なないろさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

金のかかった壮大なドッキリ。人間不信になりそう。ガイ・リッチーとかが撮ったらもっと違うテイストになっただろうなぁ。少し拍子抜けするラストがフィンチャーらしくない。こういうのも撮るんだね。サスペンス的要>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.7

90年代のラブストーリーって本当に良いよね。昨今のポリコレうんぬん抜きで王道いってて雑味なく楽しめる。
久々にラブシーンでドキドキしてしまった…若い頃のブラピって罪だわ。ラストのこれでもかってくらい派
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

特に大きなできごとがある訳でもないんだけど、なんか良かった。周りにアジア人がほぼいない中、移民として生活していくことは、家族の結束が何より試されるのかもしれない。ぶつかり合っても結局助け合えるのは家族>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

ユーモアたっぷり。政治がからんで少し理解できなかったけど、当時のハリウッドとモノクロの雰囲気がすごいオシャレ。市民ケーンは観ていない。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.6

「殺しちゃいけないし、暴力に耐えてもいけない」
ひたすら話し合いの場面。ただ離れるだけで暴力的解決法を取ってないだけ、このコミュニティの男達は感謝した方がいい。信仰心もあるだろうがかなり理性的な判断だ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.6

今現在日本でも表面化している某アイドル事務所の性的暴行問題と重なる。
こうした問題は、こういう業界には付き物なのかなと少し悲しくなった。
顔と名前が一致せず追うのが少し大変だったが、記者の方の仕事っぷ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

この脈絡のなさ…観てて翻弄されるし、少し怖くも感じた。痴呆の方には世界はこう見えているのか…最後は自分もこうなるのかなぁなんて考えてしまうと少し憂鬱にもなった。
脈絡のなさ、時系列の曖昧さが上手くスリ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

こういうブラックコメディ好きだからめっちゃ笑った。ヴィーガンの肉は美味いらしい。野菜もしっかり食べましょう。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

一見難解に見えるが、若い世代に地位を取って代わられる恐怖を描いた割とあるあるな題材なように思った。でも描き方がとても現代に沿っていて楽しめる。主人公はどんな文化や性にも理解があり何の偏見もない自由な表>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

結局は男の人の自己満や名誉のためでしかなかったんじゃないか。奥さんの最後の表情が、勝ったにもかかわらず晴れやかな表情ではなかったのが全て。そりゃ決闘したからって晴れないよな。傷つけられた事実はなくなら>>続きを読む

ALONE アローン(2016年製作の映画)

1.8

ツッコミどころ満載すぎて笑
そもそもこの地雷の設定いらなくないか?もっと知恵と忍耐で極限サバイバルみたいなの想像してただけに久々に時間返せと思った。編集も所々分かりにくい。現地民が目の前まで来るのも興
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.5

キャストが地味に豪華。
明るいファミリー系かと思いきやけっこうシリアス。親も子も歳を取るとお互い心配させまいと「元気だよ。大丈夫だよ」が口癖になる。でももし上手くいってなくても親って受け止めてくれたり
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.6

静かで緊張感のある雰囲気が好き。
周りを容赦なく排除していくしたたかな主人公をフローレンス・ピューが上手く演じていた。

汚れなき祈り(2012年製作の映画)

3.4

想像してたのとはけっこう違った。ウケ狙いなのかな?と感じるシュールさを感じつつ…。人間の苦しみを癒したり理解するにあたって神や祈りが無力だったのが興味深い。敬虔な祈りの場に異分子が入ってきたことはある>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.3

なんか主人公にも母親にもイライラしてしまった。てゆーか母親が主人公か?序盤の映画に夢中なシーンは良かった。
「ベルファスト」とかもそーだったけど、思い出を並べていっただけみたいな感じが否めない。本人に
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.6

