ナータンさんの映画レビュー・感想・評価

ナータン

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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

正直マブリーと1対1になった時点で気を失うまで殴られる未来は確定しているので、三つ巴で新機軸を打ち出してもボコられる順番予想くらいしか新味が出ないんだよな。
それが観たくて行っているので全く問題はない
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

予告編詐欺も此処に極まれり!
ヒーロー映画にまだ疲れていないファンがあんなCM見て映画館へ行ってよ?こんなヘンテコな映画観せられたらそりゃ困惑するわ。
今回ギャルズはほぼ護られるだけの存在だったし映画
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

がんばれベアーズから続く落ちぶれた監督とダメチームの活躍物語の系譜に、家族の再生をダブらせた話‥では無かった。まさか娘さんがねぇ。奥さんの自分の決断を覆すつもりは全くないフラットな態度も切ない。まあた>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.5

コロナに罹った姪の代わりに特典回収のため、俺参上。
熱くて爽やかで悪くない、というか良いじゃないか。汗まみれなのに汗臭くない所が今風スポ根って感じ。

まあハイキューの事は何も知らないんだが、競技のル
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.5

何やら壮大な話になってきましたな。
正直ジャックはアウトローの割に目先の事象に動揺しがちで、大長編に向いてない気がする。
ラストに因縁の人物がまた一人登場。物語がちょっと複雑化して次回へ。アトラクショ
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.5

未視聴の人気シリーズを観てみようって事で第1作目。
こりゃディズニーも続編作りたがりますわ。

呪われた海賊どもは置いといて、小狡いキャラクターがいない所が良いね。
提督とか総督とか、結構小人物に描か
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

ウエストサイドストーリーもそうだったが、ミュージカルと社会問題の相性ってどうなんだろう。
歌と踊りが心に訴えかけてくるパワーは間違いないものだが、今作では結構エグい差別の描写が歌と踊りでマイルドになっ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

突然発症した山添君も、普段は気配りできる藤沢さんも、自分の正常な状態がどういうものか解るだけに余計にままならなさを感じているのだろうね。そんな自分達に割と真正面から向き合って協力関係を築いて行く二人が>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

この曲のミュージックビデオ、買った当時は毎日3〜4回くらい観てたな。軽いメイキングビデオも付いていて心がじんわり暖かくなる映像作品だった。
このドキュメンタリー映画は更にがっつり制作過程を追っかけてい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

セットも音楽も衣装も、全体的に観る人を不安定にさせる作り。その中でどいつもこいつもアンバランスな登場人物がわちゃわちゃ。
人造人間物としては鉄板の、無垢な魂が世界を経験して自己を確立するというテーマの
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

チャチなCG以外は割と悪くない。キャラクターが強烈でそのままやると翔んで埼玉並みの茶番になりそうだと思っていたけれど、丁度いい塩梅だった。
回想シーンの演出がややウエットで邦画観てるな〜って感じけど、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

綾野剛の笑顔が良いねえ。同じアウトローを演じても「最後まで行く」なんかだと目がぜんぜん笑ってないもんね。狂児のニコニコは草食動物の警戒心をくぐり抜ける。真面目な中学生が怯えながらもチクチク言い返したり>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アクアマンって作品毎に人格というか性格が違う感じがして違和感があるんだよな。今作の喉を鳴らして雄叫びをあげる輩が今一つジャスティスリーグのアクアマンと結びつかない。監督の作風かな。この終始お気楽な作風>>続きを読む

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

オープニングを見る限り、スカラベの本来のパワーはあんなもんじゃ無いんだろうけど、世界の危機と言うには小ぢんまりた展開。平凡一家の巻き込まれストーリー。でもそれが良い。
圧倒的下町家族愛。仲良き事は美し
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.0

公開当時に観ておけばよかった。だって多分これは時が経てば経つ程、陳腐化するタイプの映画だと思う。
インパクト勝負な所が大きいジャンルだから後発はどんどん過激化していくからなぁ。
今となっては登場人物の
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仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

3.0

ギーツ組は本編が終了したら、ファッションや髪型なんか大人っぽくアップデートされていて感慨深い。
パワーアップフォームはキャストオフの方向でカッコよくなって欲しい。
ライダー映画の尺は正直70分位がベス
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.0

フワッとしたシナリオで、呆れる程の予定調和。大物俳優が多数登場する割にチープなイメージのあるこのシリーズ。
ステイサムかっちょえ〜って言った後は、あんまり語る事もない映画よな。
まあ、それを目当てで観
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

恐らくマニュアル以上に公衆トイレを磨き上げる寡黙な男。とりわけ綺麗好きという訳では無く、何に対してか自分でも分からない意地も混じった責任感なんだろう。
後輩との会話も最低限だが心が死んでる訳じゃ無い。
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

