an0nym0usさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.5

物が溢れる小さな自室、電車移動、買い物は近所のスーパー…ミマはアイドルでも、一般的な規範の中で生きる普通の女性。

そんな彼女が、他者の欲望と狂気の中で境界を見失っていくサイコスリラー…

冒頭、スト
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

ジワーッとあったかい(*´꒳`*)
ひなたぼっこムービー✨

負け犬家族に自殺未遂をしたゲイの負け犬叔父さんまで加わって、末っ子オリーブのミスコン出場の為に西海岸へと向かうっていう、とっちらかったスト
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ステラ(1990年製作の映画)

4.1

泣ける映画の事を英語の表現で…
four-handkerchief filmと言うことがあります。
ハンカチ4枚も必要なぐらい泣ける映画…
というジョークも入り混じった表現。

今作をそれに当てはめて
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.8

あ、そっちなの?Σ('◉⌓◉’)
という驚きもあったけど、とても素敵なストーリーでした✨

少し前に見た旅するジーンズのハツラツなティーンっぽさから打って変わって、シックで素敵なレディを演じてくれたブ
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メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

我が家のライブDVDの棚に鎮座してます。
映画っていうかライブビューイングです。
敢えて作品については語りません。

本日は私が愛して止まない…
ライブについて語らせていただきます✨
なのでネタバレに
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.7

女の子はお砂糖とスパイスでできている✨

なんてメルヘンな言葉が似合わない私。
愛されメイクは大学デビューでした(笑)
ギタ女だったもので…(−_−;)

高校当時はディズニーのプリンセスをヘイトする
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

うちに飲みに来た後輩ちゃん(ホラー好き)が手土産に持ってきやがりまして…

私はホラー観ない!と言い聞かせてきたのに、ハロウィンなんだしとか言って強引に迫られて…拒めなかった私は弱い女(笑)

こうい
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コヨーテ・アグリー(2000年製作の映画)

3.5

こういう作品に出てくるお父さんって、なんでこうもチャーミングなんだろ😊

ピタゴラスイッチみたいに折れた足をゴンッてして叫んだトコが、個人的に一番ツボったシーン。

お父さん!?Σ(゚д゚lll)
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5デイズ(2011年製作の映画)

3.4

2008年8月に始まった南オセチア紛争。
その通称『5日間戦争』が原題の作品。

北京五輪に世界の注目が集まる最中…世界に黙殺されていた戦争。当時の私はそんな事は知りもしませんでした。

危険を顧みず
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.0

若かりしジェイク繋がりで観賞(笑)

ラスト…何も語らぬ父が金網越しに息子の背中を見送る場面に、胸がギュッとした。

そして煙の尾を引いて空に飛び上がるロケットを、町の人々がそれぞれの居場所から見上げ
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ここ数日、ハードワークで疲れ気味…
雑いレビューなのでネタバレ伏せ(爆)

あぁ、13日の金曜日なんだ…ホラー観ない私には関係ないけど😑とか思ってたら、金ローが今作を放映。なら観ようかな…って。

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

喩えるなら…夢想と現実のブレンドをエスプレッソマシンで濃厚に抽出して、フォームミルクに隠したカフェ・マキアート(謎)
カップには何が描かれてる?…みたいな。

カップの図柄を紐解く前にスプーンで撹拌
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ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

3.8

前半は80'sのイングランド・グラフィティで…目と耳と感性を楽しませる作品。
中盤以降は…かなりディープなイングランドが待ち構えていらっしゃいました(^_^;)

前半ですっかり引き込まれてた✨
ショ
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旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

4.0

一本のジーンズに宿る魔法のような物語。

単なるガールズムービーだって、楽な気分で観てたら…いい意味で裏切られました。
心が解き放たれて、ポロポロって涙が止まらなくて…優しい余韻に浸れました。

正直
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悪童日記(2013年製作の映画)

3.5

戦時下の『小さな町』を舞台に、双子の『ぼくら』の視点から描かれる物語。

名も場所も明かさない語り口は、冷酷な現実を半幻想の世界に昇華してくれる。そして、その寓話性の中に存在するのは…
不条理な死と、
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

地域に根差す、人々の拠り所であるはずだったカトリック教会。その抱える深い闇。
汚職者たちの蛮行を明るみに出そうとしたボストングローブの記者たちの物語。

どの口が神の教えを説くのか…腐敗した体質の及ぼ
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

2.5

ドールハウスに住んでみたい✨
とか、私も子供心に一度は思ったことあります。

そんな幼い幻想も、実はけっこう厳しいらしい…樹木希林さんとかいるし(笑)

微細な動きにダイナミックさを感じるし、可愛らし
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.5

多すぎる火は何も生みやせん…

水と風は百年かけて森を育てる。

自然と共存するという事は、摂理に寄り添って生きるって事だと思わせる名台詞。

物質こそが蔓延る毒だとして…残念ながら私たちが共存してい
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.8

性別関係なく、多くの人が観るべき作品。先人たちが何を感じ、何を成し遂げようとしたのか…知る義務があると思います。

子供達の未来のため…
母親たちの行動原理は…愛情。

だからといって、実力行使には賛
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

とても感服しました。素晴らしい!

