幕埜リア

幕埜リア

2016より初見映画中心に記録。

2017劇場鑑賞新作上半期ベスト10
20センチュリーウーマン
ハードコア

ザダンサー
お嬢さん
ドラゴンマッハ
わたしはダニエルブレイク
カフェソサエティ
ジェーンドゥの解剖
パーソナルショッパー

2016は282本。
2017は、映画館アメリカンスリープオーバーからスタート。

フューリー(1978年製作の映画)

2.8

「ファントム・オブ・パラダイス」、「キャリー」の後で撮られたのにしては、デパルマ作品とは思えない凡作。
脚本が悪過ぎてテンポもよろしくない。
カーク・ダグラス主演で、超能力物アクションサスペンスと、
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.4

「夜は短し」で湯浅監督の存在を知り、「マインドゲーム」に驚き、今作の劇場公開は終わっていたと思ってたところ、ふと目にしたので鑑賞に到りました。

既視感のある多くの要素に、圧倒的なオリジナリティに耽溺
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萌の朱雀(1997年製作の映画)

3.5

あん、光、と観て、ようやく河瀬直美監督の処女作を観ました。

子供の頃、市内からはそう遠くないのだが、鬱蒼とした林や吊り橋や清流にも近い環境に育ちました。
今作の空気や匂いや眩しさは、個人的なノスタル
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

2.4

眠くて眠くて二回寝落ち。

フ**クシーンも意外にコンパクトで予想を超えるものがなかった。

ベッドの上のシーンというのは、今作に限らず大概陳腐ではないかと、ふと思いたったのだが、個人的な意見に過ぎな
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ステロイド合衆国 〜スポーツ大国の副作用〜(2008年製作の映画)

4.5

前々から見たかった作品。
新宿TSUTAYAでたまたま発見。

アイアンシーク、ハルクホーガン、ハックソージムドゥーガンら往年のWWFスーパースターに始まり、ホセカンセコ、バリーボンズといったメジャー
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ザ・ダンサー(2016年製作の映画)

4.6

金曜夜に何を観ようか。
今週は仕事で煩わしい事が余りにも多く疲労困憊。
今作は、ピカデリーにしては渋いチョイスだと気にはしていた。
前評判など殆ど見聞きする事もなかったのだが、何かに導かれるようにネ
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.4

人生における偶然と綻び。

オープニングから、再開発の影響によるものか、違法建築だからなのか、主人公夫妻の住むアパートの住人達は突然の退去を余儀なくされる。
窓に壁に亀裂が走り、物語の暗転を予期させる
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.5

「夜は短し〜」で湯浅作品初体験。
内容はともかく、見たことのないアニメ表現には度肝を抜かれました。
「夜明けを告げる〜」は観ようと思ってるうちに終映し、今作が一番!との評判があまりに目に入るので、普段
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.7

「ロスト・イン・トランスレーション」
こちらも迷子気分が高まっていく。

日本の風景の中で見るビルマーレイがデカ過ぎて違和感がひどい。
役柄以上に好き勝手喋れない姿は手持ち無沙汰でオーラも失せているか
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.9

タイムリープ物と乱暴に括るのはどうかと思うが、あまり得意なジャンルでは無く、伏線回収やら少し面倒な気分で見進めた。

どう転ぼうが誰かが傷を負う不完全なやり直し。
笑えない。
救いが無い。
不快さが雪
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デンデラ(2011年製作の映画)

2.1

愛聴するPodcast番組「ボンクラ映画館」の駄名作回に紹介されていた今作。

監督は今村昌平の息子、天願大介。
かの「楢山節考」のアンサームービーとなる意欲作。
姥捨山に遺棄された婆達がデンデラなる
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グランド・ジョー(2013年製作の映画)

4.2

「スノーデン」では端役として異常なオーラを放っていたニコラス・ケイジ。
端役での出演は珍しく、最近はもっぱら今作のような小品の主演が続く。
かつては一作のギャラが1000万ドルを超えると言われていたが
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悪魔のシスター(1973年製作の映画)

3.6

デ・パルマファンを自称していながら、長らく初期作である今作のことも知らないエセっぷり。
お恥ずかしい限り…
実はまだ見てない大作があるのですが、それはまた別の機会までショナイに…

オープニングタイト
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マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)

3.3

ベネズエラ作品。

時間軸の歪みにサスペンス性を加えたストーリーは秀逸。

個人的には、近所のガキんちょ達の交流が素晴らしい空気に包まれていて、見どころ。
野球、友情、そして初恋、素晴らしい描写の数々
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サベージ・キラー(2013年製作の映画)

2.8

マイノリティへの謂れなき抑圧。
歴史の中で繰り返される愚かな行為。

単なる復讐譚として安易な描き方に終わらないが、散漫な印象もあり勿体無い。

B級作品としては非常にソウルフルで真摯な人間描写には好
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

3.4

私はお酒がそんなに好きではありません。
休日の風呂上がりは、ビールをグビっとやるよりも、グラノーラに脂質の低いヨーグルトをかけ、豆乳、アサイードリンク、甘酒などをたっぷり注ぎ、特製ボウルの出来上がり。
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グレートウォール(2016年製作の映画)

3.8

世間的には黙殺されている今作。
公開初日に行こうと友人を誘ったら、きっぱり断られ、行きそびれてる間に終わってました。
なんでもアメリカ本国では10億円近い大赤字を叩き出したらしい。
マット・デイモンは
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オペレーション・メコン(2016年製作の映画)

