ねんまにさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.1

相変わらず荒唐無稽な展開ですが、細かいことを突っ込んでも仕方ないのでそのへんはまあいいです。
問題は、無茶なストーリーでありながら、なんとなくきれいにまとまりすぎているところ。これによって、良くも悪く
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

流体の表現が素晴らしく、アニメーションが良い。ただ、残酷でもなければ悪役でもない単なるいいやつになってて、エディを気に入る理由も終盤のデレ具合も都合が良すぎた。ノリとしては、うしおととらですね

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

うおー、これこそ真のフェイズ4の幕開け!
ブラック・ウィドウが凡作だったので心配だったのですが、その杞憂を吹き飛ばす素晴らしい出来。特にアクションは中国カンフーというこれまでMCUにはなかった要素にさ
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.6

1の方がレトロゲームを軸に、非常に丁寧に話が作られていたのに対し、オンラインゲーム、SNS、動画配信、ディズニーオールスターズなど色々な要素を取り入れた結果、なんだがまとまりのない凡庸な話になってしま>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.6

無理やり作ったのかな?という印象の、割とどうでもいい話だった。もっとナターシャの闇に迫る内容かと思ったらそんなことはなく、ありがちなアクションでごまかしてしまった感じ。とはいえもちろんそのレベルは高く>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.8

映像のクオリティはかなり高い。特にエフェクトによる演出とその美しさには目を見張るものがありました。
お話自体はファンであれば満足だと思いますが、仮に逆襲のシャアも見てないような人が見てしまったら、クェ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.6

最初は4万ドルを盗んだヒロインがどうやってバレないように逃げおおせるかというスリラーかと思ったら、まさかあんな展開になるとは。
パニック感を煽るBGMとカメラワーク、ノーマン・ベイツの不気味な演技など
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

一人の男のおぞましいまでの執念の塊のような作品を見れる時代に生まれたことを幸運に思います。約25年に渡る監督の葛藤があったからこそ出来たものであり、受け手も感動が出来たのだと考えると、この先なかなかこ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.1

みんな本当に意味分かってるの?という不安になる映画。いやまあ、意味が分からないのが逆にいいのかもしれませんが…。でもこういうのがエヴァらしいよね、的な言葉に逃げてませんか。映像はそれはさすがにいいんで>>続きを読む

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.3

突っ込みどころ満載のペラペラでスカスカの内容でしたが、ペラペラでスカスカの人間なのでそれなりに楽しく見れました。まあ、主演のアイドルたちのPVのような映画なので内容にどうこう言うのは野暮ですが、血縁内>>続きを読む

ライオン・キング(1994年製作の映画)

3.7

もはや古典とも言える作品だけあってお話の筋は限りなく単調なのだが、アニメーションは今見ても古くさい感じが一切せず動物たちの躍動感に満ちている。また、背景もそんなにバリエーションが多く出せる設定ではなく>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998年製作の映画)

3.5

ストーリーは子供向けで単純ではあるけれど、冒頭から全く子供に媚びない展開なのはよかった。しかしさすがに尺が短すぎて全ての展開が駆け足なので、ミュウツー側に感情移入するのが難しかった。ロケット団をアクセ>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

4.0

ただただもう凄いというか意味が分からないとしか言えない。フリーソロという世界があること自体全く考えてもみなかった。ロープをつけてクライミングするだけでもだいぶ頭おかしいのに…。
しかし常人離れしている
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

なんで今さらCGで単発のスパイダーマン?と思ったけど、表現を見たら納得。特に後半の演出は圧巻。絵面の違うキャラクターをあえて登場させてるのも実験的で面白い。ジャパニメーションへのリスペクトが至るところ>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

ちょっとした出来心から始まった事件が雪だるま式に大きくなっていく様子は、どんな一般人でもいつ何が起きるか分からない静かな恐怖を感じた。主人公の男性のダメ人間っぷりと、殺人者の男の演技が淡々としていてぞ>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.7

