Naoyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

男は、しばらく会ってなかった母が怪死した事を知る。そして、葬儀のために帰省することになる。アリ・アスター監督のスリラー作。男の帰省する物語だが、序盤から不穏な空気感が続き、盛り上がりが落ちることなく、>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

2.7

ある日少女2人が森に入ったあと行方不明になる。3日後、何も覚えてない状態で帰ってくるが、家族たちは少女の様子に違和感を感じ始める。ホラー作。不気味な雰囲気はよく出ており、2人の少女がターゲットになった>>続きを読む

サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

2.6

ロサンゼルスの古アパートに住む2人は意気投合し、部屋で過ごしていたが、突如部屋に置かれた結晶体が宙に浮き、光を放ち始める。SFホラー作。超常現象もののリアリティがあり、不可思議な出来事に挑む男2人の状>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

2.3

精神病院で12年もの間隔離されている女性が、突如ある能力に目覚め、施設から逃げ出す。SFスリラー作。能力に目覚めた女のロードムービーのような雰囲気ながら、展開は比較的淡々としており、アップテンポな音楽>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

感謝祭発祥の地マサチューセッツ州の、とある町で、悲惨な出来事が起こる。1年後、町は年に一度の祝祭で盛り上がっていたが、ダイナーで働く女性の無惨な死体が発見される。イーライ・ロス監督のサイコ・ホラー作。>>続きを読む

マーダー・セット・ピーセス(2004年製作の映画)

2.3

マッチョで写真家の男は、好みの女性を襲い、弄んでいた。スプラッター・ホラー作。ホラーとしてのドラマ要素も作りこみがありつつ、残酷描写、特に女性への描写はえげつない場面ご多々。ゴア描写満載、幼い女性へも>>続きを読む

セプティック(2022年製作の映画)

2.2

男は、殺人の瞬間をネット配信していた。スプラッター・ホラー作。独特な粗さが生々しい雰囲気を出している描写が多々あり、スナッフビデオを題材にした内容にマッチしてます。謎展開もあるが、残酷描写は満載。

ディック・ダイナマイト ナチ皆殺し血風録(2023年製作の映画)

2.2

アメリカ軍人が、冷酷非道なナチスに挑む。ホラー・アクション作。80年代のようなドタバタ娯楽アクションな展開は魅力的で、スプラッターありきの展開は飽きさせない内容。様々な場面でコメディ要素もあり楽しませ>>続きを読む

ブラッディピエロ 100人連続切り裂き(2007年製作の映画)

2.1

社会福祉施設に突如ピエロの姿をした男が現れ、人を襲い始める。スプラッター・ホラー作。残酷描写はバラエティ豊かで、様々な殺人描写が用意されてます。ドラマ要素は薄いので、サクッとスプラッターを観たい人にオ>>続きを読む

パカリアン(2017年製作の映画)

2.1

アルパカ似の宇宙人調査員は、地球に着陸する際に宇宙船が故障し、山に不時着する。ストップモーション・アニメ作。ホラー加減が娯楽満載で良く、様々なシチュエーションがあって飽きさせない展開。ストップモーショ>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

2.9

バレエ・カンパニーに所属する女性は、バレエ一筋に生きてきた。そんな中、新作である「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。サスペンス・ドラマ作。熱心に、情熱的にバレエに励む姿がありつつ、プリマに選>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

2.4

中世のパリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼で、鐘つき男が独りでで暮らしていた。ディズニーアニメ作。1人で暮らすカジモドの健気さや優しさが全面に出ている物語で、ディズニー作の中では暗い物語もあるが、人生模様の>>続きを読む

デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

2.5

ブロードウェイの劇作家の男は、すらんぷにおちいり、作家としての危機を迎えていた。サスペンス作。舞台劇を見ているようなカメラワークなどの演出もあり、展開も二転三転しておりサスペンスとしてハマる場面が多々>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

2.7

出国するためにコンテナに乗り込む妊婦だったが、嵐でコンテナが流され、漂流することになる。サバイバル作。ワンシチュエーションものだが、演出がバラエティ豊かで、様々な展開があり、緊迫感や絶望感がよく現れて>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.8

キャプテン・マーベルに恨みを持つ謎の敵が現れ、彼女に関係する全てを滅ぼそうと目論んでいた。MCUシリーズ最新作のアクション作。圧倒的な力を持つヒーローだが、そこに敏腕エージェントであるモニカ、キャプテ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.1

終戦後、復興の兆しが見え始めた日本に、未知の巨大生物が現れる。山崎貴監督の『ゴジラ』シリーズ最新作。戦後という舞台に現れたゴジラの在り方が、上手く時代背景に合った物語になっており、ドラマパートとの整合>>続きを読む

Night of the Lepus(原題)(1972年製作の映画)

1.8

ある片田舎で、実験体のウサギが巨大化し、人を襲い始める。アニマル・パニック作。ウサギを巨大に、そして凶暴に見せようとする演出は多々あり、うさぎの大群や、ミニチュアセットの使用など楽しめるパニック作。見>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

2.8

一夜で恋に落ちた2人は、逃避行の際に麻薬が入ったマフィアのスーツケースを手に入れ、それを売りさばこうと計画する。トニー・スコット監督のバイオレンス・アクション作。愛の逃避行ながら、暗躍するマフィア、そ>>続きを読む

