Binchoisさんの映画レビュー・感想・評価

Binchois

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福田村事件(2023年製作の映画)

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ジャニーズの性被害問題の報道が加熱するにつれ、僕の胸中には敗北感が滲んでいった。具体的に何かできたわけではない。でも、知っていたのに、芸能界なんてそんなもんだと落とし込んでいた。そこには蔑視があった。>>続きを読む

インファナル・アフェアIII 終極無間 4K(2003年製作の映画)

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チャカぶっ放す香港マフィアよりも、公安の黎明兄貴の方が100倍恐ろしい。
Part1と同時期に、とんでもない喰わせ者のヨン様が暗躍していたとなると、Part1で些かも出てこなかったのが不自然に見えてし
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インファナル・アフェアII 無間序曲 4K(2003年製作の映画)

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Part1の盛り上がりからして、これは続編も期待できると思いきや、梁朝偉は出ないんかい!
このシリーズはトニー兄貴が居ないことには始まらない。実質はPart2というよりもスピンオフだ。
Part3の理
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インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)

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梁朝偉兄貴が好きすぎることがわかった。もはや抱かれたい。口角の曲がり方が、セクシー。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

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事実上、『茜色に焼かれる』の続編である。この家族のシンボルカラーが赤色であるのは、前作からのつながりを連想させる。
石井監督作品はセリフ回しにクセがあり、日常会話としては輪郭の立ちすぎる言葉が繰り出さ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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職業婦人の浜辺美波ちゃんが可愛すぎて吹いた。正真正銘の東宝女優である。
屍人荘の殺人、らんまんに続く、神木×美波のコンビは相性抜群である。

ゴジラの造形はかなりしっかりしている。しかし、その他がだい
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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3時間20分、途中休憩なし。膀胱が破裂しそうになった。
倍速再生できるものならしてみろ、という作品。いや、倍速再生に眉をひそめていても、そもそも映像作品というものは「切り取り」の恣意性から逃れられない
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連合艦隊(1981年製作の映画)

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戦艦大和ってこんな下らない理由で沈んだのか。この史実は全然讃美なんかできない。あの戦争に多様な側面と解釈があるとしても、より描くべきはやはり愚かさの方だろう。
お偉方ばかりでなく、戦局に翻弄される市井
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Love Will Tear Us Apart(2023年製作の映画)

1.0

B級スプラッターならそうだと表示してくれないと困るよ。
クボサユちゃん主演なので行くしかなかったが、ここまで目も当てられない映画は久々だ。あらゆるショットが、グロいからではなく恥ずかしくて正視に堪えず
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ほつれる(2023年製作の映画)

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ほつれるも何も、綿はまだ紡がれてすらいなかったのでは?別に何も瓦解してる感じしないんだよなあ。
麦子じゃなくて綿子は人格に問題を有するものの、目も当てられないほどのサイコパスではない。現に染谷とは、存
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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僕は誤解していた、エドワード・ヤンでもちゃんと面白いじゃん!「台湾ニューシネマ」という括りは先入観をもたらす虞があるので、考えものだ。
乳、じゃなくてチチちゃん可愛い。20余年後に『郊遊』で虚無オバチ
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さんかく(2010年製作の映画)

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「彼女の妹」とはAVの古典的なシチュエーションだが、そこには無数の田畑智子が居たってことを忘れちゃいけないんだよなあ(?)
依存するのは本当によくないことで、タチが悪いのは依存される側も依存されること
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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何が起きるわけでもないが、永遠に見ていたい映像だった。ディレクターズ・カット版12時間くらいでも全然いける。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シン・日本アニメーション史。
過去作はもちろん、大友克洋に今敏に新海誠に果ては手塚治虫まで。いやただの邪推かも分からんが。
ただですら理解が追いつかないが、今この時代に映画館で見ないことにはもっと訳分
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劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro(2023年製作の映画)

