なかきょさんの映画レビュー・感想・評価

なかきょ

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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

「リトル・ランボーズ」や「プチ・ニコラ」好きとしてはこうゆう「スタンド・バイ・ミー」な映画はそもそも外せないけど、ミシェル・ゴンドリーと聞いたらそりゃ観るよね。

テオのジャケットMJのだと思ってたら
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.8

大人ってなんて自分勝手なんだろう。

自分が幼い頃に感じた疎外感や閉塞感を
思い出し、私にもマーゴとリンカーンのような
存在がいたらよかったのにと思った。

子供は大人が考えているよりもずっと
周りで
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.3

愛に悩み、愛を求める、家族のお話。
恋愛モノというより家族モノ。

共感できる部分もたくさんあったし、
心地よくゆったりと流れる作品だけれど
オープニングの台詞↓↓
I remember that i
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

ナチスに奪われたクリムトが描いた叔母の肖像画を姪(おばぁさん)が若い弁護士と一緒にオーストリア政府を訴えて取り戻す話(ざっくり

高価な美術品の所有権を主張する人なんて結局お金目当てなのだろう、と先入
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ラスト5イヤーズ(2014年製作の映画)

2.5

キャストもミュージカルというジャンルも大好きなんだけど...すごく抉られる作品でした(´・ω・`)

ずーーっと歌ってる。もう、ホント、ずーーっと。
悲しい曲ばかり耳に残っちゃって辛くなったよ(メンタ
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.9

人生のハンドルを握るのは自分。

21年連れ添った夫に裏切られてボロボロになったウェンディが「自分の」人生を歩めるようになるのを、自動車の運転を覚えていくのと上手く掛け合わせて進んでいくストーリー。
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.6

事件で息子を亡くした父親が、息子が遺した音楽を通して希望を見出していく感動系だと思ってた。

泣いたけど!感動ってゆうより辛いよ!胸が締め付けられるよ!

息子の死の真相がわかった時、度肝をぬかれて、
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海街diary(2015年製作の映画)

4.4

終始、ずっと4人を見ていたい、映画が終わって欲しくない、と思って観た。

是枝さんお得意の「家族」を描く映画だけれど、同時に4姉妹や母親、食堂のおばちゃん、大叔母さん、色んな「女」が出てくる映画だと思
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私の男(2013年製作の映画)

3.4

凍てつく流氷の海を生暖かい鮮血が流れて行くような映画。

淳悟にとって「家族」とはなんなのだろう。
「俺は、おまえのもんだ」という言葉の重みを、どこまで考えていたのだろう。

純粋でひたむきな花は、ど
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COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック(2015年製作の映画)

3.8

カート・コバーンはもちろんNirvanaのカート・コバーンなんだけど、一人の人間としてのカート・コバーンを観れたような気がする。

アイドル視して崇拝するような内容ではなく、カート・コバーンという人間
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.3

歌って踊るだけがインド映画じゃない!

英語の勉強に限らず、何か新しいことに挑戦しようと思ったことがある人なら共感するはず◎

学ぶこと挑戦することに年齢なんて関係ない。
行動と努力はきっと自信に繋が
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キャビン(2011年製作の映画)

4.1

この作品を最大限楽しむためには、予告編も表4すらも見ない方がいいと思う(笑)
ホラー映画の定番設定もパロディもオマージュもミキサーにかけてぐちゃぐちゃにしたら、あれ?これめっちゃウマいやん!傑作やん!
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グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

3.9

ゆっくりダラダラ流れる時間。
平凡、退屈、そうかもしれない。
でも私達の日常って結構そんなもんだよね。

前半で予告編のシーンがかなり消化されちゃって、こっからどうするんだろうって思ってたら、どんどん
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.7

父(葛飾北斎)と娘の日常を魑魅魍魎が息づく江戸を舞台に静かに丁寧に描いた作品。
魑魅魍魎と言っても\妖怪どっかーん/というわけではなくて、超自然的に生活に寄り添う感じ。

お栄さんの凛とした美しさ、少
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スタートで感じた違和感をずっとひきずってたせいであんまり楽しめなかった(´・ω・`)コナンじゃなくてキッド様映画じゃん。
コナンもおっちゃんも推理しないし、犯人の動機も納得いかない。てか蘭ちゃん強すぎ
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ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

3.5

【社会派青春ドラマ】という表現が一番ハマる映画。

ものすごく極端な言い方をすると
前半「スタンド・バイ・ミー」
後半「アメリカン・ヒストリーX」
とガラリと印象が変わって、観終わった後は苦い気持ちに
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.6

NYが舞台の等身大非モテ女子映画。

なにもかも上手くいかなくて
中途半端な努力しかしてないけど
自分のことを褒めてあげるのは自分しかいないから結局自分に甘々で
私がこんなに不幸なのはお前らのせいだ!
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

女が本気出したら怖ぇぇぇぇ!!って思った。
メンヘラの鏡!女優だよアンタ!って感じ(笑)
まさに「ゴーン・ガール」どっかイっちゃってる。

予告編見ただけだと「???」とか思ってたけど
怒涛の急展開の
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

原題は"The Theory of Everything (万物の理論)"。でも邦題の「博士と彼女のセオリー」のほうがしっくり。

難病を発症し苦労を重ねながらも着々と世界を広げていく博士。
幸か不幸
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

偉業を成し遂げた天才の葛藤と孤独。

天才だって、一人の人間。
解読不可能な謎(enigma)は、実は人の<心>なのかも。

アプローチは異なれど、芸術と同じように数学にも狂気を引き出す魅力があるんだ
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

ドリームワークスアニメは絵がどうも...とか思ってたけど、なんだこれ面白いじゃないの!!泣いちゃったよ!!前作観てなくても面白かったよ!!後日1も観たけど!!さすがゴールデングローブ賞だよ!!

・ア
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.5

おかえり、「花とアリス」。
懐かしくてこそばゆい青春に還らせてくれてありがとう。

何年も会ってなかった幼馴染に会えたような感じ。
花屋敷もバレエ教室も昔行ったことのある場所のように感じたけど、不思議
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

ずっと気になっていたグザヴィエ・ドランの映画。
絶対好きだなぁ、と思いながらずっと観れないでいたんだけど
カンヌでの彼のスピーチに感動し、満を持して映画館へ。

不器用な家族の愛と友情のお話。
人を愛
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.0

お話はちゃんと「シンデレラ」だから、いいとして。

衣装が気になって気になって。。。
ガラスの靴:ずんぐりむっくり感が納得いかない
ドレス:光沢のあるオーガンジーみたいな素材が好きじゃない&子供向けコ
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

いまんとこ今年\No.1/映画!! 絶対映画館で観るべき!!
アカデミー助演男優賞、編集賞、録音賞すべて納得のクオリティ!
全編にみなぎる緊張感と狂気に酔いしれた。

お尻の青い勘違い野郎とスパルタ鬼
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

どんなに願っても、現実では時間を巻き戻すことはできないから
一分一秒を大切に生きて、繰り返したいと思える1日を積み重ねていきたいな、なんて。
辛いことや悲しいことがあっても、小さな喜びに目を向けさせて
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

監督が本作を"即興のジャズ演奏に似ている"とインタビューで語っていたけど、言いえて妙。ワンカット長回しなのに視点もテンポもくるくる変わる。

<funny/interesting>両方の意味でかなり面
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