長内那由多さんのドラマレビュー・感想・評価 - 5ページ目

長内那由多

長内那由多

レギオン シーズン3(2019年製作のドラマ)

5.0

E1、期待を裏切らないキテレツさ。時間を操る新キャラクター“スウィッチ”役でローレン・サイがいきなり登場、巻頭20分を引っ張る。ディズニーによるFOX買収で同じマーベルでも本作のようなカルト作は生まれ>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン3(2020年製作のドラマ)

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E2はフィオナ・ショウという偉大なる名脇役を見せてやろうという演出の気概がいい。僕はこういうベテラン俳優がたまらなく好きなんですよ。

E3→殺る前に息が詰まるほどの香水をオーダーしに行くヴィラネル。
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ダーク シーズン3(2020年製作のドラマ)

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このレビューはネタバレを含みます

「え、それなの?」
時の無限地獄から抜け出す方法がタンハウスのタイムマシン製造を止める事と知った時のアダムの拍子抜けしたような顔はそう言っているように見えたし、僕もそう思った。

『ゲーム・オブ・スロ
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After Life/アフター・ライフ シーズン2(2020年製作のドラマ)

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S2E1。親切に生きようと心に誓ったトニーだが、やっぱりイライラするし、悪態もつく。どうせなら木に生まれたかったが、いつ死ぬかわからないなら人生楽しんで生きるしかない。リッキー・ジャーヴェイスのシニカ>>続きを読む

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アウトサイダー(2020年製作のドラマ)

5.0

意外やHBO初のキング原作もの。スタッフ陣は『ミスター・メルセデス』や『キャッスルロック』など近年のキング原作ドラマのキングフリークが集合。そして原作は日本未刊行の最新作。という事で近年の回顧的な映像>>続きを読む

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ジ・エディ(2020年製作のドラマ)

5.0

チャゼル監督回のE2まで。
僕の中でptaが『ザ・マスター』を撮った時のような、作家性の変遷における新鮮な驚きがある。チャゼルがアメリカ人監督である以上『ファースト・マン』を撮ったのは自然に思えるが、
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ハリウッド(2020年製作のドラマ)

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E1
戦後間もない旧き良き聖林を描くが、ライアン・マーフィー作品となればゲイカルチャーを中心としたアンダーグラウンドを描く事になりそう(でも筆致は軽やか)。

E2
ダレン・クリスにローラ・ハリアー、
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セックス・エデュケーション シーズン2(2020年製作のドラマ)

5.0

日進月歩の青春学園ジャンルにおいて最もおおらかな作品では。終盤、恋愛事情は脇において女子達が結束する展開が良かった。学生時代の財産として一生残るのは恋人じゃなくて友人だもんね。

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アンオーソドックス(2020年製作のドラマ)

5.0

NYのユダヤコミュティを脱出した若妻がベルリンへ渡る。彼女の行動の理由は次第に明かされるが、Netflixドキュメンタリー『ワン・オブ・アス』や先月公開された『ロニートとエスティ』を見ていれば明らか。>>続きを読む

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フィール・グッド シーズン1(2020年製作のドラマ)

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女性同士のカップルを描いた“昨日、何食べた?”なスケッチ。E3、恋人がなかなか友達に紹介してくれず、クローゼットにならざるを得ない鬱屈(あんな友達なら知り合いたくないけど)。こちらも性についての会話が>>続きを読む

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ウエストワールド シーズン3(2019年製作のドラマ)

5.0

これまでと全く異なるルック(夜景が素晴らしい)、ほとんど草薙素子なエヴァン・レイチェル・ウッドの格好良さ、直線に進むストーリー。アーロン・ポールはアルバカーキを抜けてアラスカへ逃げ延び、LAに渡った2>>続きを読む

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オザークへようこそ: シーズン3(2019年製作のドラマ)

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いきなりトップギアのスタート。
ローラ・リニーの役柄にますますの旨味があり、今にもI am the dangerと言い出しそうな勢い。

ジェイソン・ベイトマンの芸風もあるが、主人公があまりにも無個性
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ノット・オーケー(2020年製作のドラマ)

