Hinaさんの映画レビュー・感想・評価

Hina

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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.2

上映当初も、激しく賛否が分かれた映画だったらしいけれど、その原因は原作からの変更にあるんじゃないかなーと思う。

原作小説は、トッドもデュサンダーも、ホロコーストの記憶に侵されて、ホームレスを殺し続け
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

4.4

よくよく調べてみると、この映画がアカデミー賞を受賞した日というのは、キング牧師が暗殺された6日後に当たる。
1968年の4月4日にキング牧師は銃弾に散り、4月10日に映画「In the Heat of
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プロデューサーズ(1968年製作の映画)

4.2

“小切手を忘れないでねー”と老婆に平気で言い放つビアリストックの開口一発目の台詞で「あ、この人狂ってるな。」と分かるまでたった20秒ʬʬʬ

メル・ブルックス監督の初監督映画らしい𖤣𖥧

過去に栄光を
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エントラップメント(1999年製作の映画)

3.0

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ目的に鑑賞すれば、申し分ない映画:D

とにかく彼女の色気を堪能できる。
ストーリーはあまり記憶に残らないwww

目隠し毛糸シーンとか、もう監督の趣味やん。とか思っちゃう
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.9

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ目当ての鑑賞。
もう、あの顔になりたい。

料理も人生も火力と冷気でできている。みたいな映画:D

冷蔵庫の中が落ち着くケイトの行動は、彼女が人間的に冷たいのではなく、彼女
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ライフ(2017年製作の映画)

3.8

MI5でレベッカファーガソンにハマり鑑賞。

Unext評価は3.5なものの、かなり楽しめた。

モンスター登場から1人ずつ死んでいく。というSFパニックホラー系の王道ストーリーながら、その死に方にア
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アリスの恋(1974年製作の映画)

4.3

アリスが歌手を目指していたことを思い出して(というか、覚えてたけど蓋してた)、行動に出るきっかけとなるのが、「夫が死んだから」って所が良い:D

男の傘の中に入った女は、代償に自分の夢を捨てている。
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怪物(2023年製作の映画)

4.9

時系列を崩して、伏線を敷いていくミステリーの構成となっている。

だけれどミステリーと違うのは、その伏線の回収の仕方だと思った。

散らかった石を回収していって、道を綺麗にしていくのがミステリーなら、
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.3

カイリー・ミノーグのトラックに使われていそうな挿入曲で、90~00sが好みそうな概念系。

低予算SF。

プロートの披露する能力が、巧妙に人間を超越しすぎないのがミソw
彼が本物のエイリアンか天才的
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

4.5

「どーせいつものキムタク映画でしょー?リーダーシップ発揮して合戦しまくって敵を薙ぎ倒してくキムタク様❣️系でしょー?」って思い、映画館にお金を払わなかったことをお詫びしたい。🙇‍♂️

アマプラ解禁で
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ポゼッション(2012年製作の映画)

2.6

久しぶりに2点台つけた気が。

エクソシスト観てホラー熱が上がったのに、一気に沈静化させられてしまった:_(

UNEXTの星の数に騙された感がある。

言及するほどの事はなにもないけれど、エミリー役
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.6

挿入曲やSEの極端な少なさ。
音響による恐怖の煽りの封印によって、映画と現実の狭間のような歪な不気味さが生まれている。

当時失神する人が出てしまったと言われている(ホントかな?w)首の回転や、ポルタ
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散り椿(2018年製作の映画)

4.1

殺陣は日本芸術なのだと意識したのはこの映画が初めて。
岡田君の洗練された動きは、まるで火や水のよう。
激しさと穏やかさを行き来しながら敵を切っていく一つ一つの動きが、雪月風花のあらゆるものに喩えられそ
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.3

死の英才教育。
他人が死んだのは、自分が生きたから。
生存の為に殺すというシンプルで原始的なこの街のルールには、法律の入る余地はない。

全員が「自分だけは生きたい。」という最小単位のワガママを振り回
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

映画では善悪がはっきり描かれても、実際ならそうじゃないよねーって思う:(

セクシャルな偏見が全くなくても、判決を迫られる側に立たされたら私ならきっと、この状況が特殊すぎて混乱する。
時代と、ゲイとダ
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.8

「物語」は満足した愛ではなく、願望の恋に秘められている。なんて美しい感覚🥰
日本語で「愛」と「恋」が別の言葉として残っているのも、ロスタンと同じ感覚なのかもとか思った:D

キスやセックスや結婚は、物
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

若い頃、自分に向いていた敵対心(今思えばそれは不安)を思い出させてくれる映画:D

家や名前を偽るのは見栄じゃなく、自己否定。
いつか翼を持つであろう架空の自分「レディ・バード」に憧れながら、大人にな
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

