近代化された社会でありながら,不思議なところもあるイラン。これはカスピ海沿岸のリゾート地に来た複数の家族の物語。溺れる子供を助けようと,一緒に来た女性が遭難してしまう。警察の調査を受けて,実は彼女のこ>>続きを読む
WOWOWで視聴。他でしてなさそうだったから見たけど,見終わったら,よくあるストーリーだったような。
ナチが主な記録を燃やした中でほとんど唯一記録が残っているヴァンぜー会議。ドイツ人の手でドイツ語で,なるべく忠実に再現しようという意図が伝わる映画である。参加者間の微妙な対立と,その中でハイドリヒが主導>>続きを読む
オリジナル(台湾映画)の野卑さがなくなり,青春への哀愁漂う作品になった。日本映画はまだまだ底力がある。主演の2人もいい。
ただ,数年間にわたり四季のある物語を夏のおそらく1週間あまりで撮影したのであろ>>続きを読む
まず中世カトリックの世俗化と腐敗。修道女希望者に持参金を要求する。
お金持ちだけが入れるところに,DVから逃れてきた羊飼いの娘が入り込んで話がややこしくなる。信仰がないから,欲求を制御する覚悟はない。>>続きを読む
題名を最初見たときは「オットーと呼ばれた男」の映画化かと思ったら,全然違って昨年できたばかりの新作。
最近近所の人同士が知らないていうのが,自分もその中になかなかはいていけないんだが,いけないなと思>>続きを読む
昭憲王妃役で出演のチョン・ミソン氏の遺作。
世宗役が「王の運命」の英宗役の人と同じというのはわかったが,なんと,「タクシードライバー」のタクシードライバーもこの人だったのか。(演者の実際の俳優さんはま>>続きを読む
wowowでイラン映画を放送しているが,質の高いものが多いのに驚く。と思ったら,全部ファルハディ作品で,特集だった。
配信が終わりそうなところで,当時ありがちなよく似た名前のフランス映画から一番評価が高かったのを選んで最後の最後でみた。
時代が変わったからなんだろうか。監督も斬新と言われ,俳優もいい人を使っているが,>>続きを読む
この話って,イギリスが舞台というので成立してる面があるんじゃないかな。アメリカだと人種と格差固定化が絡み合って事情は複雑。
二人は田舎に住んでいて,近所で昔から知り合いで,奨学金を取って,ハーバードの>>続きを読む
イ・ビョンホンが若い女の子といちゃつく映画と思いきや,予想外に深みのある良い映画だった。
よく低予算映画では時代を考えない今風衣装が使われるが,ちゃんと昔のシーンは昔らしさが出ていた。
半分くらいのと>>続きを読む
原作は読んでいたが,映画は見ないうちに見えなくなった。
ただ映像化はこのあと何度かされている。
Abemaで2013年にリメイクされたのをしていたのを見た。見直すとほとんど忘れていた。
脚本は橋爪氏の>>続きを読む
ニキータ・ミハルコフの長編デビュー作。で,私的にはミハルコフはこれが最高でこの後はだめだな,という感じ。
この映画は背景を知っているとわかりやすいと思う。
制作当時のソ連の若者に,スターリン時代を青年>>続きを読む
記憶喪失者のための病院外でミッションをこなしながら,新しい人生をはじめさせようというプログラム。ずいぶん社会的コストがかかるはずで,いくら潜在的にはまだまだ働けるかもしれない人のためとはいえ,こういう>>続きを読む
「アンドレイ・ルブリョフ」「暴走機関車」のコンチャロフスキー。老いてもなお死せず,を見せた作。
最初に見た紹介からは,戦時にはもてはやされた従軍女性が戦後は白い眼で見られ,という話かと思いきや,その経>>続きを読む
カバー画から,結構軽薄なお姉さんがいろいろあってめでたしめでたしのコメディーを予想していたが,意外に良い映画だった。ハッピーエンドというのは比喩でなく,作家家族と関係する人たちが主人公集団を作っている>>続きを読む
やっと古典を見たという感じ。
love means never having to say you're sorry.