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松居監督なのでギミックはかましてくるが、劇映画に比べるとトーンは控えめ。
オーディエンスの気配がないと、どこか締まらない感じがする。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

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設定に無理がある以上、台湾原作のようなフワフワ感が必須と思われるのだが、こちらはやや堅い。やはり岡田将生君の京都弁がぎこちないのが痛い。いっそ標準語でもよかった気もするが、まさか羽野晶紀さんや笑瓶師匠>>続きを読む

スパイスより愛を込めて。(2023年製作の映画)

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「地元企業の居並ぶエンドロールこそが本編」とだけ言っておこう。
言及すればするほど地雷踏みそう。

TAR/ター(2022年製作の映画)

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自分自身の欺瞞を指摘されているようで、すごく嫌な気分になりました。見てよかったです。
ポリコレの手綱を締めて健全な社会を目指しても、どうせ網目を掻い潜って無茶苦茶やるTARさんのような奴が現れるのだろ
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氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

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加齢臭のきつい性欲がムンムンだ。
「女子高生に殺されたい」よろしく、美女からの被殺願望は洋の東西を問はず。
これ女の方がクレバーだという設定になってるけど、莫大な遺産を元手にチート連発してるだけじゃね
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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ミソジニーの根深い旧弊なイスラム社会の話だと、他人事にできるだろうか?
俺らもついこの間JOKERを崇拝してたわけだけど、やってることサイードのおっさんと同じだからな?

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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これは観客に相当な集中力が求められる。
ルーニー嬢の美しさに気を取られていささか注意散漫になった。「そういうとこやぞ!」って登場する女性全員から叱責されそう。これは完全に僕が悪い。本当にごめんなさい。
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渇水(2023年製作の映画)

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完全に門脇麦目当て。やさぐれた麦でも好き。しかし麦が水を得ることなくフェードアウトしてしまったのは残念というか、もったいない。
水道局職員の主人公も、セーフティーネットから見放された姉妹も、それぞれに
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

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ストロベリーことスザンナちゃんにイチコロ。インスタ爆速でフォローした。パンフによると、ベイカー監督が映画館でスカウト(ナンパ?)した子だそうな。このキャスティングが本作最大の成果だ。
ゴキゲンな映画の
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波紋(2023年製作の映画)

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マリコ様好きだ!
いい作品だが、予告編で煽りすぎたパターン。どぎついブラックコメディというわけではない。全ての登場人物への暖かな眼差しが、隠そうとしても滲み出ている。

なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年製作の映画)

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男一人で見に行く映画ではないことはわかっている。こればかりは、畑芽育ちゃんが出ている以上仕方ない。って森七菜ちゃんの『ライアー×ライアー』の時も同じことを言ってたな。端からギャグテイストなだけ、アレの>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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ぬいぐるみとしゃべる駒井蓮はかわいい。
ぬいぐるみとしゃべらない新谷ゆづみもかわいい。

他人を傷付けたくないのは、そうすると自分も傷付くからであって、さすればその心理を「優しさ」と称してよいものか?
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津軽のカマリ(2018年製作の映画)

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初代高橋竹山の記録映画である本作を、二代目竹山氏の演奏会と併せて鑑賞した。
現代の三味線の名手が何人か登場し、その腕前を惜しげなく披露してくれる。そして名手の誰もが、「竹山先生にしか出せない三味線の音
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

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モリコーネといっても『ニューシネマパラダイス』の印象しかなかったが、とんでもない。映画監督の侍従でしかなかった映画音楽を、一つのジャンルにまで押し上げた、凄まじい知力と体力を備えた巨匠だ。
「監督は映
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ディーバ デジタルリマスター版(1981年製作の映画)

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おしゃれシュールなアンジャッシュってところか?
有色人種の起用をスタイリッシュとみなすような、軽いオリエンタリズムの匂いを嗅ぎとる。実際いい絵になってたけど。

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