大輔さんの映画レビュー・感想・評価

大輔

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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ面白い。
ただの会話の中で、空気が凍りつくようなひりひりした雰囲気に急に変えるところ、役者さんの演技、表情の捉え方、色彩、音楽、計算してるのか監督のセンスが良すぎるのか知らないけど、本当に
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

あれ?タランティーノ?
おい、どうしたタランティーノ
なんだ、やっぱりタランティーノやん
って感じ。

腐ったレオは最高だし、なんか食ってるブラピはかっこいいし、ちょっとしたノスタルジーもあって、最後
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

始めてみたときは、自分ならあのクソ元ザコチャンプ青熊に正義の鉄槌「刑事告訴」と「損害賠償」をお見舞いした上で社会的に殺してやらないと気がすまないなどと思ってました。
大人になって見てみると、マギーの気
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

主観を廃して評価すると、非常に良かったと思う。
真ん中にスポットライトが当たっているかのような映像、心躍るような鮮やかな色彩。オープニングからして普通の映画じゃないことを見せつけてくれる。ストーリーも
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

タクシーもの3本目
ジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」見たらこっちも見なきゃってことで観賞。構成、出てくる人たちの関係性、ゆるい雰囲気、気楽に見れて面白いと思った。
伊藤沙莉は良か
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

若くしてあの苛烈なベトナム戦争に送り込まれて帰還した青年が、厳しい軍律による縦社会から奔放で荒んだ街に馴染めず正義感で売春一味を殺しちゃう、ってのはアメリカでは何かの象徴となるようなことなのでしょうか>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

あまり覚えてなかったけど、ロスとローマは見たことあった。多分過去に一部だけちぎって見てたんだと負う。
5本とも雰囲気が違ってそれぞれにツボがあってよかった。こういう肩肘張らなくていい映画っていいよね。
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.2

見方を間違えました。
この塹壕戦の意味、あの家に侵入する意味は、停戦合意後に戦う意味、いつそれらが分かるのか、って思いながら見てたら終わってしまった。なかった。
この虚しさに酔えたら良かったのに、消化
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.0

ボケっとしてたら終わった。
エンタメ性の低い映画だった。
記録としてならまぁいいのかも。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

良かったです。ちょっとナメてました。
スラムダンクは多分20回は読み直してて、山王戦はセリフもナレーションも出てきちゃうけど、むしろそれを呼び起こさせるようで気持ちよかった。
原作未読の方にも分かりや
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

これももう何回見たか忘れたレベルの映画。これに限っては吹き替え版のほうが好き。ギズモのセリフがギズモ感あってとても良い。
グレムリンどもの文明適応力の高さがやばい。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

何回も見てるけど毎回グッとくる素晴らしい作品。こういう雪が溶けるようなストーリーのヒューマンドラマに弱いので。
完全版はよりヒューマンドラマな仕上がりなのでもっといい。レオンもマチルダも抱きしめたくな
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朝が来る(2020年製作の映画)

2.5

原作を知りませんが、本当にこんなに暗い描写しかないんでしょうか。暗い。
ネガ一辺倒で、丁寧描かれていても薄っぺらく感じてしまう。如何ともし難い不幸って訳でもないし、なるようになった結果でしかないのに受
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

ウィルの心が溶けていく様、そのきっかけを作った親友、彼女、先生、みんな幸せになってほしい。無骨で不器用な奴らの繊細なストーリー。
最高。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.9

ラスト、絶対だめだろって思う自分が冷めてるのかなぁ。でもあの送り方はダメだろう。そこまでのストーリーは素晴らしい。
何より宮沢りえさんがやばい。どこにもツッコミどころがないほどに完璧でぞっとするレベル
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

一途で愚直で純真で心が洗われる。自分の失敗は自分の中の曇った心なんだろう。仕事頑張ろう。
この気持ちを思い出すために一年に一回は見るべき傑作。
知能よりも、大切なことは何かを教え込んだママが殊勲者です
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

多分4回目。何度見ても最高にタランティーノ。
でも多分僕らはこの映画をタランティーノほど楽しめてないだろうな。
ブルース兄やんが武器を探して刀見つけたときの表情が最高。

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.6

3DCGってことでちょっとなめてました。
オープニングから抜群によかった。
ストーリーがしっかりしてたので見入ってしまった。映画なので声優がアレなのはしょうがないけど、芸能人起用するくらい確信持って作
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凶悪(2013年製作の映画)

