souutuhelpさんの映画レビュー・感想・評価

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.5

愛を終わらせないコツは"手に入れないこと"だと思っていたが、そうではなく、相手のことを知ろうとしたり、コミュニケーションをとったり、日々の生活で寄り添うことを怠らないことだと気づけた、という話。それを>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

杉咲花と若葉竜也の演技すごかった...ほんとにすごかった...。EDが波と蝉の声だけなの、どの音楽よりも余韻があってすごくよかった。こんなに愛してくれる人がいて、ようやく普通の幸せが手に入りそうだった>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.2

あみ子の悪意のない行動で周りの大切な人達が傷ついていくのがつらかった。あみ子が生きやすいように福祉や病院や色々ケアできる方法があったんじゃないか...。でもお父さんもお母さんも人間だし、いっぱいいっぱ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

まずサントラがめちゃくちゃ良かった。カメラワークも超良かったしラストシーンの長回しや、ありとあらゆる間がよかった。ネトフリドラマの初恋と結末が対照的だな〜と思った。こっちの方が現実的だけど、ノラは本当>>続きを読む

飛べない天使(2023年製作の映画)

4.4

やさしいひかりに包まれた、夢みたいなロードムービー。だけど、知ってる、伊東でこんなデートした事あるって気づいて、先のことで不安になってる自分に今を大事にしなきゃって思わせてくれた映画。観るタイミングよ>>続きを読む

暁闇(2018年製作の映画)

4.4

感情ぐちゃぐちゃになった。初めてリリィシュシュ観たときの感覚に似ている。ベッドのなかでうずくまって聴く音楽に何度救われたか。こつん、と叩かれたり、何気ない一言で張りつめていた糸がプツッと切れて泣いちゃ>>続きを読む

ストーカー(1979年製作の映画)

3.9

トロッコのシーンはもはや音楽だった。ラストシーンも大好き。自分が信じている(信仰している)ものや人や幻想が第三者に侵されそうになったときの人はなんだかかわいそうに見える。それはわたしもそう。おかしくな>>続きを読む

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

5.0

ものすごい映画体験をした。途中少し寝てしまって、起きたときに視界に入ってきたのが水が滴る教会の廃墟のシーン。あまりにうつくしくて夢と現実の境にいるようだった。燃える聖書と水面の反射光、水の音、きっとこ>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.4

感情を揺さぶる素晴らしい音響を作る人達の愛に溢れているドキュメンタリー映画。感動した。思えば好きな映画は音響や音楽が優れているものばかりだ。モノラルからステレオ、サラウンド、ドルビーアトモス、立体音響>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.8

人は撮らない、美しいものしか撮らない、と言っていた娘が母の写真を何枚も撮っていたのがよかった。うつくしい映画。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

朝起きて仕事行って家帰ってごはん食べて寝る。たったそれだけの毎日だけど、好きな音楽や映画や本があって、ただいま〜って気持ちになれる場所がある。木漏れ日や自然、早朝の澄んだ空気など資本主義や社会に侵され>>続きを読む

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.5

あ〜めっちゃすき。バルトの現実→妄想→現実のシーンほんとにうつくしい...。アキ・カウリスマキって感じ。

街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

アキ・カウリスマキ監督の労働者、敗者男性のお部屋はおしゃれで、花を飾ったりコーヒーを入れたり食器を洗ったりと丁寧な暮らしが垣間見えて、それが結構すき。仕事や恋愛で嫌なことがあっても、いわゆるていねいな>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.2

夫カスやな〜と思っていたけど不倫を打ち明けるシーンでフランス映画やし(?)話し合いで不倫を認められるのかな...ポリアモリーの話なのね...と思っていたら予想を裏切る展開でびっくり。そのあと何事もなか>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.7

序盤からおもしろくてとにかく目が離せなかった!しかし物語が進むにつれてマチルダのレオンに対する好意がとても歪んでいるようにみえて雲行きが怪しくなってきた。12歳の女の子が自分を助けてくれたおじさんの事>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

