なつめさんの映画レビュー・感想・評価

なつめ

なつめ

映画(250)
ドラマ(0)

羅生門(1950年製作の映画)

3.9

日差しがきらきら光る山の中を疾駆する三船敏郎を観る映画(多襄丸は原作より野人寄り)。人は威圧するために大声で笑うんだな。

まああれくらいの認識のずれは起きそう、特に女は夫の目に本当はないものを見てし
>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.3

狂犬が2匹、武田と広能の交流のシーンもたっぷりあり、不要という評が多い本作だけれども個人的にたいへんなサービス映画だった。今までの、現実にのっとっているために不完全燃焼な終わり方をするよさはなかった、>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

これオチは100%ディカプーサイドの問題なの? 逆サイド派のひとはいないんだろうか... というくらいディカプーは熱演していましたが、眉間の縦皺が深くて深くてねえ。ここ数年ディカプー主演の映画を観るた>>続きを読む

インドシナ(1992年製作の映画)

4.1

うぉあー居心地が悪かった... 植民という概念が21世紀にはつらい、支配しているこざっぱりした人たちと支配されているボロボロのひとたちが同じ画面に存在するのがつらい。カトリーヌ・ドヌーヴが圧倒的美でぶ>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.2

三作観た積み重ねがあるからだろうけれど、本作が一番盛り上がった。小林旭がかっこよすぎる。ああいう小林旭がもっと観たい。

今回はいつも抑え気味な広能が打って出ようとするし幹部レベルの口合戦がよい。決め
>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

初めての007シリーズ、ロジャー・ディーキンスが撮影監督なので観てみた。引きの画がとてもディーキンスで満足。スコットランド高地の風景!

ところでダニエル・クレイグはこきたないほうが趣があってよいな、
>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

きれいだけど息苦しいお屋敷、この映画と一緒。まあなんだ、兄弟は他人の始まりだから... それにしても姉も妹も、あんなイベントが起きちゃったせいで胸糞なところをさらけ出すはめに陥ったんだろうけれど、両極>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.1

いつまでも観ていたいやさしい世界。声出して笑っちゃうところもありながら、人間の孤独をつよく感じる映画だった(やさしい世界を作るには孤独な方がいいんだと思う、孤独でないとやさしい世界を作れないような気が>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

んー良くも悪くもぎこちなかった。性的に成熟していないことのハンデとか干渉しすぎる母親とか、この映画の魅力というか怖いところはどうも既視感があって、たぶん山岸凉子でこういうの通過してるんですよね... >>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.0

寓話的なのでいちいち都合のいい展開ではあるのだけれど、そのぶん宗教の問題にかなりはっきりもの申す脚本になっていて、インドでここまで表現するのありなんだなあという驚きがあった。同じ時代に生きてるんだから>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

みんなだいすきブラッド・キチガイ・ピットをたっぷり鑑賞できる。あんまり面白くない...?って思った直後から面白くなったので満足。どんでん返しがちゃんとどんでん返しに感じられた。小六男子的な途中の子供っ>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.9

明日からまた仕事だということで日曜夜の景気づけに観た。カンフー映画に詳しくないのでアクションがどれほどすごいのかはわからなかったのだけど、単なるいい役悪い役に分かれない話で退屈しなかった。イップマンが>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.0

話が途中で終わる! 『頂上作戦』のWikipediaページをクリックするのをがまんするのが苦しい... 組長になっても依然として広能は短気なのだが反射神経バカではないので面白い。山守のおっさんはほんと>>続きを読む

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.0

2枚組のDVDの1枚目、「わあ~3時間近いのにあっという間だったわ面白~」って思って翌日2枚目を再生したら第4部から始まった。第1部のエンドロールで1枚目が終わったと勘違いしてた。すみません。アレクサ>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.9

「ぼくらのかんがえた映えるむかしのにほん」を背景に、アメリカのアニメによくある下がり眉つり目キャラ(苦手)が動く映画。サルことシャーリーズ・セロンとルーニー・マーラたちのガチ武闘が見どころ。

子供向
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.2

自分史上最も過酷な映画だった... 内戦の話だから当たり前かもしれないんだけど、何にもしてなくても殺されちゃうんだよ。戦争も内戦も(まだ)体験していないから、知識としては知っていたけれど映像で見てくた>>続きを読む

ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

4.1

原作を読む助けになるかと思って視聴。しかし原作ありの映画にありがちな、あらすじをむりやりカバーする感じがなくて面白かった。男女/階級間の衝突がテーマなのかな、衝突ではあるのだけどどきつくない。イギリス>>続きを読む

春にして君を想う/ミッシング・エンジェル(1991年製作の映画)

3.9

やるべきことが降ってきたらひとはやってしまうということなのかなー。おとぎ話として観ればよかったんだろうけど、おじいさんとおばあさんに帰れない家出をさせてしまう社会つらい、と思いました。ふたりともすっと>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