3.1

昨日見たんだけど、なかなかいいレビューが書けなくて悶々とさせられた。という点に関しては奥行きがあってよかったのかも知れない。
介護嫁をガン無視する主人公、認知症義母の暴力に仕返しをする嫁、借金まみれで
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.0

目についた気に食わないもののせいにして本質から逃げる。分かったような話ができて、手軽に共感を得られるから気持ちがいい。

漫画があかん、ゲームがあかん、おもちゃがあかん。こういう浅はかな見識で他人から
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

法廷バトル映画なんだけど、法廷関係者全員敗退というアッパレな映画。
胸糞悪さは残るが、ノートンの演技力に感心するしかない。

リチャード・ギアが人の良さそうなのほほんとしたおじさんの雰囲気なのでこれま
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.0

少年時代の男の子の声がダメでギブアップ。
永束くんの声は男前過ぎて違和感。
植野さんと川井さんの病的な自己愛がとても良い。

原作通りのストーリーや演出は無策なのかリスペクトなのか分からんけど、この物
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

話題になってることだけは知ってたけど事前情報なしで鑑賞。
原作読んでないけど、見はじめて早々にわかってしまう春樹感。監督の村上春樹への理解の深さに感服する。
あーだろこーだろと思わせてくれる余白を丁寧
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

面白かったよ。ストーリーは単純明快、絵柄は普通でも熱量の感じる映画だった。自分がこういう逆境に立ち向かう熱いやつが好きなだけなのかも。
映画は夢と狂気。間違いない。

原作読んできた。ポンポさんの好き
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さがす(2022年製作の映画)

3.2

中盤にネタバらしたら、終盤にどんでん返ししないとだめだろ。バカ正直すぎて刺さらなかった。映像はなんか惜しかったかな。あの辺は特徴的な街なのでも少し色がほしかったかな。
不満はそれくらい

森田望智さん
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怒り(2016年製作の映画)

3.2

ちょっと伏線が短絡的な気がしてもったいないように思えた。胸糞感を味わいきれなかったかも。食堂のおばちゃん、犯人は猫背、高畑充希、この3つで犯人が分かってしまって。
真犯人のいる沖縄と宮崎あおいの怪演が
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.3

前知識なく見てみましたが、とてもきれいな映画でした。
ストーリーは実直すぎて個人的にはあまり刺さらなかったけど、尺の割にはしっかりした話で充実感は得られると思います

せっかく教師と生徒が肩書を忘れら
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.3

巨額の詐欺事件を見るたびに思うんだけど、本当にただの馬鹿ならあんなに稼げない。才能の使い方を間違えただけなんだろうな。

映画としては、長い。
終始狂って騒いで、働いてるシーンは序盤しかない。ダメにな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.4

完全版見たけど、こっちのがすっと入ってくる。
映画は人をつなぐ。娯楽の少ない時代にはなおさらそうなんだろうな。
昔見た映画を見て、その頃を思い出して郷愁に浸るのは、映画好きなら誰しもやるよね。

音楽
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.0

完全版を初めて鑑賞。時間が作れなかったので3部構成と思って分けて見ました。

幼少期のトトとアルフレードの友情物語、青年期の恋と別れ、中年期のノスタルジー。どのストーリーにも映画と映画館の存在がトトの
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.4

マチルダを見た後なので、余貴美子さんがトレンチブルに見えて仕方なかった。もっとクソババアだったら良かったのに。
それはさておき、ストーリー、映像、BGMどれもあまりハマりませんでした。小豆島との縁も薄
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.0

ミュージカル映画って見たことなかったけど意外と映画らしい映画で良かった。ストーリーはめちゃくちゃすぎるけどフィクションなのでまぁいい。
適当にながら見しても分かりやすい点は良かった。

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

描写がリアルだから現実と重ねて、現実と同じ価値基準でこの子たちのやることを胸くそと判断する。
もう一度フィクションとしてもっと自由にわがままに見たときに、も一つ奥にある新しい感想を引き出される。
これ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

やくしまるえつこのロンリープラネットを聞くだけでやるせない悲しい気持ちになるチキンハートな自分には刺激が強すぎた。
思ってた数倍面白かった。

重力は希望。この希望を体感するために今日も坂道を歩いて帰
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

いも臭い青年だと思ってたら最後のアレよ。言葉は不要。聞けばわかる。芸術は爆発だ。
一人の狂人が生まれる物語のように思った。

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