3.0

中国、タイ、ミャンマーのゴールデントライアングル麻薬地帯。
昔はコロンビアの麻薬マフィア物、昨今ではメキシコの麻薬カルテル物ももう見飽きた。
タイはともかくミャンマー、中国のお家芸事情もあり、本格的に
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.7

上海行きボーイング787。
今日は幸運にもビジネスにアップグレード。
787は画面も大きくミニシアター気分。

ジョン・ウィック チャプター2

前作の激ショボの敵に比べると、今作では急激すぎるパワ
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絞殺魔(1968年製作の映画)

3.1

広川太一郎の吹き替え!
のポップにつられて借りたものの、うちのデッキが悪いのかソフトのせいなのか、日本語になったり、英語に変わったり…
広川太一郎の仕事なら他に有名なのがいくらでもある。

「ファント
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

4.2

強迫神経症の症状とDVの現実をホラー仕立てに丹念に描いた良作。

夫、父親をとっくに失った母子が、生活を重ねる日々の中で徐々に他者とのコミュニーケーションの取り方すら失い、孤立を深めていく。
ババドッ
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魚が出てきた日(1967年製作の映画)

4.3

かつて、地元関西では深夜の読売テレビで「シネマ大好き」という番組が時折放映されていました。
テーマに沿った特集、カルト監督の特集など、思春期に多くの映画を刷り込まれた素晴らしいプログラムでした。
冒頭
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FAKE(2016年製作の映画)

3.5

森達也の著作には何作か触れていたが、映像作品をじっくり観るのは今更初めて。

著作はいずれも丁寧な観察と客観的視線に貫かれ、そこに登場する人物や事実に一歩ずつ迫ろうとする真摯なアティトュードがうかがえ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.8

劇的なドラマは無くとも、示唆に富んだ言葉が対話を必要最低限なものとし、豊穣な人間関係を鮮やかに彩る。

ニクソンやカーターが大統領を務めていた70年代のアメリカ。
世界大戦は遠い昔話、
冷戦の脅威も慢
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サムサッカー(2005年製作の映画)

3.1

20センチュリーウーマン前に予習。

サムサッカー。
私も小学校高学年まで、寝床で親指咥えて布団の冷たい所を触ると落ち着くという悪癖がありました。出っ歯にならない程度に。

主演の坊やのナイーブさは完
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カノン(1998年製作の映画)

3.5

ほぼジャケ借り。
続編なのか。

ブォン!バン!とうるせえな、効果音。
ダサいのだが、しつこく続けられるとクセにならないでもない。

クソオヤジの愚かな姿がその内自分に重なってくるから始末が悪い
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セクレタリー(2002年製作の映画)

4.1

今日から公開の「ラプチャー破裂」、タイトルからして観るしかない。
出来るだけ情報は入れずに臨みたいが、過去作は予習しておきたい。
監督はソダーバーグじゃなくスティーヴン・シャインバーグ。

オープニン
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女は女である(1961年製作の映画)

3.1

序盤の破壊的なパッチワーク編集。
音楽の出し入れも転調を繰り返すプログレのよう。

「ウィークエンド」のように混沌と騒々しく展開するものと期待したのだが肩透かし。
個人的にはハマる事が出来ず残念。
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淵に立つ(2016年製作の映画)

2.8

業 、因縁、犠牲、定め、罪と罰…

宗教的視点などから考察するのに、私は十分な知識や適切な語彙を持たないので、識者の方に譲りたく、レビューなど後で拝見したいと思う。

優れた作品だと感じていても、何が
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

2.6

アル中女のネガティヴを見せられ続けられると、とても共感は出来ないし、心の苦しさでは無く、ただ面倒な気になるだけで困惑しかなかった。

「ボーダーライン」で置いてけぼりの主人公を演じたエミリー・ブラント
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.6

「芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。人間自体が俗悪なものだから。」(坂口安吾)

若い時分に読んだこの言葉が、未だに文学的なるものを計る物差しになっている。

今作の評
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.8

6月に公開のトラボルタ新作を前に軽く審査気分で鑑賞。

安っぽいミステリー要素混じりのクライム物かと思いきや、実に味わい深いヒューマンドラマで驚きました。
祖父、父親、息子、三人の役者の抑制された演技
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

1.3

昨日「光」で気を良くして日本映画にターゲットを絞り、ひょっとしてひょっとしないかと今作。
ひょっとするわけなかった。

コメディ要素をふんだんに盛り込むも、奇跡的に異常に笑いの沸点が低い人達が集まって
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(2017年製作の映画)

4.6

光を失った眼
光を失った言葉
光を失った行動
光を失った人生
それらと正対するもの。

2年前ふと機内で見た河瀬直美監督の前作「あん」。
四季の美しい情景と登場人物の動きに、ただただ魅入られ、全身を静
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.2

出来るだけ情報はシャットアウトして臨みました。

オープニング、星なのか、草むらなのか、その時点では何か特定出来ない画をバックにタイトル。
警察が踏み入れた家屋には、一家の斬殺死体が美しいライティング
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封神伝奇 バトル・オブ・ゴット(2016年製作の映画)

1.4

営業活動が長引き、直帰に変更。
今年はアジア映画に当たり多しというセオリーのもと、シネマート新宿のメンズデー割引にて、韓国映画「トンネル」を見ようと時間をチェック。
残念ながら時間が合わず、ひょっとす
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