Binchosさんの映画レビュー・感想・評価

Binchos

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映画(440)
ドラマ(8)

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

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みんな誰かのせいにして、自分は悪くないと言い張る。プライドを守るために、つながりたくてもつながれない。
中国社会が実際にこんな様相だとしたら、生き抜くの相当しんどそう。
ずっと座ってる象を見たところで
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

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だいぶ昔に香港オリジナルを観た。中身はあまり覚えていないけど、こんなに重苦しくはなかったはず。
ドンパチアクションが、韓国リメイクにかかれば荘厳な宗教歌に変わる。これだから韓国映画はやめられない。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人的な面白さ。2019年の本命が早くも確定しそう。
ミステリー、サスペンスとして上出来である上に、韓国が抱える格差問題というか、社会の「無理ゲー感」も痛いほど伝わる。
ソン・ガンホ兄貴は安定の好演。
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慕情(1955年製作の映画)

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当時としては、こういう中華趣味が受けたのだろうか。それとも、植民地の香港を搾取する英国への、米国側からの当て付けなのだろうか。いずれにせよ、アジア人的には微妙な心境になる。
昔の洋画全般に思うことだが
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コマンドー(1985年製作の映画)

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何にも頭使わずに楽しめる。爽快。
小気味良い邦訳のセリフが頭から離れない。

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

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加賀の宝石こと浜辺美波を見るのが目当て。もう浜辺美波のシーンだけ切り抜いてもいいくらい。
「賭ケグルイ」の蛇喰夢子といい、やっぱりこの子は浮世離れしたコメディエンヌがよく似合う。キミスイの清楚系サイコ
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火口のふたり(2019年製作の映画)

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これは...違くない...?
性から生命の話に昇華していくという筋書きはわかる。
その割には、セックスの撮り方の粗が目立つ。テーマからして官能的に撮る必要はないと思うが、AVのような露悪的な映りにな
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

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中年女性の変身願望が石田ゆり子に投影されている。ハイスペビジネスマン・伊勢谷と婚約予定なのに、二度会っただけのイケメンギタリスト・マシャから重~い愛を向けられるという構図はさすがに露骨すぎるというか。>>続きを読む

お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ~(2018年製作の映画)

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認知症を患う人と、その家族の悲しみは、僕にも少し思い当たる。互いの"今"を共有するのが難しいなら、コミュニケーションのよすがを"記憶"に求めるしかないのだろうか。
丹念に綴られたレシピをたどって、伝え
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

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まともに西部劇を観るのは初めて。
地理の教科書に出てくるようなメサ・ビュートをバックに馬車で駆けるシーンは、息を呑むような美しさ。
華麗な銃捌きもさることながら、多く語らずして的を射るような台詞選びが
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ドリーミング村上春樹(2017年製作の映画)

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ドキュメンタリーとしては、ファンタジーに傾きすぎ。期待していたよりも言葉の密度が低い。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

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「いやぁ、暴力って本当にいいもんですね~」
真っ直ぐな男が大切な人を守るために猪突猛進っぽく見えるけど、実際は宮本は本当に最低な奴で、でも結果的にやってることは格好良くて、気持ち悪さと爽やかさが並行し
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

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女が描く女を、男である僕が見ると、エロスの生々しさに胃もたれを起こすことがある。(アデルやアンダーハーマウスが好例)
本作もそれに近いものがある。しかも14歳の少女に演らせるという。女性監督が撮ったか
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ひとよ(2019年製作の映画)

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家族が融和する媒介として、派手なエピソードを使いすぎている。白石監督は、救いようのない人を救いようもなく描くのがうまいとは思う。
筒井真理子がよい。「遊びたいよお」と泣き喚く姿が様になる59歳はそうそ
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

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インターネットの評判では、30代男性を中心に「何者かになるには手遅れであることを思い知らされて辛い」といった感想が多く見られた。しかし、30代の登場人物は何だかんだでいい具合に落ち着いているので、その>>続きを読む

コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

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誰もがそこそこ楽しめる、良くも悪くもフジテレビらしい映画。
どんでん返しといえば確かにそうなのだが、何もかもひっくり返しすぎてあまり感興がない。
香港からの帰りの飛行機でこれを観たのは我ながらグッドチ
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七つの会議(2018年製作の映画)

