土の中からこんにちは太郎さんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

家を建てる、というのは社会通念上立派とされる。
当人も周囲もそういう目で見る。
大変な労力を要するからそこに幻想というフィルターを持ち込みがちになるのも分かる。
でも実は労力の割に幸福度とは直結してい
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

スナックフード感覚の世紀末。
何回地球終わんねん。

観終わった後、シャマラン監督作と気付く。
"オールド"の時よりも観客を引き付ける手腕衰えてる気がする。

個人の社会的地位とか性自認とか主義とかそ
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

昼ドラみたいなぐっちゃぐちゃ劇。
命や人生をもって付き合わされる国民や戦地に立たされる者はたまったモノではない。
必殺 フランス革命(膝蹴り)をかませるものならかましたい。
何百年遡ってもこの構図が変
>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.5

劇中で描かれている事が事実・公正であるか、薬物等何かに依存することが正しい・正しく無いか、は別として
時勢や生い立ち・自ら選んだ芸能の道と言えど、ビリー・ホリデイ氏が破滅的になるのは『そうだよな』と、
>>続きを読む

みんな元気(2009年製作の映画)

3.0

この手のださいうえにキャッチーですらないタイトルセンスはどうにかならないのか…。

日本語でいうとこの毒親が超長距離移動して各地に散らばった4人の子供に会いに行って、各々のわだかまりを薄ぼんやりとしか
>>続きを読む

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.0

四半世紀前くらいからずっとお爺ちゃんな名優3人が集結。
その、実績があるお爺ちゃん×3が演ってる
という点以外に特に盛り上がり所も目新しさも無い。
90分に収まっていることがせめてもの救い。
虚と実、
>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.6

見せ場で変形を伴う覚醒&主題歌って、ヤバい(共感性羞恥もヤバい)

様式美ではあるものの、ほぼ完全に子供向けエンタメのモノでしかなくなった上記の展開や特撮を、実写(93)~この映画作品まで使って見事に
>>続きを読む

ケロッグ博士(1994年製作の映画)

3.0

アンソニー・ホプキンスがレクター以外にも博士役を演じててグッときた。

もっともらしい理屈でもって自身の不遇(ムスコが利かないから後ろで快感を得る。なるほど。利口だけどどうしようもなく阿呆だ)に大勢の
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

子役が素晴らしく可愛い。
ゴジラもメタボ体型な所以外は良い(暴れるシーンに関しては歴代一位レベル)
案の定の"ゴジ泣き"。

芝居がコテコテで"シンゴジラ"とはまた違ったしんどさがあった。
それでも、
>>続きを読む

ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

1.2

チチ役が"ハングオーバー"のステュの婚約者役の人

とにかくダサくてつまらない
ウォッチパーティーでズタボロに貶すのにはもってこい
実写版"グリーンランタン"と色々似てる
のちにネタとして昇華出来てな
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.8

タイトルにゴジラと冠しながら、その実キングコングの映画

ゴジラだと世界(アメリカ国内?)のウケがいまいちなのか、ゴジラを下げてコングを上げる前提での作り
パッと見だけでも、劇中のゴジラの顔つきは悪役
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

2.8

開始10秒(音楽~アン・ハサウェイのペッ!)が掴みとして完璧
視覚と聴覚が気持ち良くなって一気に引き込まれる
観終わった後もここだけ数回リピートした

少数のサディストが多数のマゾヒストを使う事で回る
>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.0

バロックワークスエージェントの集会所の元ネタ

中年が永遠に見られる夢の世界。
昨今流行りの並列世界も嘘も無くアメリカンに描かれた夢。
完璧過ぎると夢から醒めるので、ちょっとした不自由をスパイスのよう
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

2.8

天才と変人は紙一重
狂人という超越者は皆大好き
逆に、変態という自己完結型は好かれないし生存が激ムズ
だから皆と違う道を進むのなら超がんばれ
という話
そう
説教である
為になるなら良いけど、作り話で
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

考えるな
感じろ

馬鹿馬鹿しくってヌルくてダサい。
でもそれが良い。
それで良い。
実写版グレンラガンて感じ。
実写であるが故に、終幕への締めくくりにあたっては馬鹿馬鹿しくやりよう無いのが玉に瑕。
>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

この人だけは大丈夫だなんてうっかり信じたらダメ、ダメ、あ、ダメダメよ~
S.O.Sの歌詞且つアリスSOSって話

男性優位や資本主義が約束出来る幸福なんてたかが知れてる。
「うちの夫(妻)って本当に駄
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

是枝監督の作風は全体的に好き。
しかし、本作品はあまりにも普通。
特にこれといった感想が出ない。
正直退屈した。
4回くらい挑戦・挫折した。
エグい内容なのにまったく痺れを感じなかった。

物語の進行
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

"オクジャ"のあとにオススメで出てきたから軽い気持ちで観たら、うっかり涙腺直撃。
10分程度でほぼ素描なのにきっちり伝わる。
すごい。

逆"シン・エヴァンゲリオン"
生き続けて行くには沢山の言い訳が
>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

