ne22coさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

試写にて。アカデミー賞8部門ノミネート、【脚色賞】受賞に納得。1人の数学者アラン・チューリングの人生。あれだけの内容をこの尺に盛り込み、過剰に押し付けずに魅せきるって凄い!作り手の気品溢れる信念が伝わ>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.1

終始画面から溢れ出す狂気を孕んだ薄気味悪い空気。最後の最後の衝撃にむけて只々ねっとりと丁寧に少しずつ歪んでいく人間と関係。だからこそあの終末に愕然として、私はまたすごい映画に出会ってしまったとため息が>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.7

劇場で予告みるたびになんか心が反応する印象で期待値上がりすぎてたな。とても良くできたお話だからこそ丁寧に見せ場に向かってほしい、、とはいえ鑑賞中はピアノの音と歌声に心が洗われた。いわゆる泣ける良い映画>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.4

幾重にも重なる深く深く重い想い。戦火の真っ只中、誰もが誰かを想い生きている。真の悪とは何なんなのかそれが何処に在るかなんて誰にもわからない。作品に散りばめられた強い信念の描写の連続、最後の最後エンドロ>>続きを読む

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.3

待ちに待った公開日1回目に鑑賞。花とアリスをこよなく愛する私に得しかないアニメだった。岩井さんの、花とアリスという作品自体やそれに関わってきたたくさんの人に対する愛がこれでもかと詰まって溢れ出していた>>続きを読む

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.4

単なる難病ものでも、ラブストーリーでも無いと聞いていましたが、まさしくそうでした。小さな世界で本当に大切な人を大切にして今を生きる事ってとっても難しい。台詞の奥に隠された深い深い気持ち。主演2人が見せ>>続きを読む

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.3

ルールのない言葉、映像との対峙。夢と現実と映画の世界が一つになるシュルレアリスム的な不思議な時間を過ごした。(半分くらい寝た)常識を逸脱しすぎていて良し悪しで語る作品では無いんだろうけど、私は好きです>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

ONCE ダブリンの街角でをフィルムで観て、冒頭のグレン・ハンサードの弾き語りに呑み込まれ、楽器屋での2人のハーモニーに震えて以来、ONCEのスタッフがどう撮るのかとても楽しみにしていたので、やや不完>>続きを読む

ラブストーリーズ エリナーの愛情(2014年製作の映画)

3.5

一組の夫婦を男女それぞれの目線で描いた作品。男性と女性の愛情の示し方の違いや、人生における家族や友達、仕事との関わり方への見解の違いの描き方がすごく興味深かった。個人的にはコナーの涙を先に観るのお勧め>>続きを読む

ラブストーリーズ コナーの涙(2013年製作の映画)

3.6

一組の夫婦を男女それぞれの目線で描いた作品。男性と女性の愛情の示し方の違いや、人生における家族や友達、仕事との関わり方への見解の違いの描き方がすごく興味深かった。個人的にはコナーの涙を先に観るのお勧め>>続きを読む

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.6

予告ですごく楽しみにしていたので思ったよりもかなりのっぺりしていて不完全燃焼感、、、イ・ウヌがとても良かったなと思ったら、メビウスの主演(しかも一人二役だったのか!)と知ってびっくり、、、これぞまさし>>続きを読む

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.3

バルト9ミッドナイトにて。有名なお話の現代版って感じで内容は別として音楽と歌と踊りで何も考えずに楽しめた。序盤でクワベンジャネ・ウォレスちゃんが歌うトゥモローは訴えるものがありとても良かった!!ミュー>>続きを読む

ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)

3.4

アイルランド独立時のお話。権威的な教会や地主と、自由を求める地元民との日々が美しい色で丁寧に描かれていた。抑圧され、踊りや歌や学びを求める地元民の絶大な支持を得ているジミー。何故彼が親や人生を犠牲にし>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.6

本当に最高だった‼笑顔で泣きたくなるような湧き出す不思議な感情。久々のこの感覚を劇場で味わった。なぜ2014年に観なかったのかと後悔、、、安藤サクラさんが本当に美しかった。生き物としての美しさ、パワー>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.4

素晴らしかった。バラバラの細い糸の様なシーンの連なりが丁寧に織り込まれ、抜け目の無い柔らかな布地に仕上がっていく。鑑賞後にそっと包み込まれるような感覚に涙が止まらなかった。家族や友達、沢山の人に観てほ>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

ティムバートンという事で期待して鑑賞。実話が元になってる話だからかな、、、アリスとかチャーリーみたいなファンタジーな描写はほぼ無く淡白な印象。もっと芸術家の脳内世界みたいなものが描かれているのかなって>>続きを読む

チョコリエッタ(2014年製作の映画)

2.5

ざ、せいしゅん。私の前に引かれた境界線を飛び越える事ができなかった感じだった。。。。
なんせ、森川葵ちゃんの顔が小さい。

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.0

全体を通して耳につくくらいの足音と色が印象的だった。話自体はいい意味でも悪い意味でも期待通り、、、かな。想像し得る結末をがっかりさせないで終わらせるってとても難しいけれど、そういう意味では成功している>>続きを読む

サンバ(2014年製作の映画)

3.4

シャルロット・ゲンズブールとオマール・シーの演技と空気感散りばめられたクスッとくるシーンがとてもよくて途中まではいい感じだったのだけれど、最後はあれで良かったのかな、、、良しとしていい事と悪い事がある>>続きを読む