ビクトル・エリセ31年ぶりの長編新作。私のような80年代のオリーブ少女にとって、「ミツバチのささやき」のアナ・トレントの白いコートは、ヨーロッパ的なものへの憧れと、永遠の少女のアイコンへの倒錯的な趣味>>続きを読む
売れっ子作家の妻と、国際結婚の夫が視覚障害者の息子と家族三人で住む閉ざされた山荘で起きる夫の墜落死。事故が自殺か殺人か。夫殺しの嫌疑をかけられた妻の裁判を中心に物語が進む。次々と出てくる容疑者にとって>>続きを読む
韓流宮廷サスペンス。子役かわいいし上手い。史実をもとに、最後の瞬間まで誰が敵で誰が味方かわからずハラハラさせられるエンタメ映画に仕上がっていた。すべてが宮廷の中で起きるある種の密室ものなので、ちょっと>>続きを読む
原作の3冊分ぐらい？しか進んでないので、これ最後までやるとして何年かかるのか…と思ったけど、よくわかんないダイジェストにせず原作に忠実にやってたので原作ファンは満足なんじゃないかしら。個人的には二百三>>続きを読む
試写会で一回みてたんですが、劇場で見たくて再見。初見でも開始10分で泣いてしまったのですが、今回も開始10分でやっぱり泣いてしまった。手書きアニメの美しさが堪能できる冒頭部の映像だけでも心が震えます。>>続きを読む
とりあえず料理のシーンが美しく、お腹すきます。空腹時に見るとたぶん拷問です。ポトフ料理のレストラン予約して見に行ったのは大正解でした。ジュリエット・ビノシュ、とてもいい感じに老けててよかったです。若い>>続きを読む
めちゃくちゃお金のかかった風雲たけし城×実録たけし軍団って感じの映画だった。
たけしは定期的にふざけるけど、今回はふざける方の映画なので、真面目な大河ドラマファンとかは「歴史ドラマらしいから…」とか>>続きを読む
当然のことながらパート1ほどの予想できない面白さはなかったけれど、相変わらずどこまでも馬鹿馬鹿しくて、殺伐とした昨今の世界情勢をいっとき忘れるにはちょうどいい映画だと思いました。
藤原紀香さん、小沢>>続きを読む
「クライムミステリー」って宣伝してるようだけど、クライムコメディかつ1930年代の可愛いお洋服天国なので、鬱々とした気分を忘れてクスクス笑いたい人は行くといいと思います。イザベル・ユペール、御年70才>>続きを読む
可もなく不可もなし。ポイントの大半は美術、特撮（特に街並み再現）、役者さんの演技に対するものです。脚本的にはゴジラ出現の背景描写が弱いので、そこマイナス0.1ポイントしました。
東京国際映画祭で一足お先に見てきました。ヴェンダースが撮る東京。外国の人日本のトイレ大好きだな、というのはちょっと思いましたが、それは置いといて。
役所広司って上手いんだか下手なんだか正直よくわかん>>続きを読む
基本、素材がよいだけでドキュメンタリー映画としては取材不足という感あり、編集も全体的に食い足りなかったですが、とにかくあの「ヤクザと憲法」の親分さんのその後が見られたことに満足したので。
テレビドラマ版では菅田将暉くんによる整くんの解釈が私のそれと一致せず、だいぶイライラしながら（でも原作好きなので）見てた記憶があるのだけど、何か演技のアプローチを変えたのか、テレビドラマ版よりも整くん>>続きを読む
映画全体の出来としては正直スコア1.5も行かないぐらいなんだけど（シリアスなのに主人公のおじいちゃんの能力チートすぎ、巻き込まれバディの若い男の子の方のキャラクター設定も、うーん、韓流連ドラあるあるの>>続きを読む
事件からちょうど100年と1日経った日に鑑賞。特にイベントない日の朝イチで行列でてきてて驚いた。パンフは売り切れ。テレビとかでやったのかな？と思ったけどそういう訳でもなかったらしい。口コミであの行列は>>続きを読む