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僕にとっては、朝倉あきちゃんの清流のやうな声に癒されるための映画である。耳元で囁かれながら永眠したい。メガネ&事務服もすごくかわいい。どうあがいてもかわいい。オリラジのあっちゃんじゃない方はさっさとク>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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片隅に追いやられた、最終解脱者たちの、遊び。
あと何回転生すればすみっコの境地に到達できるだろうか。
労働でくたびれた我が身に、ゆるいフォルムと圧倒的慈愛が沁みた。

しかし、インターネットのオタクた
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

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細野晴臣という音楽家については、YMOのメンバーで、「万引き家族」の音楽を手掛けた、という程度の事しか知らなかった。
最近YMOにハマっていてふらっと見に行ったが、あのおっとりした風貌とは裏腹の、八面
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影踏み(2019年製作の映画)

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横山秀夫原作はきっと練りに練られているのだろうが、複雑な相関関係をセリフだけで説明するのは無理がある。問題がよくわからないままに映像が進んでいくのが気持ち悪い。溜め込んだ感情を敢えて出さない場面では、>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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「すべての人間は生きていてもよい」という壮大な建前を死守しないと、こうなる。
そしてこのような作品が世界的に支持を集め、自分も強烈に感化されていることに、強い危機感を覚える。

フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

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「箸にも棒にもかからない」という言葉がぴったり。
セレブリティの乱痴気騒ぎを見せられるだけ。官能に振り切るわけでもなく、お遊び程度のサスペンスを挟んで終了。
いったい何がしたかったのか?
これほど何の
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パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

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トヨエツと妻夫木を据えれば様になるだろうと思ったら大間違いだぞ。
いくら何でも設定が甘すぎる。あれだけのルックスを備えていれば反社でも出会って4秒で台湾美女とイチャコラできるんですか?(怒)
背中が痒
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ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

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かつての若手助監督がロマンポルノに挑んだときの位相を逆にしている。一定間隔でラブシーンを挟むという掟がある中で、いかに自分のアートを発揮するか苦心していた時代。
対して、既に名を成した監督たちが、好き
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

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矢作穂香さん大好きなんだけど、影のある役はなんだかなあ。ド派手で大仰な演技が見たい。
話の中身は一晩寝たら忘れた。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

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ラースフォントリアー、反キリストという宗教にハマってるのでは。
シリアスとコミカルの平衡がうまいけど、ライリーキーオのあれは正視に堪えない。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

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知識と情報は、現代社会の資本だ。それを遍く市民に行き渡らせるのが、図書館の使命である。ならば、紙の本というマテリアルに固執する必要はどこにもないはずだ。

ニューヨーク市民は素人も玄人もとにかくよく喋
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天気の子(2019年製作の映画)

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当方、筋金入りのアンチ新海ですが、これは見事。
「とやかく言う人がいるのもわかるけど、俺はこれがやりたいんだ!」という強烈な宣言と受け取った。
変態にウェイ系が入れ知恵した結果、オタクも大衆もアンチも
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

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ベルトルッチの光は「重い」ので、見るだけで体力が消耗する。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

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みんな寄ってたかってティナを虐めたり聖母にしたり、まったく悪趣味ですよ。
だがしかし、怯えて混乱する彼女の表情はこの世のものとは思えぬほど美しい。
殺し屋のくせにあんな可愛いメイドの衣装を用意している
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主戦場(2018年製作の映画)

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慰安婦論争を遠目に見ながら考えていたのは、凌辱された女性たちの存在があまりに薄くないか、ということだった。本質的には国と国の対立ではなく人権問題である、と作中で挺対協の女性が語っていたとおりだ。だから>>続きを読む

共犯者たち(2017年製作の映画)

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隣国の報道の自由がこれほどまでに抑圧されているとは。その事実に、単館上映系のドキュメンタリーを観ることでようやく気付けるという、我が国の報道状況にも絶望を禁じ得ない。
盧武鉉時代及びムンジェイン現政権
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

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原作よりもギャグテイスト強めだが、それはそれで見応えある。
ミッキー高畑の制服姿、全然イケる。

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