女優という解りやすいアイコンを使ってのメタファーの盛り込み方…ラストの駆け抜けていく描写からの展開は秀逸。
震え上がりました…

現実と銀幕の世界の境界が取り払われ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

-

なぜ弱きわれらが苦しむのか…

それは苦しみこそが信仰の根源だから。

宗教、信仰の抱える数々の迫害の歴史。
それは古くから、人々が何かに苦しみ喘ぎながら生きてきた証かもしれない。

同じ師によって学
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

2.5

し、信じられない…

こんなの正気じゃないよ…

なに、なんなの…

この…

くっそセンスのない邦題!?(爆)
((((;゚Д゚)))))

だけど手に取ってみた(笑)

とりあえず頭を使いたくなく
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キャロル(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

禁断であるが故に甘美なのは…
人の抗えぬ性なのでしょう。

見事な構成でした。表現も丁寧で繊細。
挙げてたらキリがないぐらい、細部にまで作り込みの拘りを感じました。二度目の鑑賞は気付くことが多くて忙し
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

観た人の踏み出す一歩を軽やかに…
心を鮮やかに彩ってくれる…
音と色と心が織り成すタペストリー。
そんな素晴らしい映像作品でした✨

心情を表現する色使い。コーディネートの変化。光の演出…細部まで拘ら
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.8

ただ静かに、エンドロールを眺めていました。泣きそうな気持ちだけど、それごとギュッと抱き締めたくなるような実話。

主演二人の演技は素晴らしかった。
特にミルドレッド役のルース・ネッガ…
その名は胸に刻
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

実は数合わせで借りてきたんです。
ポーちゃん出てるから観てみよっかな…
ぐらいの期待値で鑑賞したら、まんまと泣かされた私はチョロいかな?😅

特筆したいのは…
怪我したひかりが大会に出れなくて…
みん
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

全編に渡って青を基調とした映像美。
曲は違えどドビュッシーの曲を想わせるような静けさと揺蕩う感覚は秀逸でした。

漠然と観てしまうと気持ちが乗り切れなそう。それぐらい淡々と、登場人物を三つの章に分けて
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千年の一滴 だし しょうゆ(2014年製作の映画)

4.0

この作品がここにあるとは知らなかった😳
観たのはだいぶ前になります…
でも、衝撃を受けたのは覚えてます。

いや、これ本当に凄いんです!
日本人なら必見だと思います✨

やけに詳しい「あらすじ」が載っ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

風に揺れるタンポポの、なんと印象的なことか…
日本人の魂を奮い立たせる傑作🇯🇵

以前、道端でアスファルトを突き破って伸びていた雑草があって…春先にタンポポが咲いて…儚さも情緒もない花だなぁ、と思った
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

3.7

この世界の片隅にと一緒に借りて…正解✨
心の荒んだ私に、癒し成分を輸液全開で流し込んできてくれました♨️

風邪で寝込んだ時に作ってもらった、素朴な味の『おじや』を彷彿とさせる優しさ。
疲れた胃に、優
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

この作品もほんっと好き!
私の憧れる女性像は、シャンソン歌ってるジーナだった頃があるぐらいですから(笑)

残念ながら、あそこまでセクシーにはなれそうもありません…( ´ω`)

ジブリ最盛期の傑作✨
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

荒野と化した私の心に…染みるわぁ(*´-`)
本当にこの頃の宮崎作品は最高だね✨
神がかってると言って過言じゃない。

少女がほんの少しだけ大人になる。
前向きになれる素敵なストーリー。
今作にはとて
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

-

打ちのめされるのとは少し違う…
だけど、微塵も動きたくない。
脳が思考を拒絶してる。
地球の重力が倍加してる気がする。

酷い二日酔いにでもなった気分。

ストーリーについて、何ひとつ明かす事はしたく
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BOY A(2007年製作の映画)

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生きるというのは鋼鉄の板にナイフで痕を刻み付けるような行為…一度刻まれてしまえば、二度と消し去る事はできない。

誰もが失念してしまう…
今このひと時の致命的な重み。

今を生きる事が大事であろうと、
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麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

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こんな凄みを感じる映画だとは思ってもみなかった…アイルランド人たちの魂に刻まれた『麦の穂をゆらす風』の歌は、その苦々しい歴史の重みを感じさせる。

何世紀にも渡って弾圧と搾取を受け続けてきたアイルラン
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

ニクい選曲、イカしたユニゾンをグルーヴィにキメて…そこからポップでオシャレにブレイク…ド派手なご挨拶でした✨🎶

それに縛られてたのか…冒頭のJSBX以外の各パートは楽曲も含め、ちょっと大人しめにまと
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