5.0

『IT』『シャープ・オブジェクト』の薄幸美少女ソフィア・リリスちゃんが田舎の冴えない女子高生役。クソみたいな日常に嫌気がさした彼女がある日、超能力に目覚め…と『キャリー』みたいな話だが、ソフィアちゃん>>続きを読む

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ベター・コール・ソウル シーズン5(2020年製作のドラマ)

5.0

第3話まで。毎週シーズンベストを更新する勢い。ギリガンらしいアヴァンタイトル。ハンクとゴメスも登場する。ソウルに改名してもまだまだ綱渡りなジミー。良心の呵責に苦しむマイク。そしてジミーに引きずられ、一>>続きを読む

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ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤(2019年製作のドラマ)

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映画版『ライラの冒険』とは全くの別物で、複雑な世界観。イマイチのめり込めないが、主演ダフネ・キーンで見れる。暗くて鋭い獰猛な目付き。『ローガン』に続き、こんな大作を牽引できる彼女の将来が楽しみ。

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日本ボロ宿紀行(2019年製作のドラマ)

5.0

一発屋で終わった中年歌手と、深川麻衣が扮するマネージャーの珍道中。田舎を走っているとよく見かける「うわっ、ここまだやってるのかな」というボロ宿に泊まる。深川麻衣ちゃんは『愛がなんだ』で認識したのだけど>>続きを読む

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YOU ー君がすべてー シーズン2(2019年製作のドラマ)

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視聴者を飽きさせないためにありとあらゆるどんでん返しを仕掛け、怒涛の終盤はほとんどトンデモの域。特に『ラスベガスをやっつけろ!』をもじった第8話『Fear and Loathing in Beverl>>続きを読む

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アンビリーバブル たった1つの真実(2019年製作のドラマ)

5.0

2つのレイプ事件を対称的に描く冒頭2話の構成力に引き込まれた。被害を訴えるも、顔を上げて生きれば捏造だとバッシングを受ける少女の悲痛。方や被害者をケアしながら着実に捜査を進める女刑事のタフさ。女優陣も>>続きを読む

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ウォッチメン(2019年製作のドラマ)

5.0

AmazonプライムでHBOドラマ『ウォッチメン』の第1話が無料先行配信中。アラン・ムーアの原作の続編。ショーランナーはデイモン・リンデロフ。恐れ知らずなHBO、攻めのDC。主演レジーナ・キング、トレ>>続きを読む

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メディア王〜華麗なる⼀族〜 シーズン2(2019年製作のドラマ)

5.0

生き残りを賭けた一家団結の総力戦…と思いきや、シーズンフィナーレに待ち受けるのは“ブラックウォーターの戦い”か、はたまた“落とし子の戦い”かと思える程の権謀術数。シヴはサラ・スヌークのファニーフェイス>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3(2019年製作のドラマ)

5.0

いよいよ60年代に突入。ミッジのファッションもセンスが変わり、パパはビートニクと交流し、ママは女性の自立に目覚める。登場人物全員がどんどん変わっていくのが楽しい。ステレオタイプのキャラクターが1人もい>>続きを読む

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メディア王~華麗なる一族~(2018年製作のドラマ)

5.0

超大企業創業一家の後継者争いというシェイクスピア劇的セッティングで、登場人物全員が上には媚びへつらい、下には威張るというクソ野郎ばかりの泥仕合。『ハウス・オブ・カード』はシェイクスピア劇の現代版ポリテ>>続きを読む

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ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス(2018年製作のドラマ)

5.0

僕が中学、高校生時代を過ごした実家の事を思い出す。実は知る人ぞ知る物件だったのだ。今思うと不思議な出来事はあったが、科学的な理屈で反証できる気もする。それよりも当時、家族関係がギクシャクしていた事の方>>続きを読む

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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン1(2017年製作のドラマ)

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80年代に書かれたディストピア小説を、抵抗と希望の物語として現在に読み直した脚色の功績。原作と同じラストシーンなのに、意味は真逆になっている!

