粉雪さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リオ・グランデの砦(1950年製作の映画)

3.5

騎兵隊のユーモアや、素晴らしいロケーション、馬乗りの技術など見せ場はあるものの、少し退屈だったかな。

2時間ないのに長く感じてしまった。

モーリンオハラは美しいが、家庭修復という要素がどうも私には
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

美しいオープニング。
なんでもよく忘れる私だが、このオープニングは忘れないだろう。

全編、美しい音楽と色彩と画面構成。

人生の終わりに過去と現在と失望と欲望が混ざり合う。

ベニスに着いた頃、異様
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

TVでトムの所有している飛行機が映ると知って、観に行く。

あんなの所有して、操縦できるとか、俳優の域こえてない?

これは映画館で観ないとダメなヤツ。

牛泥棒(1943年製作の映画)

4.0

暗い。
重い。
でも面白い。

墓場のような町におこる事件。
興奮する町の人々は、まるでお祭り騒ぎのようだ。

集団心理の怖さ、野蛮さ。
正義の名の下では人はなんでもしてしまうのかもしれない。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

思ったより面白かった。

特にリアルタイムで観ていた大人達には懐かしい作りになっている。

予備知識無しで観たので、オープニングとか、ストーリー運びとか、エヴァみたいだなぁ、と思ってたら、エンドクレジ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「全ては神のご意志だ」

ドイツ将校が言った言葉がこの映画を表しているように思えた。

ピアニストの主人公は戦場においては無力
だ。ひたすら隠れて逃げて、戦況を眺めるしかない。

そんな主人公が最後に
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.0

映像は綺麗だし凝っているけど、私には少しまどろっこしく、長く感じた。

余計な描写をカットして、90分くらいでまとめてくれたら、もっと良かったかもしれない。

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.8

面白かった。

ニヤニヤしてしまう。

ひょんな偶然から、パリの若者達のエゴイストぶりがユーモアたっぷりに描かれる。

恋とはかくも自由で儚いものなのね。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

「芸術家は貧しくありません。」

バベットの最後の言葉がとても響いた。

宗教やらパリコミューンやら、いろいろ出てくるが、変にハートウォーミングにならず、淡々と誇りを持って生きる尊さが伝わってくる。
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主役の2人がそんなに好きじゃないので観てなかった作品だが、BSプレミアムシネマで放送してたので、録画鑑賞。

思ってたより面白かった。

とは言え、ツッコミどころは割とある。

特にラスト付近の駐車場
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草原の実験(2014年製作の映画)

3.0

映像は素晴らしく綺麗だけど、台詞が全く無いのは観ていて辛かった。

台詞どころか表情もほとんどない。

なんとなくストーリーはわかったが、後で調べてやはり、実話がモデルか、と思った。

少女が綺麗だっ
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フューリー(2014年製作の映画)

3.0

「みかんの丘」の後に観たのも良く無かったかもしれない。

全編流れる音楽が苦手だ。
映像は美しいが、演出がいかにも、に思える。

こんなセンチメンタルでヒロイックな戦争映画って、洋画にもあるのか、と驚
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.0

もっとホッコリする映画かと思ってみたら、とても身に染みる映画だった。

「教えてくれ。何が違うんだ?」

そうだよな…。
としみじみしてしまった…。

短い時間で過不足なく語られるテーマが深い。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

グロいのかな?と思って敬遠していたが、思い切って観てみると、とても面白い映画だった。

淡々とした語り口で、非道と人間味が不思議なトーンで混ざり合いストーリーが進んでいく。

簡単な切り口では語れない
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西部の男(1940年製作の映画)

4.0

BSプレミアムシネマ録画,

何これ?!
むっちゃオモロいやん!!

ゲイリーグーパー、初めてカッコいいと思ったかも。

個人的には最後の女優さん、しわくちゃ婆さんとかいうオチなんかなー、と思ったけど
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ホット・ロック(1971年製作の映画)

3.8

BSプレミアムシネマ録画。

点数が低いので、どれだけつまらないんだろうと思いながら観たら、結構面白かったんですけど😳。

ゆる〜い感じもヘラヘラ笑える。
「んな、アホな〜。」と思いながらも、テンポも
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

思ってた内容と違ったけど、割と面白かった。

アメリカの中学や高校って厳しそう。
日本じゃ、おとなしい子はおとなしい子で友達出来ると思うんだけど…。
友達いない子も本読んだり…。
本が今はスマホなのか
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プロフェッショナル(1966年製作の映画)

3.8

BSプレミアムシネマ録画。

面白かった!
プロフェッショナルな4人がカッコいい!

