vizilakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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天使のはらわた 赤い淫画(1981年製作の映画)

4.5

僕が今一番気になっている監督の一人である池田敏春監督の作品。。
脚本は勿論、石井隆である。。
去年観た曽根中生監督の『天使のはらわた 赤い教室』に匹敵する大傑作でした。。
友人に騙されて無理矢理やらさ
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追悼のざわめき(1988年製作の映画)

5.0

モノクロ映像で魅せる残酷で淫らなじめついた世界観は過激すぎる故に【イキ過ぎてPOP】な仕上がり。。
それは決してぬるい仕上がりという意味ではなく、ファンタジックな映画的な喜びに満ちている作品だという
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

5.0

カルト映画の巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー渾身の監督2作品目。。
究極のビジュアルショック。。
これだけ衝撃的な映画は他にはない。。
『ソドムの市』のような残酷でグロテスクな衝撃とはまた
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徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

5.0

こんな馬鹿馬鹿しい映画は観たことない。。
こんな馬鹿馬鹿しい映画をこれだけキッチリ作り上げることは本当に馬鹿馬鹿しい。。
なんせ馬鹿馬鹿しい映画なのですが、その面白さはこの順位が物語っているはずです。
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恋する惑星(1994年製作の映画)

5.0

今後、この映画を超えるラブストーリーに出会えるのだろうか?という不安すら覚える映画です。。
【映画】は非現実的である必要がある。。
と個人的には思う。。
感動的なお話などわざわざ作らなくてもこの世の
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

5.0

彼はかなり思考的に映画を作る。。
完璧で抜け目がない。。
なのに作品は感覚的な喜びに満ちている。。
感覚的な作品を狙って作ると大体寒い仕上がりになる。。
別に大して面白くもないのに「やったった感」出さ
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赤い天使(1966年製作の映画)

5.0

戦争映画と言うとメッセージ性をメインにしていて、本来の映画としての楽しみは少なく感じる。。
『ゆきゆきて神軍』のような戦争の実態のえぐり出し方や過激すぎるジャーナリズムは本当に素晴らしいし非の打
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

5.0

20年の時を経て、2014年にようやくDVD化されたバイオレンスムービー。。
私利私欲の為に殺人を繰り返す殺し屋【ベン】を追ったフェイクドキュメンタリー映画。。
確かに殺人描写はなかなかリアル
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

5.0

カルト映画の定義として挙げられることは大きく2つ。。
【過激な描写】と【低予算】の2つ。。
あと、個人的には【娯楽作】であって欲しいと言う気持ちもある。。
『恐怖奇形人間』は僕が望む3つの要素が完璧に
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

5.0

韓国はどこかやり過ぎてしまう部分があるように思える。。
それは否定的な意味ではなく肯定的な意味で。。
表現がハッキリしてると言うことです。。
例えば、スホーツ観戦の応援の激しさであったり、K-POP(
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

5.0

白黒のコントラストがあまりにも見事な市川崑監督の初期の名作。。
非の打ち所のない映画です。。
1961年、時代背景からすればかなり過激な内容だったはず。。
当時の社会を完璧に風刺し、批判すると言うより
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

映画の概念なんて【どっちらけ】のこの映画の自由な演出と映像の面白さは本当に素晴らしい。。
4人の食卓なのに3人ずつしか映さないカメラワーク、画面の中心から沸き上がるように出てくる回想シーン、突然ソフト
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

5.0

夢野久作の怪奇小説を実写化。。
自分は何者なのか?
記憶喪失の主人公が自分が関わっているかも知れない殺人事件の謎と自分の記憶を追うサスヘンス映画。。
こんな書き方をすれば「あっ、良くあるやつね」とお思
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XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

5.0

今やハリウッドの鉄板監督となったサム・ライミ監督の隠れた名作。。
アメリカのコメディ特有の異様なハイテンション具合。。
大袈裟でコミカルな言動。。
日本人は【松本人志】を筆頭に少しひねくれた笑いを
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

5.0

がさついたモノクロ映画で魅せるATGの時代劇映画。。
タイトル通り坂本龍馬が暗殺される直前の数日間を描いた作品なのですが、とにかく出演俳優が格好良い。。
主演の原田芳雄をはじめ、石橋蓮司、桃井かおり、
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荒野のダッチワイフ(1967年製作の映画)

5.0

モノクロでカルト過ぎるビジュアルショックにも勿論ヤられっぱなしですが、、
一番【ヤられた】のはラスト20分からの大どんでん返し。。
まともな映画で もし同じようなどんでん返しをしたら「は?」と観客
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セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

5.0

アングラ映画の金字塔『ヒンクフラミンゴ』のジョンウォーターズが教える【面白い映画】の撮り方How-to。。
映画の為なら何でもやる、殺人だって素晴らしい演出だとでも言うかのような大暴れぶり。。
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

