紅殻さんの映画レビュー・感想・評価

紅殻

紅殻

映画(108)
ドラマ(2)
アニメ(0)

マリー・ミー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最初からクライマックスなラブストーリー。
だからデートするまで何回も探り合ったり、告白してから付き合い始めるようなやり方じゃなくて、会ったその日にキスして相手をよく知っていくのはそれからっていうのが現
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

イヤなピタゴラスイッチを観ているかのようだった…
そりゃそうなる!わかる!イヤ!イヤだけどわかる!という感じで、うえーんイヤだ〜とは思うのだけど、恐ろしいことの仕組みについてのヒントが比較的早い段階で
>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.3

期待値が大きかったせいか、多分こんな感じだろうなって思う範囲で楽しく観ました。
スースク1作目、個人的にこんなに豪華なのにいまひとつだな…と感じて、ハーレイとジョーカーの大ファンのお友達と一緒に映画館
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

5.0

強烈に良すぎて、映画の全部が詰まっていて、魂が欲しがっていたおもしろいことってこれだったんだと気づいた映画だった。
もうRRRを知らなかった時の自分に戻れない。
心の底から感動してもうこれ以上エキサイ
>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

いやあ…映画っていいね…

本来仲間のように交わることなどなかったはずのヤクザと警察の不思議な関係の他、子供や弱い者にはやさしくしてしまうヤクザの親分を揶揄しつつ酒の席で親分から顔をそらしてショットを
>>続きを読む

ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.5

良い映画だった。
プロミシング・ヤング・ウーマンを観て情緒がおしまいになっていたので余計にこの映画のやさしさに救われた気がする。(プロミシング・ヤング・ウーマンも名作です)

無茶なアクションで見せる
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

今観るべき映画の一本。

個人的には「ゴーン・ガール」あたりから世の中の潮目が変わった感覚があり、この映画が高い評価を得たことは、様々な場面で女たちが命懸けの抵抗をしてきた事実と無関係ではないと考える
>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

また凄い映画が出てきたなと思う。
殺し屋ドキュメンタリー風(モキュメンタリー)ムービーで、リアルな演出が続いてからヒョイっと虚構バリバリの展開を持ってくる感じ、どんな気持ちで観ればいいの?と思いっきり
>>続きを読む

ノンストップ(2019年製作の映画)

3.8

パク・ソンウンが好きなので観ました。
冒頭だるいなと感じたのも束の間、オム・ジョンファの演技がいいし楽しみにしてたパク・ソンウンもラブリーよろめかないお父さんでかなり良い。

よろめきお父さん、よろめ
>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

主演ニコラス・ケイジじゃないと成り立たないんだよな。
ストーリーはホラーゲームのRTAみたいな感じだから他の俳優でもいいはずなんだけどニコラス・ケイジのキャリアという文脈を最大限活かしてて、お刺身で食
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.3

トムが赤ちゃんやったわ。
特撮の技術が凄い、本当にどうかしている。
小さい頃に観たことあるはずなんだけど、まったくストーリーが思い出せなくて、最後までどうなっちゃうんだろ…と不安と期待を持って観ること
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

子供の頃から繰り返し観ているけれど、その時々で感じることが異なる。

草薙素子と人形使いが対話するシーンで、多様性のために生命として死を獲得することを望む人形使いは、社会を構成する生身の人間たちよりも
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.2

一年半ほど前にも観て、封切りの時も映画館へ観に行った一本。

わたくしごとですが、自身の問題と家庭の問題に揉みくちゃにされていて映画を観る元気がまったく無い日々がしばらく続き、昨日ふと「あ〜ん…癒され
>>続きを読む

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.5

導入の間の悪い感じからは想像できない策略と、地味めだけどリアルなアクションが展開される良作。

私は結構好き!
登場人物多過ぎて原題のごとくしっちゃかめっちゃかのがんじがらめな作品にしめいるのは否めな
>>続きを読む

アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)

3.2

☆子供が誘拐されるシーンあり☆


最初から最後まで暗い気持ちで鑑賞し、見終えたあと項垂れてしまった…
原題は「Derailed」で、脱線を指す言葉。邦題のアンダードッグは負け犬という意味。
邦題の醸
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

途中から(なんでこの列車にマ・ドンソクが乗り合わせてるの…?)というメタ視点になっちゃってあたし…あたし…

TWDのウォーカーに慣れ過ぎたあたしには倍速で走ってくるヤツらがかなり怖かったってわけ
>>続きを読む

デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

3.0

第二作目が駄作になることなんてしばしばだけど、第一作と同じくらいには良かった!

