ぷぷぷさんの映画レビュー・感想・評価

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ある男(2022年製作の映画)

3.5

大事な人の名前も生い立ちも全く偽物だったら、果たして自分はどう思うんだろう。自分が違う人として人生を始めたらどんな風に生きるのだろう。変えられないし、変わらないものが大半なんだと思う。桐島聡の事件のこ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

映画を見てるのに主人公の生活に没入するような、ほぼ生活の匂いを感じるような感覚だった。様々な物事を無意識に求めて比べる自分は、平山の単調かつ丁寧な生活の美しさをなかなかに食らった。平山の生活に出入りす>>続きを読む

なくもんか(2009年製作の映画)

3.0

THE 阿部サダヲ節!!この人にしか出来ない、ピッタリな役柄。あっぱれでした。
他人の家では泣かない山ちゃん
仮面のような笑顔の山ちゃん
ど下ネタかますお姉さん山ちゃん
脇を固めるてっちゃんもユウスケ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

何をもって正義とするか
善と悪だけで裁けないことがある
最後の晩餐のオマージュ

全キャラクターが魅力的
着地も最高に面白い、ぐうの音も出ないどうこのこと!
ポアロの笑い声、髭マスクなどキュートが溢れ
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

2024年1本目

映画、映画館の素晴らしさを実感する作品。切なくて、暖かくて、今後どこかで支えになりそうで、好きだ。

赤い幕が開いて映画が始まるワクワク感
どこか物憂げなヒラリー
シャンデリアにブ
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

-

ワンダヴィジョン感!
作られた街にしちゃうのも、服装も、魔法のかけ方も、そのまんますぎないか。
歌うシーンもたくさんだったけど、イディナメンゼルが全部持っていってた。

結果1が好きだっていう話。

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.8

坂本裕二作品と聞いて期待し過ぎてしまった
安田顕の表情が好き
吉沢亮と宮崎あおいのカジノシーンとそのファッションが素敵

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.6

大人一歩手前のイニードのアイデンティティ。不安定さや脆さが見事。

ナイキとビッグマックなんてso pathetic って言ってる親友同士だったのに、どこかのタイミングでずれ始めるなんてあるある過ぎだ
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

4.0

キリスト教とユダヤ教の祖父母
宗教観や第二次性徴、ティーン特有の友人関係に悩むMargaret
仲良しのおばあちゃんと観劇やお泊まり
どこかにいるだろう神様にお願いするMargaret
本当にやりたい
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.0

真面目に見ちゃダメな作品。ダークコメディというかシニカルというか。豪華キャストなのに伏線とか無いのが良い。
そして頭空っぽなブラピが最高(笑)

「全て理解してから報告して」
「この件で何を学んだ?」
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.6

THE アメリカンラブコメ感!
テンポよく見られて、最後のたくさんの矢印がぜーんぶ発覚するオチからロビーの卒業式まで気持ち良く見られた。キャルのスピーチも最高。あの時のアイスクリームに感謝って粋だ。そ
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.0

4きょうだい(+じゃがいも役の山ちゃん)全員大好きな面々。このキャストでここまでギャグに振り切ってるのが最高。そして日村さんの演技が驚くほど良くてびっくり。朝食の納豆をみんなで回すシーンが好き。目のつ>>続きを読む

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.3

世界を変えたいと思ったら、何をするか?私だったら何をするかな。ペイフォワードを思いつかないことは確か。

「思い」ほど不確実なものは無いけれど、相手に伝わって、それがつながっていって、大きな力をもたら
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

強い女作品大好きだけど、悪くて強い女作品は初めて。そして全く感情移入出来なかったけど、めちゃくちゃかっこよかった。自分の目的のためなら最後まで絶対に負けない、諦めない。シンプルにそれだけ。あとサングラ>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

中国生まれアメリカで育ったビリーのナイナイ(おばあちゃん)への気持ちが暖かくて心地よい作品。最後の長いハグのシーンが良い。オークワフィナ好きー。

中国の死生観。西洋では個人の命はその人のもの。東洋で
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

話題の作品を事前情報ほぼゼロで鑑賞できるという貴重な体験が出来たこと、ありがとうございます、という気持ち。

小説だけは先に読んでてそれは正解だったな。
社会構造、人との関わり、人の悪意、生と死、母と
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

どこ切り取ってもキュートだし、最後まで2人に幸あれ!と思える素敵な2人だった。好きなものや価値観は移ろっていくし、自分にも当てはまることがあってギュッとなった。この恋を貰った時がピークの花束に例えるの>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

