あけみさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あけみさん

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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.8

実に重厚な作品だった。

恥ずかしながら
最後まで博士が
ショーン・ペンだと気がつかなかった。
どれだけ上手い俳優さんなんだ!
と思いながら観ていた。

しかもこれが実話!

天才のなし得た努力は
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

こういった近未来の作品は
私の頭がついて行けてなくて
???
となる所があるが
これは多少わかりやすかった。

途中、何度も目をつぶったけど笑

で、ラストは
グレイの頭の中の
仮想現実の事なの?
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.8

性善説と性悪説
人間として生まれたら
このどちらか?

いやいや
ほとんどの人がグレーゾーンにいて
育った環境や
取り巻く周りの人達によって
悪になったり
善になったりする
危うい所に立っているのだと
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

3.9

14歳の少年ダンカンの
一夏の経験

母親はおそらく
自分の事もだけど
ダンカンの将来の事も考えて
自分をごまかしてでも
男を選ぼうとしたのだろうけど
守ろうとした息子から
きっと守られたのだ。

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カフェ・ド・フロール(2011年製作の映画)

3.6

パリのシングルマザーと
愛してやまない
ダウン症の息子

現在のモントリオールの
離婚した夫婦と
夫の新しい恋人と娘達

この二組が
どう関係しているのか
よくわからないまま観ていて
後半になって
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.6

なるほど
監督がデザイナー

どうりで隅から隅まで
どのカットをとっても
一分の隙なく洗練されている。

それにまた
コリン・ファースが相応しく
イギリス紳士たる威厳と
りんとした悲しみを
見せてくれ
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ハチとパルマの物語(2020年製作の映画)

3.7

日本での話はいるかな?
と思ったが
秋田犬の賢さ、忠実さを
世に知らしめたかった?
とも思った。

最初の滑走路で
もう泣く。
パルマのひたむきな瞳が
なんとも愛おしくて
見るだけで涙が出る。

犬っ
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ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

3.7

てっきり野球のドラフトだと
思って見始めたら
アメフトの話で
わかるかな?
と心配したが
そんな事は杞憂だった。

指名権をドラフトするなんて
知らなかったし
これは面白い。
取引が面白い。

ハラハ
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ラスト・ソング(2010年製作の映画)

3.6

恋愛ものというより
父と娘の物語

まるで映画のような(笑)
色々な不幸なエピソードや驚きが
王道の物語だ。

海辺の家
好き
あのサンテラスは
最高だ。

あそこのロッキングチェアで
一日中本を読ん
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

何度目かの鑑賞
また久しぶりに観たいと思っていた所へ
たまたまBSでの放映だった。

私の中では
イギリス映画の中でも一番の作品

炭鉱労働者の苦労と
そんな中での少年の夢が
周りの理解の中で叶えられ
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.7

好きな作品だ。

倒産寸前のバラ園の
一発逆転を生んだのは
素人のポンコツ三人組

結末に意外性はないけど
この三人が
何しろそれぞれ面白い。

バラの栽培なんて
収入が関わっているだけに
私では絶対
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.6

まあロマンチックだこと!

おばあちゃんと孫の
二つの世代の恋が
進行してゆく。
素晴らしいイタリアの景色の中で。

こんな事
あり得ないだろうけど
ソフィが可愛すぎるから
まあ良しとしよう。
チャー
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

調香師なんて職業の
専門性の難しさと
それゆえの危うさが
よくわかった。

天才的な嗅覚に伴う報酬は
当たり前だとも言えるが
それを失う事のリスクも当然ある。

人はいいけど
だから仕事の上で崖っぷち
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.6

会えないだけで
心変わりする?
それくらいの愛だった?


少し釈然としない思いで観ていたが
そうか、それなら仕方ない
とまでは納得しないまでも
そういうこともあったのか
くらいには
理解できる。
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この自由な世界で(2007年製作の映画)

3.6

ケン・ローチ監督作品
らしく
シビアな現実を知らしめてくれる。

ヨーロッパは
本当に様々な国の人が
他国での生活を
望むと望まざるとに関わらず
送っているのだと
改めて気づかされる。

シングルマザ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.6

エンドロールで
カズオ・イシグロの作品だと
初めて知った。

それにしても
怖くて悲しい設定だった。

映像はとても静かで
この作品を
とても崇高なものに見せてくれる。

どうして二人で逃げないの?
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陽だまりハウスでマラソンを(2013年製作の映画)

3.6

陽だまりハウスか?
間違っていたら
パウルは誤ったまま老人性うつと
診断されたままかもしれない。

過剰な薬物の投与で
認知症とされたのに
薬をやめさせてもらったら
頭がはっきりしてきたという
お父さ
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ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.6