最後が想像どおりだったので「さいこう!ちょうおもしろい!」とはならなかったけれど(ああいうキャラはああなるために存在します)、なんというか、静と動のバランスがよくて最後まで面白く観られた。モーガン・フ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

全編『AKIRA』の鉄雄が見せられた怖い夢みたいだった... ああいう強いコンテンツって、全体の中にちらりと紛れ込ませてあるのに釘付けになって、観るたびにそのシーンを待ってしまうパターンでしか知らなか>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.1

名前が覚えられなくても、広島弁がきつくて何を話しているかわからなくても大丈夫なのを前回把握していたので安心して観た。今回は人間関係がはっきりしていてわかりやすかった。北大路欣也は意外と死なない、千葉真>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.0

あのクソ親父がああいうことになったので、ホドロフスキーはあのお母さんの息子なんだなあと感じ入った。まあわたしはさっさと死ね!って思ってましたけどね。監督お父さんにやさしいね。『エンドレス・ポエトリー』>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

初手から「テレタビーズだ!」と思ってしまったのであまりよい視聴者ではなかったかもしれないけれど、あまり興味が持てない抽象的な信仰の話だったわりには楽しく観た。なんで神様がいるかいないかをそんなに気にす>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.2

癇癪もちの次男がやり遂げて本当の王様の顔になるのが実によかった。みんな自分のローグが欲しいと思う。あの声を聴いているだけで落ち着けるでしょ。

よかったよかったになっちゃうんだけど、みんな顔つきがよく
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.1

アーミル・カーンが実年齢の半分くらいの浮世離れした工学青年を完全に演じてしまっており、度肝を抜かれた。『シークレット・スーパースター』で落ち目のプロデューサーやってたのに! その分10年後がやや落ち着>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

3.8

追いかけたい願望が全然ないので(走りたくない)この人はいったい何をしているのか?と訝しんでいるうちに時間が経ち最後の台詞があり、あっ、じゃあしかたないね~とオチはついた。でも追いかけてゼイゼイいってる>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

健康でおなかがぺたんこの人たちがにこにこと歌い踊る楽しいミュージカル。音楽がいいんだろうな、初めて観たのにいくつも聴き覚えのある曲があった。

娘さんもマダムも膝上ワンピがかわいい。くるぶし丈の靴下が
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

日曜の夜に観て、明日も働くぞ!とすっきり元気になった。ほしいものは全部手に入れろエイミー! 話が進むにつれてどんどんきれいになっていくエイミーが大変良かったです。あと、プロだけどなにごとも他人事っぽい>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

人びとが金曜ロードショーで楽しんでいたので後追い。テンポがよくて、若いのも年取ったのも尼さんたちがかわいらしくて、デロリスが修道院に入って最初はいじめられるのかと思ったらそんなこともない。だれも意地悪>>続きを読む

野いちご(1957年製作の映画)

3.9

おじいちゃんをそんなにいじめないであげて... という気持ち。仕事は得意でも人間が不得意なひとはいるんだって... おじいちゃんの気持ちになって作ったんだったらああいう話になるとは思うんだけど。一日ド>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

話がカチカチ進む、ひとがぎゅうぎゅうに詰まっていてどんどん死ぬ、タイトルどおり。年寄りが若者を使い捨てにする悲しい話です。観てる間はうわ、うわって緊張してるばっかりなんだけど、終わった後にね、じんわり>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.9

なんとなくブラック・コメディを想定して観始めたらスリラーだった。後から出てくる人ほど異常度が高いので、最後の人はああもうそういうポジションだから仕方ないですね... という諦めの気持ち。バルバラが家の>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

観終わってみればわりとあっけない話なんだけど(そろそろこうかな?みたいな気配を裏切ってくれない)、スウェーデンらしい風景・建物が目に心地よいし、リスベットから目を離せないしで、2時間半以上あるのにまっ>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.8

あの有名な微笑みがギャグに見えてしまって、他にも吹き出しちゃうとこがいくつもあって… 自分には「ディカプー本当は笑わせようとしてる?」な映画だった。レッドフォード版がド正調な作りだったからおんなじこと>>続きを読む

蝶の舌(1999年製作の映画)

4.0

あんな澄んだ目で「どうして?」って顔をされたらそりゃあ大事に教育するよなあー!!! そしてそんな子どもが意味も分からないで大人の真似をするんだ。つらい。

あまり知識を入れずに観たので、「観てて幸せだ
>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.8

ぽんと出された謎を解くこと、あるいはジェイク・ギレンホールが好きな人向け。観た後で個人の映画ブログや掲示板やらを漁って、はあ、そういうことなんですか...と腑には落ちたんだけど、そういうテーマなんだっ>>続きを読む

>|