青さんの映画レビュー・感想・評価

青

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.3


ほんとうにいい試合だったなァ

幼少期 勝ちと負け 競い合い 助け合い みんな笑ってんだよな すべてそのままを描いてくれておりました

レイトショー ひとつのスクリーンをひとりで観ました
随所 随所
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記憶の居所(2023年製作の映画)

3.9


なんだかんだ 自分の味付けの目指すところが 母のものであることに気づく瞬間がある
ひとつのおおきな たいせつな記憶なのだと思い知る

源にいちゃんのやさしさが もう子どもの頃から出来上がっていて な
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朝をさがして(2023年製作の映画)

3.7


後輩ちゃんが酔っぱらいながら 人生を本気で変えたいんですよ でも そのやり方がわからないんです みたいな そんなセリフを言っていて ああ なんてかわいい子なのとおもった

そう 何処かしらへと流れ着
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わが母の記(2011年製作の映画)

4.0


"作家・伊上浩作はおばあちゃんにやさしい しかし息子の浩作は恨んでいる 恨みが原動力 恨みを忘れたカナリアは唄わない"
琴子ちゃんは父親を真っ直ぐにみている そして大事にしていること だいすきだとい
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.7


一癖ある撮り方なのよな
もちろん 険しい山 絶景 雪の中のツーリングの過酷さなど しっかり伝えてるんだけど もっと気の抜けたところをも映していて 笑ってしまう

痔の話とか どのパンツがいいとか サ
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7月の物語(2017年製作の映画)

4.0


1部
性格が正反対にあるような女の子ふたりが7月の湖へ
本気で怒ったり 泣いたり 可笑しいよねって笑ったり一日が終わる
最後の帰りのバスに揺られるふたりの姿に きゅんとしてしまった
このひとの撮る青
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0


どんなに絶望しても 家族を飢えさせはしないと誓ったスカーレットは 眩かった その逞しさが輝かしかった どんなに性格がひん曲がってて嫌な女だったとしても
そして どこまでも慈悲深いメアリー 許すことを
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ほなまた明日(2024年製作の映画)

4.0


山田の人間らしさがほんとうに愛おしくてたまらなかったな やさしすぎて壊れちゃうところまで
先に別れを告げてみたり 泣きじゃくったり すきだなァとおもう反面 自分の不甲斐なさで引きこもっちゃうの 愛お
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-


幼子のすきときらいの二極の感情から "冒険"をするたび もっともっと感情が増えていって 複雑になっていって これぞ人間だなァとおもわせる 欲は人間を良くも悪くも変えていく 叡智は自分を誰かを守るため
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0


みつめる 瞳をとじる 終わらせるために瞑る
別れのまなざしを繰り返して生きている

みつめあったミゲルと"フリオ" 瞳をとじて終わる その意味

"名前なんて別に 重要ではない"
これは希望でも絶望
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0


エンドロールで流れるバグパイプがとても皮肉めいていて くるしかった
伝統とは重んじるべきものであるんだろうが ひとを殺すためのものではない

トッドの詩の叫び 聞き入ってしまった すばらしかった
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.3


女をなめんな 眩しかった

テルマが襲われたとき 自業自得じゃんって一瞬でもおもったことが恥ずかしい
被害にあった方が悪者だなんてこと あり得るわけがないんだよ 襲った犯したそいつらが悪いということ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.6


小説家生活が上手く行かず 自分でも惨めだなァとおもいながら愛人にお金を渡されて生きてたポールに 自由奔放娘のホリーが タイプライターのリボンを贈るの そこは素敵だった
ぐらっときちゃうよね それは
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.8


喜怒哀楽が歌と踊りでとにかくサイコーだよな
数え切れないほどの衣装 人々 動物 花 規模が違うぜ

身分というものが強くある国(映画創作時なら尚更)だからこそ 大きく違う人生があるのかしらんと おも
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誰が為に花は咲く(2021年製作の映画)

3.8


あの被害者ヅラすんなって 良心がさァとか言って突っかかってきた女 許せねーなとおもってはみたけど それはわたしが全くの他人だからなのかなァとおもってしまった

他人事だから 第三者だから言うけど 椿
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0


"Dad, dad…"

美しかった コットちゃんが心開いていくのも 不器用なショーンの心の開き方も アイリンの無垢な愛も全て
サンドクッキー そっと 置いてみたりして かわいい

やつれた大人が多
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.6


綺麗なようにみえて 生きてるって汚くて臭くて醜くて欲深くてって これでもかとみせられているような そんな感じ

恋とか 死への恐怖とか 生きることの執着とか
あらゆる人間の 自分たちがしあわせに生き
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.0


わたしが居なきゃって ずっとおもってました 欲を持たず役に立つこと そうすることが愛だとおもっていましたし わたしが存在する意味だと捉えていました

ただこの胸の中に 違和感はずっとあって たまた
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FLOWER(2022年製作の映画)

