永田町三丁目さんの映画レビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)

すばらしき世界(2021年製作の映画)

出所した元ヤクザの受刑者による再出発を描いた作品。
周囲の人の支えもありながら、中々過去の「栄光」を捨てられない男が社会に適応しようともがく姿は、ハラハラさせられました。
男の生き様を通して、私たちが>>続きを読む

大コメ騒動(2019年製作の映画)

米騒動といえば、教科書にも載っている有名な民衆争乱で、テーマとしては良いと思うのですが、正直もう少し面白くならなかったのかと残念に思います。
話の展開が盛り上がりに欠け、全国に広がる過程も余り描かれて>>続きを読む

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

明確な悪役や敵役が出てくるわけではないので、映画としてはやや面白みに欠けるかなと思いました。
特に後半は新任の若き保健相がメインで、制度改革の話になるので、あまり興味が持てませんでした。
カメラの許可>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

このレビューはネタバレを含みます

映画館へ強い思い入れを主人公が持っているのはわかりましたが、あの映画館は結局地域の人達にとってどういう存在だったんですかね。
その辺が充分描かれていなかったような気がするので、最後のいきなり寄付が集ま>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

真相に意外性はありましたが、そもそも犯人の犯行動機と殺害方法の残忍さに全く共感できませんでした。
明らかにやり過ぎで、犯人の方が異常者としか思えません。
生活保護の捕捉率が低いことなど、問題に光を当て>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

序盤の交通事故のシーンはかなり衝撃的なので、ちょっと覚悟して見た方がいいかもしれません。
その後は、無責任なワイドショーのせいもあり、店長側父親側双方とも疲弊していき、やりきれない展開になっていきます>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

初見では分かりづらい部分もいくつかありましたが、ミステリーとしては面白かったです。
KIRINJIの音楽も良かった。
どこまでが主人公の想像でどこまでが事実なのか、若しくは全て想像なのか、結局は判然と>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

このレビューはネタバレを含みます

舞台は現代と50年前を行ったり来たりしますが、特に50年前のシーンが良かったです。
かつての撮影所の生き生きした雰囲気が描かれていて、永野芽郁の溌剌とした表情、北川景子の大物女優感、野田洋次郎の朴訥と>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

このレビューはネタバレを含みます

前半は肉子ちゃんの強烈なキャラを除けば、割と淡々と物語が進みます。
もちろん、学校の女子グループの問題は喜久子本人には重要な問題なのですが、特に劇的な展開がある訳ではないので、やや退屈でした。
ただ、>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

サスペンス・ミステリー的な要素を期待していたので、面会シーンや法廷シーンが予想より少なく、物足りない感じがしました。