矢吹さんの映画レビュー・感想・評価

矢吹

矢吹

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.3

世界はシンプル。
永遠の三分間。死は怖くないんだからね。
外界は獣がいる。血に飢えた化け物がいる。
この世は男と女がいて、目を閉じれば、何も見えなくなるだけ。

めちゃくちゃ好き。いちいち、三択ぐらい
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SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

3.9

スリープ、1回目。
ばくのすい。眠りの中で、ボヤけた画面と永い永い音楽、宇宙みたいな永遠、そして、映画は終わり外に出る。ロビーには子供たちが沢山いる。彼らは、名前をわからないが、よく見るウサギモチーフ
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喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

4.1

「男はつらいよ」の、渥美さん出演、山田洋次さん原案、森崎東さん監督デビュー作品。
女は度胸。

タイトルの出方、気持ち良すぎる。
オープニングで雑に見えるように見せる丁寧さは後半効きまくり。カメラワー
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ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)

3.7

ダンシングインザダーク

ウディの幼少期のお話。のはず。
なんか、意外とあっさり、ちゃんと語ってたな。
ワンダーホイールの時とは全然違った。ただの勘違い。何がどれかは定かじゃないけど。
ビーおばさんの
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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

一個の街の上で、それぞれの時間の上で。
明日死ぬかもしれないの。
留守タイムカプセル番メッセージ電話。
女の子みんな可愛い。
また、別の話だけど、好きな子を作って撮るのも、楽しそう。
萩原みのりさんは
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.1

怪作。穏やかで静謐な、セミ。
群像劇で小寺さんを中心に、勝手に回る。
みんなが前向いて頑張る。
嘘を書けってことですか。不思議ちゃんですか。いいえ、真っ直ぐなのですの。
ただ、のぼる。自分が楽しい、嬉
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

これでいいし、これがいいって感じだ。
青春の開幕はいつだって、ワクワクと音楽と佐々木コール。
ロンググッドバイの箇所最高だったな。
長いさよならだ。サヨナラとサヨナラとサヨナラだ。さよならとさよなら。
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.1

6年前は全てが新鮮で、卒業生の涙がわかりませんでした。

大人の世界を少しずつ垣間見ながら、
描く子供の夏休み。
裸に葉っぱで寝るの、羨ましい。
妹の復讐とか、最高で。
変な大人とかいたよね。

おじ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.9

レトロとスタイルが綺麗に混ざってて感動的。
フィルム感の白黒と焼け焦げ。
過去と現在を行き来するスタイルは、
まさに市民ケーンでもありつつ、
光の目立ち方とかも、面白かったり。
単純に選挙のシーンはか
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

すげえなやっぱ。
奥行きと手前。カットの長さ、縦の移動。
全部面白い気がしてしまうぐらいの、名のある作品かつ、普通に面白い。
富豪の男の隆盛をテンポよく、カッコよく描く。
華麗なるギャツビーとか、ウル
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モッシュピット(2016年製作の映画)

3.8

傘のポイ捨てはよくないけれど。
ラブシュプリームで終わるの最高だ。

ハマジムの、キャノンボールから来たけど、
ガチガチにハバナイの最高モシュメント。
浅見北斗の強さ、わがまま、信じるってこと。
それ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

青春って海外で言うとspringtime of life とかyouthとかみたいなんですけど、青春ってのは、ほんとにいい日本語、言葉だなと思います。
そんなyouthの悩みと冒険について。
家庭環境
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.1

ぽっこりーのぺっこりーな

永遠の命と死という概念の有無。
世界観を作り上げる生態系とディストピアの造形の作り込みが半端じゃない。ストップモーションって忘れちゃうぐらいすごいんすけど、忘れちゃダメなの
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

ホーミー。意外と悪くないこともあるのさ。
脳内相談役との、お独り言会議。

臼田あさ美さんのコメディエンヌとしての実力をこれでもかと見せつけられた。もしかして日本トップレベルじゃないの。

しまってた
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おばけ(2019年製作の映画)

3.9

映画鉄道の夜に、三原色の星を集めるコップ座。
1人で制作。何やってんねん。
箸にも棒にもかからねえ。なんのためにやってんねん。
人間にはまだ早い芸術。だとか、
死んで評価される。だとか、
怒り、ぶち壊
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らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-(2021年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ進化してるな。
合宿オーディションドキュメンタリーは
合宿フォーカスから人物フォーカスへ
こりゃ感が動するに決まってんだわ。
まあ人が良かったことあったんだろうけど、

前回のワッキーちゃ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

朝倉あきさんが思いの外出てて嬉しいです。
だいぶメインなキャラクター。

オフィスオペラ、サラリーマン歌舞伎。
音楽バンバン、歌ですよ。
どんどん慣れていったのが面白いもんで、
あそこまで振り切ってり
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

朝倉あきさんの立ち姿、言葉遣い、喋り方、歩き姿、スキップ。全部美しい。
映画に品格がもたらされている。
もちろん、そのように映されているのだが。
朝倉あきさん加点入ります。
立川ってのが、結局なんかよ
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FAKE ディレクターズ・カット版(2016年製作の映画)

