60年代パリの女学生事情の説明をしてくれる。
記録映画なのかな?

パリのナジャ(1964年製作の映画)

3.6

パリの魅力が凝縮された13分間。
死ぬまでに1度はパリに行きたいな〜

コレクションする女(1967年製作の映画)

3.9

ロメールが描く「美女に振り回される拗らせオジサン」の作品群(6つの教訓話シリーズ)にハマっています。
圧倒的な映像美が前提にあるのもありがたい。

本作は男たちを虜にしてコレクションする女に振り回され
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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

3.2

リンゴを雑に収穫するシーンと、
干し草がベルトコンベアで運ばれていくシーンが好き。

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.9

前半の恋愛シミュレーションゲームみたいな妄想シーンに笑った。
フレデリックの夢がここに集約されていたな...。

まぁ妄想をするのは自由だけど、
これを現実にしてしまうのはただのクズだよね。
妻がいる
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紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

3.7

タイトルそのまんまの内容。
気を惹きたい男とあしらう女。
家の中での会話の間が絶妙だった。

クレールの膝(1970年製作の映画)

3.8

主人公のジェロームが絶妙に気持ち悪くて笑えた。
オーロラにさりげないモテ自慢をするのも、
実験だからと予防線を張って、
未成年に手を出そうとするのもヤバすぎ。
(改めて文字にするとろくでもないなぁ..
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.7

とにかく双子が純粋で突飛。
マシューの適応力に脱帽した。
言ってることもやってることも浮世離れで、
まさに夢の世界の住人って感じだったな。

ラストでは「街が家の中に入ってきた」ことで、
自分たちの世
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

衝撃のラストの部分、
わりと最後の方まで気づかなかった笑
伏線を回収しながら何回でも観たくなる作品。
(テーマが重いから少し時間を空けて...)

「善人として死ぬか、モンスターとして生きるか」という
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

フェミニストの地雷映画。
女がことごとく幸せになれない話。
男に襲われたり、殺されたり、都合良く扱われたり...。
本当に観てて辛くなる。
ラストまでしっかり無慈悲で泣けました。

ミカエルとリズベッ
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恋のエチュード(1971年製作の映画)

4.4

映像が素晴らしすぎるのよ...。
ロケーションもカットも色彩も全てが最高。
美しすぎて別世界に誘われている感覚だった。

ストーリーはフランス人の青年クロードが、
英国人の姉妹(アンとミュリエル)の間
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.1

若者って良くも悪くも純粋だなと思った。
(若者である自分が言うなって感じだけど...)

環境や境遇で価値観が決まるし、
信頼した者の干渉によって、
今までの価値観が180度変わることもある。

デレ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.1

自分を産んだ罪で両親を訴えるというあらすじから辛すぎる。

両親に虐げられ、
学校へも行かず働かされて、
あげく産むんじゃなかったと言われること。
最愛の妹がわずか10歳で中年の男性に嫁がされること。
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.5

赤井ファミリーのこととか全然知らないにわかだけど普通に楽しめました。
やっぱりコナンって凄い。
ツッコミどころは数え切れない程あるけど、
それは毎年の事だし割愛。
そういうエンタメだもんね。

赤井さ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.5

予告編10回以上観た位気になっていた作品だったけど、
期待通りの面白さだった。
下ネタ平気な方全員にお勧めしたいです...。

大人ぶりたい年頃の子供たちの姿が本当に愛おしい。
ビール何口飲めたか競う
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.4

嫉妬と焦燥、色欲と狂気。
彼女の内に秘められていた感情がぐちゃぐちゃになり、
一羽の黒鳥が産まれ羽ばたくまでの様が痛烈に描かれている。

黒鳥の姿はとても恐ろしいのに目が離せない。
人は危ういものにこ
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.2

どこまでも王道な話だし、
話の流れや展開も途中で予想がつくのに、
記憶が戻るシーンのところで絶対泣いてしまうから名作って凄いなって思った。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソンのこだわり全開ワールドが大好き。
シンメトリーなカメラワーク、ポップな色合い、
衣装、セリフや音楽の掛け合いの間....。
彼の作る世界観にずっと浸っていたい。
エンドロールまで楽
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

過去にタイムスリップするのではなく、
主人公だけ若返る系の話。

ネッドのキャラクターが最高だった。
アメリカのコメディ映画は、
親友ポジションの人が1番好きだなぁ。

ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.4

ハングオーバー完結作。
今回は記憶を飛ばすことなく、チャウを探す旅に出る話。
1.2に出てきたキャラクターが再登場するのが嬉しい。

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.6

前作と流れ一緒で笑った。
やらかし具合がパワーアップしてたけど笑
今回は少しグロ描写もあったから苦手な人は注意。

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.7

ホラーというよりスリラーって感じ。
話が進むにつれて、
ローズマリーの周囲の人間すべてが気持ち悪く見えてくる。

もし街のどこかで、
本作後半のローズマリーを見かけたら、
頭がおかしいのか、
あるいは
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.9

ストーリー自体はよくある恋愛映画って感じだったけど、
設定が斬新すぎてびっくりした。
毎朝目が覚めると、姿形が変わる主人公。
変わるのは顔だけに限らず、
性別や年齢、体型、人種まで変わる。

ある意味
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

ラストの廃ビルの殺戮の流れが神がかってたな...。
胸糞悪いのにどこかスカッとするという矛盾。
怒涛の展開すぎて度肝を抜かれました。

あと個人的には、
ジャックニコルソンの演技が特に印象的だった。
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.7

オペラ座の怪人、しっかり観たことがなかったのだけどこんな話だったんだ...。
舞台や他のバージョンの映画も観てみたいなぁ。
回想をカラーで、現在をモノクロで描くっていうのが面白かった。

あとエミーロ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

馬鹿騒ぎした昨晩の回想をするんじゃなくて、
すっかり記憶が抜け落ちた状態から、
昨晩の出来事を辿っていく話。
やらかしてる事が規格外すぎて笑えた。

警察署に連行されたときの、
ぽっちゃり少年が出てく
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.6

黒人から白人が虐げられるという、
よくある人種差別ものとは逆のパターンなのが印象的だった。

エミネムのラップ、かっこよかったな。
ヒップホップは全然詳しくないけど、
これからは色々聞いてみようっと。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

タイムリープものだけど、
設定が難しくないから観やすかった。
あのピザの浮き輪ほしいな〜

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.9

ヤンヤンの家族と、
家族を取り巻く人々の群像劇。

正しく生きるって難しいね。
子供の頃も、思春期を迎えても、大人になっても、
葛藤して間違えての繰り返し。

人の心は複雑で不安定だから、
家族や恋人
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

なかなか観る勇気が出なかったけどやっと観ました。(気合いを入れて真夜中に鑑賞)
心臓が常にバクバクしたり、
怖くて声を上げてしまうような作品じゃないけど、
常に体に力を入れてないと耐えられないような不
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.6

群像劇は脚本が肝ということがよく分かる。
クリスマスシーズンにまた観たいな。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.5

全5章からなる痛快な復讐劇。
やっぱり自分は章構成ものの映画が好きなんだなと改めて思った。(n回目)

ポスターを見るとブラピが主演です感がすごいけど、
実際は章ごとでフォーカスが当たっている人物が全
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.7

ブレイディーをはじめとする演者達は皆本人役での出演。
脚色と実話が絶妙に混ざって、1つの映画作品と成り得ているのが凄い。

ノマドランドを観た時も思ったけど、クロエ・ジャオの演技指導すごくない...?
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

何度でも見返せる尺なのが良い。
こういう映画が生まれない世界になってほしい。