namelessさんの映画レビュー・感想・評価

nameless

nameless

自分が楽しめたら3.0以上。
人にオススメしたいのは4.0以上。

時折ロースコアものに迷走を始めます。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

タンタンタタタンタタタン🎶
なんだか…心踊るビート…

タンタンタタタンタタタン🎶
つま先が…勝手に動くこれは…

Rock'n!rock'n'roll radio!Let's go!

…ハッ!?∑
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

情報過多に思える構成に巧妙に隠されたトリック…初見では体感型SFとして楽しめて、2巡目ではヒューマンドラマと哲学的要素に思考の拡大を促される…これは得難い経験✨

まず初見…感情が上滑りするような冒頭
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

神戸ビーフとか松坂牛とか…

新鮮なうちは誰もが『高級な肉』だと思って、食べてみたいなんて思ってる。

そのうち賞味期限が近くなって、特売品の列に並んで…『高級だった肉』になる。

賞味期限が切れたら
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.3

センスの良い邦題だな…叙情が込められていて、題だけでも作品そのものに雰囲気を与えてる…なんてメンタルから入った今作。

でも、それが逆に濃霧になってた…(-_-;)

私には『このミステリがスゴい』な
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真白の恋(2015年製作の映画)

3.9

見ただけではそれと解らない『軽度』な知的障害を持つ女の子の真白が、偶然出会ったカメラマン油井に恋心を抱く…切ない悲恋の物語。

その実、度合いは関係なく、軽度であったとしても線引きをしてしまう私たち自
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

ジャズは夜の音。
月明かりの青を想起する。
青はジャズの色。
ブルージーと呼ばれる由縁。
それを感じられる良い作品でした。

チェット・ベイカー。
とても不器用で、寂しい人。

その弱さや寂しさが、聴
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

一家惨殺事件をめぐる関係者たちの愚行が炙り出されていくサスペンス。見せ方を少し捻ってありましたが、衝撃と言えるほどの驚愕は感じませんでしたね(^_^;)

巧妙にズレを加えた時間軸の構成、人の見せ方、
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ライフ・イズ・ビューティフル(1998年製作の映画)

4.0

愛に溢れる悲喜劇。

何より素晴らしいのは、グイドがジョズエに掛け続けた魔法。それが作品全体に寓話性を与えていて、絵本にも似た優しい奇跡で満たしてくれている。

初めて観た時は、ホロコーストをこんな風
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.8

こういう詩って音楽的感性に近い。

例えば、ハッとするようなギターリフとか、不意に思い出すフレーズだったり、なんて事ないのに忘れられない景色…いろんな形で現れる。不思議と心の琴線というか、感性に触れて
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.6

アフター・ウェディングのロルフ・ラッスゴード主演だったので手にしてみた今作。

妻に先立たれた偏屈なオジサマが死の欲動に囚われつつも、隣に越してきた家族たちや街の人々との現在の交流の中で過去を振り返り
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.8

邦題…センスあるなー(*´꒳`*)

拗らせモンスターな17歳の主人公。
モンスターなのに…愛おしいんだもん。
Sweet 17 Monster…バッチリだね✨

すっごい酸っぱいパウダーのついたキャ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

みなさん、あけましておめでとうございます🎍✨
絶賛引きニートを決め込んでおります、お雑煮にお餅は2個派のnamelessが実家のコタツからお送りいたします♨️(*´꒳`*)

え?そんなことしてると正
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

今こそダンケルクスピリットが必要!
なんて啖呵はさておき…(苦笑)

崩れ落ちそうな大事なものを、必死で押し留めようとしている…そんな作品。

これは紛れも無く傑作。まさに必見です。

ケン・ローチ監
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

陸海空…そして時間の集束。緻密な構成の立体的な展開力は圧巻。加えて、劇伴と映像の織り成す圧倒的臨場感。確かにIMAXで観るべき作品かもしれませんね。

徹底して一側面から、この撤退・救出作戦を切り取っ
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.9

幸せのオマケに気付かせてくれる、クリスマスにピッタリなファンタジー。

喪失が与える深い愛情の…群像劇。

築き上げてきたものが瓦解していく表現と、苛み続ける苦しみが解けていく表現とをドミノに投影する
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旅するジーンズと19歳の旅立ち(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

もう子供じゃない。
だけど、まだ大人じゃない。
それが19歳の立ち位置。

前作から3年、ハイスクールを卒業した4人はそれぞれが選んだ道を進んで…というところからストーリーが再開します。

何も考えて
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.7

何もかも自分の思い通りになる理想の相手が、もし目の前に現れたら?というシチュエーションの中で、恋愛の普遍性についてを描いたファンタジーラブストーリー。
ややホラーな描写もあり。

別冊(500)日のサ
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.3

芸術系の作品を探して手に取った今作。
まぁ、私は人に言えるほどの審美眼は持ち合わせてませんけど(^_^;)

