思い起こしただけで感動がよみがえり、全身に鳥肌が立つ作品がいくつかあります。『ある日どこかで』はそのひとつ。
自然に目が潤む情感豊かな音楽は私の大好きな作曲家、ジョン・バリーさん。
監督は一般的に「ヤ>>続きを読む
冒頭でさらりと「猿が進化、人間の知能が退化」としていますが、お猿さんたち、スタンガンが棒になった武器をどこの工場で製造?
人間が作ったものを利用しているとしても、電力供給はどのように?
第一作から>>続きを読む
B級映画の巨匠ジョン・カーペンター監督、傑作『遊星からの物体X』で映画史に名を刻んだと思います。
でもその前年に公開された本作は今ひとつ。いや、今みっつか。
なにしろ大前提の「マンハッタン島全部が刑務>>続きを読む
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「監督ガイ・ハミルトン、音楽ジョン・グッドウィン、主演ロバート・ショウ。僕の大好きな『空軍大戦略』の再来だ」
「だけどこれじゃナバロン、まったく無関係だよなー」
「捕獲した様子もない大量のT-34、そ>>続きを読む
以下、かなり主観の入った感想ですので参考にされないでください。
原作『あなたの人生の物語』未読。ヒューゴー賞やネビュラ賞を受賞したりノミネートされたりで優れた小説なのでしょうけど、個人的には興味をひ>>続きを読む
監督がロバート・ゼメキスとは意外に思える硬派のSF。なにしろ原作はカール・セーガンですからね。私は作家というより天文学者の印象が強いです。
私は無神論者ですが、宇宙の起源を考えると行き着くところは科学>>続きを読む
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「ウィルソン!」
彼の末路がちょっと気になる😆
何年も暮らした無人島で荷物を開封しても、誰も文句言わないでしょうに。
私なら即日開けちゃいますね。
こんなに長尺で起伏も変化も少ないお話なのに、あくびも>>続きを読む
CG以前の戦争アクションなら筆頭格。ハリウッド大作感、満載。
それが個人的印象ですが、もしもグレゴリー・ペックが出演していなかったら高評価も五割引。
いろんな賞も受賞していますが、脚本にスキが多いし、>>続きを読む
『レイダース/失われたアーク』に続いて『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』がヒット。その直後の公開で、しかもポスターはこんな。誰が見てもパクリというか便乗商法。
ただ原題は『King Solomon'>>続きを読む
大作ではないし話題作でもなく、大型スクリーンの映画館で上映されない小劇場向け映画。
モノ扱いされていた西部で立ち上がる女性たち。アメコミだったら荒唐無稽になりそうな題材ですが、少しもスーパーガールでは>>続きを読む
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『猿の惑星』リブート版三部作の完結編。そんな予備知識もないまま誘われて観ましたが、一部も二部も観ていないので冒頭の長い説明を読んでも今ひとつ入り込めない。
シリアスな作品で動物が喋る設定は無理だと思い>>続きを読む
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スターウォーズ・サーガのど真ん中に当たる初期三部作の完結編。当初のタイトルは『スター・ウォーズ/ ジェダイの復讐』でした。
今回もオープニングの爽快感。ジャバ・ザ・ハットのルックスが強烈。でもエンディ>>続きを読む
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ジョージ・ルーカスがなぜ自身で監督しなかったのか?
よりによって実績豊富とは言えないカーシュナーさんに任せたのは何故?
調べれば理由はいろいろ出てきますが、もしも私がプロデューサーだったらこんなバクチ>>続きを読む
この超話題作、日本公開まで1年も待たされて飢餓感いっぱいでした。轟音がロビーにまで聞こえてくる新宿プラザで上映を待つとき(ここまでワクワクする経験は二度とないかも)と思いました。
冒頭の下から映すスタ>>続きを読む
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パーキンソン病の入院患者たちが新薬投与によって症状が劇的に改善。しかしそれは一過性の仕合せ。夏が過ぎると何故かみんな、元に戻ってしまい、二度と改善することはなかった――。
ロバート・デ・ニーロの演技が>>続きを読む
300年前の『ガリバー旅行記』以来、人が極小化・巨大化する創作物はいっぱい。空を飛ぶのと同じくらい夢がある題材ですね。
私はディズニーが安心ブランドだった頃のこの作品が特に好きです。舞台はほとんどひと>>続きを読む
ドイツからアメリカに渡ったローランド・エメリッヒ監督の出世作。
この頃から「理屈は無用」の作風にブレはありません。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレンのファンなら楽しめると思います。>>続きを読む
ローランド・エメリッヒではなくジョン・カーペンター監督作品――。
カート・ラッセル主演でもあるし、個人的にはそんな印象です。
でもこれ、SF(サイエンス・フィクション)なんですか?