大好き。岩井俊二、小林武史、Charaの音楽と、岩井俊二の光と映像の美しさ。それだけでも十分なくらいなのに、なにもかもがツボで最高だった。好きなシーンが多すぎて何度も繰り返し観た。キャストも最高。渡部>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.1

冬のフィンランド🇫🇮雪が降る中かっこいいオープンカーで走るの最高。どんなに不遇でお金がなくてもなにかを分け合ったり、枕を敷いてあげたりする優しさがすき。不幸が起きたときに動じず無表情でたばこを吸ったり>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.7

発狂するでもなく、静かな殺意がシュールで嫌な感じがない。救いがないのに見ててめちゃくちゃしんどくならない不思議。最後の煙草吸うシーン好き。

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

ラストシーン!せっかく良い歌とバンドなのにもやもやした気持ちで観たくなかった!警察官も役所の人も仕事をこなしてるだけで悪くないのに悪者かのようにされててちょっとさむいよ!音楽の力はすごいけど、そこはち>>続きを読む

夏至物語(1992年製作の映画)

3.8

リメイク版を観た。湿度と絶妙な不快感!アイナかわいい!アイナの演技がめちゃくちゃうまくてキャスティング大成功だな〜と思った。アイナは歌の人と思われがちだけどアイドルの頃からずっと踊って表現するほうが好>>続きを読む

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.8

ひとりで朝ごはんを作って食べながら観た。大勢で歌いながら作業するの楽しそう。わたしも歌いながら家事とか仕事したいな。この伝統が600年続いてるのすごいな〜。生まれも階級も宗教も関係なく食事を準備し、食>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.9

会話も音楽もほとんどなく、美しい北欧の景色と穏やかで静かな暮らし、牛舎の猫、小津調のカメラワークや愛おしいユーモア、ストーリー抜きでタイプだった。クリスは過去の体験からか叔父を失うのが怖くて叔父から離>>続きを読む

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.3

ノスタルジア同様、水の描写が美しかった。自然の美しさ(特に海)には畏敬の念を抱く。無機質な機械音や風鈴のような音も良かった。焦って元妻をロケットに入れて打ち上げようとしたのワロタ。わたしがソラリスに行>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.2

初タルコフスキー。眠いときに観てしまったのでうとうとしながら観た。詩的な台詞と美しい水、雨音、火、霧、廃墟。映像も音も大好き。水に沈まる廃墟の中を歩いて行くシーンと、水が湧きでる廃墟で詩集に火をつける>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

5.0

ありえないほどくらってしまった。静謐で詩的で恐ろしいほど美しい映像と音楽、キタノブルー。ラストシーンは泣きながらスタンディングオベーションしてた。わたしはこの映画が大好き。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.6

ポエジーなナレーションが小っ恥ずかしくてノイズだった。いい事も言ってたけど。24時間営業のドーナツ屋さんで深夜にカラフルスプレーがいっぱいついた浮かれたドーナツを食べたりダイナーで夜明けに目玉焼き2個>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

4.8

衣装もダンスも音楽も映像も超かっこいい!走ったり踊ったり微笑んだり、後半はロマンチックな表情のトムヨークを高画質で観れてうれしい。死にそうな顔が似合いすぎる。Kid A、Amnesiacあたりの電子音>>続きを読む

眩暈 VERTIGO(2022年製作の映画)

3.5

編集がダサいし女性のナレーションの声も違和感あるし日本語のナレーションの後に英語のナレーションが入るのもくどかった。観ていてノイズだと思うところをあえて残していると、映画後の舞台挨拶で監督が話していた>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

こんなにも人間が虫っぽいと思った作品ない。哲学的ですご〜。サイケな音楽かっこいいし動植物や建物のビジュアルも見たことないようなのばっかり。野生の惑星の首のない像はシュルレアリスムみたいで好き。かっこい>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

めっちゃセカイ系だ 槍抜いて歓喜の歌流れるとこ、時計じかけのオレンジ思い出した

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