こなごなさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

こなごな

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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

IMAXでようやく初鑑賞、30年前でこの作画・演出クオリティすごすぎっていうのが率直な感想、正直実写もアニメも超能力系があまり得意でない自分でも、アニメのよさ全開で特に後半はものすごく引き込まれた、金>>続きを読む

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

2.8

もっと本人フォーカスのドキュメンタリーっぽいものを想像していたが、監督のインタビュー対話ベースで進むわりとざっくりした振り返りだった、本人のユーモアや考え方は伝わったが、自分の見識が足りなくて理解が追>>続きを読む

サーホー(2019年製作の映画)

3.0

プラバースというとやはりバーフバリの印象が強くこの作品の趣も近未来版バーフバリといった印象を持ってしまう、プラバースの魅力は存分に味わえるしインドの派手なアクションと演出はこれでもかと言う感じ、ただ散>>続きを読む

21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.2

政策コンサル会社のプロモーションムービーのようだった、近現代史をかなりざっくりと振り返れたのは楽しかった、言っていることは直球正論だけど解決策がなあ、と貧乏人は観たあと途方に暮れている

CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.6

新型コロナウイルス世界的拡大な状況もありいろいろタイムリーに考えさせられた、特に回復者の対応を誤りいわゆる「正義の人」にしてしまう恐ろしさは十分な示唆になる、ただ、感染か殺されるかの境目にちょっともや>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.4

イギリスの植民地支配の蛮行がベースで、おそらく現実はもっとすさまじいんだろうと思うと言葉にならない、一方で映画だけで見るとヒロインのいろいろなブレぶり揺れぶりは察することはできるが共感は難しかった、自>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

聡明で博識で言葉を持つ人しか出てこない白熱した会話は難解だけど痛快で高尚ですらあった、討論と言っても相手を打ち負かすのではなく、三島はやや消極的に仲間を探していて、学生は閉塞感を打破するきっかけを求め>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.2

三部作のなかでいちばんアトラクションよりも映画らしい流れで、最後にダブスタ含めてドクの言葉で全て昇華させてさわやかに終わる、娯楽映画の金字塔と言われるにふさわしい作品だった、しかし全作を通じあからさま>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.0

1同様アトラクションとしては流れも要素も完璧だが、ストーリーとして考えるとなかなか強引に引っ張ってるところが1より目立って、観ていて疲れを感じてしまった

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.0

どこが増えたのか気にならないぐらいすんなり流れて3時間観られたが、やっぱり何も残らないというか動かされず、面白いともつまらないとも言えない感じを持った、シンプルな話の軸に対して既視感のある狙いすぎた演>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.5

素晴らしかった、事実はうっすら認識があったものの最初から最後まで中だるみ無しで2時間半釘付けだった、エンドロールの実映像(写真)も説得力があり最後まで目が離せなかった、悪い意味でも想定内サプライスを目>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.1

何度かテレビその他で観た記憶はあるもののスクリーンで初めて観てきた、斬新でコミカルでシニカルな笑いが満載で、遊園地のアトラクション的な爽快感と満足感があり万人におすすめ、正直自分の直球ストライクゾーン>>続きを読む

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

3.8

これまでに観たいくつかのシリアのドキュメンタリー映画とはまた違う角度の一本、病院での生々しさの状況は言葉を失う場面も多々あった、一方でタイトル通りの強調構成に若干他の作品に比べ自分は逆に何か距離感を感>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

-

そもそもあの原発事故の現場50人の初動に焦点を絞った作品で周辺地域や本店については主題とならない点を踏まえ観るものという理解、当時の現場の人々に頭が下がる思いなのは今も変わらないが、この話を映画という>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.3

主演の演技が凄まじく作品全体を鬱な空気感で支配するまでだったのは見事、まるで今にも倒れそうなジェンガのようだった、そんな主人公なので観る人により感情移入に差が出るし鬱属性の人が観たら引っ張られるかもし>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.6

感想を書くのが難しい一本、ニュースで知るぐらいの自分の知識や理解が弱いバチカンの話へもっと関心を持つきっかけにはなりそう、二人の関係をいろいろ示唆するラストのサッカーのシーンがとてもよかった、スクリー>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

2.8

ピンポイントで笑えるシーンはいくつもあったけど全体的に疾走感が足りなかった、シーンの一つひとつやつなぎの間が妙にのったりしててベッキーの場面以外は全体的にもっさり感があった、ヤクザコンテンツだからそう>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.3

