あささんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ファイナルファンタジー(2001年製作の映画)

3.5

FF7のCGに満足のいかなかった坂口氏が自ら監督となり作り上げたフルCGアニメーション
まずまずのヒットではあったものの、莫大な製作費に対して記録的な大赤字を垂れ流し、デジキューブ倒産、アニメ打ち切り
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.0

3時間半はあまりにも長い
川を遡りながら様々の戦場を巡っていく
アメリカ軍の欺瞞を嘆きながら、特別に哀しみに振れることも少なく、大佐を探すというストーリーの芯こそあれど、言ってしまえば狂気を題材とした
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ」

ビートたけしの独壇場

子猫物語(1986年製作の映画)

3.5

ムツゴロウも坂本龍一も逝ってしまった
というわけでこの映画、豪華関係者により作られヒットしたが、常に動物虐待疑惑がつきまとったきな臭い一本
動物が大自然を駆け回る姿は見応えあり
何十匹も猫が死んだ、な
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.8

高校卒業直後の青年たちの一夜の物語
劇的なことが起こるわけでもなく、広い世界へと旅立つか故郷へ留まるかを選択するまでを描く
ゆるく揺蕩う少年時代を終えて、進んだ未来を示したエンディングがまた切ない
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サカサマのパテマ(2013年製作の映画)

3.9

薄暗い地下の世界に住む少女パテナ。彼女はいつか広い世界へと出て行きたいという夢を持っていた。ある日、不慮の事故により彼女は大穴へと落ちてしまう。落ちた先には、踏みしめる大地もなく、足下にはただただ大空>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

おもしろ〜〜〜〜
だってこれ初監督なんだもんなーーすげーー
なんなのかよくわからない変なカットやら緊張感があるようなないような独特の台詞回しから生まれる間が良い
延々とビンタを続けるシーンの印象は強い
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.9

ぬはー、ポスターから想像していた物語とは全く違った笑
もともとの民話があってのこれとのことで、相変わらずのシュヴァンクマイエルというか、とにかくシュールで不条理な不気味さとそれを嘲笑う滑稽さというのが
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.8

ホラーだけどあんま怖くはないホラー
途中まで微妙だけど後半勢い出てきてなるほどねとなる

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.7

ぶっちゃけストーリーもキャラもあんま好きじゃないんだけど、映像がそれを補って余りある美しさを持つ

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.3

これはまさしく"春映画"
「グリッドマン」と「ダイナゼノン」を繋ぐ話であり、「グリッドマン」に決着をつける話
お前らこんなん好きなんやろ、をすべて詰め込んだてんこ盛り
内容は初見だと理解しきれない部分
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炎628(1985年製作の映画)

4.0

「来たりて見よ」これが全て
映画を観ていて空からくる爆弾の音、地雷が爆ぜる音にこれほど恐怖を抱いたのは初めてかもしれない
そして後半になり突如として始まる大虐殺
序盤はヘラヘラと笑い続ける主人公も、た
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.9

回を重ねるごとにアクションの出来がどんどん良くなる
決着はあっさり気味だけど3部作として綺麗にまとまった

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.0

個人的にはテレビで流れているのをちらとみていた程度でほとんど通らない人生を送ってきたのためそこまで思い入れがないためきちんとみたのも実質初めてのようなものですが、世界中にフリークを生み出しただけはある>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

ある日突然拉致され15年監禁された男の復讐劇
先の読めない展開と、答え合わせの凶悪さが魅力
ビルでの横スクのようなカメラワークのワンカット戦闘が一番良かった

電子的迷宮/THX-1138:4EB(1967年製作の映画)

3.5

後に長編化されるルーカス学生時代の短編
どこかの施設から脱出しようとしている男の姿を追う
この時点で舞台設定や編集など学生作品とは思えないほどに完成度が高く、後の成功も理解できる

THX-1138(1971年製作の映画)