Skinamarink(原題)(2022年製作の映画)

2.7

真夜中に子どもたちが目を覚ますと、父親はいなくなり、家中の窓やドアが無くなっていた。ホラー作。物語の説明皆無のほぼ雰囲気ホラーながら、“恐怖とは何か”をひたすら流し、得体の知れない不気味さ、幼い子ども>>続きを読む

HOUSE OF BLOOD ハウス・オブ・ブラッド(2006年製作の映画)

2.3

囚人を乗せた護送車が交通事故を起こす。逃げ出した囚人は人質を取り逃げ、古びた屋敷にたどり着く。スプラッター・ホラー作。作り込まれた展開があり、その中で繰り広げられるグロ・ゴア描写も満載でバラエティ豊か>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

2.7

1944年の第二次世界大戦末期。荒野で金堀りをする老兵は、帰路の最中、ナチスの戦車隊に遭遇してしまう。アクション作。老兵ながら、壮絶なアクションぶりは最高級で、容赦のなさ、まさに不死身さの行動は見応え>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

2.7

娘を誘拐されセラピーに通っている刑事は、仕事復帰するが、ある銀行強盗の現場から、娘との関係性に気付く。スリラー作。行方不明となった娘を追う刑事の、不可思議な展開はSFアクションとして面白みがあり、二転>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

暗殺任務でミスを犯した殺し屋は報復を受けるが、その復讐に向かう。デヴィッド・フィンチャー監督のクライム・スリラー作。殺し屋たる行動ぶり、暗躍する様が骨太出生々しい展開。淡々としつつも、仕事の流儀をこな>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.1

島の旅館に住み込みでバイトに来た男女3人は、旅館で働き始めるが、女将が真夜中に誰かに食事を運んでいるのを見てしまう。ホラー作。ホラーの展開の不気味さから、オカルト臭が強くなり、やがてエンタメ性が増して>>続きを読む

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.1

1992年。釜山の旅館で、アルバイトの男が恋人を連れ込み、殺害してしまう事件が発生する。ホラー作。POV方式、モキュメンタリー方式で、取材班が事件の謎を探っていく展開で、不穏な空気感、不気味さはあるが>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

2.7

母親から、「外に出たら空気の猛毒で命を落とす」と信じ込まされ、35年間、暗く汚い部屋に閉じ込められていた男がいた。サスペンス・ドラマ作。主人公の男バビーの強烈さが滲み出ており、ついに35年の時を経て、>>続きを読む

バイタル・サイン(2023年製作の映画)

2.4

出世を望まず現場主義の救命士は、出世優先の若い救命士と組むことになる。ヒューマンドラマ作。救命士が主人公となるが、救命の場面自体はあっさりしており、ドラマ要素がメインとなっている物語で、妻を亡くし、一>>続きを読む

女性たちの中で(2023年製作の映画)

2.6

1977年、エレンテリア。女性は、中絶手術を行う権利を求める社会運動に参加していた。ヒューマンドラマ作。女性の訴えていく姿、同時に直面していく人生模様の生々しさがある。70年代ながら、フェミニズム運動>>続きを読む

ダンテ(2022年製作の映画)

1.8

「神曲」で知られる詩人ダンテが亡くなってから30年。死後恩赦を受けることが決まったダンテに対し、詩人ボッカッチョは、市からの賠償金をダンテの一人娘に届けるため旅に出る。伝記ドラマ作。壮大な作り込みがあ>>続きを読む

年少日記(2023年製作の映画)

2.2

ある日、中学校の教室で自殺をほのめかすメモが見つかる。教師の男は書いた生徒を探す。ヒューマンドラマ作。現代の中学校を描きつつ、男の過去の経験を投影することで、より物語に深みを増し、内容とは異なり、優し>>続きを読む

ミツバチと私(2023年製作の映画)

2.6

夏のバカンスでフランスからスペインに家族でやってきていた8歳の少年は、自分の性に困惑していた。ヒューマンドラマ作。8才という幼い年齢ながら、自身の性についての思いが色濃く溢れ、悩み、苦しむ様、そして自>>続きを読む

Totem(原題)(2023年製作の映画)

2.7

7才の少女は、母と共に祖父の家で暮らす父の誕生日パーティーへと向かう。ヒューマンドラマ作。華やかなパーティの様な雰囲気だが、その主役である父が癌の末期であり、最後のパーティになるかもしれないという状況>>続きを読む

マリア(2023年製作の映画)

2.2

結婚式の当日、車を走らせていた男だったが、女性を轢いてしまう。ミステリー作。ミステリーの中に様々な監督の演出が盛り込まれており、挑戦的な場面が多々ある。ミステリー作として緩急は薄めで、ここぞという盛り>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

2.7

ある近未来、AIが核を爆発させた。人類とAIの戦争が勃発している中、元特殊部隊の男は人類を滅ぼす兵器を探る。ギャレス・エドワーズ監督のSF作。悲しき過去を持つ男と、兵器とされるAIの少女の交流は現代的>>続きを読む

カリギュラ(1980年製作の映画)

2.7

紀元1世紀前半、ローマ帝国の王室は腐敗し、権力のまま快楽に明け暮れていた。そして、皇帝の甥の子は後継者に指名された。歴史ドラマ作。序盤からポルノ映画感は満載、ローマ皇帝のやりたい放題の快楽を堪能する様>>続きを読む