無学さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

無学

無学

映画(497)
ドラマ(0)
アニメ(0)

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

5.0

古い洋画ほど、当時の日本人は劇中のスクリーン越しに写し出される食べ物をみて、欧米の食文化というものに強いカルチャーショックを受けたのではないだろうか。

「ゴッドファーザー」の仔牛の料理や、のちのシリ
>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

イーストウッドとモーガン・フリーマン

好きな俳優ふたりの、「許されざる者」以来の共演ということで、封切り直後に劇場鑑賞。
その後も何度も観るほどに大好きな作品。

中盤までのサクセスストーリーと
>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.8

この作品が劇場公開された後に生まれた当方の従兄弟は適応障害を持ち、接していて思うことは、レインマン同様に記憶力に優れ、定型化した日常のパターンを崩すことを嫌い、インプットからのアウトプットが不得意なた>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.5

期せずして一躍英雄となった三人に対し、テロリストのバックボーンには一切触れず、三人の目線のままに彼らの体験を主観的に再現。
しかしそこは記録映像の要素は控えめに、確かな映画として成立した秀作。
なによ
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

[主成分]ペーソス、ノスタルジー

食べ物に例えた場面、「優しい味」という今様の表現はあまり好きではないけれど、
哀愁と郷愁・・・天然由来の素材でつくりました的な深い味わいがある名作。

物語のなかで
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0

公開から3年後に、奇跡的に予備知識なしで鑑賞できたものだから、
それはもう…
ただ絶句。
本当に言葉を失う。

傑作。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

5.0

イーストウッド監督の作品はいつも、侮蔑的な単語やスラングが多用されていて、アメリカ人である氏に「業」という概念があるかは判らないが、ゲスな部分を強調した直情的なキャラクターの造形がうまく、設定にリアリ>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

導入のモノローグの語りから持っていかれる。
ミスティック・リバーを観ていてもそうだが、濃密な思春期をともに過ごした友人が必ずしも終生までの知己となるわけではないが、やがてそれぞれの道を行き互いに相容れ
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.8

「 人は永遠には走れない 」のコピーが
あまりに示唆的で、監督としても俳優としても次は考えにくいとするならば、この作品はさまざまな意味を持ちあわせることになり、ファンとして複雑な思いでスクリーンに対座
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

物語としてよく構成されていて、ライブエイドで締めるあたりもエンタメ作品として一級品。
高度の再現率で、大ヒットにも得心する。
ロックスターの生涯という主題があるためドラマになるけれど、カタルシスに浸る
>>続きを読む

|<