第一作と同じく、なぜか協力的なゲイの美容家、黒人の捜査官のステレオタイプぶりなど、あちゃー…と思う部分もある。
あと、
>>続きを読む

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.0

20年前の映画だと頭に入れていてもポリコレ的に多少きついものはあったな…。
フェアリーゲイの描き方が極端だったり、女性を品評したり、これは負の遺産だと認識しないとダメな部分。
映画全体としては、主人公
>>続きを読む

新宿スワン(2015年製作の映画)

3.4

・原作未読

SNSでフォロイーの方が鑑賞しながら実況していたので、興味がわいて視聴。
綾野さんが今より小さいっていうか、身体が薄くて本当に若い!!
新宿の知ってる場所がたくさん出てきてワーイ‼︎でし
>>続きを読む

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

4.5

パク・ソンウン目当て、そう、完全にソンモクで鑑賞。

予告を見た印象、どたばたコメディ路線かなと思っていたしどたばたコメディではあるんだけど、それ以上に爽やかバイオレンス&時を超えたラブストーリー&い
>>続きを読む

メソッド(2017年製作の映画)

4.0

ジェハ役のパク・ソンウンが好きなので、やや贔屓目もあるかもなのですが、とても良かったです

ヨンウ(演オ・スンフン)の心が動きだす模様や、ヨンウの若くみずみずしい感性にメソッド以上の彩りを見出すジェハ
>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

メットガラのセットが映画館のスクリーンで見るには少しだけちゃっちいなと思ってたんだけど、家で見るとそこまで気にならなかったな

デビーとルーがちょいと揉めるとこのルーのせりふ、字幕はもっと砕けた口調で
>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.5

すべて大乱闘シーンとは良いものであるが、この映画の大乱闘シーンは特別に良い。

いやあ、楽しい!興奮!人情!てんやわんや!ぜーんぶ詰まっています。
麻薬をさばく組織を見張る潜入捜査のため、いわゆる韓国
>>続きを読む

真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)

4.8

公開当時、映画館で観て以来の鑑賞
16年前の映画だし、この時期のクドカンの脚本ってとにかくガチャガチャしてると思うんですけど、ひとつもむだなカットがないと思います

中村七之助さんのヤク中の演技と、長
>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.6

☆☆小鳥が死にます☆☆

19世紀に成立した「薔花紅蓮伝」、李氏朝鮮において17世紀に起こったとされる、継母の計略で命を落とした姉妹の物語が下敷きになっているとのこと。
原題は「薔花、紅蓮」なのですが
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

☆犬が死にます!!!!!!☆

ジョン・ウィックシリーズ、変な映画だな…
ずっと(∵)こういう顔で奥さんと犬のことを考えていてどこか上の空なんですよね、ジョナサンは。
上の空でめちゃくちゃ強いのはおも
>>続きを読む

背徳の王宮(2015年製作の映画)

3.5

冒頭の残虐シーンがきつくて一度ストップしました。
その後も何回か休憩を挟んでやっと見終えた感じ…

李朝第十代国王の燕山君とその奸臣たち、そして燕山君が稀に見る暴君であったこと、色欲におぼれ朝鮮全土か
>>続きを読む

スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

4.0

序盤の軽めの雰囲気とテンポから、あれよあれよと雲行きがド深刻な韓国ノワールへと変化してゆく…

最後まで観て、あっこれは少し時間を置いてもう一度観ると二度美味しいやつだな、とねこチャンは思ったしあとで
>>続きを読む

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

4.3

사랑じゃん…びっくりした…

手荒い方法で取り調べをする暴力検事が、濡れ衣を着させられ刑務所行きに
五年後、そのきっかけとなった事件に関与していた詐欺師の青年が同じ刑務所へやってくることで「華麗なるリ
>>続きを読む

奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

3.3

塩田事件のことはこれから調べますね。
映画として観た時の評価ということでご勘弁ください。

ドキュメンタリー風の映像が続き、主人公のイ記者の強かさや真相に近づこうとする熱心なジャーナリストとの姿勢が描
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

5.0

最後までゾクゾクさせてくれる、アクションもラブシーンも無くて、ティーンの頭脳戦だけで。すごい

冒頭からテンポがよくスピード感のある展開だけど、主人公をはじめとした高校生たちの揺れる心、覚悟、焦燥、そ
>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.0

主演の加賀まりこさん、この時17歳か18歳くらい?
とにかく大人っぽくて、かわいくて、そのくせ世間知らずで、ユカに惚れちゃう男の気持ちには共感しちゃう
でもユカを手に入れたい、ユカと関係したいとう男た
>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

これはねこチャン何度もあちこちで言ってるんですけど、韓国映画って凄いよね〜!日本と違ってスパイアクションとか本格的だもんね〜!という思考ゼロ感想に対し、半島の歴史や社会情勢、今もなお徴兵が義務であるこ>>続きを読む

薔薇は死んだ(2015年製作の映画)

4.0

えっ、これテレビ用の映画なの?
クォリティすごすぎんか?

筋立ても暗めの画面も、退廃的な振る舞いをしながら聖母のような微笑みを浮かべるエルザも、翻弄される男たちも運命に逆らおうとする女たちも、すべて
>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

☆ハムスターが死ぬ描写あり、直接画面には映らないが様子が仔細に語られる☆

観たかったリョウのアクションはこれだ!と思える映画
クライマックスのアクションシーンが本当にかっこいい!!!
スローモーショ
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

おばけが消える時の描写、一度死んだのにまた死ぬのか…と思わせてきてきつかった。
静謐と激しい感情とがかわるがわるに描かれていて、気がついたら没入しており、男のghostと自分を重ねていた。

画面作り
>>続きを読む

>|