なごみさんの映画レビュー・感想・評価

なごみ

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

深呼吸がすっと通るような映画

温かい光と構図に繊細な糸が通ってる感じがした。

お互いの生きづらさを少しずつ背負い合う、ケアの形。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.6

ディカプリオ

少ない語彙から引き出す
誰もわかってくれない全能感と絶望

パイロットのコスプレした運転手がカールのサイン持ってたところよかったな

ブレンダの扱いがなあ

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

You're my heroでタラ〜〜と涙

なんだろうな、clumsyでawkwardなひとたちへの愛情が湧き出る

あと衣装がララランドと同じ方らしくて ドキュンと射抜かれてる
スカーレットヨハン
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

プリンセス像としてはアナ雪とアリエルの換骨堕胎ではあるけど、海派としてはモアナ刺さった
エイがエモい
神の存在がおもろい
というかタマトアお前、さては陽気な方の山椒魚じゃないか……?だれか井伏鱒二レフ
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わんわん物語(1955年製作の映画)

3.5

この時代のアメリカ英語とナショナリティーでステレオタイプの性格を割り当てられたキャラクターたち、いとおしさがどうしてもある 大抵陽気なイタリア人
down by lawのイタリア人ice creamの
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アヒャー!!!て感じ
ラストのセリフ、
Nothing matters. でおわるのが効いてた

ギョロ目ちゃん……
情報量が脳に焼き付く感じはスマホ使いすぎた日の感覚とも近い

ソフィアの願い(2018年製作の映画)

3.6

「人はどんなことにも慣れる」
という言葉は重い。

モロッコでは婚外子の妊娠は罪だ。
夫の届出ができなければ、小さい医院ですらその出産を受け付けない。

「人権」という発想を持てるかどうかも階級に依っ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

-

これも途中ちょと寝た
マカロニウェスタンみたいな
映画音楽史というコンテクストでもおもろい

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.6

須賀敦子の「白い方丈」を思い出していた。あの中に出てくる育ちの良いおばあさんの、イタリアへ行く、という話を信じこんで前のめりになってしまう性格は、たしかに少女のものに近しい、あれは稚さであったかと思い>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

-

ラム………
食卓の用意をしている最初のカット、机の上を映さずにマリアだけを出してたのが不思議だった
冒頭そういえばずっと台詞がなかったなと思い起こす
アイスランド語、ものすごく豊かな音で聞き惚れた 

RRR(2022年製作の映画)

4.0

文句なしに最高
そうはならんやろwwwな豪快さも好きだし、とにかく踊るシーンがかっこよかった
勧善懲悪、ブロマンス的友情だし、バディだし、勢いだし、獣だし、肩車

初手のラーマのアクションが映像体験と
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.1

家族の重み、民族の重み、物心ついた頃から住んでいる場所にいるだけで、アイデンティティを問われ続けること、どうしようもなく「外」なこと、そしてある意味では一番近い存在なのに、タコピー並にサーリャの現実に>>続きを読む

Dog(原題)(2022年製作の映画)

3.5

コメディではなくね???
ポートランド×有害な男性性のパートめちゃおもろいです
トラウマとイヌ

失われた週末(1945年製作の映画)

4.1

書く人間として焦らされる
自分の夢に向かい合うことの恐ろしさ  
心の弱さの愛おしさ
コメディ系のビリーワイルダーしか知らなかったので日曜の夜長にほっこりしようと試みたら真逆のやつだったやつ
なんで日
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

自らの故郷を貶めるような世界が介入してきて、ニュースや噂話みたいな、あらゆる取り巻くものたちが動いていってしまう、気持ちと状況が乖離していく
それでも折られるというのではなくて、くにゃりと柔軟に身を翻
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田園に死す(1974年製作の映画)

3.5

疲れた頭にぶち込むとマジで悪夢
体調選ぶ映画だった
画の撮り方うま過ぎでは?
空気女好きだった

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

-

モヤーーーとしたセリフがいくつかあって、それはあとで緩やかな形でちゃんと回収されているんだけど回収を待つまでモヤーーーとし続けてしまってそれが映画鑑賞時にストレスになってもうたのね
つらーーっと通し見
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

4.5

タチ観れば観るほど好きになるので困った
偶発的な入れ替え、例外的事態に面した人々の反応のシュール、そんな中を猛然と突き進んでいくユロ……そして情報量がオバケになるなか、ご飯を告げるチャイムが反復のリズ
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金の糸(2019年製作の映画)

3.2

限定された世界における絞られた視点と生活、過去に揺蕩う意識
窓を開いては閉じる 風を容れるか拒むか

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.5

そこで終わってしまった物語に対して広がっていく想像にも限度があるのが小6って感じでいい

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.9

色彩・リズム・情報量、それらが心地よい
鈍行列車6時間の旅の最中に酒とつまみと一緒に鑑賞するにふさわしすぎた 
ポルノや謎のプレイを要求してくるひとなど、ナイトライフの遊びが歪んでいる、外から見た日本
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.0

高級車使おうぜ!がよき
乱暴な距離の詰め方をされなくなる、というのもさびしいもの

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

ケンマイルズのBritぶりにいちいち笑ってしまう

共闘作戦興奮ってかんじアツいぜアツい

車をSheで呼ぶのはちょっとキモい

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

-

朝イチの映画館寝てもうた……
杉本博司の撮った江の浦での踊りに惹かれて気になっていただけだったのでなんも知らずに行ったけど
暗黒舞踏むかし高校の国語の授業で扱って面白かった覚えあるな、そこにつながるの
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

好きという感情で括られてる気持ちの多彩さ 時を経ること、通り過ぎたはずの時間がぎゅっと圧縮されること そういう知覚の在り方 

全体に会話の宙に投げ出されていく感じが少し吉田篤弘の読み口に似ている ト
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