こなごなさんの映画レビュー・感想・評価

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人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版(2022年製作の映画)

4.0

これまでにもクライマー系の映画は観ているが、これは違う印象を持ったがそれが何かはわからない、「半分は怖いと思ってるから面白さがある」という言葉がいちばん印象的で、手足で計10本指を失っても仲間が亡くな>>続きを読む

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

一人っ子政策時に女だったため親にきつく当たられ大学進学時に家を出て自立した主人公が、その後に生まれたっぷり甘やかされた弟を、親の死後に一見世間体実は抜け駆け許さない叔母などから押し付けられる展開や葛藤>>続きを読む

赤と黒(1954年製作の映画)

3.0

原作途中挫折特集上映で初見、3時間ダレなかったし、合間に入る教訓集の演出は自分は好きだが、守備範囲外の宗教と恋愛脳100%に近い内容だったので、自分共感ポイントがなくああそうだよねって距離感になった、>>続きを読む

花咲ける騎士道(1952年製作の映画)

4.0

特集上映で初見&リメイクも観てないまったく白紙鑑賞、いやあ面白い、いや楽しかった、1時間半でテンポよくおとぎ話的な喜劇仕立ての中世サクセスストーリーが展開され、とにかく役者がみんな間合いがうまくて、な>>続きを読む

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.1

AM10で初見も、原案のマクベスは戯曲読了&舞台や映画で複数パターン鑑賞歴あり、個人的にマクベスという話自体に思い入れがないため、序盤からあまり感慨がないまま観てしまったが、終盤の奥狂う→森が動く→矢>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.1

原作未読、評判の良さにつられて鑑賞、原作がしっかりしてるのか、シンプルな筋だが見応え十分で、出自の点が話に深みを出し、弁護士の対応範囲などの細かいところ?も現実味があって、終始惹きつけられながら観た、>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読、トレイラーで自分が似た境遇だと思い迷ったが、やはり確かめたくて鑑賞、同じようで違うようで、でも娘の心境はほぼ実際の自分と同じだった、母親だけじゃなく父親も実はモンスターで、二人を生みだしたの>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

2.9

トレイラーで興味をもち丸腰で鑑賞したが、想定とはまったく違った内容だった、マイノリティや家族のテーマが複雑にからむなかで、キーとなる子供の能力の根本的なところが明かされないまま終わってしまうため、卵と>>続きを読む

宮松と山下(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

余白と行間が大半の、主演の機微のみで変化を伝える稀有な作品、以下自分の解釈→元同僚の誘いは妹夫がらみではなく兄妹への善意だったと思うし、異母兄妹だとしても厳しい境遇下での結びつきが強いだけなのでは、事>>続きを読む

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.3

正直雑だったなあという感想、人類滅亡の最終日設定には手垢がついてるし、会話劇としてもひねりが少なく、申し訳ないが序盤から退屈してしまった、陰謀論を信じる子供だけやたらリアルに生意気だったのが目立ったが>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

原作未読、予想してた筋と違ったけど結果的に面白かった、主人公の愛着障害が自分に重なり取る行動もなんとなくわかったし、自分がカウンセラーに気をつけろって言われた傾向が主人公の人生の軸になっててはっとした>>続きを読む

マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

3.7

大将の新作が日本で広く公開されることに感激、主人公はnotマフィア設定のほうが好みで期待も、これまでの路線と設定や組み方が少し違ってて、あれっと思うところもあれど全般的に楽しめた、でも大将作品のおすす>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.6

ラストが示すように傍観的な作りで観る側で印象に差か、主人公は自殺を止めてくれる誰かを探したんだろう、本当に自殺したかったらさっさと一人で死ぬし、他人との接触をあんなに求めないと思うなど、絶望済の自分は>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

3.6

きちんと観たのは実は初めて、あの時代にこの脚本と演出は攻めたなんてもんじゃないし、敬服しすぎても足りないレベル、主人公と将校の助け合いはせめてもの救いに感じた、コント部分はくどいし最後の演説は今の自分>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.1

料理ものが好きという安直な理由で観に行ったら、スプラッタ苦手派は目を覆う場面が多かった、理想に燃えた完璧主義のシェフが行き着く悲劇で、客の選定理由の幅広さ?が闇具合を出してたしタコスの演出が最高、ただ>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

上映前舞台挨拶中継付鑑賞、主人公は当て書きでさすがのはまり役、この監督の間合いは好みも恋愛脳ぶりは合わずが多かったが、今作は主人公が元来恋愛感情を持たないクィア(アロマンティック)としてかなりリアルに>>続きを読む

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.1

4Kリマスター時に2Kで初見、未来人類真理系SFの先駆けっぽいしテーマ的には大好物なのだが、映像ではなく展開その他になんとなく古さを感じてしまい、観る前の期待を若干下回った申し訳ございません、しかしい>>続きを読む

ソウル・オブ・ワイン(2019年製作の映画)