シナリオの整合性を無視してまで、キャラクターのキャッチーな魅力に全振りした内容で、いっそ潔い。
多分フォージャー家が各々の能力を的確にフル活用したらこの映画10分で完結するだろうな。

気になった点
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.5

芸人殺し黒柳徹子のマイペースの原点がここに。
キャラクターデザインはレトロ調で、唇と頬に薄っすら紅が差してあり昭和の少女雑誌の趣。世界観と合っていると言えるだろう。
実際のところトットちゃんの様な子供
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

いつかのどこか、島国の王国が舞台。ディズニー王道のファンタジー。但し、登場人物の意識が現代の欧米インテリの価値観にアップデートされている。アーシャの皆んなのためと言いつつ、自分の正義で突っ走る姿勢がキ>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

話題作の関連映画を遡り視聴。意外にも今作「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」とは別の世界線の話だった。
ウォンカの生い立ちも性格もまるで違うし映画が含む毒気も桁違いだ。あのシャイなウォンカがどんな
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

まず配色のセンスの良さに脱帽する。こんだけカラフルな絵面なのに統一感があるのは、基本の色として中心にチョコレート色があって、他の色は全てそこから逆算されてるからなんだろうね。
歌とダンスの達人がたっぷ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

マジ、ダイジェスト。ソレでも結構割愛されている重要エピソードは多く、流石英雄の人生は山あり谷ありと感心する事しきり。だけど、映画自体はかなり平坦なんだよな。
絶頂期迄は挫折や敗北イベントの描写がほぼ無
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(2023年製作の映画)

3.5

価値観をアップデートしてない感じが北野武って感じで良い。人間を描くつもりが微塵も無く不謹慎なんて糞食らえの精神。長年の友誼も愛情も風向き一つで吹き飛ぶ虚無的世界観が笑いを纏う事でエンタメに昇華されてい>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

前作が一点突破の発想勝負で、出落ち感の強いシナリオゆえに続編には期待してなかったんだけれど。この映画割と奇跡の一本と言ってもいいんじゃないか?
アクの強い役者の癖の強い演技。茶番シナリオ。安っぽいCG
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

墓場鬼太郎なんて読んだの何十年も前で何も覚えて無いけど、墓場で赤ん坊を拾った所は覚えている。子供の頃、夏休みに親戚の家で読んだんだ。懐かしくてチケット買ってみたけど、大正解だったね。

なんかゴジラ-
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テレビドラマっぽい演出とオーバーアクトがノイズになって中々厳しい立ち上がり。
回想のモノクロ表現もあまり効果的に感じなかった。

搾取されてきた美鈴が痴漢をでっち上げて搾取する側に回ったのは、金を差し
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

イノセンツというタイトルだが、伝わってくるのは無垢じゃなくて子供の未熟さだな。
善悪の判断や自分の気持ちの伝え方、問題解決のためのアプローチ、想像力。全てが未熟。キャパシティも足りない。ベンだけじゃ無
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

キャロルのやらかしの後始末を軸に複数のドラマシリーズを合流させて、更には今後の伏線を散りばめた、いわばMCUのハブ的位置付けの映画と言えそう。
だからと言って情報過多で退屈かと言えばそんな事は無く、前
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

長い上映時間には意味があるのだなぁ。と、改めて感じた次第。
真綿で締め上げられる様な緊迫感を出すにはこの冗長と言える長さが必要だった。そしてこの映画を集中して観る為には映画館の暗がりが必要だった。
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

決勝戦は聖グロか〜。TVシリーズ初の対外戦で敗北した相手。言ってみれば、やり残した宿題みたいなもんだし、妥当っちゃ妥当な相手だな。
そして旧OPでも登場を示唆されていた愛里寿が満を持して登場。役者は揃
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

小学生の頃からゴジラを観てきたけれど、ストーリー性を求めた事は無かった。力の象徴の様なゴジラを人間がいかに攻略するか、あるいは怪獣プロレスの出来はどうか?それが7割がたで残りは退屈しない筋立てであれば>>続きを読む

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.5

マーベルや超A級エージェントの映画を観すぎて物語の中でタリバンの脅威をうまく認識出来ない自分を発見。まあ普通に考えて、ハイテクでアジト発見、乗り込んで皆殺しなんて出来るわきゃ無いんだけども。
実話ベー
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.5

いろんな愛の形が詰まった映画だな。恋愛、友愛、家族愛、そして自己愛。
失って初めてわかるものってある。身近過ぎて気付かない事もある。チーム友情やゴルディ一家の願い星への旅はそれに気付く為に必要な儀式だ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

なんかスパイダーマンファーフロムホームを思い出した。あっちの仕掛けはARだったけど。
この手の映画はやり過ぎると万能過ぎてしらけるんだよね。
なんか不自然に先回りされるなと思っていたら、ずっと泳がされ
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