ウディストロード、渋いよ。
バートランカスター、西部劇で初めてカッコいいと思ったかも。

後半ちょっとダレたかなぁ
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.5

録画が溜まって大変になってきたので、頑張って観よう1人キャンペーン。

何だろう。
つまらなくは無いが、好きかと聞かれるとそうでも無い。
全体的に大げさな音楽とトムハンクスの良い人アピールが鼻につく。
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.5

間違えて違う「ウィンチェスター銃73」にレビューしていて、フォロワーさんに指摘してもらい😱😱😱となり、正しく再レビューです。

私のことは遊びだったのね、さん、ありがとうございます🙇🏻‍♀️。


B
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別離(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何とも言えない後味が残る。

複雑な事情が絡み合って、どうしようもない結末へ向かう。

娘の視点で観ると、やり切れない。

ラスト、割れたガラス戸を挟んで娘を待つ2人の長回しクレジットは切なく辛い。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かったが、日本人を表すジェスチャーでつり目をされた時はヒヤッとした。

たまに人種ネタは欧米映画アルアルだが、自分の国だとやっぱり嫌なもんだね。

ケイト・ブランシェットのストーリーが印象に残って
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実際にこのような奇妙奇天烈な作戦が行われ、成功したことは観ていて驚き面白かったが、途中、所々挟まれるロマンスが邪魔でウザかった。

妙に緊張感が無くなるというか、架空の人物の背景を自分達に重ね合わせて
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

凄く面白かった!

天才じゃなかろうか?

続きがあったら、是非観たい!

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.0

先日、今問題になっているウクライナ問題をあくまでロシア目線で解説した番組を見た後なので、今なら分かりやすいかも、と録画していたのを視聴。

映画としては名優たちの演技でつまらなくは無かったが、ロシアは
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アフリカの女王(1951年製作の映画)

3.5

映画を観るにも体力が必要なのかな。

この頃、あんまり観る気になれず、こんな時は古い映画が良いかな?と前から観たかったこの作品を。

こんなストーリーだと思わなかったから、
「えーっ?!マジで😳!」
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エール!(2014年製作の映画)

3.8

「コーダ あいのうた」のオリジナルフランス映画。

リメイクというか、家族の設定変えただけで、演出もまんま、なんだね。

高校生のコーラスにシャンソンとはいえ凄い内容の歌、歌わせるなぁ、と思ったけど、
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

両隣の人がクズクズ泣くのに、なかなか泣けなかった私。

普通に面白かったんだけど、なんでだろう。

オリジナルがフランス映画でアマプラ見放題になってるので、それも観てみる。

キッド(1921年製作の映画)

5.0

BSプレミアムシネマ録画。

数十年ぶりの再鑑賞。

やっぱり、良い。

音楽と映像とストーリーと。

笑えてホロリとくる、まさに冒頭の言葉通り。

MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

以前から観たかったドキュメンタリー。
アマプラ見放題になって、やったね🙌。

貴重な古い日本の無声映画が観られたのも良かったし、今は亡き人々が三船敏郎を語っているのも観ていてグッとくる。

三船敏郎個
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オクラホマ・キッド(1938年製作の映画)

3.9

ジェームズ・キャグニー主演の西部劇。

悪役のハンフリー・ボガートが激渋。

短い時間でテンポ良く物語はポンポン進む。

心地良いし、楽しかったね。

駅馬車をキャグニーが追いかけるシーンで、「ここ、
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かったけど、前2作に比べると真面目な作りというか、悪趣味とジョークのギリギリラインのグロ描写が無かったなぁ、と。

アクションもストーリーも楽しめたけどね。

戦争が入るとあまり茶化せないのかな。
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.0

えっ!😳とラストびっくりした。

これがパリっ子。
これがフランス的恋愛。

なんかじっと観ちゃうね。
なんでかな?
面白かった。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

これは面白いね。

クスッと笑ってしまう。

「緑の光線」とテイストが似ているけど、今度は「青の時間」が出てくるのか。

ユーモアと皮肉と、なんとも言えないおかしみと。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

面白かったけど、モヤっと残るね。

複雑な人物の功績とその人間性と、同時に語られて混乱する。

チューリングという人物を描きたかったのか、エニグマの解析を描きたかったのか。
両方なんだろうけども、欲張
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.5

なかなか面白かった。

もとは戯曲と知って納得。

何処となく演劇っぽい。

そう来るのか〜、って感じのラスト。