無難な続編であり、今後への伏線的なエピソードという感じでそこまでは盛り上がらなかったかも。でも、細かいところの演出が色々うまくて、シリーズ全体を通してどうなっていくのかは気になる。

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

3.2

演出やカット割りはよかったです。デジモン知らないからよくわからんかったけど。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

各シーン一つ一つに凝ったギミックやイベントがあって飽きさせないリッチな作り。さすがに映像は古くささを感じさせる部分もあるものの、ファンタジーならではのわくわく感がそれを補って余りある。
ストーリー自体
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マッキントッシュの男(1972年製作の映画)

2.8

昔の映画だから仕方ないのかな?でもそれにしてもきついな?!という複雑怪奇なストーリー構成と、謎のタイトルでした。
まあ、車が転落していくシーンだけは当時にしては頑張った感じがありましたが…

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

あんなに調査せずに殺人犯に決めつけられちゃうことある?と思いましたが、時代背景を考えると黒人差別によるものというメッセージが理解できました。
最後の展開は驚きではあったけど、その設定なくてもよかったの
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.1

構成が悪いのか僕の頭が悪いのかは分かりませんが、特に序盤は点で繋がれ過ぎてる感じがして何が起きてるのかを捉えづらかったです。
後半のシーンは演出的なリアルさでライト少な目&暗視ゴーグル視点にこだわった
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.6

山にとりつかれて狂気の域にまで達してしまった人たちのドキュメンタリー。すごいけれど、なんでこんなことをするのかは凡人には分からないです。だからこそ興味をひかれる

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

ジョーカーの泣き笑いやダンスなど、その手の演出は臭いけど好きだし、言わんとすることも分かるのですが、でも個人的に抱いているジョーカー像はもっとカリスマ的で常人の理解の及ぶところでないと思っていたのに、>>続きを読む

美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

3.1

まあこんなもんかな、という感じ。ここからウテナにつながっていくのは分かります

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.1

大した謎は何もなく、生中継という構成もそこまで効果的に機能してなかった。全体的に退屈。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.4

アベンジャーズはここから始まったのか!という意味ではファンとしては押さえておきたい作品だが、主人公が記憶喪失で何もわからないことを視聴者にも強いる構成のせいで前半が退屈すぎるという問題が…。あと、フュ>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.7

ちょっと天才的に面白かった。エンドゲーム後にはどう頑張っても、まあまあな作品にしかできないはずなのに…。今後への伏線もあり、フェイズ4への期待が非常に高まる素晴らしい作品でした。ありがとうございます。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.7

クイーンのことを何一つ知らなかったので、すごいなあと思いつつロッカーってこんなもんなのかなあと思いました。主演の人がたぶんすごい気がする

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

これは実話がすごいのであって、見せ方はそこまでうまくなかったかなーという印象。スピルバーグってホントにあれですよね…

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.5

なんでこんなに悲惨なのか疑問になるような話だった。特にミリオンダラーは得ていないようでした

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.9

非常に美しいお話でした。でも、ナタリーポートマンという天才子役がいなければ成立しないという難しさがありますね

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

あまりにも持て囃されて反発したい気持ちはあったが、素直によかった。家族ドラマも詰め込んだのがよい。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.9

高さという恐怖を丁寧に描いた演出が見事。まあでもそれ以前に、これはもうこんな狂った男がいた時点で凄すぎた。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.3

原作知ってるし微妙かなー、と思ったけど四畳半の湯浅監督なので見た。秋のミュージカルや、冬の風邪の蔓延の演出が面白い良い映像化でした。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

10年以上かけてシリーズを作り上げるというある種の賭けにマーベルスタジオは勝ったということでしょう。どうしようもないレベルで面白いし、感情移入度も高すぎた。でもこのあとのフェイズ4はどうするんだろうと>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.6

序盤の展開に前作のような軽妙さがなくてちょっと退屈だった。アクションも、みんな小さくなったり大きくなったり空間すり抜けたりして、状況がつかみづらいです。だいぶ頑張ってるとは思うのですが。