ていってるのを
愛とは決して後悔しないこと
て,映画公開当時も今も言ってるけど,>>続きを読む
こういう良い映画をたまに中国は作る。
wowowオンデマンドのカバー写真が良い感じだったので,新規配信の時から見たかったけど,時間に追われ,期限まで残り1週間で最優先で見た。
途中から泣くのを我慢しき>>続きを読む
本作->日本版->韓国版「ブラインド」->本作2回目の順で視聴。最初見たときはド迫力だったが,他のが刺激強すぎて,見直してみるとまともだったと気づく。
オリジナル韓国版の監督が中国で作ったということ>>続きを読む
大学生の時映画館で見た懐かしの作品がWOWOWオンデマンドで見れた。
当時は噂の(名前しか知らなかった)紺野美沙子,伊藤つかさ,てこんな感じか,とか,阿明役の若い人はいまいちだけど,中国のベテラン俳優>>続きを読む
最初で放棄。
潜行発射時は商船にラミングされない深度まで潜っている。
(あんなにメインタンク破損したらそのままおだぶつぽいが)大西洋で潜行時に潜水艦が沈むときは全員死亡。艦長はとにかく乗組員総動員して>>続きを読む
内容は他のレビュー通りで,マルクスの末娘エリノアに,社会主義者の理解者・後継者の面と,フェミニズムの活動家の両面があったことを伝えるもので,またより個人的な面を描いている。
タイトル写真は,このサイ>>続きを読む
その魅力の本質を知ってしまっても,憧れ続けるのができるのであれば。
日本映画は今も,映像もいいし,演出,俳優さんの演技も文句ない。しかし全体になると,(例外的秀作でない限り)この物足りない感じはなん>>続きを読む
中学生の家出は大林宣彦の「転校生」ぽい。
母子家庭で暴力夫が追いかけてきたから引っ越すて,韓国ものにあったシチュエーションだが題名思い出せない。
言葉もろくに通じんて,ほんなあほな,と思っていたら,実話的原作があったんやね。
エンドロール見る前は日本観光宣伝映画かと思った。
現実を上回るてんこ盛り過ぎるエピソード入れなくていいのではと思う。ここで損しているのでこの点数です。
ウヨン(キムヨングァン)の高校生活は,転校生のスンヒ(パクボヨン)にあって,喧嘩人生を変えて更正。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
田辺聖子が1985年に発表した作品の映画化(2003年)の韓国でのリメイク。「なぜそうなるのか」が説明されない原作に一番踏み込んだ映画制作陣なりの解釈がある作品で,結末もはっきり変わっているんだけれど>>続きを読む
ただなんとなくの映画でしたが,万人の好みの男子女子とシチュエーションを競うみたいな感じでした。
キム・ガンウとユ・インナ,
イ・ドンフィとチェン・ドゥーリン
が個人的には良かったかな。
まさにグローバル化を考えさせられる映画。
ポルトガルでは関心が高い問題。
日本人の多くはこの問題を考えられないようにされているから,評価できないと思う。
表現法も昔のギリシアなんかの南欧の映画を彷彿と>>続きを読む
配信しているところがないので,期限間際のWOWOWオンデマンドで見始めたが,開始10分で放棄。
テーマ以前にディテールが雑すぎる。あり得ない話でも,せめて,アメリカ映画の『眼下の敵』程度のリサーチはし>>続きを読む
WOWOWオンデマンドでピョン・ヨハンで検索したら,配信期限が迫っている。で,説明を見ると,チョン・ヤギョンのお兄さんの話じゃないか。危うく見逃すところだったが,最近配信される作品が減っている中,韓国>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
内容の良さは他の方が書いているとおり。山の中の秘境と言っても今時国際化はどこにも到来。ブータンは普通に貧乏な国だし,幸い今でもオーストラリアはアジアからの入国に寛容だから,主人公はすぐ帰るつもりが夏の>>続きを読む
この時代を生きたものとしては,明らかに監視対象は金大中なのに,それなら他に描くところあるのに,と思う。
朴正熙や全斗煥にたくさんの市民・学生が拉致,拷問され,死んだこと。金大中は実際には家族の暗殺はな>>続きを読む
見るのが嫌になるところも少ないし,で,どうなるの,と次を見たくなる,素直な表現でいい映画だと思うけど,何故か評価が低い。
私はWOWOWで見ましたが,あまり大々的に宣伝する映画じゃないので,配信もなく>>続きを読む