老年になってから
穏やかに暮らしているトニーの元へ
昔の恋人の母親の遺産?
が贈られるという連絡がくる。

そこから
彼がひもといていくミステリー
が始まる。

昔の恋人ベロニカとの思い出と
現在の別
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.5

シチュエーション大好き

料理も大好き

フィンランドいいな。

ストーリーはありきたりなので
先が読めて
なにも裏切られる事はない。

映画作りが
少し雑だったかな。
それが残念。

マーシャル 法廷を変えた男(2017年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ好きな法定物
そして実話

判決に至るまでの
検察側と弁護側の丁々発止が
とても好きだ。

根深く黒人差別が蔓延っていた
そんな時代の話しなので
黒人である事という事だけで
初めから不利に
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.5

世界に名をなした
伝説的なミュージシャンの
波乱に満ちた人生を描いた映画は
たくさんある。

私はジェームズ・ブラウンを
名前しか知らなかった。
彼の歌のうまさも
キレのいいダンスの巧さも。

色々差
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あなたになら言える秘密のこと(2005年製作の映画)

3.6

彼女がようやく
一人で抱えていた秘密を
彼に打ち明けられた時
彼が一時的に
目が見えなかったからこそ
だったのかもしれないと思う。

戦争は
多くの悲劇しか生まない。

悲劇しか生まない。

あまりに
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.6

事件が起こるわけではない。

成功した俳優の
私達から見れば普通ではないが
彼なりの普通の暮らしを
淡々と描いている。

彼は
一人娘を心から愛する
父親でもある。

なのに
虚しい
のだ。

虚しい
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母の身終い(2012年製作の映画)

3.5

ガンに冒された母は
苦しまない前に
自ら安楽死を選ぶ。

不器用で
上手く生きられない息子は
それを受け入れる。

国境は越えねばならないけど
安楽死を選べる
ということは
幸せなのだろう
か?

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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.6

小説家の家族が
父も母も
娘も息子も
それぞれ愛に傷つき
再生していく物語だ。

家族が揃った感謝祭は
アメリカでは
一番幸せの象徴なのかも。

愛とは信じる事
愛とは許す事

それができれば
ハッピ
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シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

3.7

謎解きの要素を絡ませながら
最後まで飽きる事なく
見終わった。

10代でベストセラーになった
天才的な若き作家が
抱えてしまった
秘密と
恋人への想いと
深い悲しみと…

そしてここでも
毒親に苦し
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かけがえのない人(2014年製作の映画)

3.8

もしかしたら
運命の人と
生涯を共にできる事が
奇跡なのかもしれない。

私も最近
かけがえのない人を失った。

もし生まれ変われる事ができるなら
アマンダとドーソン
ずっと幸せに
愛し合う家族になっ
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.7

私の好きな
少年の一夏の経験物語

14歳のマイクにとって
最高の経験だった。

たとえ無茶苦茶でも
犯罪になろうとも
何物にも換えられない
眩しいくらいに
貴重な夏休みになった。

どんな風になって
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

アメリカの警察官の
汚職
撃ち合い
麻薬
そしてたくさん死ぬ。

よくあるパターンだ。

スピード感はあるが
目新しい事はなかった。

ただ主人公はかっこいい。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.7

お伽話のような実話。

知識がなくて申し訳ないのだけれど
ミスター・ロジャースって
アメリカでは
かなり有名な人なのですね。

トム・ハンクスははまり役
だと思います。

優しくて温かくて
幸せな気持
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

借りようと思っていた
リストの上位だったけど
今日BSで観ることができた。

大好きなエマ・ストーン
今までとは少し違う役で
これはこれで
とっても好きだ。

スティーブ・カレルも凄い。
「ビューティ
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.6

妻を自殺に追いやったのは
一体誰だったのか?

これが
次第に明かされていく
ミステリーだった。

最初は男と女の
あるいは新しい家族になろうとする
親と子供達の問題かと
そう思って観ていたけれど。
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.7

好きです、こんな映画。

だって、みんないい人ばかりだもの。
DV亭主を除いては。

家を建てるというのは
たとえ人が住む家でも
お金にならなくても
それに関わる人達に
何かを育ててくれるものなんだと
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アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006年製作の映画)

3.7

過去に愛憎があろうとも
今は幸せに老いていった夫婦
なのに
妻がアルツハイマーを患い
ホームに入ることになり
44年で初めて離れ離れになる。

そうせざるを得ないけど
残された方にとっては
余計辛い選
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.6

犬の散歩中
とっても夕陽が綺麗で
映画の「夕陽に向かって走れ」
を、思わず思い出した。

その流れで
ボニーとクライドを思い
その時代
彼らは犯罪者でありながら
多くの若い人々の支持を得たのは
どうし
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.7

少年たちの一夏の経験

よくあるテーマで
色々な形で描かれているが
これはなんだかフランスっぽい。

14歳になっても
女の子に間違われるほど
可愛いダニエルと
ちょっとヤンチャな転校生テオが
スクラ
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