ゲゾル里中さんの映画レビュー・感想・評価

ゲゾル里中

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ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

4.2

こんなんヘッポコと言えど、音響やってる奴には堪りませんよ。

暗殺のオペラ(1969年製作の映画)

4.0

ミステリかと思ったら結構トンデモ話。現在と過去がカット毎に入れ替わる。画面手前と奥ですら時限が違ったりして、もうハチャメチャ。

座頭市(2003年製作の映画)

3.8

ストーリーのオチは有るけど、映画としてのオチは放棄した感じ。タップダンスはよー分からんけど、座頭市を金髪・碧眼の異形の者にして描いたのは、勝新への照れ込みで粋。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.2

アヴァンギャルド室内家族物語。めちゃくちゃ面白い。

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.9

奇怪な生首とのバディもの。エンジンがかかるまでは中々にたるいけど、それ以降は盛り返す。アクションの編集はやっぱり凄かった。

斬る(1962年製作の映画)

4.0

如何に剣の道を極めようと、それが何一つ誰かを守る為に行使されない虚しさ。市川雷蔵の次第に憂いを帯びて行く表情が最高に艶やか。鶯の鳴き声の使い方も痺れる。ランタイムの短さは褒める点でもあるけど、多少、話>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.6

ミクロな家庭内問題が超マクロな地球愛へと飛躍するぶっとんだ話。多分、1番の異星人は作曲の平沢進。

剥き出しにっぽん(2005年製作の映画)

3.3

泥レスのシーンはオモロイ。ただ、そこに行くまでの前半が長い。

どんてん生活(1999年製作の映画)

3.3

作品の中にあるリアリティの卑近さ。監督の学生時代が透けて見える。長回しによる微妙な空気感、間の作り出し方が巧み。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.9

安易さをカバーするためのアイディアが豊富。撮る・撮られる事の危険性(別に本筋とは関係ないけど)はこん時からテーマになってたんだね。

全員死刑(2017年製作の映画)

3.0

拳銃を取り巻く演出は巧みだと思う。遊びと悪ふざけが渾然一体で、安っぽさが出て良し悪し。てか、まずストーリーを語り切ってくれ。

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.0

撮影と照明、何よりも「お岩さん」を演じる若杉嘉津子、崩れた顔相の中でさえ、力強く存在する目線の素晴らしさに始終する。凄まじい怨念(執念)の前にただ、男に生まれた事の不甲斐なさに力が抜ける。

エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

3.0

年末が近づくと観たくなる映画。合体親子丼とか炎のションベン大爆破とか、サタンの力の使い所がショボ過ぎてギャグ。そして、極め付けはマシンガンで悪魔を倒すシュワルツェネッガー。最後は信仰より力っすか。

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012年製作の映画)

3.6

前半までうっとしく感じていた長回しが、段々とその説得力を増し、ラストにかけてショットの長さが「イタさ」に直結して畳み掛けてくる。入江監督は夢や憧れの甘美さではなく、その周辺にある厳しい現実を見せる。そ>>続きを読む

ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

2.3

約束の地を目指すが中々着かなくて皆んな死んでいく。全体的につまんな過ぎて、そこのシーンだけ爆笑。「それらしさ」だけで出来た映画ってかんじ。それって虚仮威しじゃん。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.9

フェミニンな部屋の内装とかフレンチポッチみたいなキラキラした音楽が、襲い来る暴力の波に塗り潰されていく。凄い面白いんだけど、何回観てもラストの印象が薄い。オープニングが良過ぎるせいかな、分からん。

呪怨(1999年製作の映画)

4.2

持ってかれっぞ‼︎

恐怖とギャグは紙一重。リアクションカットの重要性がよく分かる。

ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩(2006年製作の映画)

-

オール・ザット・ジャズ。永遠と胃薬を飲み続け、資金繰りをし、カミさんと喧嘩する。生々しい製作の実像。上手くいってるようでいかない、ほろ苦いラストは水に溶けていく胃薬と共に飲み込まれていく。

GONIN サーガ(2015年製作の映画)

3.5

1作目と比べてはイケナイ。フェードイン・アウトを多用する編集は安っぽいし、説明台詞も多すぎる。監督が編集しなかった方が良かったかも。でも、荒唐無稽なキャラクター造形は面白いし、爆発するラストまでの焦燥>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

4.0

手前と奥に置かれた薔薇の花が正にそうで、音楽や小道具によるキャラ付けが周到。特にヒットマン登場シーンは漫画のようなキメっぷりで最高に好き。しばしば訪れる、超現実的な場面は下手するとリアリズムを破綻させ>>続きを読む

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)

3.8

この手の映画の微妙に社会問題に切り込んでいって「だから?」みたいな感じ好きよ。ラストのファミリーだぜ感も朗らか。

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.0

第四の壁すら悠々と飛び越えて、観客に対して直接的に訴える。これはドキュメンタリーなのかフィクションなのか。被写体も映画そのものも、とてもプリミティブ。度々現れる汚物的なイメージとフリークスたちを見ると>>続きを読む

ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.4

映像内映像に入り込んでいく程、現実はいよいよ遠ざかる。やりたい事は分かるんだけど、ここまで構造を意識させられると、妙に疲れる。この主演俳優はファニーゲームでもクズをやっていて、味わい深いね。

サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.6

レニー・ブルースとかジョージ・カーリンとかフランク・ザッパとか、そういう人が言ってる事の映像化。だけど、もう聞き飽きた話でもある。メタリカのジェームスやっぱ歌うめぇな。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

4.3

負傷した部下に「自己満野郎は死ね‼︎」と言われ、自暴自棄の同僚には慰めの言葉すら出てこず、夫の役目は満足にこなせない。もう出来る事と言えば爆弾の解除だけで、それすらも根本的な理解は得られない。それでも>>続きを読む

空飛ぶゆうれい船(1969年製作の映画)

3.8

「南海の大決闘」や「Uボート」、「宇宙戦艦ヤマト」など要素テンコ盛り。ただ、時代が時代なので左派的思想を強く感じるものの、つまり「見方によっては自分とて加害者」という結論に大人の達観性を感じます。しか>>続きを読む

ジャンク/死と惨劇(1979年製作の映画)

3.0

何気に松竹配給の和製モンド。スナッフビデオがお気軽に観れる現代では効力薄め。人の死を金を払ってまで観たいと渇望した時代には、まだロマンがあったのかもね。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.5

殆ど、おっさんしか出て来ない、余りに華のない映画。昨今の萌えアニメとは対局をなしてる。押井守が完全に人形と犬に感情移入しててヤベーなって思うが、妙に心地良いのだ。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

ハッチこじ開けようとして皮膚下で筋繊維がブチッブチ千切れる作画。浜洲英喜天才。

仁義の墓場(1975年製作の映画)

4.4

トータル3分位しか出番がないのに、小崎 勝次(無職・河内出身)の異常な存在感。
スピンオフが観たいポン中日本代表。

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