好きに勝るものはぎょざいません!
普通ってなに?
釣りしてたって話はできるでしょ

人をカテゴライズせず、ヤンキーでも子持ちキャバ嬢でも、分け隔て無く1人の人として接するみー坊(というかカテゴリーとい
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.2

未来は常に過去を変えている
祖母宅のおままごとをした庭の岩
焦ると幸せが逃げるわ
この仕事はあらゆる事が運命を貫通していく
洋子さんの存在こそが俺の人生を貫通してしまった
私の人生の目的は蒔野なんです
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.3

死と時間と愛への手紙、それらを演じる
愛娘の死、ドミノ、娘の名前さえも口にできないハワード
3つのキーワードから、同僚3人も命を考える
残りわずかな自分の命
母親として命を産み落とすか否か
離婚後の子
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7

家具職人のウジン
クラシックギターのホセラミレス
amapola
スピーカー機能付きテーブル
寝て起きたら上野樹里(!?)
今日の自分と明日の自分は違う
日々変化している自分にも気づくイス

寝て起き
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-


突飛な行動でバースジャンプ
ウエストポーチでカンフー
アライグマを頭に乗せるシェフ
ラカクーニ、ラタトゥーユのオマージュ
ブラックホール的ベーグル
何一つ才能の無いエブリン
ステファニースーの七変化
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

あなたならどこにいたって孤独を手放さずにいられるわ

生と死
エロオヤジは早死にするように醤油2個
同じ星の人、本物のちひろさんとたえさん
夫婦でお弁当用の栗剥き
こんな面倒な作業も楽しむ人がいること
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.8

2023年1本目
原題 The best exotic marigold hotel

現役を引退して、それぞれの理由でイギリスからインドのオンボロホテルへ。

リスクを避ける人は何も得ない。恐れるの
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.8

何と言ってもパーティーのシーンや衣装、ヘアメイクに圧倒される。豪華なんだけど、どこか偽物っぽいようなそれも演出。

ギャツビーはただただデイジーへの純粋な気持ちだけで、お金や豪華絢爛なパーティーなど全
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

キャストが豪華で、いわゆるSFかと思って観たら大間違い。SF?ホラー?ヒューマンドラマ?初めてのジャンル。

とにかくみんなtoo much yellingなのとネジがぶっ飛んだ人たちばかりで、観てて
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

-

中村佳穂ちゃんの歌声を聴く映画
声優としても全く違和感なくて驚いた
最初は佳穂ちゃんの顔が浮かんでしょうがなかったけど、途中からすずとベルだった!
ストーリーは細田ワールド全開の仮想空間で、ラストにか
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

映画だったからか、特に分かりやすい女性差別な要素、ワンオペ育児、昇進、痴漢、盗撮、義母との関係など…が詰め込まれてて、苦しくなってしまった。

夫の言動も、そうじゃないんだよな〜感が処々にあって妙にリ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

・周囲に興味なんか無い、持つ意味もない、自分の世界はスマホの中だけという東京の描写
・日雇い土木、行くのは鳥貴族
・看護師、夜は水商売で実家に仕送り
・すぐそばにある人の死、それでも世界は変わらない
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

控えめにはにかみ、何かを我慢する時の目の奥の陰り、美しい所作、世間を知らない純真無垢さ… 門脇麦の溜息が出るほど素晴らしい演技でびっくり。終始とにかく静かで音楽も最小限なところも良い。

自分の知らな
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

やりたい放題!なんでもアリにしすぎてて最高だった。だって神様だもんね(笑)
最後はキッズたちに力を宿してなんて(笑)
ガンズ流れまくりも最高だった✌︎

やっぱりおふざけソーが好きだし、くだらなさたっ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.4

ひとりがふたりになって、またひとりになったり、はたまたさんにんになったり。人生は続くよどこまでも。そんな中で、ちょっと思い出すことってある。いや大いにある。

・彼のかったるそうな声で呼ぶ、ようちゃん
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.9

ルビーと家族と先生と恋人と親友と… 悪役という悪役が出でこないのにここまで登場人物全員を愛せる作品ってなかなかない!全員とハグしたい大好きな作品になった。

歌ってる時の気持ちを聞かれて、言葉で表せず
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

仕事で年配の方と関わることが多いけど、おばあちゃんになってもこれでいいのかって泣いたり迷ったりするんだよね。誰だって年を取るのは初めてだし、何歳になっても迷うもの。そして愛する人の存在は偉大だ。
誰か
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

アマゾンの倉庫、レストラン、国立公園の清掃、野菜の収穫など、季節ごとに愛車のバン(ヴァンガードという名前も粋)で場所を移し、職を変え、遊牧民のように生きるファーン。
もともとはいわゆる普通の暮らしをし
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