Arles72さんの映画レビュー・感想・評価

Arles72

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さがす(2022年製作の映画)

3.0

確かに大阪の街のリアルな感じが自然に描けているのが終始良いね。ただしストーリーは想像していたよりも、幅が広くて、その広がる方向はちょっと苦手なのでした。たぶん、そういう感情を揺さぶることも狙いなのかな>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

ここ半年ほど韓国ドラマの世界にどっぷり浸かっている。そこでは主人公の家族から脇役に至るまで、様々なエピソードが披露され、その人となりを輝かしてくれるのであるが、時間制限のある映画の中ではそうはいかない>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

うーむ、ストーリーが理解できずに没入することができなかった。
オッペンハイマーを真ん中にして、いろんなものがグイグイ凄い勢いで流れてるのが、映像と音響で力強く表現されている。
しかし、どうしてもいろん
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.6

ジャズプレイヤーにとっては、メンバーというのは永遠ではないのだね。バンドというよりはプレイヤー3名の成長物語として、コンパクトながら濃密な時間を描く。演奏場面のアニメ表現が大胆で、その効果もあってサッ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

アカデミー脚本賞を獲っただけのことはある、とても凝ったストーリー。法廷場面を含めて、会話劇が進む中で徐々に真実に近づいて行くように思えたのだが…。
雄大な景色(フレンチアルプス?)、弁護士は素敵な元カ
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恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.6

魅力的なラブコメムービーがたくさん紹介されている「新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない」(ジェーン・スー&高橋芳朗著)の一本。
タイトルからすぐに予想できそうでいて
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ロ・ギワン(2024年製作の映画)

3.0

あらすじにある魅力的な設定が、映像ではなんとも必然性が感じられず、主人公二人が惹かれる理由もまったく想像できなかったなぁ。
ヴィンツェンツォファンのためには、サービスカットもあって良かったのかもね。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.2

スタイリッシュなスパイ物語の亜流で、ストーリーは斬新でもあるんだけど、それをどう観せるか?にもう一工夫欲しかったな。
まるでジェーン・スーさんのような主人公は、愛すべき存在でした。
そして、これもAp
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

今の時代に観てもスーパースターばかりで目が眩みそう。しかも夜から朝までずっと拘束してたのがスゴイ。
印象的なのはスティービーワンダーの自由奔放さ。だけどディランを救ってくれたのもスティービーでした。

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

前作に続き、派手なアクションとカッコよいキャラクターたち。自分の子供に関する辛い思い出があるからって、子供がらみの面倒な依頼をしないでください!って言いたいけど、それがこの物語の魅力にもなってるのです>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

元々の作品は観ていないけど、むしろミュージカルで辛さ(弱いものが更に弱いものを叩く)が中和されて良かったのではないか。
ドラマから唄の場面への転換も、すごく自然だし、何より曲がみんな素敵だったな。低音
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

たった5人の観客のためにデヴィッド・バーンは唄い、演奏し、走り、踊ってくれた。本当にありがとう。40年近く前から「American Utopia」まで、一貫しているのが素晴らしい。劇場で観られたことに>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

宇多丸ラジオや映画系ポッドキャストでも年間ベスト級の扱いだった本作。思いのほかインディペンデント感のある映像で、前評判を聞いてなければ、「隠れた名作だ!」と思ってしまったかも。
主人公マイキーと、その
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

原作もアニメも見てませんが、北海道好きなので鑑賞。映画が終わる頃にはすっかり体が冷えて、風邪引いてしまったよ。それくらい寒そうってこと。
冒頭の203高地から、とにかく「不死身」感を出すための戦闘シー
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.4

予習もしっかりしましたが、特に前作からの引き継ぎはなし。冒頭にミッションの説明もあり、素直に物語には入っていけるのですが…。
せっかく前作で加わった若者達(タトゥーまで入れてましたよ)にも少しは活躍の
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

「ブレット・トレイン」なぞをcool Japanなどと賞賛している軽薄な欧米人たちへのヴィム・ベンダース先生からの回答が本作。
箱庭的ペンシルビル群、昔の未来都市ライクな首都高、中古カセットテープショ
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.3

さすがに3作目ともなると…という期待?を裏切るべく、制作陣は(もちろんスタローンも)奮闘したのであろう。若手によるメンバー刷新とか、やっぱり最後は旧メンバーが大活躍とか、ストーリーは工夫があり楽しめる>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

そしてまた本作も「1を越えた2」認定でしょう。前作と同じフォーマットに、さらなるツイストを加えて、ストーリーのハラハラ感が大盛。コロナ禍以降に、デジタルネイティブ世代を主役とすることで、このフォーマッ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

ノートPCの画面だけですべてを表現するというアイデアを思いついた人は天才。このまま最後まで連れて行ってくれるのか心配だったけど、まったく大きなお世話でした。とても新鮮だけど、これも映画!

