necoさんの映画レビュー・感想・評価

neco

neco

映画(84)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.0

吉田羊の冷たさとか圧力とか、たいがの天真爛漫と影の部分とか、演技の見応えありました。
しかしながら、とにかくむかつく話。ネグレクトとか虐待のニュースを見るたびにお腹の底から怒りが沸いてくるのですが…新
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

片倉ひかりって、誰だっけ?
と思ったら、安田成美と田中直樹が夫婦役のドラマで見たんだった。
春の日差しの中で彼が大好きっていう気持ちを溢れさせている中学3年生。きらきらで眩しかった。養親に愛情深く育て
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

連れ合いが「この映画は泣くから見たくない」と言っていたが、私が動画配信を流していたもんだからつき合わせされて鑑賞。感想を聞いてみると「娯楽にならないんだよ」とぼやきつつ。「戦争を伝えられるのって、映画>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.9

池松壮亮が熱い。
ボコボコで血だらけ。
見ていられない。
蒼井優との怒鳴り合いには見入る。
深刻な事柄なのにテンションが高い。
エンディングの宮本浩次の太い歌声ともシンクロする。
さよなら、昨日よ♪
>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

4.0

藩の力を削ぐかのような国替え。移動手段が馬くらいしかない江戸時代に何年かに一度、命じられるままの大移動。道具類を売って費用を捻出し、リストラまでする。その陰で農村の開拓があったともいえるのかしら。棚田>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.6

氷河期の地球を生きるために選ばれた民だけが乗車を許された列車。先頭にエンジン、最後部に下級層の人々。増え過ぎては生き抜けないから、対立を作り出して減らす。列車が走り始めて幾年月。そろそろリーダーの交代>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

3.7

常磐ハワイアンセンター、大好きだった。冬に温水プール、水の滑り台(ウォタースライダーと呼ぶにはシンプルなような)、バナナの木、ムームー、金風呂…パラダイスだった。ドーム内の水たまりのすえた匂いも覚えて>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.0

ストーリーはベタだけど、この際そこは置いておく。モンパチのメンバーが浦添高校で出会い、バンドを組んで歌を作り、ライブやって観客を唸らせ、羽ばたいていった。その軌跡をなぞる幸福な時間だった。
エンドロー
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

軍国主義って、ヒトラーユーゲントのような組織を使って子供に刷り込むわけですね。なるほど。
とはいえ思い通りにいかないところが、おもしろいわけです。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.3

顔はアッサリしているけど、芝居はコッテリ野村萬斎…でも好き。だから好きなのかも。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

Google earthを手放しで賞賛したくないけれども、こんな形で自分のルーツを発見できるのならば、情報化社会は価値がある。

「子供を生む選択もあった…」でも救いが必要な子供の親になることを選んだ
>>続きを読む

ラストベガス(2013年製作の映画)

3.0

マイケル・ダグラスのおじいさん感が半端ない。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.6

専門家を集めてこの生き物はなんなのか調べて、退治するための作戦を練る。どの方法を選ぶかは政治家が決める。失敗の責任は当然政治家がとる。責任の取り方は進退。これは今の新型ウィルスにもそのまま当てはまる話>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

-

明日帰国せよ、という本国からの命令ひとつ。質問は許されない。理由もいらない。決定は絶対。生き延びることだけを考える。それがお隣りのかの国である。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.0

アボジ、約束は守ったよ。
妹も取り戻した。
でも辛かったよ。
会いたかった。
コップンの店で待ってたんだよ、アボジ。

PK(2014年製作の映画)

4.5

神さまをこんな風に扱って大丈夫なのかと心配になった。インドってそんなに自由に表現できる国だった?宗教感の薄い日本ではまず作れない作品ですな。
日本でもかけ間違えている導師さまが散見されるから、ぜひPK
>>続きを読む

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.7

軍服を脱げば北も南も同じ顔。同じ言葉も話すのに、未だ分断されたまま。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.0