原作に対して説明し過ぎな感はあり、あと2話は刈り込めた
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ザ・クラウン シーズン3(2018年製作のドラマ)

5.0

国内経済が悪化する60年代後半の混乱を通して政治の在り方、そして国政には干渉できない王室の在り方に注目し、彼らの孤独やジレンマを丹念に描き出していく。それはブレグジットで混乱する現在への間接的な批評で>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン2(2019年製作のドラマ)

5.0

E1。巻頭、トリッキーな長回しに、前シーズンにはこういう遊びって意外と無かったな、と身を乗り出す。完全にヤバい領域に足を踏み入れてしまったイヴと、完全にスイッチが入ってしまったヴィラネル(さっそく罪の>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)

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第1話まで。ヒーローが軍産複合体企業を経営していて、そこはセクハラの温床(トイレは男女共用!)。ク◯ックシルバーにカノジョを轢き殺された一般人の主人公と謎の男(デタラメ芝居も堂に入ってきたカール・アー>>続きを読む

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モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~(2019年製作のドラマ)

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僕はこういうイイ話短編集って苦手なんですよ。イイ話以外に何もないというか。アン・ハサウェイが躁鬱に苦しむ第3話、ジュリア・ガーナーが職場の上司に父親を見出だす第6話は面白かったけど。リチャード・カーテ>>続きを読む

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ユーフォリア/EUPHORIA シーズン1(2019年製作のドラマ)

5.0

第1話。冒頭、9・11の3日後に生まれたというセリフに今の若者はそういう時代を生きているのか、と。アメリカにおける10代を描いたジャンルは日進月歩で、早くも『13の理由』を更新する予感。ドラッグと哀し>>続きを読む

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チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)

5.0

第1話。おそらく国家的隠蔽(フェイク)に対するカウンターという製作意図があると思うが、このドラマを当事者意識で見る事ができるのはロシアを除けば日本人しかいない。精神論と思考停止によって事態が悪化の一途>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン1(2019年製作のドラマ)

5.0

次シーズンが待ち遠しい。中学生の話だが、こうもハマってしまったのは詰まる所、愛とそれにまつわる孤独の物語だからだ。登場人物は皆愛しく、中でもエマ・マッキー演じるメイヴの寄る辺のなさに肩入れしてしまった>>続きを読む

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アトランタ:略奪の季節(2018年製作のドラマ)

5.0

もぉ一生見てられるよ、このドラマ!

笑いと恐怖と哀しみの波状攻撃に悶絶する第6話『テディ・パーキンス』は“裏版『ゲット・アウト』”と呼びたくなる(ラキース・スタンフィールド出演だけに)。

実存主義
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ウォリアー(2019年製作のドラマ)

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ありゃ、ここで終わりか。第9話で話を畳むつもりがない事に気付いた。“続く”でも構わないが、物語上の1つの完結はして欲しいんだよな。こういう所でショーランナーの腕の違いがよく分かる。主演のアンドリュー・>>続きを読む

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GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング シーズン3(2019年製作のドラマ)

5.0

シリーズのターニングポイントとなる意欲作。スポ根プロレスコメディの面を捨て、キャラクターの内面に迫り、新たな旅立ちへと発展させた。華やかなラスベガスの影で生きるLGBTQや、主人公ルースが直面する挫折>>続きを読む

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マインドハンター シーズン2(2018年製作のドラマ)

5.0

濃密な“殺人の追憶”に眩暈。
S2は“This is America”でもある。メインプロットとなるアトランタ連続児童誘拐殺人事件は政治や人種の壁によって難航する。本作は犯罪捜査史を通じて見るアメリカ
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デリー・ガールズ ~アイルランド青春物語~ シーズン2(2019年製作のドラマ)

5.0

前作からケタ違いにグレードが上がっている。カトリックとプロテスタントがいがみ合う日常風景すらギャグにし、95年のアイルランドと現在を繋げて見せる。IRA停戦の夜に『キャリー』のパロディが繰り広げられる>>続きを読む

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