nlmageさんの映画レビュー・感想・評価

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未成年(2018年製作の映画)

3.8

不倫した男女それぞれの子供である女子高生二人メインに描く群青劇。

不倫の末に生まれ出た
息も絶え絶えの小さな生命体へ
彼女たち二人はそうっと呼びかける。

ねぇ、生きてくのは大変よ、
覚悟はできてる
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星の子(2020年製作の映画)

3.3

オンライン試写。原作未読。

大きくなった芦田愛菜ちゃん。
子役だった頃より好きかも。

昔も上手だったんだけど、
子役にありがちなやりすぎ感が
すこし気になっていた。

でも、今回それがマイルドにな
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ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)

3.6

中国的偽装結婚のお話!

男性側はゲイであることを隠して
親を安心させる体裁のため。
そして女性は永住権のため。

お互いの目的が達成出来るじゃん!
結婚でさ!ということで
偽装結婚を踏み切っちゃう。
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.2

ジニョクさんのレビューより、
僭越ながら、イップマンはじめてみました。

いや、これ面白かった!
カンフーアクション見応え抜群です!
熱い!熱いよイップ・マン!

実は、スーパーマン的な?
スパイダー
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

わたしの学生時代は、学校と家庭とが
世界のほとんどを占めていた。
たまに習い事に行ったり
友達と遊びに行くくらいかな。

主人公、ウニちゃん(中学生)の
世界も大体同じようなもので。

家族、親友、後
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推手(1991年製作の映画)

4.0

アメリカに住む息子家族と同居する
中国人のお爺さんの奮闘記。

おうちで1日の大半を一緒に過ごす
息子の奥さん(アメリカ人)と
コミュニケーションが取れない。
お互い言葉が分からないなか、
文化の違い
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.5

なんかもう、好き。
色彩、モノクロからカラーへの転調も。
異国の音楽も。レスリーチャンとトニーレオンの傷つけ合うほどに激しい交流も。
いちいち映像が美しい。
センスってこういうことを言うんだなあ…
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ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

3.7

焦らし系ラブコメ!
男が右に走れば、女は左に走る。
惜しいところで何度もすれ違っている。
近くにいるのに出会わない。

気付かないことが一番美しいのだって
言われても、
こんだけ不完全燃焼が続くと
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.0

このまま人生を終えることへの
寂しさ、虚しさがこめた日常に注いだ光、
それはハグ!!

人のぬくもりは、頑なな心も溶かすのね。

新しいことにチャレンジ出来るし、
パツキンにもなるし、
ピンポン球だっ
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2046(2004年製作の映画)

3.4

主人公(トニー・レオン)が忘れられない過去を背負いながらも、これを塗り重ねるようにやたらめったらに女性を抱いていく。

そんな自身の生活を投影しながら、
小説「2047」を書いていくお話。
ときどき出
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.8

ああん、もうこの映像の雰囲気好き。
色の使い方が綺麗なんだわ。好みなんだわ。

古いフィルムで撮ったような
ぼやけた色調がノラ・ジョーンズの切ない歌声に合う。

私、ウォン・カーウァイ監督って
赤色の
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

母からの勧めで観賞。

エイミーシューマー主演のラブコメです。
さすがコメディエンヌだけあってリアクション芸がお腹抱えるほど面白い!

個人的にミシェル・ウィリアムズがなかなかの怪演だったかと。笑
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ラヴソング(1996年製作の映画)

3.8

都会、香港の成功の象徴である高層ビル群を後ろに構え、メインフィールドは喧騒なドヤ街。
NYの街もそうですが、活気あるガヤっとした感じが好きです。

大陸(田舎)から都会へ夢を追ってきた同志から、
そし
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淡水河の奇跡(2016年製作の映画)

3.3

台北発。7作あるメトロシリーズの第一弾!
昔失踪したお父さんが20年前の世界からタイムスリップしてきたことから、欠けていた家族が再集結。家族4人の交流を描くヒューマンドラマ。

メトロシリーズというわ
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

衣装デザイン賞受賞作品。
オートクチュールの仕立て屋が手掛けるドレスは間違いなくどれも美…!
静謐な室内や、楚々とした立ち居振る舞いとが相まって、衣装の魅力を最大限に引き出してくれてます。

女優さん
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

Netflixの試写会にて鑑賞。

『ゼロ・グラビティ』『オーシャンズ8』のサンドラ・ブロック主演、Netflixが贈る2018年最大のディザスタームービー『バード・ボックス!