四半世紀待ったキングダムの続き。つかこんなのこの年齢で完結編見られるなんて思ってなかったし、過去15年くらいの間で5本の指に入る「生きててよかった」案件でした。何が嬉しいって結構若いお客さんが（旧シリ>>続きを読む
全方位に色々と忖度した結果、何かしら目配せはしてるけど、どの方面から見ても中途半端なおふざけで終わりました、的な映画で、そんなに話題になるほどかな…？というのが正直な印象だった。
ただマーゴット・ロ>>続きを読む
学生時代に流行ってた北欧ホラー連続ドラマ。まさかの四半世紀ぶりの新シリーズ公開とあわせて旧作が映画館で上映されるのを知り、行ってきましたよ。1234連続で観たけど、一瞬たりとも飽きなかったし眠くもなら>>続きを読む
芦田愛菜さんのような、それこそ「ずるい」と他人から言われそうなポジションの上品な美少女が、ほんとに冴えない隠れオタクの女の子（not私立女子高）に見えるので、つくづく演技派だよなぁ…と思いました。漫画>>続きを読む
ジブリならば宮崎駿よりも高畑勲が好き（というか宮崎駿というマッチョな人物が家族とか上司とか仕事相手だったら絶対いやだろうな、と思うし、鈴木敏夫について何か語ろうとすると苦虫を噛み潰した感じの顔になる）>>続きを読む
山は綺麗でしたしキャストやスタッフの皆さんは大変な撮影だったと思いますが、映画作品としては普通でした。ストーリー的には東北の寒村あるあるだし。でもこういうのを「おいおい」というツッコミどろこなくきちん>>続きを読む
個人的な話だけれど私自身がシングル親だったので、異性の子供を連れてファミリーだらけのリゾートに遊びに行くときの何とも言えない楽しさと寂しさと疲労感を懐かしく思い出しはしたものの、随所に挟み込まれる性的>>続きを読む
是枝作品にあるまじきレベルで子役が演技をしていた（上手かった）。そのせいか、是枝映画というより坂元脚本映画なんだなという印象のほうが強かった。
しかしこれかがクィア・パルムを受賞したのは解せぬ。政治>>続きを読む
シーズンを追うごとに面白くなくなっていったPSYCHO-PASSシリーズが最新映画で突如伏線回収をはじめて俄然面白くなった。「つまらん」と思っていたサードシーズンもう一度見る気になりました。チャットG>>続きを読む
日本の九州南部とか四国とか岐阜の山奥あたりの集落を舞台にリメイクしたら、普通に鬱映画が作れそう…と思いました。
個人的にはサバイバーとしてすべての台詞にリアリティと脚本家の真摯さを感じながら観たけれ>>続きを読む
新潟国際アニメーションフェスティバルの大友克洋レトロスペクティヴにて鑑賞。今敏の早逝は本当に日本のアニメ映画界だけでなくSF界にとっても本当に大損失だった…とあらためて実感。あと大友克洋の「落語的な感>>続きを読む
デビッド・ボウイの声聞いたり映像見たりできるので最後まで見たけど、ドキュメンタリー映画としての作りはダラダラしすぎ、カットバック入れすぎで、あまり評価できない。
一応時系列は追ってるんだけど、とにか>>続きを読む
映画みたというよりライブ聴きにいってきた感じかなー。ドルビーでやってる間に見たくて行ってきましたが正解でした。音のいい劇場で観た方がいい。シネマシティで極音やるならもう一回行くわ、という作品。
原作>>続きを読む
原作、舞台と大変気に入ってる作品なので、アニメ化と聞いて「ここでイメージ崩れたらやだなぁ」と思っていたけど、監督の名前を聞いて安心して観に行くことができた。学校のイジメの描写などがトラウマある人にはキ>>続きを読む
ドキュメンタリー映画としては可もなく不可もなしだけど、随所に資料映像挟みながらモリコーネの人生をきちんと見せてくれるし、人となりもわかる構成なので、こういう基本のキすらまともにできないドキュメンタリー>>続きを読む
