チーボーさんの映画レビュー・感想・評価

チーボー

チーボー

ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.5

べらぼうに面白かったです。
爽やかな気持ちで観終われるし、
得るものもあるし、
買いたくなるんですよ、ドーナツ🍩!

要所で流れるヒップホップのビートがいずれもとても良い塩梅。洒落!
ピンクの箱に牽引
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アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.5

力業で人を不快にする90分間。
怒声、カメラの揺れ、回転、光の点滅、配色、鏡文字での錯乱がベーシック物理攻撃です。笑
悪夢以上の悪夢。

時が全てを破壊する、とは思えなかったなあ…
これを撮るというこ
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2gether THE MOVIE(2021年製作の映画)

4.0

すさまじい設定とあまりに美しい面々を見せつけられ、
終始ニヤニヤしながら、心の中では黄色い声で絶叫しっぱなしの単純な自分。

このジャンルの良さが少しわかった気がします。
そうだよ、フィクションってど
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

鬱屈した反骨心に常軌を逸した行動力が伴っている…と書いてしまうとある種全く特徴は無いのだけれど(単なる表現力不足)、
野郎どもに間を置かずにキチンとかましていくのが気持ちいい。

パパしっかりしてくれ
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

敵も味方もタフ過ぎてめっちゃ笑っちゃった。
途中から自然の脅威を次々乗り越えるのよ!

前情報入れないんですが、実際の事故を追ったドキュメンタリー、あるいはハードなドラマを観るつもりで入場券を買ったら
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

もはや取り立てて言い分けることも無いほど当たり前の存在になっているわけですが、「打ち込みの音楽」好きです。

母はYMOを追っかけてました。
私は中田ヤスタカのお陰でcapsuleとピチカートファイブ
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これは君の闘争だ(2019年製作の映画)

4.0

メインの音楽、予告にも流れるアカペラのラップ演説がもう抜群にカッコいいからまずは100点💯

その方法がベストなのかはわからないけれど、画面に映れるは凄まじい意志と行動、当事者意識そのものであって、ひ
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ビースト(2018年製作の映画)

4.0

一つ悪いことするともう止まれない、正しい判断が働かない、てのはものすごく覚えがありますよね。

ノワール映画というものには馴染みが無く、個人的挑戦だったわけですがやっぱり大変、笑

殴りすぎだよ、怖か
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

先日、まだ暖かかった頃だけど、機会があってバーベキュー&沢遊びというアウトドアホリデーを過ごし。

久々にまじまじ見つめた木の肌。目は釘付け。
こんなにゴツゴツ、割れてたりして、苔やキノコが生えていて
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

そうだった、10年前までは映画ってこういう時間のことを指してたんだった!お金はないけどIMAXですよこれは

暗い空間、でっかい音、目の前いっぱいの画面、すっごいグラフィック!
ヒーローたちの超人技、
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.8

始まり方、ワクワクしました。

御三方の感性、人となりが出ているような。
撮りたいもの撮ってる感じ、各々に対する「パブリックイメージその2」のまんまの方々なのかな、と思いました。

コウテイ九条さんの
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空白(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

坪内逍遥よろしく、やはり人、人情を描くのが物語なのだと思います。

人は自律的に何かを思うわけではなく、世界からの様々な刺激に反応する形で感情をもちます、
となると、本作の世界を形成している「過去」を
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〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

4.0

何歳であろうと、性別がどうだろうと、
身につけたい、学びたい、という気持ちは等しく尊い。

それがパッと見で役立つものであろうと無かろうと関係無い。
「嫁入り」「収入アップ」などと言う意味づけなんかも
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

4.1

風景、街並みはのどかだが…?
デフォルメの度合いとして割と際どいところ行ってますよね、
実在の街だし、実在の犯罪だし

悪い奴ら気に食わなかったー
すぐそこの現実だったりしてね
まともな感性のみが糾弾
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.6

めちゃめちゃ笑いました。おもしろ…
クオリティの高い長尺コント。シュールな方向。大好き。
アクションスキルと映像制作スキルによるオーバーキル。

「殺し屋」という最悪な異分子の背景にある、普通の悩み、
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

他人事ではない、のを前提として

クレイジージャーニーで地下はチラチラ拝見してたけど
あとはムトゥというヤバいFWもチラチラ見てたけど
こんななのね、ルーマニア…マフィア…

まずは出火当時の映像の衝
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

4.2

わたしは異常だ、と
間接的に理解させられる瞬間が無数に連続する人生の中で
あなたは異常です、って真正面から告げられる瞬間は

究極的には当人にしかわからない
角度、深さ、速さ、色あい、温度
をもって心
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恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜(2020年製作の映画)

4.2

インテリアすき…
賃貸ですか持ち家ですか、壁の色攻め過ぎやないですか

「潔癖完治チェック」に使ったあのかったいスーパーボール何、なんのための物ですか、情報番組のセットですか、意味もなく色とりどりのバ
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童年往事/時の流れ(1985年製作の映画)