3.8

奥さんめちゃくちゃ腹立つな。
被害者ぶり方と悲劇の女感、他力本願というか、感情が見えないというか、見せようとしてる部分しかないということか。
髪もギシギシだし、ケーキ持ってきすぎ、
浸ってんじゃないよ
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.8

私は銀行で働いてるわけではないけど、
結局OLの日常として、すごいあるあるがたくさんあった。本当に驚いた。
元々ドラマ版が大好きだったんだけど、映画館で見るにはもったいないというか、むしろ、家でだらだ
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

4.1

あなたの夢をあきらめないで。
最低な男の奮闘。
こういうの大好きっす。
成功しないんだけど、だから、走る。
また走る。
ぶん殴りにきました。

原作読みたい面白そう、
劇作家らしい絵とセリフの取り方。
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

世界は見ている。
簡潔かつポップでハイテンションな導入がめちゃくちゃ良い。
ワクワクします。
劇中は基本裁判なので、静かな部分も多いけど、徐々に語っていく全貌も良い。

平和のための。
左派にもそれぞ
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時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

4.0

人は目を光を見るために使えるか否か。
光を見ていれば全ては光であり、
やみをみていれば、身体もまた闇になる。

人間が何をどう見て、見ずに、聞いているのか。
天使と子供にはわかる世界。

時間は流れる
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

4.1

若者たちが夢見た、フルカラーの世界。
白黒は現実であるが、いかに寂しいものか。
ロックスターと目指すものたちの閉塞感。
おうがゆえに届かない世界を知る。

朝の迎え方、また同じ朝。彼女の横で。
誰にも
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

2001年、君の旅

千年女優。
だって私、あなたを追いかけてる私が好きなんだもの。
なんて爽やかなねじれ、かつ、真っ直ぐな愛。
映像も見せ方も夢の作り方もさすがであって、
純愛?純真無垢?睡蓮は眠ら
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熱帯魚(1995年製作の映画)

3.9

チュンユーシュンさん、
ラブゴーゴーが死ぬほど劇ポップだったわけですが、題材から、そこまでではない。が、
題材にしては、やはりポップが溢れ出る。
キャラクターみんなの可愛げというか、情けなさみたいなと
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

めちゃ面白い。ゾンビ映画、リビングデッド映画の原点。
パニック、人間ドラマ。
終わり方怖すぎる。
作品として普通にいい。
影の作り方、ストーリー展開。
愚かしさ。顔の接写。
18禁の危なさ、怖さ。
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.1

題名が天才的ですね。透かされた。
スカ。
大都市はいつとざわめき、孤独を感じるが、
人に自慢できる孤独に惹かれてしまう。
そんなこと、あり、ますか。

最後また、ストーキーングしてくれるのかと思ったの
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

朝倉あきさん目当てで見たけど、すごい。
脚本、見せ方がすごすぎて、頭痛くなる。いい意味で。
一時間で十分、というか、一時間もよくぞ。
まあテレビ持ち運ぶのとか、
未来可哀想とかはあるけれど、いいじゃん
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.9

永遠について。About Endlessness

ロイアンダーソン流石にやりすぎだ、
永遠を終わらせてしまった。のか、終わらせなかったからなのか。
ナレーション珍しいなと思ったけど、神の視点なのか天
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.2

赤青のカットの移り変わりや、赤青の衣装やセットも目立つ中で、
それは紫に交わって、
黄色に落ち着いてしまった。ハッピーかよ。
ひまわりと穏やかポップオーケストラ。
みんな幸福。不倫してだけど、
ずっと
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

麻雀は一つ取ったら、一つ捨てなきゃならねえ、全部取れたらいいのにな。

もう生きていけるらしい。
海における、チャリと裸と車。どんどん、まともになっていってる気はしたけれど、
都会はなんもかんも忘れら
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.0

今がピーク。一番楽しい。けど、あの頃も。今がピークさ。今がピーク。さっきもピーク。
いつかのあの頃の今も最高だって言えるように。

あややにハマるシーンめちゃくちゃよかった。
箸留めて、音量上げて、泣
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緑の光線(1985年製作の映画)

4.1

心の燃えるときよ、時よ。
トランプ、スペードやハートや音楽ではじまる不穏、不吉の予感、未知のものへ踏み出す時よ。
決定的な決断と判断を。出会いを。
頭でっかちで、自分の感覚と言えば聞こえの良い、自分ル
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きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

4.1

時間を共有すること、想像すること。
さあわからないけど、忘れたけど、みんなこうだし、そうらしいし、で、色んな、それはもう色んな悲しみが生まれてる。ことにも気づかず、ぼんやり生きれる。生きてるかも。
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

口は災いの元。
つまんねえ男を好きになるな、女の子よ。
自分の正反対の男、ダメとはわかってる。
夢中にさせたい、させる自信がある。
脚本がとてもやさしい。
ちょうどバカンスに最適な恋愛の関係。
青年や
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