無理の無いifとwhyと絵面的な面白さとで中弛みほぼ無し。
納得の行くラスト。
コビトカバと豚の合の子みたいな改良豚が可愛い。
でもちゃんと臭そう。

富裕層、環境団体、主人公等の庶民
それぞれ貧富の
>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.2

祝いと呪いはコインの表と裏(本来は同一の意味。時代の変遷と共に陽を祝い、陰を呪いと区別するようになったとかならないとか)
と、いうお話。
陰気臭い"来る"って感じ。

主演女優さんが生活感のある夏帆さ
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

とてつもない量の頑張りの一角が、誰かの『なんか良い感じ』に繋がる。
その一角の見せ方次第で好かれも貶されもする。
仕事に限らず、人が生きると言うのはそういった積み重ねのスクラップ&ビルド。

この作品
>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

2.5

ティザーとあらすじでもたらされる満足感は越えるものは本編には無い

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.0

ヴィジュアルだけで唯一にして絶対的に正解で正義なマーゴット・ロビーのハーレイクインをワハハ本舗みたいな髪型にした時点で失敗。
案の定、作品全体でスベってた。

脱男性優位!なキャラにしたところで、前作
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

イタチ君最高。

前作のつまらなさとダサさを全部ひっくり返すくらい面白いやら絵面良いやらでびっくりした。
アメコミの捻りの無いデザインはそのままに、表現を現代ナイズしてゴア表現絡めたところが斬新。
"
>>続きを読む

灰色の烏(2013年製作の映画)

1.5

「嫌なら見るな!」と人気の無い所でしてるオナニーのような映画。
うっかり視界に入っちゃったのだとしても、見た方が悪いのです。

見た目の良い十代、夏、自然。
これらが揃うと内容は別として一時間半くらい
>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.5

浅野いにおさんはメディア化に恵まれないなぁ…。
エグくてやたらに尖ってるけど嘘の無い話、を「より多くの人の耳目に当たるように映像化」するというこの時点でもう難易度高そう。
ところで、デデデのアニメ化ま
>>続きを読む

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

2.9

一時間半でも長く感じた。
せいぜい60分くらいでおなしゃす。

胎内巡りみたいなお話。

エリクサーどころかポーションほども回復しないのに「憶えゲーだから」と即もう一回やる気になるか…?
まあなるか。
>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.0

ウィルソーーーン!

この時代の監督・脚本はとにかくトム・ハンクスに女性面で不幸にさせがち。
そして清い心の持ち主(頭は良いか足りないかのどちらか)

封切り当時劇場まで観に行った。
生還祝いの後に無
>>続きを読む

夕方のおともだち(2022年製作の映画)

3.5

邦画的な安っぽく嘘っぽい演技が逆に心地良かった。
何故か懐かしいような町の風景との相性と、最後の曲がツボ。

不都合で不快な現実と、いびつだけど心地の良い嘘。
両方を信じながら疑って、自分勝手に行った
>>続きを読む

ミート・ショップ・オブ・キラーズ(2017年製作の映画)

3.5

お話作りが上手いことに定評のある(仲間内と亡き兄)男の子が考えそうな内容。
ベトナムでこさえた父親のPTSDが耳のヤケドに繋がってる眼鏡の悪友が相当口出ししてそう。
絶妙にクソ。
また観る事はきっと無
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

打ち止めって無縁な人には無縁
「年長者を敬いましょう」と親や学校では教わったが、こんな事で頭いっぱいの老人なら見下して良い

この内容のどうしようもなさであれば、補って余りあるくらい画面の格好良さと安
>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.8

少ない登場人物で「如何にして虐待・育児放棄が起きるか?」を描き切ってて見事。
高校時代の同級生はビジュアルからセリフまで役どころとして100点。
明るい性格がチャームポイントの如何にも太いうんこしそう
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

追記
パンフ買いました。
ひと月待たせて880円でこれって…。
極めてなにか庶民の懐事情に対する侮辱を感じ増した。

とにかく作画がすごい。
ヌルヌル動く。
アニメへの半端じゃない熱量が「アニメ好きー
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.0

主演トム・ハンクス+アバズレとのラブストーリー=一定の面白さ
観るとそこはかとなく意義があったように感じられる作品の主演は大体トム・ハンクス。
夏バテや諸々で倦み疲れた脳ミソでも理解出来る物語の一直線
>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

堅実な作り過ぎて映画としての盛り上がりに欠ける。
単純に善悪で終わらせない展開は面白かった。
娘ちゃんの「時間返せ」的なセリフも地に足ついたセンスで良かった。
ひろゆきをもっと胡散臭くてややこしくしま
>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.8

THEこれで良い少年漫画の劇場版。
賢さが無くてもあっても両方楽しめる。

予想外に面白かった。
原作から遠く離れた引き延ばしテレビアニメの要素と、劇場版の為だけに作られた設定(キャラ)、悟空(つーか
>>続きを読む