natsumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ミナリ(2020年製作の映画)

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家族全員演技がすごく良い。スティーヴン・ユァンが赤いキャップ被ってると初期グレンを思い出して感慨深い。ジョーダン・ピールのUSでも同じく予想に反して人種差別の内容じゃなかったとよく聞くように、有色人種>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

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謎なのも評判も知っててジェシー目当てに観に行ったから不満はなし。設定は面白いのにその設定をどうしたいのかわからない展開。不動産屋の営業マンと子供の気持ち悪い演技がめちゃくちゃ上手い。この無機質な町で風>>続きを読む

ブリス ~たどり着く世界~(2021年製作の映画)

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やっぱりこういう運命×科学(The OA!!)な設定は好きなんだけど。麻薬依存などへの比喩や、そこからの現実逃避した故の現実と夢の違いが分からなくなる感じも好きなんだけど。登場人物たちの行動に説得力を>>続きを読む

サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

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ジョージ・A・ロメロの長編遺作。ロメロの中で1番の駄作とか言われてるから観るのもだいぶ後回しにしてたけど、現代の分裂したアメリカのような思想が違うグループの対立というテーマが見えてきてから、いくら低予>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

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階級が違う人たちがぐちゃぐちゃになっていく感じが面白い。ジャン・ルノワール、あの画家のルノワールの息子ってまじか。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

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役所広司がめちゃ良かった。というか役者全員がとても良い。意外に笑えるところも三上のするような行動で自然と笑える演出。ここで終わると思ったらまだ続くって時が何回かあった。木村有起哉の顔が好き。

エル・トポ(1970年製作の映画)

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MUBIお誕生日おめでとう!1日限定の誕生日パーティーとして前作無料解放してくれた日に観た。今作を含め他では見れない作品が沢山あって、映画愛に溢れた大好きなVODです。先月3ヶ月100円オファーあった>>続きを読む

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

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前半二人の駆け引きが痛いし、ニコラが自分がイケメンでモテるの知ってながら優しく沼に引きずり落とす魔性の男感が腹立つ… ダンスフロアの照明チカチカのシーンと最後のパーティーで再会のシーンが一番好き。ドラ>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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めっちゃ面白かったんだけど… なんでFilmarksではこんな評価低いの… 70-80年代スラッシャー映画っぽさが強いけど、それらの王道を色々覆してる。まず主人公が殺人鬼じゃないし、何故か処女だから殺>>続きを読む

オルフェ(1950年製作の映画)

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面白い…!色々な作品へ影響を与えているんだろうな、特に夢vs現実系の作品を色々思い出した。鏡があの世へ繋がっているのだが、そこに入る時の撮影がどうやっているのか調べたら水銀を使ったと。だから手袋してる>>続きを読む

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

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タイトルとポスターに惹かれて。グリム童話っぽい。意味わからんけどアニメーションとキャラデザと毒っけのある可愛い世界だけでも見る価値あり。血のお茶注ぐ時にテーブルに少し跳ねるところとか細かい。タイトルに>>続きを読む

霧の波止場(1938年製作の映画)

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二人の恋の行方より忠犬なワンちゃんの行方が始終気になって仕方がなかった。一瞬画面から消えるだけで心配になる。最初主人になりたくないとか言ってたのに追い払わないし、ちゃっかりワンちゃん呼んでるの泣いてま>>続きを読む

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

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今更。全体的にこれストップモーションでやったの狂ってるけど、違う世界へ繋がるジャバラのようなトンネルとか所々ストップモーションでならではの映像もあって、根性だけじゃない美しいアニメーション。チェコ映画>>続きを読む

アクト・オブ・キリング オリジナル全長版(2012年製作の映画)

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どうせ見るならと全長編を。インドネシア政府のプロパガンダにより洗脳されたあるギャングが共産主義者の人達を大量虐殺したが、彼らは罪に問われるどころか英雄として普通の生活を送っている。今回彼らの“功績”を>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

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こういう邦画久しぶりに観た。面白かったけど自分には口説いな、めっちゃ疲れた… 自分がモモコに似てる気がするからか(根性ねじ曲がってまーす)後半で自分の道を進むとか、趣味を仕事にするかとかの部分が響く。>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

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ワンカット風密室ミステリー。初っ端で犯人の男二人により殺人が行われるし犯人もわかっているけど、そこでスリルを味わいたいという狂った一人の犯人が殺人現場でパーティーを開き、バレなければ自分達の犯行がいか>>続きを読む

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

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ちょうど1964年公民権法(人種、性別、宗教などでの差別を禁ずる法律)が成立する数ヶ月前のある夜。
世界王者になったカシアス・クレイ(改名前のモハメド・アリ)の祝福のためにそれぞれの分野で活躍している
>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

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モントリオールの大学の銃乱射事件をドラマ化した作品。犯人はフェミニストにより人生が狂ったという拗らせた男のため被害者は全員女性。冒頭の犯人のモノローグの勘違いぶりがすごくてイライラした。事件の描写はリ>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

