幕埜リアさんの映画レビュー・感想・評価

幕埜リア

幕埜リア

2016より初見映画中心に記録。新作とスクリーンは採点甘め。
4点以上はパンフ購入。
2017劇場鑑賞新作トップ10
20センチュリーウーマン
ノクターナルアニマルズ
ザ・ダンサー
ドラゴンマッハ
新感染
わたしはダニエルブレイク
ありがとう、トニ・エルドマン
勝手にふるえてろ
美しい星
光/河瀬直美
2016 282
2017 439
2018 映画館スターウォーズからスタート。

247°F(2011年製作の映画)

2.1

初グルジア映画という事で、調べてみました。

コーカサス山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。

ソビエト連邦の構成国であったが、1991
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.2

アイルランド🇮🇪で「IT」オマージュの青春トラウマムービーなんて、どうかしてんな🤡
秒で上がるプロローグと設定に、B級ホラー良作の芳しい匂いが立ち込めてきます。

アホみたいなグロシーンの博覧会は人を
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最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

3.8

オープニングクレジット。
スイングの軽快な調べに乗せ、ビルの壁面をキャンバスに見立てたポップさよ。
窓の向こうでは、会社という社会の大したことない権謀術数と言うに及ばない、様々な思惑や恋愛模様が、これ
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犬猿(2017年製作の映画)

2.3

さんかく、麦子さんと、ヒメアノ〜ル、と来て、期待値が大き過ぎた。

吉田恵輔とは思えない脚本と演出。
意外性も驚きも無い展開が、却って意外でサプライズも無いという困惑しかない作品でした。
どうしちゃっ
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.6

中国は週末から旧正月。
サンプルの発送も無く、先方への問い合わせも指示も出来ないため、束の間の休息。

名画座でレオス・カラックス「ポーラX」、
韓国映画女スパイアクション「悪女」、
吉田大八監
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新・平家物語(1955年製作の映画)

4.3

監督 溝口健二
原作 吉川英治
主演 市川雷蔵
撮影 宮川一夫
大映カラー總天然色映画

屋外ロケ、膨大なエキストラ、造り込み豊かなセット、色彩に富んだ衣装、絢爛な美術に目を奪われる。
とは言え、やは
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新選組始末記(1963年製作の映画)

3.4

新撰組好きになったキッカケは手塚治虫の短編。
京の熱い夏、祇園祭、友情、恋、裏切り、血なまぐさい殺戮、これらが美しく描かれている。

監察方の山崎烝を市川雷蔵が演ずるという異色作。
監察ならではの脚本
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

3.0

ハンス・ルドルフ・ギーガー。
HRの部分を今更知る。
エイリアンの造形と相まって本人までも怪物かのようなイメージで"ギーガー"と呼んでいると思うが、劇中では皆からファーストネームで呼ばれているのが当た
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ホリデイズ(2016年製作の映画)

3.3

"ホリデイ"と言えば、初期マドンナの名曲。
「バーニング・アップ」には、"ラッキー・スター"や"ボーダーライン"と言った80年代ポップスの名曲揃い。
本作とは関係ありません。

祝日テーマのオムニバ
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狂覗(2017年製作の映画)

2.7

最近のマイブームは往年の大映作品。
たまにはアルバトロス作品で箸休めの筈が、どうしても溝口健二や増村保造からスイッチが切り替えられず場違いに集中力が上がらずじまい。

地下世界に潜り表の世界では顔を
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赤線地帯(1956年製作の映画)

5.0

赤線吉原の「サロン 夢の里」で生活を凌ぐ女達の群像劇。
溝口健二の遺作。

3人の名女優の華麗な共演。

京マチ子演ずるミッキーの格好良さ。
当時なら充分大柄なバディはトランジスタグラマーとは言わない
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噂の女(1954年製作の映画)

4.0

京都観光の折に、島原に行かれた事はありますか?
新撰組の屯所があった壬生から南に下った辺りに有名な輪違屋や角屋があった島原にあたります。
一般的には遊郭のイメージでしょうが、社交場という表現が正しいし
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盲獣(1969年製作の映画)

3.4

盲の化け物が暴走。
写真展とアトリエの造形は気合充分。
増村保造の指示を全うしたであろう美術さんの仕事っぷり、お疲れっス。

江戸川乱歩の原作は1931年作。
監禁物と言えば英国ジョン・ファウルズの「
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女経(じょきょう)(1960年製作の映画)

3.4

1.耳を噛みたがる女
若尾文子主演
増村保造監督

2.ものを高く売りつける女
山本富士子主演
市川崑監督

3.恋を忘れていた女
京マチ子主演
吉村公三郎監督

京マチ子の女将さん。
京女ぶりが
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消された女(2016年製作の映画)

2.4

メンタルホラーを期待してたので、サスペンス展開には拍子抜け。
そりゃまあ御丁寧に誘導も解説もしてくれる親切設計。
エンディングもね。

たまにはこういうのもいいか。

2018劇場鑑賞15本目

大魔神(1966年製作の映画)

3.0

幼少の頃に夏休みや冬休みの夕方頃テレビで何度か見た記憶が。
惨たらしく情念と怨念に満ち、強烈に刷り込まれた作品だったはず。

新文芸坐の大映女優祭、フューチャリング高田美和でのスクリーン上映。
仕事の
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

前作は劇場を逃しDVDでは消化不良。
本作は劇場公開終了と同時にレンタル開始とのことだけど爆音会は都合が合わないもののどうにか参戦。

爆音など不要、3Dメガネも不要。
向こうから勝手に迫ってくる問答
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ビニー/信じる男(2015年製作の映画)

3.2

ストイックな映像がクール。
事実は小説より奇なり。

トレーナー役のアーロン・エッカートが素晴らしい。デニーロよろしく額の毛は抜いたのだろうか。
セッションでお馴染みのマイルズ・テラーの好演も光る。
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.9

バッチリメイクと制服で、手厚い看護といき過ぎた介護業務に勤しむ若尾文子のエロス。
ドス黒い血が滴り肉体が肉片と化す野戦病院。
戦地の兵隊達の淫夢がコールタールのようにどす黒く渦を巻く。

怒涛の前半に
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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

4.0

田宮二郎演ずる浅井は、クルマ、金、風呂、ビール、そしてセックスに明け暮れる世紀末戦士!

