チーボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

チーボー

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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.2

シリーズ作品は観てなくても大丈夫とのことで挑戦しました。

格闘に次ぐ格闘、殺されまくるモブ…
疲れた、130分間お腹いっぱい…!

戦争モノ、歴史モノでしたね、とても好き。
歳を重ねるほど歴史には興
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.8

すべてはアクションのために!
全部盛りフルコース!

香港スターのお二人ですが私の目には
闇KREVA VS 井ノ頭五郎(ver.筋肉)。
火事と喧嘩は江戸の華、って紅白で言ってたもんな、KREVA。
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.8

総じてニコニコしながら観ましたが、
Rさん(彼を観に行きました)ともぐらさん(不意打ちで笑ってしまった)が出てきたところまでがピークでした。笑

実写ドラマでコナンくんとかアニメみたいなことしてもね、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.5

面白さもさることながら、ドデカ系の映像、音響もカッコいい。
だから劇場でギリギリ観れて良かった。

リアルだよな、有り得るよな。
反知性主義、ポピュリズム、企業ファシズムの行き着く先。
アルゴリズムへ
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

4.0

とにかく安田顕さんがチャーミングな映画!

んや、やすけんさんだけでなくキャラクターみんなすごいかわいい。
金子くんに笑わされたー、ウイカさんこんなに良い役だとは!

好き放題遊んでる設定から、見終わ
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ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)

4.0

素朴な語り口の会話劇。
うーん不思議〜愉快〜

ソニは主役だけれど実は何考えてるのかそんなにわからないまま。
同じ言葉が、言う人を変えて、同じような場所で繰り返し流れていく天丼。
おもしろい状況を作る
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

あえて、かもしれないけどエンタメにはなっていないのかな。

構成の冗長さと音楽の冴えなさ、大筋はすぐ掴めるけど細かい点は実際わかりづらい。
あるいは「こうなるんだろうなー」がすぐ見える割には、そこに奥
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

とびきり面白い、わかりやすい、綺麗、後味も良い…すげ…
色彩、アートワークもずっと観ていたいような完成度。

*****

ノスタルジーは時代のディテールをどこまで対象とするのか

*****

単な
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.0

中盤、カーワの美しく精悍な横顔。
ああ、こんなことになってしまった。

当然ながら冒頭から終盤まで延々続くハードな状況。
安らかに眠れ、がすぐそばの言葉だなんて。
照り続ける白い陽光。砂埃。

銃撃戦
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フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

4.0

回想と現在を交互に行き来する構成。
演じている皆さんの表情、それを捉えるカメラが実に巧みです。

丁寧に描かれる、ままならない親愛と嫌悪。
息子、娘フラッシュバックの瞬間が印象的。

何より老いたパパ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

言葉に力がある、長回しの会話劇。

俳優の皆さんの語り口はもとより、あれだけの単語量で紡ぐからこそ、光る一節が脳裏に焼き付く、ような気がします。
そっか、小説のような作品なんですね。

なるほど、あか
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スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

4.8

人物感情を描く群像劇というよりは、
文化史料として大傑作だと思うんですがどうですか。
100年後の学校、現代文化史の授業で学生に見せるはず!

ポップカルチャー周りの社会問題と、2010年代後半〜20
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幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

3.7

やるせ無さを経験した上で芸事に向かい続ける、そういう人たちをそっと励ます感じ。
けっこう救われない状況で大変。戻りたい夜、ね。

各場面結論を見せない策、シーンの構成、は好きでした。

ラストシーンは
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.3

腑に落ちるおもしろさ!
画にも程よい刺激。

いろいろ物語に触れるにつけ、やはり例外なく皆それぞれ幻想を見て生きており、それをメタの視点で複数捉えたときに題材、筋が現れるのだなあ、と。

*****
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

画の流し方、光の感じがずっときれい。

今村夏子さんの作品を想起させられました。
程度の差こそあれ、人はみな見えている景色が違う。

その「偏り度、少数派度」に影響する要因は挙げきれないほど多様だけれ
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花椒の味(2019年製作の映画)

4.0

思ってたより、全体的に軽い雰囲気でギュッと進みました、笑えるパートが良い塩梅で入ってきます◎

ちょっとずつ人柄や関係性が明かされる感じ。
お父さんの幻が現れるところといい、構成が素敵です。

血縁、
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サンチョー(2021年製作の映画)

4.0

作るの楽しかっただろうなあ、
やりがいあっただろうなあ。

というかこれこそが、
コント芸人さんのまさにやってみたいこと
だったりするんじゃないかなあ

短いものばかりで勝負せざるを得ない状況の中で…
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

超コンパクト!
the TOKYOアニメ!
が1番の感想だけど、

絵の色合いがめちゃ素敵。
特に肌とか髪、何どうしてそんなことになるの…(褒)

いじめや難病と彼は並列ではない、贅沢な境遇だ、甘えて
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聖地X(2021年製作の映画)

4.0

観客の期待にはきっと全く応えていない、笑
予想を覆す、そのフリがデカいですよね
怒る人も多そう…真面目にやれ!って。

笑わせてる、ていうのがどこで受け入れられるのか、はたまた簡単に客のモードは切り替
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ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.5

べらぼうに面白かったです。
爽やかな気持ちで観終われるし、
得るものもあるし、
買いたくなるんですよ、ドーナツ🍩!

