NaotaSugawaraさんの映画レビュー・感想・評価

NaotaSugawara

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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

4.0

あの「わたしたちの家」の清原監督の新作。前作に続きベルリンに正式出品。
やっぱりこの監督はただモノではなかった。
多摩ニュータウンでの一日の群像劇的なお話
鑑賞している間、映画的でとても豊かな時間を過
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

日本公開が危ぶまれたが、個人的にはしっかり反核のメッセージを受け取ることができた(もちろんそれだけではない多岐にわたるテーマが盛り込まれてはいるけれど)
前半はアカデミー賞総ナメにするほどかなぁ、と感
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i ai(2022年製作の映画)

4.5

『 i ai 』@ホワイトシネクイント(4/3)
今のところ今年の邦画ナンバーワン
見る前はどっちに転ぶかなぁ〜と思ってたけど最高だった!
GEZANのマヒト監督、こんなにストレートに想いを表現できる
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

IMAXをフルに活かしたIMAXマストな映画。
凄まじい音響とセンス抜群の映像が凄すぎて唖然。
原作は未読だけど、地球の資源を奪い合う争いと宗教的な言い伝えや儀式を絡めて今の(あるいは昔からの)世界状
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

原作は中国のベストセラー小説とのことで、とにかくストーリーが面白かった、脚本もいい。演出的には好みは分かれるかも。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.9

これは凄い、、現実とは思えないような
脱北する家族の何カ国をも跨ぐ過酷なルートに同行し撮影した
再現なしのリアルなドキュメンタリー。
北朝鮮というの国の信じ難い現実、
脱北の手助けをする韓国のキム牧師
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

長尺だし裁判のシーンも多いけど引き込まれて長さを感じさせない脚本と演出と演技。
客観的事実について考えさせられる。
真実は全て主観にあるのかもしれない。
いかにもカンヌらしい作品かと。
それにしてもこ
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燃えるドレスを紡いで(2023年製作の映画)

-

ケニアの大地に世界中から不要になった服のゴミの山脈がある その衝撃的な映像
パリコレに臨むオートクチュールのデザイナー中里唯馬
彼はなぜそのケニアへ向かったのか
華やかなファッション界に身を置く彼の真
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

一貫して優しい眼差しで紡がれる作品
三宅唱の確信的な確かな演出、撮影も音楽もサウンドデザインも素晴らしかった!
スピーディな展開な映画、タイパがいい映画、それを倍速で見る若者、
今本当に必要なのは「夜
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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

3.9

ペヤンヌマキ監督のひょんなきっかけから撮られた作品。
そこにナレーションと音楽(黒猫同盟)でキョンキョンも合流。
いきなり「国」は無理でも区政(自治体)から都政を、そして国を変えられるんじゃないかとい
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すべて、至るところにある(2023年製作の映画)

3.8

低予算でも広い世界は描ける
リム・カーワイの無国籍映画の作り方が好き
ヨハン・ヨハンソン「最後にして最初の人類」でも扱われた
旧ユーゴスラビアのスポメニック
建造物としては美しくも
その意味は戦争・紛
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

-

不覚にも途中で30分ぐらい寝落ちしたので、感想は書けないw
きっと好みのいい映画だったはずww
再見します、、、

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

フランケンシュタインとフェミニズム、ぐいぐい引き込まれるストーリー
(ラストはあんまり好みじゃなかったけど)
エマ・ストーン渾身の演技と撮影は本当に素晴らしい!
監督の前3作は大好きなんだけど
今回は
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.9

今ネットや電波が突然閉ざされたら…
スマホが一日故障しただけでパニックになる自分を省みる
サイバーテロを受けた時のある意味リアルな状況も感じられる不穏映画

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.9

想像してたのとだいぶ違ってたけとかなり好き!
当時のドイツのアバンギャルドなアートとファッション、フェミニズムと社会、モンティパイソンっぽいテイストもあって楽しめました
ニナ・ハーゲン出てた

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.4

最高すぎた、、泣
公開当時の映画館から再上映やDVDでもう10回近く観ているはずなのに
改めて4K、IMAXであの音響で体感するとまた別の感覚が襲ってきた!
アメリカンユートピアとちゃんと地続きだった
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彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

杉田監督、ここまで削ぎ落としましたかw
杉田さんの作品も映画館で観ないとダメなやつなんですが、
今回は「そこまで観客に委ねますか!」という感じも。
次はどうするんだろう?

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.0

やっぱりライカート、好きだなぁ。最初のカットで心掴まれてしまった。
ライカート作品全てにいえるけど映画館で観ないと良さがわからない作品。

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.9

これはびっくり!新しい映画、というかおじさんには作れないんじゃ?w
「今の若者の生きづらさやコミュニケーションをテーマに、
10~20代にはとても共感されるような作品ではないかと。
金子監督、彼女は今
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

-

年始から凄いのをくらってしまった。
試写室が明るくなっても暫く座ったまま
自分は何を受け取ったのかを考えていた。
過去に負った傷を心の奥に隠したまま生きる人、
その過去に「決着をつけ(ようとす)る」人
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熱のあとに(2023年製作の映画)

-

事前の知識では自分好みと思えたけど、珍しく自分には合わなかった
メインキャストの3人も良いのに最後まで登場人物にもストーリーにも共感できなかった、、

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

思春期と死の影、この辺りはカナダ・フランスらしいところ。
13歳の少年にとって16歳の少女はなんともいえんわなぁ。
撮影監督のセンスがバツグン。

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