ワニが歌ったーーマジでかわいすぎた!ずっとニヤニヤしながら観てた。子役の子も演技良かった。あんなイケボで歌うライルを連れて帰りたい。とにかくかわいすぎる。

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.2

ノア・バームバックだけどこれは期待はずれ。アダム・サンドラーが好きじゃないので演技も観ててキツかった。
ことごとく噛み合わない会話は面白かったけど途中からイライラしてしまった。まぁそれが家族だよね。

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.8

けっこう好き。
家族って良くも悪くも腐っても家族。時に楽しく時にわずらわしかったりする。思春期の子供の変化も面白い。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

どんなに故郷を愛していても、内紛によって離れることを選ばざるを得なかった寂しさ。
「アイルランド人は皆旅をしてきた」

トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.4

やっぱりヒューグラント素敵。
ベタなストーリーだけど楽しめた。突然のトランプ!

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

3.7

映像は本当にキレイ。切り取り方も素敵。
美しいけれどどこか虚ろで、成功を手にしても心の根本的な所は満たされない主人公の内面に迫ったような作品。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

作曲に命を燃やしたアーティスト。RENTは未鑑賞だったけれどこんな作曲家がいて背景があったとは知らなかった。短命だったのが本当に惜しまれる。焦燥感を抱きながらも夢を見失わず曲を作り続けた情熱が本当に素>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

素晴らしい。これはもっと早く観ておくべきだった。ホント鶏が先か卵が先か、な話。無駄がなくて変に広げすぎないから集中して観れる。

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.7

けっこう笑った!好き♡
やたらクオリティの高いバットマンコス、MCUばりの壮大な音楽、スローを多用した戦闘シーンなど、作った人も相当アメコミ好きなんだろうなぁー。やりたい放題やっててこういうのホント好
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

フィンチャーっぽさ全開だった。主人公のセリフがほとんどないから、次に何が起こるかわからない緊張感がずーっとある。終始スリルが味わえる。

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.3

コリン・ファース歳とったなぁ。
表には出ていない戦争の裏側ってきっともっとたくさんあるんだろうな。顔と名前一致しない問題。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.4

タイトルに支配ってあるけど、支配っつーか結局共生っていう着地と捉えていいのか?恐竜がいることで世界中で問題になってますみたいな始まり方だったのでこの終わり方は少々疑問。
そもそも食糧問題や遺伝子改変み
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ホームは自分の心の中にあるもの。一つの場所に留まらなくとも、大切なものは変わらない。
アメリカの雄大な自然の圧倒的美しさが、常に何か人間の原初的な記憶のようなものを揺さぶってくる。あんな地平線に沈む直
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

分かりやすく楽しめる。私だったらループから抜け出したくなくなるかもしれない。
クスッと笑えるところも良かった。

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.4

ガイ・リッチーだから期待したけどそんなにハマれなかった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

ラピュタのような1本筋が通った大人も子供も楽しめる、やさしい楽しいファンタジーなジブリは千と千尋が最後だと思っている。本作もそうしたやさしさはない。風立ちぬもそうだった。
本作はタイトルの「君たちはど
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

軽快で観やすい。
前例がない道を切り拓く系の話はいつだって心動かされるなぁ。安定のマット・デイモン。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

子犬のようなキュートなジュリア・ロバーツがとっても素敵。あんなおじ様いたらお金で買われてもいいと思える…

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

マルチバースだから鑑賞前はちゃんと理解できるか不安だったけど、メッセージ性自体はシンプルで1本軸が通ってるので振り回されることなく観やすかった。
こういう人生もあったかもしれないなぁ…って誰しも考えが
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.4

意外とミュージカルだった。不思議で不気味で、ありきたりな人魚の寓話をなぞってないのが良かった。人魚の女の子かわいい。

バビロン(2021年製作の映画)

4.2

とりあえずチャゼル監督が気取った評論家や、映画を侮蔑して他の芸術を高尚ぶる連中にゲロや💩を塗りたくってやりたいくらい嫌悪していることはわかった。
あと「ワシの作るモンは映画史に残るんじゃぁぁぁぁ!ドヤ
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