“セカンドチャンスは誰にでも訪れる。でもそれを逃してしまうひとは多い”
1人ではとても乗り越えられそうにない闘いを、相棒と一緒に乗り越えたジェームズ。路上生活を卒業できたことに拍手喝采!ボブは自演とい
>>続きを読む

感染列島(2008年製作の映画)

3.0

これが2008年制作の作品で、これ程感染症に警告を鳴らしていたのに、2020年のいま検査能力や医療態勢は脆弱で綱渡り状態だ。人間が不安から買い占めに走ったり域外に出ようとする行動に効果的な対策はとれな>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.5

原作を先に読んだから、ヤスケンが岩男さん?と思っていたけど、なかなかのはまり役だった。
かっちゃんは誰が?木野花さんが見事に息子溺愛の姑になっていた。
天真爛漫なフィリピーナ。

農村の花嫁、フィリピ
>>続きを読む

提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)

3.8

2004年にES細胞捏造があったのに、次のSTAP細胞捏造は止められないのか…大丈夫か科学者!

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.6

トラック15台分の土を掘り出した穴の中の池。ここからモリさんは宇宙と交信しているのですね。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

邦題から恋愛ドラマかと思って見たら騙された…
突然の死で突きつけられた難問。自分は夫(妻)を愛していたのか、何を知っていて何を知らなかったのか、この仕事でなければならないのか…

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.5

ファン・ジョンミンには暴力の匂いがする。気になる役者です。

小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

2.8

姉より子(40)、弟進(33)のふたり家族にほっこりした。

メガネ店で店番をしているより子の佇まいがキレイ。コンパクトな上着の襟元にはメガネのブローチ、なで肩で首の長い体にジャストフィットしていた。
>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.8

「川崎もちょつと前までこんなだったよ」と連れ合いが申します。戦後の復興期にバラック建てて家族みんなで商売していた。あのごちゃごちゃと暑苦しい時代。中華街とか韓国人街、沖縄のお店が集まるところ、それぞれ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

YouTubeで何度も見ていた1985年のライブ・エイドでののQueen。この映画を見たあとすぐに見返した。フレディー・マーキュリー渾身のステージだったんだね…(涙)。
父親との確執、最愛の女性との別
>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭で50作目を見てからというもの、面倒臭い場面に遭遇すると「これ寅さんだったら何て言うよ」と心の中で問答し、「あんた寅さんに聞いてごらん」とこっそり語りかけています。とかく世知辛い世の中で>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

この宮沢りえ、いいねぇ!
杉咲花も潔い!
こんなさよならができたらいいな。

るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.8

抜刀斎にはモデルがいるそうだけど、これを見て私は大河ドラマ「龍馬伝」の人斬り以蔵を思い出した。佐藤健くんのもの悲しい感じがよかったなぁ…
逆刃の剣、不殺の誓い。
健くんのつぶやくような優しいセリフ回し
>>続きを読む

MONGOL800 -message-(2019年製作の映画)

5.0

どうしようもないことがある。泣いて見送るしかない。いつかまた、会えるかもしれない。3人の音楽に。
このタイミングでこの映像を見られたということに星5つです!モンパチファンですから。

主戦場(2018年製作の映画)

4.0

淡々とインタビューをつないでいく手法でも退屈しないもんだ〜。テレビの討論番組だと騒がしいし、彼らの著書を読んでも私にはここまで突き詰めていく力がない。作り手の皆さん、ありがとうございました。

たまた
>>続きを読む

チャンブラにて(2017年製作の映画)

3.3

将来の展望とか、未来への希望とかが全くない…ひたすらロマの現実を描いている。盗みを繰り返して生活を立てる。貧困の連鎖…それが現在で、オシャレな国イタリアだというところに憤りさえ覚える。ああ…日本にもあ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

ドクター·シャーリーという黒人ピアニストが南部に演奏旅行する。それだけのことが1960年代にどれだけ困難なことだったか!
黒人や移民の差別問題を糾弾するような激しさはないけれど、ひとが作った心の壁は、
>>続きを読む

>|