Pigspearlsさんの映画レビュー・感想・評価

Pigspearls

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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

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ムスコ3歳がはじめて100分間集中して観た映画。


・80年代感もりもりのコスチュームよき
・とりあえず親子で歌うよね
・マシュマロマンがうちの子にしかみえない
・エッチなシーンの存在をすっかり忘れ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

映画館でほぼ満席、同世代と思われる40代から10代の若者まで、息呑んで観てるのが伝わってきた。ああみんなに愛されてる作品だなって実感する空間におされたので採点甘め。

中学の頃リアルタイムで読んでたあ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.7

おだやかに昔触れた作品を懐古できるかな、と思いきや、みんなが本当によく喋る。そして昔の映画って描写がけっこうエグいな、イタリア映画だからかな、子どもと一緒に観れるのはいつかな、とか別のところが気になる>>続きを読む

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

4.0

家の近所に映画館ができまして。

たまたま打ち合わせがリスケになり
たまたま妊娠9ヶ月のお腹も落ち着いていて
たまたま子の保育園のお迎えに間に合いそうな時間に上映があり
たまたまピエールエテックス。
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血と骨(2004年製作の映画)

3.8

80歳になる父親が、この北野武を指して「昔の親父にそっくりや」と言い捨てたのが忘れられない映画。

暴力まみれの人生。そうするしかなかった愚かさ、弱さ。それはもうコミカルなほどに。

側から見るとコン
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ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

4.0

アニエスからジャコへのラブレター。

むかし観たときはここまでひとりの人を愛することができて、それがそのまま作品になるという表現のかたちに揺さぶられて。

いま再び観ると、映画に魅せられてからのジャコ
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落穂拾い(2000年製作の映画)

3.5

みんなが知ってる教科書の名画に新しい意味と繋がりがうまれる。

こうやって世界の問題を切り取れるセンスが素敵だし、クリエイティブってこういうことなんだなぁ、って思わせるパワーがある。

「落穂拾い」コ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.5

4ヶ月のロングラン上映に納得。
統計王子?誰それ?という無知さでしたが、観てよかったです。

政治家のドキュメンタリーゆえに、政治の選挙活動って、こんなにも前時代的でアナログでいいのかとか、意外と本人
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甲子園:フィールド・オブ・ドリームス(2020年製作の映画)

4.4

日本独自の文化、甲子園×海外クルー×若い女性監督×NHKという奇跡のマリアージュ!

戦後教育の一環として始まった「野球道」を日本人がどのように受け入れ、熱狂してきたのか、そしてどのように変化してゆく
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なんだか久々の映画館がこちら。

テレビシリーズは3くらいまで観たけどほぼ忘れてた。オープニングの解説に感謝。

キャストの衣装もお城の調度品も風景も美しく、ロイヤルファミリーから使用人まで20世紀初
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.9

若い頃は宗教的なものにまったく興味がなかったのですが、最近歳のせいか、人生のいろんなことを乗り越えるためには(あるいは、上手にやりすごすために)宗教を拠りどころにする人の気持ちが少しだけわかってきた、>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

-

誰かアーサーをハグしてあげて、と祈り続けていたけど最後までただただ不幸。胸糞悪いと思ってしまった自分の心の狭さがせつない。

ホアキンフェニックスの演技は素晴らしい。
演出もかっこいい。
ただ、ここま
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.6

顔芸顔芸!サウナ!顔芸!

みんなが待ってたお祭りはこれよねー感。

そしてまだ1クールくらいドラマ続編できるよね?っていうパワフルなチーム感。

同行の友はイチャイチャが足りない!と憤慨していたけど
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.6

人間観察が的確すぎてうなる。

兄弟ってすばらしい。

原田美枝子が天使で女神。

ラッキーカラー、たいせつ。

すべての家族にもここと同じ簡単には解決できない物語、世間にすくいとられることのない物語
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.5

義理人情。実話の衝撃。そして配役がパーフェクト。全員好きになるしかないじゃないか!