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

ずっとネトフリで宣伝していた殺し屋サスペンス。事前の予想を裏切る静かな展開ですが、主人公は饒舌に一人語りします。そこを乗り越えられれば、あとは源流を遡るような、復讐ストーリーを楽しみましょう。そして、>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.1

黒川博行原作ということで、2024年の視聴第一作とする。安藤サクラはどんな役でも上手にこなすなぁ。それより何より宇崎竜童のかっこよさ。
黒川博行原作らしい物語の転がり方がスピーディーでよらしい。そして
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ファミリー・プラン(2023年製作の映画)

3.7

年末休みに自宅でごろ寝しながら観るのにふさわしい(失礼)作品。わかりやすい設定とありえないけど楽しめるストーリー。Apple TVは打率高いなぁ。

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.6

本作も「1を越えた2」であった。大物アクションスター3人が揃い踏みで敵を撃ちまくる、という夢のようなシーンがあり、更にそこにチャック・ノリス先生も参戦。
ストーリーも、シンプルでスッキリ楽しめたよ。

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

ラジオで推薦していた宇多丸氏を信じて正解。とても不条理に感じるけど、この世界では誰が敵なのかもよくわからないから、あり得るかもと思わせるな。
最初から最後までドラマ「FRIENDS」にこだわる娘がかわ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

ちょうどいい按配の心が暖まるファンタジードラマ(ミュージカル要素入り)。クリスマスシーズン🎄に合っているね。
シャラメくんは、このあとどんどん活躍しそうです。

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.6

とにかく騒々しくて落ち着きのない2時間。冗談なのかマジなのかわからん物語が怒涛のように進んでいき、ラストは個人的にはビシッと締まって、これで良かったのではないかと。あーつかれた😩

(2023年製作の映画)

3.4

徹頭徹尾、たけしさんの映画。細かいネタをテンポ良く積み重ねていくので、飽きずに最後まで楽しめる。反面、物語のダイナミックさを感じるには物足りないかな。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

異常なし、と報告してたのは前線を後ろから眺め、ワインとシガーとフルコースを嗜んでいた将軍なのであろう。
前線の塹壕を泥まみれで這いつくばる若者たちとの見事な分断。
モノクロームの映像、誰もヒーローのい
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

血なまぐさい戦闘シーンの「動」と、平凡にも映る日常生活の「静」の対比。余分な説明もなく一直線に進むストーリーは飽きることなく長さも感じさせない。
ただ見終わった後には、なぜ皇帝にまで上り詰めることがで
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

NIKEが爆発的に成長するきっかけとなった「エア・ジョーダン」誕生秘話。今だったら、もっとドロドロしそうだけど、正攻法が通じた時代ならではのサクセスストーリーかな。ベン・アフレックはじめ、社員(職場)>>続きを読む

フローラとマックス(2023年製作の映画)

4.0

音楽映画の大傑作「Once」の監督の新作はApple TV配信。相変わらず音楽の持ってる力を信じさせる素敵な小作品。ちょっとガサツな感じのフローラがちょっと心配だったけど、息子のマックス含めて、ほんと>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大きなスクリーンだからか初日なのに空席目立つな。昭和好きな監督ならではのノスタルジックなセットと、ど迫力(上半身ムキムキ、下半身どっしり)のゴジラの組み合わせが良いバランスでした。
ノスタルジー過ぎて
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

きっとたくさんいたのであろう「ヒトラーの子供たち」の物語。英語で話が進むことやコミカルな「ヒトラー」役、母親の素敵な衣装などのお陰で戦時中の暗さが薄まっているけど、愚かさと悲しさにはズキンとくるよ。>>続きを読む