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ストーリーはシンプルだけど女性に寄り添う時代の先を行く視点。京マチ子が美しいのに目つきに取り憑かれるような怖さ。霧の中船で隣町に行くシーンが幻想的で綺麗。言葉遣いも綺麗だけどわかりにくく聞き取れない所>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

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そんなに期待しないでみたら割と面白かった。ゾンビが出てくるアクション映画。3部作の中では一番無難で単純。(4作目作るかもしれないとか。) 3部作関係あるの同じ種類のゾンビなだけかな。今回はゾンビがゾン>>続きを読む

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

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メタな構成が面白い。最初バグってるかと思った。普段なら観客がツッコむであろう所をアシスタントがちゃんとツッコんでくれる。今作をこんなノリで脚本書いていて実はもう一階層あったなんてことあったら面白い。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やばい思った以上にカオス… 設定とか演出もだけど登場人物のキャラも濃くてめっちゃカオス。時代もあるだろうけどサスペリアみを感じた。ちょうど公開年同じ。編集の仕方とか話の飛び具合が悪夢っぽい。ファンタ可>>続きを読む

凱里ブルース(2015年製作の映画)

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ロングデイズ・ジャーニーの監督作品だけっていう前情報だけで観たら思ってたのと全然違かった。よくわからんけなんかすごい面白かった。ブンミおじさんとかアトランティック思い出した。最初あまり乗れなかったけど>>続きを読む

ブラック・フライデー(原題)(2004年製作の映画)

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最近Netflixにアヌラーグ・カシャプ監督作品が一気に追加されてて嬉しい〜〜けどGangs of Wasseypurはなかった。実話を元にしてるけど、かなりドキュドラマっぽい。当時の事件を知る方には>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

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今年初の劇場鑑賞。スチームパンクっぽいのに弱くて観た。HYDEのオープニングソングが東京版ナイトメアー・ビフォア〜な感じで超好きだったのに、流れる映像の方がMMDっぽいPV感が強くてダサくて、始まり早>>続きを読む

カイロ中央駅(1958年製作の映画)

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時代もあるけど、監督が演じる障害のある主人公の扱いが酷いな… (キャラの描写が浅く病気だから殺したで片付けられている印象。) 結婚反対運動をする女性たちがいたり社会主義?の団体達がいたりと思ったより政>>続きを読む

失明に関する所感(2016年製作の映画)

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ずっと後回しにしてた作品だけど、サウンド・オブ・メタル観てから視覚無くしたらどうなるのか…と思って観てみた。ある学者が盲目になってからボイスレコーダーで綴った日記をそのまま使い、それに合わせ役者に演じ>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

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新年早々こんなの観てる。ゾンビ映画と分類するかどうかは微妙ってこういうことか。一応死んでから生き返るけど、人喰いではないし、チャッキーみたいにナイフ持って襲ってくるしベラベラ喋る。お父さんアホだな…

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

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安定で笑える好きな作品で年越したいと思い、モンティ・パイソンと迷ってこっち観た。やっぱり大好き。ちょっとBLM運動と香港デモの影響で警察不審になってるから今見ると優秀な警察官っていう概念にもやもやして>>続きを読む

ジャブ・ウィー・メット(原題)(2007年製作の映画)

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サントラ目当てだから歌って踊ってるシーンが個人的ピーク。カリーナ・カプールがまたなんかうるさいキャラやってるけど似合う。電車逃してそれを次の駅までタクシーで追っかけて、次の駅でもちょうど逃すっていうハ>>続きを読む

タイム(2020年製作の映画)

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銀行強盗で懲役60年の夫の懲役刑を軽減させるために妻が6人の子育てをしながら色々な手を打つ様子を写したドキュメンタリー。ほんと刑務所制度おかしい。

フランクおじさん(2020年製作の映画)

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ポールベタニー眉毛ないのにかっこいい。こんなおじさん素敵。そしてちょっとステレオタイプが強いけどWallyがもう完全にクマさんで包容力すごくて可愛い。本人自覚ない女性嫌悪感もあるけど。ベスもおじさんか>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

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うわーーすごい。バンドのドラマーがある日聴覚を失ってから人生に迷う話。とりあえず施設という名のろう者コミュニティに入り、ろう者の生活や哲学を一から学ぶ。

主人公の気持ちを体感できるようなサウンドデザ
>>続きを読む

ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)

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ドキュメンタリーだけど実際は監督が自身の父親が死ぬという映画を作る時の舞台裏秘話みたいな感じ。様々な死ぬシチュエーションをノリノリで再現してくれるお父さん笑えるけど、彼の老いが垣間見えると不安にさせら>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

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ゾンビは走らない派でも新感染であったようなピキピキいう超派手ゾンビへの変化の過程が超キモくて堪らん。オープニングクレジットまでピキピキ言っててかっこいい。こういうの観ると斬新でなくともツッコミどころ満>>続きを読む

獣の棲む家(2020年製作の映画)

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ボートでイギリスに逃避した夫婦が移動中溺れた娘を助けることができず、その亡霊?がついてきちゃった話。奥さんが話す都市伝説、都市伝説としては本当にある話なのかな。なんの例えかと思ったら一応後でちゃんと説>>続きを読む