よくよく考えると重い話なのに、そうならないのがすごい。家族について、仕事について。美学と哲学を学ぶキラキラした作品
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.8

やればできる引きこもりオタク、という設定に愛を感じる、モダンな時代劇コメディ。

「殿、利息でござる!」が良作で、似たテーマかなぁと鑑賞。

今回も江戸時代の大名と市井の人々の知られざる暮らしを覗き見
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.5

仕事のあとの疲れた頭で駆け込んだら字幕を脳が処理しきれずパンク状態。みんなものすごくよく喋る。(正直肩書きとインタビュー時期だけでも入れてほしかった)
ラストのグールド、超長尺かつ解説ゼロのドキュメン
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キングダム(2019年製作の映画)

4.6

原作未読。
長澤まさみの美脚を拝みに行くべきといわれてまいりました。眼福。

ちゃんと友情努力勝利してて、さらなる敵にオラワクワクすっぞ、な感じもあって、少年漫画の王道の魅力を再確認!かついま日本映画
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.5

ファッションに明るい未来があったように見えた90年代頃、
おなじように特権意識も階級差別も民族差別もジェンダー差別も、目に見えて存在していた。

いいことばかりじゃない時代、でも機械と人間がいつか心を
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

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彼が骨を埋めたいと思える場所がいまのファッション業界には存在しないということ。それが真実?

痛々しい気持ちで、明らかにその道のおしゃれに身を包んだ美しい男女で溢れる週末のBunkamuraを後にして
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マジック・ランタン・サイクル(1980年製作の映画)

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早稲田松竹のレイトショーにて。なぜ今さらケネスアンガー…?と疑いつつ興味本位で行ったら、ほぼ満席で驚き。恵比寿ナディッフでも彼の展示をやっているとか。まじか。

前半のプログラムはハタチの監督の煩悩が
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.5

秒でアガる同窓会ムービー!

難しいこと言いっこなしで。
いまの新宿を自由に走り回る姿が愛しすぎる!

冴羽獠の2.5枚目を超えるキャラにいまだに出逢えていない感。そしてキャッツアイパートの作画が神。
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

「愛のむきだし」に続き、かってにマイブーム。女優むきだし×純愛シリーズ。


蒼井優は、好き、という理由を定義するのがむずかしい女優さんだとおもう。儚いのか強いのか不良なのか優等生なのか文化系こじらせ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

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感想:いいぞもっとやれ!

岡崎京子ファンではあるけれど、「チワワちゃん」にはあまり思い入れなし。完全スルー案件のはずが、賛否両論レビューに惹かれて、誰もが絶賛する「メリーポピンズ」観るのをやめてこち
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

ふと満島ひかりを愛でたくなって夜中に10年越しの鑑賞。

むかしは生理的に無理、と思ったが、
10年経ったら生理も変わるものだ。


ただの純愛じゃん。最高。

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)

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アーティストの才能を発掘し て儲けた人が語るドキュメンタリーは死ぬほど退屈だけど、このバスキアは10代の仲間のビフォーアフターが味わい深くてわりと観れる。成功したやつはダサいなとか思っちゃう自分は何も>>続きを読む

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

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結論=日本のファンは彼女の老後の生活保護のためにライセンス商品を買いまくるべき。

TV番組で彼女のコレクションがコケにされるシーンの対応がかっこよかった。評価されている時より、批判に晒されたときの対
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

レディガガのプロモ映画かと思いきや、大胆で繊細なブラッドリークーパーを愛でる映画でした。
さすが主演俳優監督作だけあって、演技の切り取り方というか、心のゆらぎとカメラワークが反響しあうような繋ぎ方が素
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

4.8

あーもうものすごく好きなやつ。
人生をワインと重ねる、って、言葉にすると陳腐になっちゃうけど、四季が移りゆく映像と三人三様の心の変化がしみじみと沁み渡る素晴らしい映画。


ふわふわ覚束なくて、でも頑
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドンズバQUEEN世代の先輩に勧められて。

正直、ボウイとかザキュアとかルーリードとかイギーポップは好きなんですが、フレディマーキュリーはおしゃれじゃないと思ってました。ごめんなさい。

英国の中の
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

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機内鑑賞。パリからの帰りだったせいか、チリの後進国っぷりに衝撃を受ける。

あとちょっと知り合いのTG女子に似てて、ただただ幸せになってほしいと願っていた。

長年、ナチュラルウーマンといえば緒川たま
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

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機内にて。そうとは知らずにみたイタリアのLGBTもの。ファミリーもパートナーもみんないい味出してて、笑えた。
イケメンふたりだけでなく、ひとり物憂げに佇んでいるジャケ=ゲイものだと思ったほうがよい時代
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アイディール・ホーム(原題)(2017年製作の映画)

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機内で。あとでスリーサムの監督だって聞いてなるほどと。
大人と子供どっちもエゴ丸出しで、でも下品になりきれないところはけっこう好き。
それにしても消去法でLGBTものしか残らないANA。

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