桃のネクターさんの映画レビュー・感想・評価

桃のネクター

桃のネクター

映画(854)
ドラマ(1)
アニメ(0)

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.8

とても優しい映画だった。人の数だけ人生があって、周りの人間や勿論自分の親にもひとりの人間としての人生があって 全てが幸福な記憶のわけがなく、ハッピーエンドの映画みたいにはいかない。時代は古くなっていき>>続きを読む

八つ墓村(1977年製作の映画)

4.2

とても面白かった。津山三十人殺しを模した山崎努の村人殺戮シーンが異様で残酷なんだけどその異様な風貌(顔は白塗り、頭に懐中電灯、手には日本刀、猟銃、肩に弾丸)と桜吹雪のコントラストの画が妙に目に焼き付い>>続きを読む

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

4.5

観る年齢や性別によって捉え方が違ってくるんじゃないかなと思った。女性の性をアンとシンシアという対照的な姉妹を通じて繊細に描いている。アンがグラハムに恋をする気持ちがとてもよくわかる。静謐でどこか文学的>>続きを読む

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

4.5

ちいさな子どもの関わる話なので、あまり血生臭い作品だったら嫌だなあと思っていた 独裁者はひとりの老人で、国民とおなじように家族がいて、そしておじいちゃんっこである孫がいて。あくまでフィクションで寓話な>>続きを読む

ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

-

セクシャルなテーマかと思いきや、一人の女性のトラウマ克服の話。ジェラルドの女性に対しての価値観が最悪の最低すぎて…でも心の奥底で実はそういうふうに考えてる男が多い現実。ひとまわり年上のあんなおじいちゃ>>続きを読む

キャットファイト(2016年製作の映画)

-

前からずっと観てみたかった映画。めちゃくちゃ酔っ払いながら観ていたので、途中で笑ったりつっこんだりしていた。けれどもこれは喜劇ですよね。本気の肉弾戦の喧嘩の末、必ず片方が2年ずつ目を覚さない。皮肉が効>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

5.0

こどもたちがいじらしくてとても可愛い。小津監督のこどもたちに対する視点が優しくて、とても良い。兄弟でお揃いのセーター

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

上手く言葉にできないが、小津安二郎監督の映画はどうしてこう心に沁みるのだろう。とてもしんみりとしてしまうのだけれど、その一方で余韻が深く優しくこころにしみわたる。最後の原節子と笠智衆の会話のシーンで涙>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

京マチ子の色香、妖艶さ。その甘美なにおいが画面越しから香ってきそうだった。とても古い映画なので観るのに骨が折れると思っていたが、この映画の発する魔力に引き込まれ一気に観てしまった。世界的評価が高いのも>>続きを読む

地獄(1960年製作の映画)

-

伊藤潤二あたりに漫画にしてほしい世界観。最初清水と田村は同じ人間なんじゃないかと思っていたけどどうやら違うようだった。田村が神出鬼没すぎる。登場人物全員地獄に堕ちてるのがすごい。人間はなんの罪を犯さず>>続きを読む

クライモリ(2021年製作の映画)

-

あのクライモリのリメイクと思いきや、全く違う話だった。グリーンインフェルノとかミッドサマーとかそのあたりの映画に近い。食人族系というよりはカルト宗教的な恐ろしさがあった。脚本がしっかりしていて退屈しな>>続きを読む

マジック(1978年製作の映画)

4.1

アンソニー・ホプキンスやっぱり凄いんだなと思った 狂気がもう 人形の造形が不気味すぎる 役にはまりすぎてしまうという点では俳優にも充分にありえそうな病である ホラーと思うと怖くはないが、人間の心の闇と>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.1

題からしてもっと明るいサクセスストーリーみたいな感じなのかなとか思っていたけど内容はかなりブラック。こどおじとか無敵の人とか情報がなかっただけで太古の昔からいたんだな。ジョーカーでのTV出演のシーンは>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.3

冒頭の場面から甘酸っぱいボーイミーツガールの話なのかなと思っていたら想像以上に重く、悲しい話だった。少年を待ち受ける現実の残酷さに愕然としたし、あまりにも悲しいので観た後暫く引きずる人もいると思う。む>>続きを読む

ハロウィン II(2009年製作の映画)

-

マイケルよりもハロウィンパーティーのシーンが印象に残ってて、楽しそうだしバンドが歌ってる曲もかっこよかった。ローリーのまわりの人間みんな容赦なく殺されててローリーの精神壊れちゃうんじゃと思った。アニー>>続きを読む

31 サーティーワン(2016年製作の映画)

-

キャラクターが面白くてこれは日本の漫画家がコミック化しても面白いのではないかと思った。刺客たちがなぜそうなったかみたいなその経由も知りたかった。意味深な終わり方。

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

-

前作はホラーとかスリラーのジャンルだったけど今作はもう人間ドラマですね…最後泣けます。この老人の生い立ちの映画とか作ってほしい。児童虐待死のニュースが相次ぐなかで、なんだか無責任な親が増えたなあと日々>>続きを読む

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

4.0

やばい。これはこわい。妊婦さんは絶対に見てはいけない映画。ベアトリス・ダルが怖すぎ、ルックスが闇堕ちした魔女そのもの。この作品はもう10年くらいまえから知っていてずっと気になっていたのだけれどあまりに>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

4.1

一見、ハートフルでコミカルな作品のようで生命倫理的にも人間の尊厳に関してもテーマがものすごく重い。人の命とか魂ってなんなんだろうと考えてしまう 人間の肉体は魂の入れ物にしかすぎないといった考え方がある>>続きを読む

自由の幻想(1974年製作の映画)

5.0

初ルイス・ブニュエル。すごく変な映画。奇妙な笑いに満ちている。頭の中をからっぽにして観られる。このシュールさはものすごくくせになる…ハマる人はとことんハマるだろうな。皆殺しの天使が観たすぎる。

>|