主人公がネコ姿のときもそうじゃないときも本当にかわいくて、王道の中華系超能力ファンタジーだが、絵もなめらかで話も終始動きがあり、背景も美しく、予想以上によかったし、何よりネコ飼い人は冒頭で泣くだろうし>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.9

観終わったあとしばらく震えが止まらないぐらい自分の善悪の価値観がぐらついた、鮮やかな現代翻案で「昔から変わらない」ことと「今の問題」を突きつけられる、自分の思考と経験じゃ感想をこれ以上うまく言えないし>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

通常版、最大限盛りの特別完全版ときての、特別完全版から削ぎ落としをしたファイナルカット、個人的にはファイナルカットがいちばん好きかもしれない、何度観てもどの編集で観ても自分のオールタイムベスト級に君臨>>続きを読む

MAN WITH A MISSION THE MOVIE ‐TRACE the HISTORY‐(2019年製作の映画)

4.0

予想以上にカッコよかったし内容もよかった、信念を持って振り切れるだけ振り切れてるというのは本当にすごいことだ(映画の感想になっていないすいません

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

登場人物が多めでそれぞれを深堀りする余裕はなく、起こったことの流れメインの典型的事実ベース映画になってしまってはいたが、観る側に考えさせるところは残るだろう佳作な印象、シャーリーズ・セロンは本当に知的>>続きを読む

プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

2.5

風刺や社会派ではない、わりと王道のインド現代ファンタジーでラストも含め好みは分かれる気がした、ソーナム・カプールの美しさと歌と踊りが多めで楽しめるものの、自分はこの展開で3時間は長かった

名もなき生涯(2019年製作の映画)

2.8

とにかく長かった…史実に基づくことを別にして話の作り方が非常に文学的な流れで映像化より小説で読んだほうが説得力ありそうな気すらした…全編基本英語で一部ドイツ語混じり、英語には字幕がつきドイツ語は字幕が>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

良いとも悪いとも面白いともつまらないともどちらとも言えない感じというか、観ていて何も思うことがなかったし動かされなかった、そういう意味では術中にはまってたのかもしれないが、作品の作りや展開や絵面でのユ>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.8

通常版にエピソード追加の完全版は、まったくはじめての場所の話も加わったものの、個人的には通常版のスッキリした流れのほうが好みかも、とはいえどの編集で観てもオールタイムベスト級であることに変わりはない

アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.5

トレイラーに煽られただけのまま予備知識なしで鑑賞、ホラー系苦手でビビリながら観てたら普通にサイコホラーでけっこう怖かったし、終わってみたら本編ガバガバ含め面白かったなって思えてしまった、前後の仕掛け(>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.2

IMAX鑑賞、ビビリにはひゃあってビクつくシーンがいくつかあったが、通しで考えたらそれほどハラハラ感はなく薄味で、むしろ絵を作りすぎだったり音楽が派手すぎたりで感情を先行されてしまったのと、トレイラー>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.6

これがテレビか…と改めて良くも悪くも実感できる、ドキュメンタリーというより巧妙なノンフィクション、冒頭でイメージを植え付けてその後は人物フォーカスに見せながらも罠は仕掛けられており、違和感を感じる人は>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

5.0

初見時に冒頭テーマ曲からなぜか大号泣、独立記念日祝いで大号泣、エンディングのキャスト紹介で大号泣、観る回数を重ねるたびにハラハラ度が上がり全員の真剣さと前向きさが沁み入る不思議な感じがある、自分には波>>続きを読む

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

砂漠の真ん中で空を飛ぶことを目指した兄とその妹という風変わりな兄妹のもとに突然男が現れて試行錯誤で人力飛行機?を完成させ最後はめでたく男は壁越えに向かう…

って単純なファンタジー話に思えなかった。兄
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

犯人は明示はされないが早々に見えてしまいそれを前提に伏線を回収していくタイプで好みは分かれるかもしれないが、最後はかなり納得感があり爽快。これおそらくシリーズ化するんだろうけど、と思ってたらやっぱりそ>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

2.6

壮大な絵面とテーマだが大味で印象に残らない、野暮は言いたくないがツッコミどころが満載だったのも引っかかる、どうにも80s後半から00s前半ぐらいまでのハリウッド感動系の型にはまった特徴のなさが目立つ気>>続きを読む