ネムルさんの映画レビュー・感想・評価

ネムル

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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

近年では久々に面白いアルジェント!と話題になっていたが、まあ『ジャーロ』に比べたら格段にマシになったなとは思う。闇が深いのも結構いい。
後半30分くらいの逃走劇はあいかわらず無茶苦茶で、話に脈絡が無さ
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

1.8

ブラックコメディにしたって、このオチだと民族扮装はどっちもどっちで愚かなこととなってしまうが、そもそも今パレスチナで起こっているのは民族扮装なの?という視座が欠如しているように感じる。

野いちご(1957年製作の映画)

3.0

久々に見る。
夢の霊柩車のシーンでテンション上がるも、それだけだった。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

久々に見たが、こんなオチだっけか。
まんま今の現実ので、ずっしり

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.8

こんなん泣いてまうがな。
ラストは一気に古典映画に舞い戻るような不思議さ

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

3.5

久々に。
ラスト以外すっかり忘れていた。
異様でこってりしたセットがスゴいが、その回想を会話劇で押しきってしまうんな。やや退屈ながらも、不可逆な時間が一気に押し寄せるラストでぐったり。

万事快調(1972年製作の映画)

3.5

久々に。
この時期のゴダで唯一面白く、無茶苦茶やってる

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

長回しも小ネタの連発も、なにもかもがあざとく胡散臭い。
闇を大事にしているのは良い。

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

4.5

ぶっちゃけフランケンシュタインの話がよくわからなかったんだけど、人体発火への偏執狂的な熱意が呪力のように定着していて、とにかく無類に面白い。

オマールの壁(2013年製作の映画)

4.5

町の顔が見えるのはよい映画。

壁があり、高台にのぼれば遠く荒野が広がり、遠景の看板には広告が、近くの壁にはどこまでもグラフィティが続き、そこに抵抗の芽をみるよう。
物理的なだけでなく、目に見えない壁
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

男女が和解し、切り返しで見つめあい、最後は同一フレームで(犬も)カメラから遠ざかり去っていく。美しいメロドラマの原風景。
フィンランドと戦火の距離を感じることで、自分の距離感もまた微調整させられる思い
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

現代らしく、不発するテロリズム観光映画。
線引きのモチーフがわかりやすくも、じわじわとくる。

犯人は21番に住む(1943年製作の映画)

3.6

久々に見る。
あまりクルーゾーらしさみたいのは出てない気がするが、アクの強い人がわんさと出てくるへんてこミステリ映画で、とにかく面白い。

ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

4.0

インチキ霊媒士対インチキ犯罪者
話がどう転がるのかなかなか見通せず面白い

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

会話の緊密さで前作に似せようとした(?)前半がつまらなくて、結構萎えた。運命の再会からいきなりセックスとかびろうな話を滔々とするもんなの?
後半、船のあたりから一気に転調。話の内容だけじゃなく、プライ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

久々に観る。
初対面でよくもこう長々話せるもんだ、とその緊密な脚本と距離感に感服。
長々話しつつ、基本は観光旅行のノリで移動を続けるのがいいね。

外套と短剣(1946年製作の映画)

3.6

面白くなるまでが時間かかる。
階段とボールの緊迫感がすごい。

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.3

脚本がぐずいんじゃないかな。
傑作になり損ねた佳作感がすごい。

シャドー(1982年製作の映画)

3.5

久々に観る。なついな。
ラストの大絶叫と壁を這うような謎視点しか覚えていなかったが。

隠された記憶(2005年製作の映画)

3.0

昔観たときはなにがなんやらという感じで、久々に観てようやくオチがつかめた。が、だから映画が面白いかといえばそんなことはなく。

甘い罠(2000年製作の映画)

4.3

久々に見る。
終盤脚本がよれよれじゃないかと思わでないが、しかしすごい面白い。
階段、窓ガラス、ピアノに反射し続ける視線と、それでもどこを見てる(考えてる)のかわからないユペ様。
ココアを水筒に詰める
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.0

ドニーさんにはない大雑把な感じが結構楽しい。コメディとシリアスのバランスも安心してみられる絶妙さ。

ランド・オブ・プレンティ(2004年製作の映画)

3.2

ミシェル・ウィリアムズが良い!
をのぞけば、凡庸もいいとこだろう。メッセージがストレートすぎるし。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.4

現代映画にしてこうも堂々たるオリエンタル・勘違い・ニッポンをやってしまうのは、原典のバリツへの目配せですか?
「ボール箱」とかゲテモノとか、ホームズ後半の作品群には話がキレイに収束しない作品が増えてく
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

2.5

ありのまま~♪て、やけのやんぱちのタイミングで唄うんだね。ごめんなさい、いまさら見ました。
真実の愛の有処とずらし方が、昔の映画への応答のつもりなんだろうか。にしても、いまいち盛り上がりに欠ける。

女神の継承(2021年製作の映画)

2.3

この手の作品を見るたびに、作り手は楽しんでるんだろうなの感ばかりが強く。
一瞬の隆盛も儚く、一周か何周かまわって古くさいなあ、と。

さらば、ベルリン(2006年製作の映画)

2.5

なんとなくスタイリッシュ感で見せるけど、話がよくわからんうえにメリハリが無さすぎてなにがなにやら。
自己満足に浸らないでカラーで撮ったら、もう少し話も整理されて集中して見れたろうに

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