ゲゾル里中さんの映画レビュー・感想・評価

ゲゾル里中

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女優霊(1995年製作の映画)

3.9

「リング」と共にマスターピース。呪い/祟りには明確な理屈がなく、なす術を持たないのが高橋洋の世界よ。

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

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清センセーはあくまでも「動き」という事実とその強度に確信を持っているワケなんですね。

フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

2.7

フィンチャーのゲームの石井隆版みたいなね。奇妙な世界ですよ。

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

4.0

近親相姦やヤクザの売春、娑婆で行われる数々の地獄を目撃していくさそり。文字通り、地獄の底に辿り着き、そこに溢れ落ちてくるマッチの炎が儚い友情を照らす。これで終わらせたいという監督の意図が伝わる3作目。

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

4.8

お得意の表現主義が浄瑠璃や姥捨山と相まって、所々ホラー映画に見える。ラストの包丁バトンリレー…凄すぎて唖然。

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

5.0

アナーキー過ぎるけど、活劇として一級の面白さ。労働争議に参加しつつ、結局、今作で監督が目指したのは、プログラム・ピクチャーと映画人の雇用の復興だったと思う。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

5.0

物をぶっ壊してからじゃないとフレームアウトしない千葉ちゃん。この演出だけで面白過ぎ。シリーズ最強の一本。

赤い天使(1966年製作の映画)

4.2

クドイけど嫌じゃない。この題材で死ぬ程エンタメしてる事が凄い。残酷だけど笑えてくる鋸の音よ。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.9

西田敏行を筆頭に演技が過剰過ぎ。
銃でザクザク殺していくので、前作の死のピタゴラスイッチ感が薄い。口喧嘩の間は完全にコントで職業が活きてるよね。

切腹(1962年製作の映画)

4.6

タイトルが完璧過ぎ。門前にやって来た時から津雲半四郎は亡霊だけど、鎧を背負った瞬間、いよいよ鬼になった。

フード(1993年製作の映画)

3.8

カリカチュアされた食事する人間。渇望し、貪り食うその姿は汚い。他人の食事をやたら覗き見したがる人も多いけど、あんま見ない方が良いよ。

ザ・ゲート(1987年製作の映画)

3.7

サタニックメタルの歌詞から悪魔(中年小人風)が出現する夢のような映画。夜が明けたら映画も終わる。それは大切な事です。

デンデラ(2011年製作の映画)

3.4

皇潤のCMかよってくらいババァが走る。隙まみれだけど俺は支持したいね。

ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

3.3

お手製メリケンサックを秒速で生成したりボンクラ映画感凄いんだけど、ワリと詩的。何気に撮監が高柳雅暢。

密偵(2016年製作の映画)

3.8

ソン・ガンホが日本語を喋るだけでドラマ性が出てくるから凄いよな。

海底47m(2017年製作の映画)

3.6

サメより海が怖い映画。もっとサメを出して貰いたい欲もあるけど、これ位の塩梅で組み立てられたサスペンスも好き。ちゃんと騙されたし楽しんだ。ヒロイン姉妹はもっと綺麗どころをよ、頼むよ。

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年製作の映画)

3.8

最後のロケ地どこよ。「何か」目線のショットが強烈。あそこだけ映画のジャンルが別。

回路(2000年製作の映画)

3.5

自身のフェチズムを幽霊と融合させる黒沢清先生。壁のシミ、電子世界、現実世界に確かに居る「幽霊」。後半の終末観はセカイ系の完成形を見せるが、歯の浮くような気色の悪い台詞が受け付けない。

GONIN2(1996年製作の映画)

3.8

監督ジョン・ウー説。映画的な記号の使い方がハチャメチャに上手い。

(2006年製作の映画)

3.7

幽霊研究家・黒沢清先生による「幽霊の動き」研究発表。あの動き。凄いもんです。

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.5

ただ直向きに映画を撮り続けるトリュフォーとスタッフ達。老齢になった女優が何度も台詞を間違えるシーンで、監督が表情一つ変えずに「絶望だ」と零すシーン。何故か水木イズムを感じ、良かった。

BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

アウトレイジの前哨戦みたいな雰囲気。「ファッキンジャップくらい」のシーンとかは好きだけど、今までベタを切り崩してきた武が紋切り型に嵌って、妙にクサくて観ていられない瞬間が多い。

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

4.0

こんなんヘッポコと言えど、音響やってる奴には堪りませんよ。

暗殺のオペラ(1969年製作の映画)

4.0

ミステリかと思ったら結構トンデモ話。現在と過去がカット毎に入れ替わる。画面手前と奥ですら時限が違ったりして、もうハチャメチャ。

座頭市(2003年製作の映画)

3.8

ストーリーのオチは有るけど、映画としてのオチは放棄した感じ。タップダンスは単純に好みの問題。座頭市を金髪・碧眼の異形の者にして描いたのは、勝新への照れ込みでツイストが効いて好きよ。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.2

アヴァンギャルド室内家族物語。めちゃくちゃ面白い。

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.9

奇怪な生首とのバディもの。美男美女とはいかない、中年男女の愛憎模様は中々にダラダラ。中盤以降からはエンジンがかかりだし、いつもの「血塗れ・サム節」に。アクションの編集はお見事です。

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