4.3

アハの目から見える景色を束ねた、分厚いスケッチブックのような2時間。
叙事的でも、叙情的でもある。

マッチョイズムは男児の論理、半グレ少年の社会、理性の磨礪を拒んでフィジカルに生きるその延長線には軍
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ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

4.5

だれかの人権を奪う政治があってはいけないのだけど、在ってしまう世界の現実。

たまたまある程度の合意がとれている、ように見えているだけで、
生存権に関わるあからさまなものが露見しづらい、というだけで、
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ジャズ・ロフト(2015年製作の映画)

4.3

奇跡のような建物があったのですね。
理想郷というほか名状しがたい芸術、あるいは職人の現場。

生きる中の色々が、アレやったならコッチなしね、のトレードオフ。

魂などとつい表現してしまう、でもそれ以上
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.0

強烈さで引き込んだ、かと思いきや途中からあれ、もしや人情ある!?という。

だって、ねえ。初っ端の犯罪どえらいからねえ。
二家族あっさり破壊するしねえ。
すぐ捕まんなきゃいかん人物だよねえ。笑

まあ
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フラワーズ・オブ・シャンハイ 4K デジタルリマスター版(1998年製作の映画)

4.0

薄暗い空間。煌びやかな装い。
なんという耽美な映像、ワンシチュエーション。

当時の空気感がまさにこんな感じだったのか、確かめようは無いけど、
映画館はずっとタイムスリップしているよう。
アヘン、アヘ
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.5

トクマルシューゴの音楽を映画館の大画面で聴けたのがすごく嬉しいです。

連続ドラマなら良かったのかな…と思ったら元々連続ドラマだったんですね。知らなかったあ。
テンポの良さが流石。

しかし2時間の映
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よい子の殺人犯(2018年製作の映画)

4.2

このポスターとか紹介文はどうなんでしょうか。
ホラー映画ないし「パラサイト」みたいに提示するのは違うやん。

「アニメオタク」とか「甘い夢」とか、薄っぺらく要約、ラベリングした前情報を入れると作品の魅
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草の響き(2021年製作の映画)

4.0

走る画、滑走する画がとても素敵。
音も含めて引き込まれる。
すっと見てられる。

住みよさそうだし風光明媚という言葉がしっくりくる、街の風景も魅力的。

走る行為が治療、闘いそのものだけど、逃避でもあ
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大地と白い雲(2019年製作の映画)

4.0

モンゴルの言葉、興味湧いたなあ。
かなり短い発音で非常に豊かな意味を伝えているような印象。

そしてあの環境での暮らし。
草原、動物たち、そして気候との共生。
想像を絶するスケールであることが画面いっ
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

4.0

抜けるような青空、天高く馬肥ゆる秋の日に、
その対極にある空間を大画面で…
部屋の造形、色調の不気味さ音の重たさ。没入しました。

謎解きやスリラー的要素よりも寓話的なところに比重があるように観ました
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.0

優しい優しい画面。
自分の中の、夢とか「おぼろげな記憶」をたどりたくなります。
サンカヨウのように透き通ったものを感じるお話。

子どもというポジションは保たれつつ
個人としても家族と対峙し始めるふた
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.4

何においても子供たちがチャーミング。
演技に見えないイキイキした姿。
そりゃ冬冬も裸足になりますわ。

ああいう風に笑うよなあ。
靴下で床滑って遊ぶよなあ。

日本の唱歌、童謡は台湾でやはり歌われてい
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.8

音響賞…うん、音響賞ですよね…私からも音響賞です…
映画館さまさま。
くぐもってしまったりジャミってしまったりする聴覚体験の生々しさ。

観ているこちらまで動揺してうまく呼吸できなくなる。
通常の音、
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

やりとり、醸し出す空気、若くして単独行動が体に染みついた感じ、ぽつぽつと語る声、そういう若い人が外で声を交わす時のちょっと気張る感じ。
主演のお二人素敵です。

この人たちのことをもっと知りたい!とい
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.3

雑踏が映し出されても、血気盛んな若者が映し出されても静かなんですよね。
なんとなくでしか捉えられない憂鬱さがずっと流れてて。

期間限定の若い時間。
いや、いつ何時も期間限定の、一回性の時間を生きるわ
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達人 THE MASTER(2021年製作の映画)

3.7

いろいろな映像作品が「映画」という括りで作られるのだなあ。
どれも同じ1400円…笑
好きなように作る楽しさ、だよなあ。

アキラ100%は画になる出で立ち、表情をされていて、
何らかの達人、という立
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

並外れた胆力、観察眼、正義感、他者へ向けられる熱量、思いやり。
あんぱんを机に置かず手渡しにこだわるような「人たらし」でもある。
そしてここに至るまでの地道な生活、塗炭の苦しみ…
明示はされないが恐ら
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.8

前情報無し、あらすじも読まずに観てよかった、意味合いがくるくる回りだす。
そして画。チャーミングな顔顔、透明感さえ覚える手足。

なんであれで成立していたのか、大人になってから思うと本当に不思議。
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