要所で流れるヒップホップのビートがいずれもとても良い塩梅。洒落!
ピンクの箱に牽引
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アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.5

力業で人を不快にする90分間。
怒声、カメラの揺れ、回転、光の点滅、配色、鏡文字での錯乱がベーシック物理攻撃です。笑
悪夢以上の悪夢。

時が全てを破壊する、とは思えなかったなあ…
これを撮るというこ
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2gether THE MOVIE(2021年製作の映画)

4.0

すさまじい設定とあまりに美しい面々を見せつけられ、
終始ニヤニヤしながら、心の中では黄色い声で絶叫しっぱなしの単純な自分。

このジャンルの良さが少しわかった気がします。
そうだよ、フィクションってど
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

鬱屈した反骨心に常軌を逸した行動力が伴っている…と書いてしまうとある種全く特徴は無いのだけれど(単なる表現力不足)、

主人公が野郎どもに間を置かずにキチンとかましていくのが気持ちいい。

パパしっか
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

敵も味方もタフ過ぎてめっちゃ笑っちゃった。
途中から自然の脅威を次々乗り越えるのよ!

前情報入れないんですが、実際の事故を追ったドキュメンタリー、あるいはハードなドラマを観るつもりで入場券を買ったら
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

もはや取り立てて言い分けることも無いほど当たり前の存在になっているわけですが、「打ち込みの音楽」好きです。

母はYMOを追っかけてました。
私は中田ヤスタカのお陰でcapsuleとピチカートファイブ
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これは君の闘争だ(2019年製作の映画)

4.0

メインの音楽、予告にも流れるアカペラのラップ演説がもう抜群にカッコいいからまずは100点💯

その方法がベストなのかはわからないけれど、画面に映れるは凄まじい意志と行動、当事者意識そのものであって、ひ
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ビースト(2018年製作の映画)

4.0

一つ悪いことするともう止まれない、正しい判断が働かない、てのはものすごく覚えがありますよね。

ノワール映画というものには馴染みが無く、個人的挑戦だったわけですがやっぱり大変、笑

殴りすぎだよ、怖か
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

先日、まだ暖かかった頃だけど、機会があってバーベキュー&沢遊びというアウトドアホリデーを過ごし。

久々にまじまじ見つめた木の肌。目は釘付け。
こんなにゴツゴツ、割れてたりして、苔やキノコが生えていて
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

そうだった、10年前までは映画ってこういう時間のことを指してたんだった!お金はないけどIMAXですよこれは

暗い空間、でっかい音、目の前いっぱいの画面、すっごいグラフィック!
ヒーローたちの超人技、
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.8

始まり方、ワクワクしました。

御三方の感性、人となりが出ているような。
撮りたいもの撮ってる感じ、各々に対する「パブリックイメージその2」のまんまの方々なのかな、と思いました。

コウテイ九条さんの
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空白(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「父が娘を想っている」という前提
が、自分の中でどうしても成り立たなくて困ったんだな。

これ無いと話始まらないもんね。
坪内逍遥よろしく、やはり人、人情を描くのが物語なのだと思います。

人は自律的
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〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

4.0

何歳であろうと、性別がどうだろうと、
身につけたい、学びたい、という気持ちは等しく尊い。

それがパッと見で役立つものであろうと無かろうと関係無い。
「嫁入り」「収入アップ」などと言う意味づけなんかも
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

4.1

風景、街並みはのどかだが…?
デフォルメの度合いとして割と際どいところ行ってますよね、
実在の街だし、実在の犯罪だし

悪い奴ら気に食わなかったー
すぐそこの現実だったりしてね
まともな感性のみが糾弾
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.6

めちゃめちゃ笑いました。おもしろ…
クオリティの高い長尺コント。シュールな方向。大好き。
アクションスキルと映像制作スキルによるオーバーキル。

「殺し屋」という最悪な異分子の背景にある、普通の悩み、
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

他人事ではない、のを前提として

クレイジージャーニーで地下はチラチラ拝見してたけど
あとはムトゥというヤバいFWもチラチラ見てたけど
こんななのね、ルーマニア…マフィア…

まずは出火当時の映像の衝
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

4.2

わたしは異常だ、と
間接的に理解させられる瞬間が無数に連続する人生の中で
あなたは異常です、って真正面から告げられる瞬間は

究極的には当人にしかわからない
角度、深さ、速さ、色あい、温度
をもって心
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