3.3

ワイン全然詳しくないけど、作ってる人たちがあんなにうきうきうれしそうなのを観てるだけでこんなに楽しい映画なのは拾い物感あり、ラストの日本人2人のパートはもともと入ってた部分なのか(日本上映だけであって>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤からJ.ピールとかA.アスターなどをごちゃ混ぜにしたような既視感が続いて正直長く感じ、終盤でからくりが見えた段階でやっとメッセージを受け取れる、現実で亭主関白な家庭が手に入らない人たちの野望救済?>>続きを読む

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

3.7

インド映画なのに2時間とコンパクトだが、ムリダンガムの演奏はもちろん、ストーカー傾向?主人公のサクセスストーリーと王道で、ダンス3曲、民族、文化やカースト問題まで織り込んだ社会派エンタメの秀作、個人的>>続きを読む

裸のムラ(2022年製作の映画)

2.3

前作の衝撃同等を期待したが下回った、県政と多様な人々をつなげて保守的社会への問題提起をしたかったのだろうが、1時間ものテレビ番組2本を再構成して2時間にしたらしく、人々部分は石川県のみに限らないところ>>続きを読む

黒い牡牛(1956年製作の映画)

4.0

12Mで初見、原案者の話は観たあとに知った、とにかくいろいろガバガバでありえないでしょの連続なんだけど闘牛ルール勉強になるし最後丸く収まりよかったとなる強い一本だった、オープニングとラストの絵を見たら>>続きを読む

ライムライト(1952年製作の映画)

3.9

スクリーンでは初見、子供の頃に見た断片的な記憶しかなく細かいところは忘れていたが、改めて観て完成度が高く名作と言われるのはわかる、ただ今の自分には人生の美しさをこれでもかと語られてきつかったし、終盤の>>続きを読む

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

2.9

戯曲原作翻案の30分弱で、失恋でメンヘラ化したティルダ様が主に電話で別れた相手に切れ散らかすのをえんえんと見ることになる、恋愛でこんなに全部を失った感を持ったことがないのでポカンとしながら観てしまった>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.2

トレイラーで設定ネタバレ済の2人の母親の関係を、スペイン内戦の歴史の断片ではさんだ構成で、それぞれで1本作れるんじゃレベルでいろいろ要素を詰め込みすぎだったが、きっと人にはそれぞれのルーツがありそれを>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.7

THX鑑賞、前2作も合わずだが今回が3作中いちばん響かず、この監督らしさが薄く「あの大家」への意識など一般受け狙い感が目立った、でもやっぱり肝となる設定要素や人物の取り方、背景の作りは3作とも同じで、>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.3

舞台挨拶付き鑑賞、トレイラーを見て期待してた料理は思ったよりシーンが少なかったけど、出てくる素朴な品々には大満足、景色や監督の「妄想」含みの話のペースも良かったけど、エンディングの歌の唐突フェードアウ>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.4

AM10初見、公開時は賛否両論だったらしいが、至極まっとうなベトナム反戦映画だった、序盤1時間ののどかな展開がすべて後々の裏付けになってくる構成で、移民、ふるさとなど複層的な「home」の意味も深い、>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

実話ベースだがドキュメンタリーではないと言いつつ、実際の動機ややったことの詳細はわからないまま終わってしまうので、見終わったあと気持ちの遣り場に困ってしまった、とはいえ犯人以外に病院側の対応のまずさと>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

リメイク版で初見、いやしんどかった、英雄のいない戦争映画はかなり見るようになっていると思うけど、そのなかでも「犬死に」感と言っていいのか、語弊があるとは思うが、でもこの言葉が真っ先に浮かんだ、ラストの>>続きを読む

復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

3.2

正直前半は冗長で話の筋が取りづらく眠気とたたかうレベルだったが、「ある派手な色の組み合わせ」の人物が出てきてようやく話が動き出し、2人の背景も見えてきて悲しい展開と結末にはなんとも言えない気持ちに、た>>続きを読む

人生は二度とない(2011年製作の映画)

3.5

主演推し向けに満額回答なファンサービスロードムービーだった、正直序盤は退屈だったが、徐々に見どころが増えていった感じ、終盤の一人の「叫び」からのエンドロールはややずっこけたが、あれは大人になれって結論>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

2.5

AM10で初見(解説なし)、伝説のデ・ニーロの役作りの凄まじさと、あのテーマ曲を箱で体験できたことは素晴らしかった、ただストーリーはボクシングや古い男性像が守備範囲外な自分的にどうにも入り込めず、実話>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.0

豪華俳優陣のキャスティングはすごいが、それゆえにかカッコよくスタイリッシュに撮り過ぎな感じが先に出てしまい、肝心の事実ベースという話が入ってきづらく、2時間半という長さもあいまって正直退屈してしまった>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

マンネリになりがちなタイムループものだけど、1週間という設定が斬新で面白かったし、まさかの「真の原因」そのものに泣ける仕掛けがあるとは思わなかった、ただ真の「原因」としての設定というか流れが突拍子すぎ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.9

タイトルどおりとしか言いようがない、倫理観のかけらもない展開の連続なダークもいいとこの笑っちゃいかんコメディ、こういうテーマをこんなに直球で嫌味なく作れるフランス映画という文化に改めて恐れ入った、なお>>続きを読む

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