女どもが入り乱れてキャットファイトを繰り広げる場外乱闘ありのバトルロイヤル形式。
爛れに爛れた人間模様に、劇中
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ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

2.3

破廉恥奥さん見ながら自家発電。
冒頭がピークでした。
三浦誠己登場でアガるもその後出てこず。

今時エリック・サティを使うセンス。
とは言え、それなりになってしまうところが、狡猾かつ滑稽。
それも狙い
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LIVE FOR TODAY 天龍源一郎(2016年製作の映画)

3.7

天龍源一郎
2015.11.15
両国国技館引退興行

特別リングサイド席五万円。
友人から「当然行くよね?」とお誘いがあったのに、二階席でいいよと、いざ買おうとしたらソールドアウト。
引退前にレボリ
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.0

SMコメディの傑作「セクレタリー」のスティーブン・シャインバーグ監督の新作という事で昨年楽しみにしていたのですが不評の嵐に劇場鑑賞はスルー。

ラプチャーとは歓喜の意味なんですね。

続編ありきの薄
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

1.9

共振ポイント無し。
予想を遥かに下回る展開に欠伸が止まらない。
ひたすら苦痛の108分。
ハイテンション以来の同監督作品スクリーン鑑賞は前回以上の落胆。

2018劇場鑑賞10本目

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

WANTED!
現代の社会的弱者による寓話的西部劇作品か。

声をあげなきゃ届かない。
届く相手はきっといる。
誰かのパスがなきゃゴールには至らない。

〜〜〜〜


以下ネタバレ。

泣き寝入りは御
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

2.6

世界の片隅では無いが、カナダはケベックにも偏った思想が及ぶ。
世界的な右傾化にやんわり警鐘を鳴らす作品!
としたかったかどうかは謎。

昨年マイベスト10の内の一作「ザ・ダンサー」で存在感を放っていた
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青空娘(1957年製作の映画)

4.5

増村保造監督による若尾文子主演元祖アイドル映画。

全く飽きる事ないPOPな映像。
若尾文子の瑞々しい美しさは、ヘアスタイル、ブラウス、ロングスカートも相まってヘップバーンさながら。

赤電話が並ぶ公
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.8

溝口健二監督。
若尾文子は当時二十歳。
木暮実千代との擬似姉妹の物語が美しく哀しく力強い。

流麗な京都弁。
祇園の街に張り巡らされた小道は、2人の袋小路か人生の抜け道か。

様々なアングルで、街と置
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乱死怒町より愛を吐いて(2015年製作の映画)

2.3

オリジナリティ際立つ奇妙な味わい。
味わい方は不明。
恥ずかし気もない監督趣味のエロさが無いのは弱点。

古市コータロー
森若香織
KONTA
ロックスターの色気健在。

誰か目当てで気になって。
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

黒人の近代史から60年代のデトロイトへ。
序盤は当時の映像を交え、ドキュメンタリー作品かと見紛うようなドラマ性を排除した日常ならざる光景が交錯する。

実話に基づく物語。
監督が描きたかったのは当時の
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風に濡れた女(2016年製作の映画)

3.2

本能と演劇の肉体的交錯。
全編に渡るナイスファイト。

どんな名勝負も60分が限界か。
伏線は煽りVでマイクアピールでようやく2時間番組になり得る。

インディーでも名勝負は可能。
意欲的で声援を送り
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TOMORROW パーマネントライフを探して(2015年製作の映画)

2.8

メラニー・ロランがナビゲイターとなり、
1.農業
2.エネルギー
3.経済
4.民主主義
5.教育
の新しい形を僅か120分で紹介。
詰め込み過ぎの志の高いドキュメンタリー作品。


〜〜

メモ
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

3.7

往時の美術や衣装、キッチュな映像的仕掛けなども楽しめるドキュメンタリーテイストが新鮮。
セリフにも知性と抑制が効いており小気味良くユニークな作品。
ジャケはダサいが予告編通りスタイリッシュな映像。
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

2.8

仕事がら中国出張はしょっちゅう。
ホテルに置いてある無料のローカルミネラルウォーターは歯磨きやうがいには使い、あまり飲まないようにしている。
日本からお茶や水をスーツケースに入れて持ち込む。
香港に駐
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

2.8

ニューヨークの風景や生活を愛でる映画。

2人のキャラクターも会話も小気味好い。
全く感情移入出来ないけど、いい感じ。

監督、脚本のレベッカ・ミラーについては無知。
新進気鋭のおねえちゃんかと調べて
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クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

2.8

「ケンとカズ」のカトウシンスケがガンジャ好きのインテリ崩れ自由人で出ていた。
ちょい嬉しかった。

見せ場は多々有り。
過去作も見てみます。

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