5.0

モノクロ映画はカラー映画より思考する必要はあるが、カラー映画には到底出せない凄みがある。。
『殺しの烙印』の映像美はワンシーン毎に絵になる。。
火だるまになって走る殺し屋、それを見る主人公。。
素晴ら
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カルネ(1994年製作の映画)

5.0

『カルネ』は低予算映画のバイブルとなって良い作品です。。
派手な描写は冒頭の馬のシーンのみ。。
それも多分馬肉屋の協力で撮ったものなのでは?と思うのであまりお金はかかっていないように思われる。。
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悶絶!!どんでん返し(1977年製作の映画)

5.0

エリートサラリーマンが男に掘られてオカマに変身。。
まさに【悶絶どんでん返し】な展開に仕上げた脚本の面白さが素晴らしすぎます。。
痛快な程の変身劇は本人にとっては思いがけない幸せとも言えるのかも知れま
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ネクロマンティック1[完全版](1987年製作の映画)

5.0

ドイツの鬼才ユルグ・ブットゲサイトの初長編映画。。
上映禁止及びネガを含むすべての素材の廃棄処分を言い渡された誰もが認める問題作。。
じゃあ、何故TSUTAYAで普通にレンタルできているのか(
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

4.5

一つのブルーフィルムが巻き起こす悲劇のヒンク映画です。。
とにかく冒頭のブルーフィルムの上映シーンの蟹江敬三が素晴らしい。。
彼はただブルーフィルムの女性に恋をしたわけではない。。
心情だけで言
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ソドムの市(1975年製作の映画)

5.0

この映画は人間の悪の極致を異常な程の芸術性で描いた【傑作】でした。。
しかし、この映画自体を容易に認めることは非常に抵抗がある。。
スカトロ、変態行為、残酷趣味、、
金と権力にものを言わせ自らの歪みき
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黒蜥蜴(1962年製作の映画)

5.0

これは凄いです。。
江戸川乱歩原作のスリラーをまさかまさかのミュージカル映画化。。
素晴らしすぎる超娯楽作に仕上がっています。。
世の中の美しい物(人を含む)を奪う美女、通称【黒蜥蜴】が犯人というこ
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

5.0

Great。。
Great。。
Great。。
これ程観客に深読みさせる映画は他にないだろう。。
オペラを鑑賞した帰りにブルジョワジー達は一人の知人の家(宮殿)に夕食を招かれる。。
嫌味ったらしくも優
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バッド・テイスト(1987年製作の映画)

5.0

GREATです。。
『ロードオブザリング』のヒータージャクソン監督のデビュー作。。
新聞社で働きながら製作費を貯め4年がかりで作り上げた自主製作映画です。。
自主製作なので資金に限りがあ
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ダークマン(1990年製作の映画)

5.0

GREAT。。
GREAT。。
GREAT 。。
本当に素晴らしすぎる。。
完璧です。。
北野武監督が好きな映画TOP10の一つに挙げるサムライミ監督のヒーロー映画。。
映画の冒頭でいかに魅せるかが観
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チェイシング・エイミー(1997年製作の映画)

5.0

Great。。
Great 。。
Great 。。
素晴らしすぎる。。
【笑って泣ける ちょっぴり変なラブコメディ】
、、と言われて心踊る人は僕のフォロワーの方々の中には多分いないだろう。。
しかし、
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ウェイキング・ライフ(2001年製作の映画)

5.0

こんな表現があるのか?
この映画の舞台は【夢の中】。。
夢の中ということは自分の知識以上のものは出てくるはずがない。。
しかし、この映画の主人公が観る夢の中では自分の知識を越えた人生観、哲学、雑学(?
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実録 私設銀座警察(1973年製作の映画)

5.0

Great。。
Great。。
Great。。
Great。。
Great。。
これ以上の狂気を任侠映画で描くことは多分無理だろう。。
いや、日本映画史で見てもここまで狂った映画にはそう出逢えない。。
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

5.0

GREAT。。
GREAT。。
完璧です。。
観終わった後、これほど鳥肌の立ち続けた作品は今までになかった。。
カルト映画好きの変態25歳のVizilakeの心を射止めた最高の青春映画です。。
家庭環
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ポゼッション(1981年製作の映画)

5.0

GREATです。。
もう素晴らしすぎます。。
大前提としてこの映画は不可解なシーンが多く、魂と肉体という抽象的なテーマの作品であると言うことは頭に入れて観る必要があります。。
フランスと西ドイツの合
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人魚伝説(1984年製作の映画)

5.0

日本のカルト映画史に残る大傑作である。。
復讐劇とは被害者が加害者に変わるものなので破滅的なストーリーになるのは当然だ。。
しかし、その主人公は英雄のように描かれることが多く何処か爽やかだ。。
『人魚
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サラゴサの写本(1965年製作の映画)

5.0

2015年に僕が観た124本の映画の中で一番良かったのがこの作品です。。
代表的なカルト映画といえば『ピンクフラミンゴ』『エルトポ』『ロッキーホラーショー』『イレイサーヘッド』等、基本的には70年代の
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