Nさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

ストーリーやキャラ含めおたくのために作られてる感じ。私はおたくなのでまんまと好きでした、面白かった。ちょっとサムイ感じが堪らん。
アクション俳優が演じるアクションシーンやっぱクオリティすごいよ、アップ
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.7

2人の怒りにはなんだか共感が出来ず疲れてしまい、それでも未知の世界の中での唯一の繋がりをそう簡単に切れないのかとも思う。
依存性のある関係はやっぱり苦手だ。観てて辛い。

イグアスの滝を観に行き踏ん切
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.5

ミニオムライスかっ喰らうウシジマくん。
ドラマは教育ムービー的な作り方なのにちゃんと映画版は映画だった。

ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年製作の映画)

3.6

ジェイコブ推しなんよぉ。当て馬であろうが髪短くしたジェイコブ一強

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.6

本読んでたの思い出して懐かしさに泣いてます。ベラの行動原理に共感できず、イライラしつつもなんだかんだ楽しめるティーンムービーって感じ。
エドワードとのファーストコンタクトの時に、背後の鳥の剥製の羽が天
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.0

細かい線画が好きなわたしには堪らなかった彼女の想い出。脚本今敏。殆どが建物内で巻き起こる出来事ながら宇宙の浮遊感や恐怖を感じる。私はきっとミゲルのように虚構の幸せに身を任せてしまうだろうな。ラストショ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.3

表裏一体の映画。地上と地下、パラサイトはその埋められない溝を描いていたけれど、アスは表裏一体性であり一歩違う選択をしていたら全てがひっくり返っていたということを映していた。案外そっちの方がリアルで怖い>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

平日の昼下がり観たら午後のロードショーって感じで超よかったな。
純粋に面白いと思える映画だった。

最初から時系列を変えバンバン出てくる登場人物たち。何かがおかしいと思い始めた途端に起こる殺人事件。伝
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

造形が素晴らしすぎる。ネチャネチャぐちゃぐちゃ気持ち悪いだけじゃない、美。
もう尽きただろってころに心臓マッサージからのくだりひやっとした。普通に驚きました。

案外早く姿を現したソレは最後まで飽きる
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.1

やっぱりジェームズワンのホラーは何かが違うな!!カメラワークやライティングへのこだわり然り、グロ表現のリアルさなど。序盤の家でのシーンからソファの浮き沈み、音やライティング。芸が細かくテンポ全てが怖く>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.9

とりあえず私たちはやるべきことをする。ファック。
この一文で全部持ってかれてしまった。今までの2時間半がなんだったんだ。
現実と虚構を映しているんじゃないかとは思うが、ひとまず冒険を乗り越えられたのに
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

精神が落ちていた時はやっぱりこういうポップな映画に救われることもあるので大事。
全シーンキラキラな夕日でぼーっと観ながらも脳裏に焼き付くね。
やっぱりトムクルーズの笑顔ってなんか100点満点で感じがし
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

最近やっと女性が性や欲望を持っていることが少しずつ認められてきたくらいだから、障がいのある人の性欲だなんてまだまだ”ない”ものとして扱われているんだろうな。そもそも意識もされてないだろう。私も正直この>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

理想や憧れに区切りをつける映画かと思ってたら、進んでいく映画だったのね。
正しさや愛や情や普通なんていらないと。
途中まで滑稽に見える彼女達が最後の最後に魅せてくれる。もう少し昔に観ていたらコージーに
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創造と神秘のサグラダ・ファミリア(2012年製作の映画)

3.4

行くのは完成してからでいいかって思ってたけど、このドキュメンタリー観たら完成する前に行きたいってなった。未完成状態は今しか見れないもの。
ガウディは完成形をみて満足するのか否か。自分が生きている間に作
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.4

女性達に焦点を当ててると見せかけてしっかりと男性メインで描いているな。滑稽さはしっかり描けておりますが、結局男性ご都合主義的なストーリー展開だ。

姉妹3人でご飯を食べるシーンの目配せやヒリヒリ感は良
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めまい(1958年製作の映画)

3.7

ホラーとミステリーのバランスの良さやホテルでの光の映し方(ラストナイトインソーホーはここからオマージュだったのか!多分!)すごく素敵。ぼやぼやと夢現な画面。

しかしジョンのジュディへの態度が酷すぎて
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.6

市川崑バージョンを鑑賞済みなのでどうしても比べてしまう。結果私は市川崑バージョンの方が好みだった。おぞましさとか気持ち悪さの演出が桁違いだと思う。ストーリーの組み方とかも。田治見要蔵の惨殺シーンも市川>>続きを読む

ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

3.8

2009年当時雑誌の影響力はまだまだ高かったのだと実感。Vogueはいまだに勿論影響のある雑誌の一つだとは思うけれど、やっぱり紙媒体で買う人は当時よりも少なくなっただろうな。ちなみにVogueの動画媒>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

人間の繁殖性に恐怖を持ちながらも自分達も異星人との婚礼を挙げている。しかしながらあの婚礼の儀式は神秘的に見えてしまうね。
ストローク長めの水彩画風タッチってアニメになるとなんだか不気味。音楽がかなりか
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ディヴァイン(2016年製作の映画)

3.7

2019年レミゼラブルも同様、私たちが想像するパリとはかけ離れた描写を観ることが最近多いな。たしかにパリでの思い出は美しい街並みよりジプシーやスリの方が強い。もちろん良いところも沢山あったけれど、元々>>続きを読む

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.6

相手を信用して背中から落ちることが愛?
結婚を決めた瞬間から変わる関係性と性格に絶望してしまうじゃないか。酷いな…

自分を変えてくれた存在でありつつも、マリアの理想にマシューは叶わなかったのでは?自
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

ちひろからの目線で描いていてくれて本当によかった。ちひろから見た両親。まーちゃん、友達、先生。中学生というそれじゃなくても自分の立場に揺らぐ歳なのに、それに付随して宗教観という問題さえも立ち塞がる。>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.0

怖いシーンかなり隠してしもたので真面目に観てませんごめんなさい。
正直冒頭でこれは観る側も巻き込むタイプですね、と薄々気づきつつ。それでも怖いもの見たさで勿論観るわけだけど。

リングとコクソンあたり
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キャロル(2015年製作の映画)

3.9

目線でのやり取りを丁寧に綺麗に切り取っている映画が大好き。この映画ももれなく。目線でのやり取りは会話よりも多くのことを語るのだなと実感する。

冬の寒空を2人で駆け抜けるロードムービーな側面もある。全
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ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中(2013年製作の映画)

3.3

すげーーーこれ笑って許せる寛容さみんなあるの?
少々度が過ぎてますが笑える。し、最後のバーにて、心から俺らに任せろと言える彼等本当に本当にかっこいい。からのバイク破壊までがお約束。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

万引き家族では血のつながりでない家族の形そのもの、今回はその過程をみせている感じ。
終わりがわかっているからこそ苦しい。是枝監督の作品は幸せな時間を映している時ほどくるしくなってくる。今作では洗車のシ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.7

初っ端からトイレ運がないビリーを誰が嫌いになれるか。怒鳴っても怒鳴っても優しさを消すことは出来ず、影に感じる過去と家族の姿。囚われる男性性、そして弱さをあんなにも魅力的に描ける恋愛映画があるのね。久し>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

ガタカと一緒の監督なのか!ジャケットダサ……
みたことないけど、テルマ&ルイーズとかボニー&クライドっぽいロードムービー的要素がある。(舞台は狭いのにね、というか舞台設定が進撃の巨人ぽい。あの世界の外
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

死んだら何の動物になりたい?という質問に悶々と考え込んでしまう。犬は少し安直だしなぁ。ロブスター。私もロブスターと答えてみようか。100年生きるなんて知らなかった。

共通性に依存し、相手との相違を隠
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.7

不穏な音楽、ロック調でかっこよさも持ち合わせつつ恐怖を煽る。
違和感なくらいどぎつい赤が美しい。ホラー映画でありつつ芸術的映画でもある。
冒頭の殺しの場面を描いたアパートを初め、バレエ学校など建物の構
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.2

はーーん市川崑よ大好き。血のようにドロドロとしたワインの中に浮かぶ死体。なんてきみの悪い。
横溝正史の描く田舎の閉鎖感や、複雑な人間関係をサイケデリックな映像で描いていてその対比が今観ても色褪せない。
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

4.5

ここは現実世界ではない?なんて発想したことがなかった。小さな頃にチラッと聞いたことのある、地球は本当はもっともっと大きな人が水槽で飼ってるもので〜とか、いやいやそんなわけって思い続けてたけど、なるほど>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.6

ホラーとミステリーの融合的ストーリーでどんどん分かっていく事実に引き込まれた。
部屋への恐怖から家への恐怖そして土地への恐怖に変わっていく。穢れやその土地に根付いたものという考え方が日本特有な感じがし
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

映像が邦画っぽいジメッとさも残しつつ妙に邦画離れしてるなと思っていたら、撮影監督が海外の方だった。
月光の連弾場面なんて月を映さないところと光の綺麗さ、色気が美しく溢れてる。濃厚なラブシーンのような色
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