中村家さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

中村家

中村家

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モア(1969年製作の映画)

4.0

青春の中に快楽あり。

快楽に溺れる者に絶望あり。

絶望の果てに愛あり。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.4

難しい言葉が多く、字幕をつけ、言葉を調べながらの鑑賞となったが、智のある人間の討論はこんなにも面白い。芥さんかっこいい

GO(2001年製作の映画)

3.8

シェイクスピアの「私たちが薔薇と呼ぶものは、他のどんな名前で呼んでも同じ様に甘く香るわ」がよく伝わりよく刺さる。

羅生門(1950年製作の映画)

4.0

人間の本質、汚い所を極限までリアルに描いている傑作だと感じた。
まず3人の罪人の話を頼りに回想して行き、その描写を写していく構成が面白い。それぞれのキャラクターもしっかり立っており、それぞれの弱さ、汚
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八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.8

反戦、反核をストレートに「投げつけた」作品。
「投げつけた」と言う表現は作品の細部に現れているが、特にラストシーンはここで終わるのかという衝撃がある。何故かわからないが、私はラストシーンで涙が止まらな
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 母親を亡くした少女が、母親の葬式で出会った父親かもしれない詐欺師と出会い,2人で旅をしていく中で絆が芽生えていくロードムービー。

 50年ほど前の作品だが、現代でも伝わる価値観が表現されていた。1
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.6

自閉症の妹と怪我をして働けなくなった兄が、生きていく為、妹の売春を斡旋してお金を稼いでいくという話。

確かに生活保護を受けれない訳ないなどのリアリティの部分に関しては疑問を持ったが、そこにすら頭の回
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.2

援助交際を取り上げた話ではあるが、メインはそこではなく、援助交際を通して友達との差や自分の存在意義のようなモノに苦悩し、模索し、また苦悩するという、思春期の複雑な感情変化をしっかりと捉えている作品だと>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.8

今泉監督の作品と聞いて観に行きました。
とても面白かったです。

リアルな男女の恋や人間関係を撮った作品だったが、下北沢という狭い世界観の中で物語がすべて動いている。その軸が一本通っていることで、普通
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