こなごなさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こなごな

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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

4.0

こちらもリマスター時に初見、本編ダイジェストの1作目に比べ、原作なしのオリジナルが2時間超えなのは正直びっくりしたし、途中ガミラス残党が出てきてどうなるのかと思ったりもしたが、全編で大戦中や戦後のさま>>続きを読む

ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

3.6

民主主義の観点なら1審判決がすべてだし、2審判決の警察コント?ビデオの恣意性や新証拠?映像の男性は実は党員(サクラ)だったのをガン無視はすごいなと、ただ自分の理解はヤジ=空気読まずただ同じことを叫び続>>続きを読む

MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。(2023年製作の映画)

3.1

贔屓球団ではないもののムビチケをもらったので鑑賞、最近どこも作るようになった年次ドキュメンタリーとしてオーソドックスな時系列形式で見やすかったが、かなりあっさり目とも感じた、当年のスローガンに寄せるな>>続きを読む

僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

4.5

関心ある人物ではなく、一般向け映画にするあざとさにやや難色感も、当時のさばけたコメントを思い出し観てみたら思いのほか素晴らしかった、野心的な話ではなく、この人が少し手を伸ばせば届く興味を信念に沿ってき>>続きを読む

ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

2.4

フェルトでのパペットアニメの温かみやしっぽで悩むキャラはイメージを裏切らないし、谷の仲間が出会うまでの話として観る価値があった、ただ、親も子もビッグな俺はまだ本気出してないだけ系キャラだったのに、最後>>続きを読む

野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

3.3

なぜか2023年最後の鑑賞がこれに、レートこそ普通だが監督の従来路線?を活かしまくった昭和ピンクっぽい演出や仕込みばかりとか何で救急車の音こんな多いんやとか300%ツッコミどころしかなく、制作陣の意図>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.2

年末年始企画のLS上映で初見、全部アカンとまでは言わないけどいたずらや不正が学内のお遊びレベルで収まらないものが多く、終盤まで正直渋い顔をしながら観てしまったし、学長があそこまで極端に1番にこだわる人>>続きを読む

エマニエル夫人 4Kレストア版(1974年製作の映画)

3.0

4Kレストア時に初見、ある意味女性の自立って話という説明とか解説になるのかもしれないけど、その手段がお国柄+外交官とか駐在の奥様だとこうなるのかと思いながらポカーンと観ていた、本作の最大の見どころは、>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

2.0

なぜかA24が悉く合わずも、今回トレイラーで興味を持ち鑑賞、しかし結局さっぱり合わなかった、結論ありきで話の筋もひねりがなくほぼ先が見える展開、かつ最後までスノッブっぽさ全開で行くので、序盤時点で主役>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

3.1

事件認識ありで鑑賞、白人女性に軽い気持ちで口笛を吹いた黒人少年が「不当に拉致されリンチで殺され、女性の虚偽証言と犯人は罪に問われず開き直り普通に生きていける」のを許した経緯や制度は黒歴史以外の何物でも>>続きを読む

アンブッシュ(2021年製作の映画)

3.2

主要スタッフは欧米で固めるも、制作にかなり入っているっぽいUAEの愛国感が想定よりも強かった、大半を占める戦闘シーンがしんどいし、テロリスト側もすべてを賭けるレベルの周到な準備で、何とも言えない気持ち>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.3

予想を軽く上回る最初から最後までネタ満載のコメディで、正直ベタでガバガバでくどいけど、あまりの意図的な振り切れぶりにゲッラゲラ笑ったし、箱全体でも自然に大きな笑いがあちこちから出てた、最後どうすると思>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

一見清貧礼賛話だが、実は太い実家と距離を置き淡々と暮らす人物の隠居的日々の「木漏れ日」話っぽく、持てる者だった人物の今に過ぎないことや、浅草住みなのに渋谷オサレトイレだけ担当など、恣意的であざといきれ>>続きを読む

ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

3.0

ウォレスとグルミットとの併映で鑑賞、実はショーンをちゃんと見るのは今回が初めてだったが、確かに商品化を含め魅力的なところは多い、とはいえ自分的にはキャラが多く視点が分散してしまう感じがあり、ドタバタの>>続きを読む

ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢(2008年製作の映画)

3.9

特集上映で初見、昨年観た傑作選3本に負けず劣らずの一本で、凸凹コンビが最高すぎた、どの作品もなぜかけっこう本格派のサスペンス仕立てになるし、いつもグルミットが不憫で悲しくなり全力応援してしまううえ、今>>続きを読む

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.5

AM10初見、豪華キャスト、最初から最後までクライマックスの連続、そして欧州の本気?を垣間見るような、自分たちを棚に上げての身勝手な言動ばかりの米国への批判めいた展開に大満足、中盤の列車内での米国人乗>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.3

自分はアニメシリーズすべて鑑賞済みのロイド推しだが、初見でも楽しめる親切設計だった、ただ展開的に2時間はやや冗長さを感じたし、ヨルさんの出番をかなり頑張ってつくってる感があった気がした、この映画自体は>>続きを読む

神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版(1950年製作の映画)