エゴン・シーレはあまり知名度は高くないですけど、Self-Portrait with Ph
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.5

ボリス・ヴィアンの小説「L'Écume des jours」をエターナル・サンシャインのゴンドリー監督が映像化した作品。カラフルとモノクロで描かれる苦楽。夢と現実の融合。スウィング・ジャズの調べと小宇>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.3

ある芸術家の、実話に基づくストーリー。
エディの魂のこもった演技は必見。
トランスジェンダーをモチーフにした美と愛の表現を堪能して欲しい…素晴らしかった。

美術品を鑑賞して、その表現に思考を揺蕩わせ
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オマールの壁(2013年製作の映画)

-

イスラエル政府による「セキュリティ・フェンス」という名目で、パレスチナ人による自爆テロ防止の大義名分のもとに建設された分離壁。その総延長は450kmにも及び、ベルリンの壁を超える長さです。

監督は『
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

-

77分という短さに、とてつもない情報量。
モノクロームの映像の中に浮かぶ、不可視の色彩。ワンカット…ゲルニカが映し出された時に、このやり方に納得してしまった。端的な描写と余白で際立つ、圧倒的なシャープ
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.8

フランスモードなオープニング。
レトロな風合いが、なんか私の好きな感じするなー…からの!髪を振り乱してタイピングを終えた後、息で前髪をフッとした後の表情に胸キュン。あんな可愛いドヤ顔してみたい!

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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

脳炎患者と医師たちとの実話を基に作られた作品。ロビン・ウィリアムズとデニーロ。真に迫る圧巻のパフォーマンスが心を震わせてくる。

生はそれだけで価値あるもの。
人はそれを忘れて生きてしまう。
私自身、
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.8

叙情性のある良作。撮り方が秀逸。
演者たちも見事でした。

ツチダとせいいちの関係性の見せ方。
部分的なリアリティが刺々しい。
互いにしがみつく姿が痛々しい。
日常的な場面に潜んでいる虚無の苦み。
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.0

笑えるところは大声で笑っちゃう反面、ビターな部分はリアルにビター。観ていてクレイマークレイマーを思い出しました。

子供たちのリアクションがしっかり年齢別だし…ミランダの気持ちとかも、なんか生々しくて
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屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

3.6

パリのアパルトマンの瀟洒な外観。
舞台がとてもコンパクトに収めてあって、上手いことやったなー…って感心した。

原題にある6e etage。

字幕では6階って言われてるけど…実は日本では7階。1階は
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.7

柔らかな再生の物語。
観るべき時に観た気がする。個人的に。

構成的に少しリトルミスサンシャインを想わせましたね。アプローチの仕方はそれぞれですけど普遍性のあるテーマ。

傷は癒えるのに時間がかかる。
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的でポエティックな映像世界。
そして普遍性のある哲学的なテーマ。

始まりが終わり。終わりが始まりの船出。
その円環描写には作品のテーマそのものを想わせる。波の尾を引かずに遠ざかる…巻き戻っていく
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

後半、ずっと泣き続けてました。
ものっすごくデトックスできた(笑)

自らの可能性を信じることの素晴らしさと、人との繋がりが与えてくれるものを教えてくれる、とてもいい作品だと思う。

パレットの上の白
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.0

間違ったメタルのイメージをコテコテのステレオタイプに再現してますねー…(^_^;)
一瞬、鏡に写った私の顔がギラリと…松雪泰子さん扮する社長ぐらい怖くなったのは秘密(笑)

ちょっと方向性間違ってる気
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.5

ふむ…なかなか面白いかも(。-_-。)
いわゆるスルメっぽい作り。

vinylに囲まれて生きる音楽バカ。
夢の仕事のトップ5の5番目…レコードショップを営む、女にだらしないクズのダメ男。同棲してた彼
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

ウィノナ自身が患っていた境界性パーソナリティ障害について、とても詳らかに描き出されている秀作。個人的には女性視点というのも共感を得やすい…ウーピーとか。

深くは言及しないですが、この障害は男女の患者
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ぼくたちのムッシュ・ラザール(2011年製作の映画)

3.5

元担任の自殺を引き金に、その関係者たちの苦悩を描いた大人向けな学園ヒューマンドラマ。淡々としたストーリー進行が秀逸で、瓦解している社会の縮図を見せる良質な作品。

悲哀を抱えた人物が、傷付いた子供達と
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クォ・ヴァディス(1951年製作の映画)

3.3

暴君と名高いネロ皇帝による治世下のローマを舞台に描かれる歴史スペクタクル。
大群衆が映し出される場面は圧巻。

色々と安っぽさは目立ちますが、当時の映像技術を考えれば、舞台演劇な感覚で観るべきなので、
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.3

現実の厳しさ…と題される割には、ちょっと苦味が足りてないかな。登場人物たちのやり取りを見て『何者』を想起する人も少なくないはず。狭い現実に追い詰められて内面暴露しちゃう男女たちの物語。

せっかく中盤
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