3.5


花を贈るのっていいよなーと ぼんやりおもった

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

3.7


なんかよくわからんが まんまるのおばーちゃんが桜吹雪を 担当の川嶋さんに渡すとき ちょびっと泣いた
心が7歳のおばーちゃんにも ちゃーんとさくらちゃんのこと わかってたのかな

"月がきれいですね"
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私たちの幸せな時間(2006年製作の映画)

3.7


赦すこと 赦すひと 赦されるひと

死んだほうが楽だっておもうことがある 別に死にたいわけじゃないんだけど 生きてても仕方ないし 申し訳ないし 赦せないし

そんな愛されたいふたりが出会ったものだか
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お願いだから、唱えてよ(2022年製作の映画)

3.5


"しんだら終わりですから"

誰かをしあわせにしないと成仏出来ないって どこから目線の条件なんだろう

苦しかった自分が一番しあわせになりたかったろうに とおもってみたけど 誰かをしあわせにすること
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9


守ってほしかった ほんとは 追いかけてほしかった しあわせな形でメリークリスマスって 家族で夜を過ごしたかっただけなのに

逃げ切れるかどうか みたいなスリリングな感じもよかったけど どこの場面でも
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7


走ってたら ほんとに夕日になっててウケた

後半終始 尾上さん?尾上さん??だったわ なにしてても笑っちゃう
ナイフでレイナちゃんの胸露わにしたところでもうだめ ノリノリやん

田中圭ずっとキャンキ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5


にやけちゃうね〜〜〜 にやけちゃうな〜〜〜
かわいいで始まって なんか かわいいで終わって 怒っても泣いてもかわいかったので もう何も言えん かわいい

聡実くんの紅 サイコーだったな 声の枯れ具合
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.9


何度でも繰り返せるからという希望と 何度でも繰り返してしまうという絶望が行ったり来たり

進みたくない未来があんのよ 止まってほしい時間があんのね みんなね
心の内 なかなか話せないよね それもみん
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.8


ひどく落ち込んでしまった 鬱屈とした寒空の下 彼の話を聞いてやってくれよと 泣きたくなる

子どもはきっと 忘れちゃうんだろうな
きっかけは子どものちいさな嘘でそれもよろしくない気がするが なんとも
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8


クズだなんてそんな 自分がいちばんわかっている
罪悪感 背徳感 わかってる 知ってる 死にたくなるけど死にたくないから がんばってみる 逃げたい 間違える 巻き込まれる これでいいのかなっておもう
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別離(2011年製作の映画)

3.9


あなたを守るため 一緒に居るためってついた嘘は 結局誰のための嘘だったのか

ひととひとの諍いを 正しく判断するのには無理があるよな 子どもの喧嘩と何ら変わらない

認知症の父の身体を洗いながら涙し
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ママボーイ(2022年製作の映画)

3.8


とても真っ直ぐな初恋をみてしまったなァ

歳の差がとか どんなお仕事とか 人となりとか 一回全部取っ払って 相手をみること とても大事なこと

将来性とか 世間体とか 常識的とか いろんなものがもの
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0


傷つきたくない 傷つけたくない
やさしくありたい だからこそ関わり合うのが怖い
すきで居てほしい 嫌わないで居てほしい
だいじょうぶじゃない でもだいじょうぶだよって笑って見せたりして

それでも
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宝島(2018年製作の映画)

4.2


バカンスの中で溢れ出る幸せの部分と 鋭い社会風刺が垣間見えていて 例えばそれが生きることとか死ぬこととか そういうものが凝縮されていて 考えさせられる
人間だけでなく動物もそれは同じで 光があって闇
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.8


出来ないのって泣いたのは これから行う犯行に対しての恐怖ではなく 自分の覚えが悪くて 失敗してしまうこと自体が怖かったのねと気づいたとき 今までの周りのひとの ワンダに対しての扱いはどんなものだった
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Calling(2012年製作の映画)

3.5


うるさいほどの蝉の音 気だるい暑さ 死の匂い

いつでも終わりを考えていて でも終わらせられなくて ふとした彼女の涙で最期を思いついてしまった

笑いあってきれいに死にたかったのに それでも 彼女が
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クレマチスの窓辺(2020年製作の映画)

3.4


おばあちゃん 全部を大切にしていたんだなァって伝わるようなお家だった

ひとの日記を読むのって 背徳感がある

靴職人は気色悪いし わたしは全然ゆりちゃんのことすきになれない
けれど えりちゃんが羨
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0


押し付けられた環境から外れて 4人で居るときは それが関係なくおもえた 子どもで居られた
それがたまらなく切なかった

ほんとにどこまでも親と子って関係は絡まって 離れない

ひどい父親だったとして
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