ということで観てきま
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サヨナライツカ(2009年製作の映画)

2.5

タイや東南アジア特有の、体にまとわりつく気怠い暑さのなか、蜃気楼の如く現れた美女に翻弄される男のお話。

海外での単身赴任…友はない…自宅と会社の往復…嗚呼、なんの温もりもない。
そんな寄る辺のない男
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.5

プライムにて2度目の視聴。
かなり前に観ていて、内容もまあまあ覚えてはいましたが、改めて観てみると疾走感が凄い。


森から立ち込める青臭さ、
肌の毛穴からほとばしる汗の匂い、
むぁっとした血なまぐさ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

あるゴールデンレトリバーが少年に救われて彼の家に迎えられるところからはじまるお話。

この犬、ベイリーと少年を繋ぐ絆は、時間が経ち姿形を変えても引き継がれるんですね。。

動物を飼ったことのある人は、
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

人生をかけて積み上げてきたものが何もかもなくなる恐ろしさたるや。

こんなことなら癌の方が良かった…

こんなDNAを残してごめんなさい、と子供達に頭を垂れて許しを請う姿

つらくて見ていられませんで
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

1.4

巨人は人間の天敵たる、破壊力あり、大きくてホラーな生き物を見事に表現してくれたと思います。

最初に出てきたシーンでは素直に「でけー!こえー!」と声が漏れました。

しかしながら、肝心の中身は結構カオ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

旅先で偶然出会った男女のたった一夜の会話劇。20そこそこ?の筈なのに、見た目も話す内容も大人っぽい。

そして、なんだか久しぶりにドキドキしちゃいました。
狭いボックスの中、なかなか絡み合わない目線の
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

主演ダニエル・カルーヤ。
どこかで観たなーと思ったら、ブラックミラー(ドラマ)に出てましたわ〜と思い出し。未見ですが、ブラックパンサーにも出てたんですね。

リッチな白人彼女を持つ黒人の主人公が、彼女
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

結論、笑って共感して、また笑って泣いて。感情の器が満たされた充実の作品でした!!
松岡茉優ちゃんがお好きな方は必見です。


学生時代からひたむきな愛を捧げてきた"イチ"と何故か自分にゾッコンな"ニ"
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.8

とある街の精神科医が、不幸だと一様に嘆く患者の話を聞いて、また、なかなか充実しない自分の生活を振り返り、幸せとは何かを探すために世界を旅するお話。

サイモン・ペッグ演ずる精神科医のヘクターですが、出
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

試写会2Dで視聴。

オタクであればあるほど美味しさUP!
スピルバーグのサブカル愛をぎゅっと詰めこんだ大作ですね。

あ〜もっと色々知ってれば回収できたんだろうなぁ…!なんて悔やんじゃうくらいのネタ
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アンドロメディア(1998年製作の映画)

2.0

昔々にSPEEDのhiroが好きで観た映画。三池監督の作品だと知ってびっくり!

交通事故かなんかで主人公(hiro)が死んでしまうのですが、お父さんの手でPC(またはディスク?)に入ったAIになるん
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.3

友人の絶賛を声を聞いて、鑑賞。

"フリークス"達の見た目の奇抜さに焦点を当て、ショービズの世界を切り開くバーナム氏の物語。

日本でいう見世物小屋、のデラックス版と捉えました。

個人的には、人の容
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デアデビル(2003年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

幼少期にアクシデントで盲目になってから、視力を失う代わりに聴力、嗅覚などの五感(四感かな?)が研ぎ澄まされたことに気づく。
さらに、音が物体に反射することで位置などを把握するレーダー・センスという特殊
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.4

夜中にキラッキラのそれこそフォトジェニックな揚げものやお肉やら具沢山サンドやら見せられたら、お腹空きますって。

困っちゃうくらい食欲をそそられる映画!!

波乱万丈だけど、自分の腕で道を切り開く主人
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.4


奴隷は人間ではないから、人権もない。
奴隷は奴隷であり、主人の所有物なのだから、どのような扱いをしても差し障りがない。

品評会さながらに、裸で、まさに家畜同然の商品として陳列し品定めされることで受
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksの試写会に参加させていただき、一足先に鑑賞しました。原作は最近読了しまして、アニメは未見。

始まってすぐ…
エド、アル、トリシャの幸せなシーンとは打って変わって、出だしから曇る私の心
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

言葉では言い表せないほどのいろんな感情が降りかかってきて、滝のような涙に変換されました。

戦争に対する思いや平和への願い、そしてすずさんの暖かなニュアンスも、日本人だからこそ理解できる。

日本に生
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.3

ネットにて鑑賞。

主治医制度を導入しているフランスでは、地元住民には街のお医者さんが担当医として従事してくれる。だから、急な疾患等で患者に何かあれば夜間だって診察してくれます。

物静かで真面目な主
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空中庭園(2005年製作の映画)

3.5

家族にはなんの隠し事もしない。
これを公約に掲げる一家。

初っ端から家族にあるまじき開けっぴろげな会話がされ、若干呆気にとられます。

優等生で頑張り屋の母、
にこやかに笑いながらジョークを放つ父、
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ソーセージさんはじめ、グローサリーストアの食料品たちは自らの神とみなす人間に購入されたらば、天国に行けるものと信じ、楽しみにその日を迎えますが…実際のところ買われた後どうなっちゃうんでしょうね!!とい>>続きを読む

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