主演のマッツ・ミケルセンがイケおじすぎてヤバい:D
永ちゃんに似てる。w

とにかく平たく言うと、酒に頼って酒に飲まれた失敗談。という一文で片付いてしまうので、絶対に平たく言ってはいけないwww

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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.5

現実はモノクロの定点なのに、映画の中ではカラフルに車とカメラが飛び回る。
この映像の構成は、少年の目に映っている世界そのものと言っていいと思う。
現実であるべきなのは、カルフルで自由な世界のはずなのだ
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グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

4.2

この映画に出演しているバンドは実在するらしく、今度来日する。友人がそのバンドと対バンするってことでオススメされて鑑賞。ꉂꉂ

グレートブリテン及び北アイルランド連合国って覚えるのむずいなぁー。テストに
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

新しいのと低予算でかなり優秀な映画。:D

二人の気怠いやりとりは、社会への杞憂を持つ若年層にはかなり共感できると思う。

カメラは定点が多く、殺しを題材にしつつも、飽くまで日常映画としての撮影技法を
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.8

冒頭の痛快でカッコいいマジックの連続からワクワクした:D

ミステリー自体はシンプルなのに一人だけ大ベテランのモーガン・フリーマンがキャスティングされているおかげで、色んなミスリードに誘われて、最後の
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ウィザード・オブ・ライズ/嘘の天才 〜史上最大の金融詐欺〜(2017年製作の映画)

4.0

バーナード・ローレンス・マドフと家族の生涯を淡々と描くが、映画には映らない日々を想像すると壮絶な人生だと思う。

ポンジ・スキームは古典的でシンプルな手口だけれど、現在でも最も使われている方法であり(
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

天衣無縫とはこの事ですな:^)

「based on a true story」って文字をまだ出していなかったこの頃のノンフィクションは名作揃いw

ホンモノって主張するほうがニセモノに見えるってミス
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.9

シン・シリーズをここまで観て、まだ「ストーリーが面白くない。」と言っている人には、ちょっと見方を間違っているかもよって言ってあげてほしいꉂꉂ

なぜならエヴァ、ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダー全ての
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.9

とにかくニコール・キッドマンを堪能できる映画🥰

ミステリーでは王道のオチだけれど、ホラーと思わせといて実はミステリーだというジャンルトリックが見事。

ビックリシーンが少ない所からも、作り手がやりた
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

ちょっと1回で完全に理解するのは難しかったーっw

とにかく「時間巻き戻し技術」が未来で開発されて、それが過去に持ち込まれて、奪い合うって話だ:D

なるほどその技術が初めて使用された瞬間から、順行世
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.6

ロールシャッハは「目の前の一人を一途に救いたい」というタイプのヒーローで、大体の物語のヒーローって彼みたいのが主人公。
でもこの映画は最後に彼を叩き潰すところに現実があると思った。そんな極微の正義は大
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

個人的にセブンには劣るけれど、デヴィット・フィンチャーのミステリーの代名詞の一つ。

ヨーロッパの気品、ロザムンド・パイクが素敵。シーンの演じ分けも見事。

ひとつひとつの展開自体には意外性はない。け
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.7

本来主演はニコール・キッドマンだったはずが、ムーラン・ルージュの撮影で怪我をして降板となりジョディ・フォスターに変更。
姿は映らないが、電話口のスティーブンの恋人の声役は、実はニコール・キッドマンらし
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ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

3.5

1作目が良かっただけにどうしても、高くなったハードルを越えてはいない感は残る。素晴らしい作品であることは間違いないけれど。:-)

初代が、世界を牧場内に限定していたことで、人間と家畜の関係、動物と人
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ベイブ(1995年製作の映画)

4.0

CGを使い、台詞と口の動きを合わせる「リップシンク」の技術でかなり評価された作品として今でも映画史に残っているベイブ。:D

確か、5~600人のリップシンク担当が、一コマずつ手がけたというのを何かで
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バウンド(1996年製作の映画)

4.3

コーキー役のジーナ・ガーションが、これは、もう、理想の抱かれたいレズビアン(私の中でw)、、カッコよすぎ、、🥰

この「Bound」は、マトリックス制作のためのスポンサー集めという側面を備えているため
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日本女侠伝 侠客芸者(1969年製作の映画)

4.3

惜しいーっ!100番逃しちゃったーʬʬʬ

元祖スタアの恋?:D
これって平成に置き換えたら藤原紀香さんのスタアの恋みたい。
私たちが元祖と思っているものなんて、全然元祖じゃないんだと思い知らされる。
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