3.2

リマスター時に初見、人物の名前と概要ぐらいの知識しかなく、宗教物なのである程度想像はしてたが本当にめちゃくちゃ直球で、その展開はコントにすら見えるときもあった、しかし、聖人が相手にする人々が制作側から>>続きを読む

ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

3.1

オープニングとエンディングがカラフルチカチカ演出で年寄りはびっくりしてしまった、キャラ造形が日本であまり馴染みがないところを含めアート系だなあと思うも、けっこう戦争とか環境とか直球の絵で出してくるので>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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ウィッシュ上映前の併映で強制吹替版鑑賞、本当に前座のショートムービーだったので、鑑賞記録のみ

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.4

原作はガキの頃読んだが記憶が薄い状態で鑑賞、丁寧で工夫されたアニメーションと、大きく見せるための脚色はせず強く伝えるために事実から要素を絞ったことがきちんと作用し、観る側に直球で何かを投げかけてくる良>>続きを読む

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.5

冒頭から度肝を抜かれるレベルのアニメーションは現時点で敵なしかぐらいすごい、原作未読も良質児童文学への実直さも伝わったしラスト3分は大泣きした、ただ、複数の既視感があるキャラデザや原作忠実西洋路線はオ>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.4

字幕で時間が合わずやむなく吹替で鑑賞、さすが大規模周年記念作品と思わせる、ミュージカルとしてのメロディと訳詞のはめ方のクオリティが半端なかった、しかし話が薄くてせいぜい1時間レベル感なうえ、王様脇甘す>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

2.9

既に公知の事実や情報で構成されているのもあり、正直この映画としてのメッセージを自分は受け取れなかった申し訳ございません、音楽物なので劇中にそのへんはかなり期待したものの、音楽(劇伴)的には教会以外ほぼ>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.0

ラストは観る前から想像がつくとおりだし、ぶっちゃけひねりはない、ただいろいろと宗教や地域などの機微に触れる感じがあるので、単なる西洋視点で一方的に作られたのか、ある程度チャレンジングなものとして作った>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

個人的に好きな監督なので、引退宣言を撤回し新作を観られること自体で大歓喜も、苦手な恋愛物という事前情報で構えての鑑賞だったが、1時間半というコンパクトな時間で、序盤の無機質な流れから徐々にシニカルさを>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

料理を作るシーン全般、特に冒頭の午餐会が本当に最高で楽しくて満点以上だが、本筋である20年来のパートナーとしての関係性部分はやや説明不足感で、料理を作る雰囲気や表情の行間で感じろ系だと思う、ラストも本>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

3.6

4Kリマスター時にLSで初見、TVアニメを見たっけなあぐらいの曖昧な状態だったが、結果的にほぼあらすじは知らなかったことが判明、2時間で26話のダイジェスト編集なのでかなりのスピード展開になっており、>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.8

確かにツッコミどころがないわけではないが、予想より話の流れに複雑さがあり見ごたえがあった、本筋よりも親のさまざまなエゴと本人持ち前の?魔性さががっちりとはまってしまうことのすさまじさがとにかく印象に残>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

本家を観ていないが今冬の本命らしいとの事前評価とトレイラーが気になり鑑賞、大人でも楽しめるし子供も全然問題ない良質ファンタジーで、正直行間はないけど丸腰の自分もしっかり楽しめた、シャラメの雰囲気や演技>>続きを読む

中島みゆき 劇場版 夜会の軌跡 1989~2002(2023年製作の映画)

3.5

冒頭はダイジェスト風のつなぎに歌を重ねる感じで内心おやっと思うも、すぐに映像と歌が一致し終始ほぼ歌唱シーンダイジェストで安堵、やはり二隻の舟が圧巻、すべてがサビになるレベルのパートがシームレスに展開し>>続きを読む

ボルサリーノ(1970年製作の映画)

3.1

AM10で初見、小物ギャングが同じ女をきっかけにバディになって成り上がる話で、軽快なテーマ曲が耳に残るがストーリー的には極めて王道、異色の2人の主演が目玉っぽいが、ベルモンドの頑張りはあれどアラン・ド>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.9

長かった、わざと2画面割りにしたりしてそう思わせ疲労させることも意図だったんだろうと思う、超晩年の老夫婦が「旅立つ」までのほんのわずかな期間だけを取り上げたにすぎないのにめちゃくちゃしんどかった、自分>>続きを読む

父は憶えている(2022年製作の映画)

3.5

三部作の最後だが前2つは未見で鑑賞も単独でも問題はなかった、全般として舞台となった国への監督?の良くも悪くも思うところが隠されていたような気がするし、宗教的な厳格さの中で生きづらそうな元妻が真の主役に>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

2.6

序盤から中盤はけっこうスプラッタ感含めていい意味で嫌な雰囲気があり、おそらく「自由になる」というテーマな作品として主人公の出自をさり気なく見せたりなど工夫もあったが、どうにもラストにかけて話を動かすた>>続きを読む

ショータイム!(2022年製作の映画)

3.5

これホントに実話ベースなんだと驚く内容で(エンドロール必見)、しかもかなりパキパキかつブラック要素含みのセリフや鋭いボケの応酬でテンポよく進むので、自分を含めところどころ吹き出しながら見てた人も多かっ>>続きを読む