どこが科学? 出だ>>続きを読む
「2012年に災厄が起こる」という予言もの。誘われて2009年の公開時に観ました。『ノストラダムスの大予言』とか信じる人には面白かったことでしょう。私はそんなのまったく信じないので、鼻白みながら座席に>>続きを読む
ブルーレイを買うのが趣味なのでアマゾンにレビューを書くことがあります。(この人はモノの見方が私とまったく同じだ!)と驚くことも。(いったいどんな人が書きこんだんだろう?)と興味がわいてハンドルネームを>>続きを読む
堂々たるSF超大作で長尺ですが飽きさせません。
ドイツの青年監督だったエメリッヒさん、ハリウッドで大成功。
成功の一因はアメリカ万歳、愛国心を煽るのが上手いから?
売れれば何でもありでマイケル・ベイと>>続きを読む
西ドイツ映画に興味があったので低予算SF『スペースノア』でデビューしたローランド・エメリッヒという青年監督の第二作をビデオレンタル。
『ストリート・オブ・ファイヤー』でマイケル・パレのカッコ良さにしび>>続きを読む
のちに傑作『ローグ・ワン』を生み出すギャレス・エドワーズさん、初期の監督作品。
わたしは低予算で工夫して創られた映画が大好きですが、これはつまらなかった……。
退屈なロードムービーの最後にインパクトの>>続きを読む
個人的にはハリウッドがまともに製作した唯一のゴジラ映画。
ローランド・エメリッヒがイヤイヤ作ったイグアナゴジラと違って、ゴジラ愛が感じられます。渡辺謙さんが日本語発音する「ゴジラ」にも好感。
ギャレス>>続きを読む
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20代の私「こんど男女五人ずつで高尾山にハイキング行かない?」
「うん、じゃあ可愛いコ連れてくね!」
そんなとき女性は自分より可愛いコを連れてこない――。
まだ一般的法則を知らなかった私は当日朝まで期>>続きを読む
『シン・ゴジラ』『ゴジラ-1.0 』までゴジラ映画から遠ざかっていたのに。(もしかしたら食わず嫌いでけっこう面白い作品があるかもしれない)と魔が差して。だけどどれもこれも印象が薄いため、うっかり本作を>>続きを読む
作品そのものの評価は客観的に見て3.0程度かもしれません。でもハル・ベリーさんはアカデミー主演女優賞の女優。そしてこの作品で最低映画賞ラズベリー賞。普通ならプライドを傷つけられて黙殺するでしょうに、授>>続きを読む
初めて実写でまともな姿を観られた新鮮さと興奮が混じっているでしょうが、私にとってバットマンはマイケル・キートンだけ。
スーパーマンもクリストファー・リーブだけ。
悪役がペンギンとキャット・ウーマン。原>>続きを読む
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とても素晴らしい物語です。個人的には後半がつらかった。このサイトでは説明に「ヒューマン・コメディ」とありますが、まったくコメディという印象がありません。ドイツ兵の無慈悲な機関銃の音が耳から離れない。>>続きを読む
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不気味な『黒い家』のレビューを書いたらこの作品を思い出しました。
周囲のまともな人を次々に洗脳する殺人犯って実在しますよね。木嶋〇苗とか。
阿部サダヲさんみたいな人がそんな役を演じると本当に不気味で怖>>続きを読む
金属バット両親殺人事件の記憶が生々しい時期の公開。
家族みんなが横一列の食事――。
(森田芳光監督は大変な才人。低迷する日本映画界の救世主。この先どれほどの傑作を生みだすのだろう)
そう思わされました>>続きを読む
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凄く不気味で二度と観たくない。
カネ、カネ、カネ、保険金。
ヤクザに切らされたわけじゃなく、自分の指を切っちゃう……。
お化け屋敷みたいなホラー映画よりずっと怖い。
公開当時「大竹しのぶの役が意外」と>>続きを読む
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まだ儲けられそうだから4を作りたい。でもネタが切れてきたから何十年も後の話にしちゃって、リプリーはクローンで――。
そんな感じで作られたと思います。『ターミネーター4』に比べれば混乱はしていないけど、>>続きを読む
シガーニー・ウィーバーが坊主頭。
印象はそれだけ。メルカリでDVDを処分しようとしても、マトモな値段で買ってくれる人なんかいませんでした。
(監督のデビッド・フィンチャーって誰? よくこんな実績ゼロに>>続きを読む
70年も続いた末に『ゴジラ-1.0 』に至ったゴジラシリーズは別として。世の中でパート4が傑作になった例があるのでしょうか。
本シリーズはタイムスリップが絡んでいるので、好き勝手にお話を作っていけます>>続きを読む