3.7

ルーカス長編処女作
消費社会とロボットに縛られたディストピア
目的があり金を使うわけではなく、消費すること自体が目的で、感情は薬で抑制されている
前半はとにかく説明もなくつまらないのだけど、つまりはそ
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ファウスト(1994年製作の映画)

4.0

この淡々としていてシュールな世界観がなんとも心地よいと感じる
意味はわからなくともシーンごとにただただ浸っていられる

あまりよろしくないかもしれないけれど、つまらなさではなく読み聞かせのような心地よ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.8

老人として産まれ、歳を重ねるごとに若返りブラピになっていくベンジャミンの一生
周りも暖かく助けられながら懸命に生きていく

GYAOよありがとう

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

青い、青い空
機械仕掛けの箱入り娘は世界を見て何思う

π(1997年製作の映画)

3.8

全ての道は"うずまき"に通ず
スタイリッシュな映像とテクノBGMの融合が素晴らしい

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.9

白人に根付いている差別意識の形成される環境について
エコーチェンバーで肥大化した嫌悪は最終的に暴走を始める
狂気じみた昔の姿と、出所後の別人のような姿を演じ分けてみせたノートンの演技力
20年以上経っ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

オタクの悪いところを詰め込んだ映画
シネフィルの知識自慢にしか見えない描写の数々
シャロン・テートはこれから殺されることを観客に悲しませるための掘り下げに出てくるだけで本筋にほぼ関わらない

ディカプ
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.9

リーマンショックで経済が回らなくなり、男は金を落とさなくなった
当時のストリップ劇場で稼ぎ頭だったラモーナも時代遅れになり、生活のために仲間を連れてウォール街の住民を薬でハイにさせ散財させる計画を実行
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.9

初めてベトナム経験者の監督が作ったベトナム戦争映画
主人公は監督の投影、描かれるのは監督の実体験、プラトーンのメンバーも全員モデルがいるなどまさに監督自身の経験した戦争そのもの
観客も兵士も何が起きて
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.8

不器用にしか生きられない少年少女のひと夏の物語
監督がイラストレーターなのもあって色彩感覚がが群を抜いていてどこを抜いてもだいたい様になっている
単純なストーリーではあるけどこういうシンプルな感動に弱
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

めっちゃいい...
自然と体でリズムをとってる
グレーのスーツの人間たちが演奏しながらステージ動き回るだけというシンプルさがとてもいい
絶対映画館で観たら100倍いいやつだったな〜〜〜

トーキングヘ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.9

前作の裏側から始まり、今度の主人公はこいつかと思わせてやっぱり変わらず
前作では謎のままだったループや世界観としてのマルチバースの説明もあり、設定の補完的な側面も
笑いだけでなく、究極の選択でまさかの
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

あー面白い
ガラス越しに話術だけで翻弄してくるレクター博士
渡された情報から主人公を導いていく様で天才であり狂人だというのがよくわかる
犯人を追い詰めるまでの流れもうまくはまっている

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.9

これだけ長いのにテンポの良さとユーモアでほとんどダレないのがタランティーノらしさ
アメリカ人が触れにくい歴史をメインにマカロニウエスタンと組み合わせてコントチックにしている
絶対火薬の量がおかしい爆破
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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.7

正直悪くはなかった、が一番
時代に合わせたスタイリッシュな黒く赤の光線を際立たせたボディ、スピード感満載のバイクシーン、突然にロボとなってしまった父親としての家族愛
初め感情が消えずそのままだったのは
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

面白い
コメディ的でありつつ、しっかりと「どこから襲って来るのかわからない緊張」があるホラー

冒頭5分で「こいつは死んでもいいビッチだ」というのが端的に示される
そこから死に戻りで自分を殺す犯人を見
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たまもの(2004年製作の映画)

3.0

これは...なんだ、なんと言えばいいんだ
時間が過ぎてからもう一度見たらなにか変わるだろうか